NEWS

[MUSICAL]2年ぶりにニュープロダクションで再演『スリル・ミー』12月開幕

[MUSICAL]2年ぶりにニュープロダクションで再演『スリル・ミー』12月開幕

 

2017年に歴代キャストが参加して10周年記念公演を行った『スリル・ミー』が、キャスト、制作陣を一新して、2年ぶりに大学路に戻ってくる。

『スリル・ミー』は、米・オフブロードウェイで2003年に初演。脚本、作詞、作曲を手掛けたステファン・ドルギノフが、1920年代に起きた大学生による誘拐殺人事件「レオポルト&ローブ事件」をモチーフに作り上げた2人芝居のミュージカルだ。韓国では2007年にリュ・ジョンハン、チェ・ジェウン、キム・ムヨル、イ・ユルの主演で初演。衝撃的なストーリーと、ピアノ1台による伴奏のみで展開する斬新な上演スタイルは、現在に至る韓国の小劇場ミュージカルに革命をもたらした作品のひとつとして知られている。韓国プロダクションをもとに日本でも2011年から上演され、いまや日本でも人気作として定着している。

2年間の空白を経て発表されたニュープロダクションのキャストは、いま大学路で注目度上昇中の若手俳優を揃えている。

(左から)“私”ネイサン役のヤン・ジウォン、キム・ヒョンジン、キム・ウソク

裕福な家庭に育ち、真面目で成績も優秀だったが、“彼”の魅力にはまり狂った愛から抜け出せなくなってしまう“私”ネイサン役はヤン・ジウォン、キム・ヒョンジン、キム・ウソクが演じる。
ポップスやCCM歌手として芸能活動を始めたというヤン・ジウォン。近年は『ロッキー・ホラー・ショー』『HOPE』など所属するR&D Works制作作品に出演し、小劇場を中心にミュージカル俳優として人気を博している注目株だ。
キム・ヒョンジンは『マディソン郡の橋』『英雄』『伝説のリトルバスケットボール団』などに出演。少年性を残したピュアなイメージの役柄を多く演じてきた彼が“私”役を通してどう変貌を遂げるか期待したい。
人気デュオMeloManceのキム・ミンソクを兄にもつキム・ウソクは、イ・ジヌク、イ・ハナ主演のクライムドラマ『ボイス』シーズン2、3への出演や、昨年多数のミュージカル賞を受賞した『レッド・ブック』に出演するなど、舞台とドラマを股にかけ活動を始めた新人俳優だ。

(左から)“彼”リチャード役の、イ・へジュン、ク・ジュンモ、ノユン

恵まれた環境と秀麗な容姿、生まれ持った弁才で周囲の人々を魅了。ニーチェの超人思想を信奉し、破滅的な行為に快感を覚えて完全犯罪へと突き進む“彼”リチャード役は、イ・へジュン、ク・ジュンモ、ノユンが演じる。

2013年にミュージカル『ウエディング・シンガー』のアンサンブルとして俳優活動を始めたイ・へジュンは『ドッグ・ファイト』『私の愛、私の新婦』『アルターボーイズ』などに主演。2016年のホームドラマ『いつも春の日』や、映画『仁川上陸作戦』などにも出演し、今後さらに多角的な活動が期待されている俳優だ。

ク・ジュンモといえば2017~18年にかけて上演された『ビリー・エリオット』の兄トニー役だ。半年にわたりトニーを一人で演じ切り、その熱血キャラクターとあいまって彼の名前を広く知らしめることになった。以降は『再生不良少年』『伝説のリトルバスケットボール団』と主演級での出演が続くなかで“彼”役に抜擢された。

演劇の名門、中央大学演劇学科に在学中のノユンは、2017年に『ベア:ザ・ミュージカル』でデビュー。『TRACE U』『海賊』と小劇場ミュージカルマニアに愛された作品に主演し、ファンを増やしている新進俳優だ。

今回のニュープロダクションを制作するのは、2016年に「イェグリンミュージカルアワード」で革新賞、主演男優賞などを受賞した『阿娘歌(アランガ)』の演出&音楽監督コンビだ。

演出のイ・デウンは、ミュージカル『星の王子さま』や演劇『醜男、美女』のほか、ヤン・ジョンウン主宰の劇団「旅行者」制作の舞台も多数演出している。
音楽監督のイ・ハンミルは、作曲家、音楽監督としての活動と並行して俳優としても活躍する稀有な人物だ。現在『マリー・アントワネット』にルイ16世役で出演中のほか、『アマデウス』『ヴァン・ゴッホとひまわり少年』『30歳のころに』などにも出演した。
そのほか舞台美術は『蘭雪(ナンソル)』『R&J』や、来日公演も行われた星新一のSF小説を原作にした演劇『ボッコちゃん』などのデザインを手掛けたパク・サンボン。衣装は『TRACE U』『ジャングルライフ』のイ・スワンと、スタッフもすべて『スリル・ミー』に関わるのは初めての面々だ。

舞台セットや演出方法など、10周年公演までは2013年に栗山民也が演出したスタイルを踏襲し、あまり大きな変化をもたらしていなかったが、今回は制作陣も俳優も『スリル・ミー』未経験。2年間のブレイクを経て、大胆なリニューアルが行われるのか、多くのマニアが注目しているだろう。

『スリル・ミー』は、12月10日~2020年3月1日まで、大学路のYES24 STAGE2で上演。1次チケットは10月11日(金)午後4時からYES24単独で販売される。


【公演情報】
ミュージカル『スリル・ミー』(쓰릴 미)
2019年12月10日~2020年3月1日 YES24 STAGE2

<出演>
●私役:ヤン・ジウォン、キム・ヒョンジン、キム・ウソク
●彼役:イ・へジュン、ク・ジュンモ、ノユン

原作・作曲:ステファン・ドルギノフ/演出:イ・デウン/音楽監督:イ・ハンミル/美術:パク・サンボン/照明:キム・ソング/音響:キム・ソンイク/衣装:イ・スワン/ヘアメイク:キム・ナムソン

写真提供:ダルカンパニー
©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]世界初ミュージカル化『英雄本色』キャストイメージ写真を公開

[MUSICAL]世界初ミュージカル化『英雄本色』キャストイメージ写真を公開

 

(上から)兄ジャホ役のユ・ジュンサン、イム・テギョン、ミン・ウヒョク

香港ノワール映画を代表する名作が、韓国で初めてミュージカル化される『英雄本色(男たちの挽歌)』のキャストが公開された。

原作映画は3部作となっていたが、舞台化するにあたり、ジョン・ウーが監督した前2作を混合してストーリーが構成されるという。兄ジャホ(子豪/ホー)、弟ジャゴル(子杰/キット)、そしてマーク(馬克)の3人を中心に、真の友情、そして家族愛が描かれる。

『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』を共に作り上げた演出家ワン・ヨンボムと、作曲・音楽監督イ・ソンジュンが中心となり舞台化するだけあって、“ワン・ヨンボムファミリー”とでも呼べる俳優を中心にキャスティングされている。

偽札偽造組織に人生のすべてを捧げたが裏切られ、服役後新たな人生を標榜する映画ではティ・ロンが演じたホーに当たる兄ソン・ジャホ役は、ユ・ジュンサン、イム・テギョン、ミン・ウヒョクが演じる。
ワン演出家とは『三銃士』から縁を結ぶユ・ジュンサンは、ホン・サンス監督映画の常連俳優でもあり、『どうしたのプンサンさん』などのドラマでも主演を張るなど八面六臂の活躍を続けている。彼ら40代以上の世代には圧倒的な支持を得る『英雄本色』の舞台化を制作陣とともに牽引する存在となるだろう。

『モーツァルト!』『ザ・ラスト・キス』など、これまでプリンス的イメージの役柄を多く演じていたイム・テギョンは、現在出演中の『ドラキュラ』や、昨年ドラマに初出演した『ミスティ~愛の真実~』では悪役を演じるなど、最近はダークな役柄にも果敢に挑んでいる。本作の写真も、ひげをたくわえ陰のある雰囲気を醸し出しており、さらにイメージチェンジした姿が見られそうだ。
そして3人のなかでは最年少のミン・ウヒョクは、昨年から『ジキル&ハイド』『ベン・ハー』とタイトルロールに次々と抜擢。ますます主演俳優として貫禄をつけているなかで悲哀の主人公ジャホをどう演じるのか注目だ。

(左上から)弟ジャゴル役のイ・ジャンウ、パク・ヨンスと出演が追加発表されたハン・チサン

警察学校を優秀な成績で卒業し、刑事となるも、組織の一員である兄と葛藤することになる、映画ではレスリー・チャンが演じたキットに当たる弟ソン・ジャゴル役はイ・ジャンウとパク・ヨンス、そして遅れてハン・チサンの追加出演がサプライズ発表された。
『笑ってトンへ』『オ・ジャリョンが行く!』などの大ヒットホームドラマで人気を博したイ・ジャンウは、兵役を経て昨年から活動再開しているなか、ミュージカルに初挑戦する。かつてノ・ミヌ、ヒョヌとプロジェクトグループ「24/7」として歌手活動したこともある彼だけに、どんな歌声を披露するのか楽しみだ。

確かな歌唱力と演技力に定評のあるパク・ヨンスは『神と共に』『尹東柱~月を射る~』などに主演し、2年前までソウル芸術団の看板俳優であった。芸術団在籍時代から外部作品にも精力的に出演していたが、退団後はさらに作品性や劇場の大小を問わず多彩な作品に出演している。ジャゴル役は彼のキャリアにまた新たな1ページが加わることになるだろう。

『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』『キング・アーサー』といまや大劇場ミュージカルの看板を担う俳優の一人となったハン・チサン。力強く艶のある歌声を生かし、カリスマ性溢れる役柄を得意としてきたが、今作では久々にトーンの違ったキャラクターを見せることになりそうだ。

マーク役のチェ・デチョル(左)とパク・ミンソン

組織に裏切られ、父を失った親友ジャホに代わり復讐を遂げるものの、足を負傷したことで不本意なリタイアに追い込まれる、映画ではチョウ・ユンファが演じたマーク役を、チェ・デチョルとパク・ミンソンが演じる。
『私はチャン・ボリ!』『ワン家の家族たち』など多数のドラマで活躍するチェ・デチョルだが、彼はもともと舞台から活動を始めた俳優で『偉大なるキャッツビー』『君となら』など出演は20作を超える。演劇『趣味の部屋』以来、約5年ぶりに出演する舞台で、ヒーロー的存在のマークをどう演じるのか期待が膨らむ。
一方、助演だった『ジャック・ザ・リッパ―』から主役級の『ベン・ハー』まで、まさにワン演出家の秘蔵っ子として着実に出演を重ね、日本で『ミス・サイゴン』のジョン役も経験したパク・ミンソンもマークという重責を担う。イメージ写真からしてチョウ・ユンファの典型的なイメージを踏襲して彼が演じるキャラクターへの興味を掻き立てている。

アソン役のキム・デジョン(左)とパク・インベ

ジャホとマークが組織の中心から外れたのを機にのし上がろうとする、映画ではレイ・チーホンが演じたシンに当たるアソン役はキム・デジョンとパク・インベが演じる。
『フランケンシュタイン』のルンゲ役として知られるキム・デジョンは、今年2人芝居の演劇『ヴィーナス・イン・ファー』で新境地を見せるなど、劇場のサイズを問わず、どんな役もこなせるマルチプレイヤーだ。一方、近年は『SEE WHAT I WANNA SEE』『MURDER FOR TWO』『スカーレット・レター』など、通好みの作品に出演していたパク・インベは2年ぶりの舞台復帰となる。どちらも演技巧者なだけに、強烈なヒールとなって活躍してくれそうだ。

(左から)ペギー役のJ-Min、チョン・ユジ、ソン・ジュヒ

麻薬王であるコー会長の娘であることを隠し、接近したジャゴルに心揺れる、映画では『英雄本色Ⅱ』に登場するペギー役はJ-Min、チョン・ユジ(元BESTie)、ソン・ジュヒ(元HELLO VENUS)が演じる。現在『ヘドウィグ』でイツァークを熱演しているJ-Min、『アンナ・カレーニナ』のキティ、『ノートルダム・ド・パリ』のエスメラルダなどを演じたユジ、『オール・シュック・アップ』『ナンセンス』などに出演したジュヒと、歌手出身で現在はミュージカルを中心に活躍する3人が、運命に翻弄されるヒロインを熱演してくれるだろう。

(左から)コー会長役イ・ヒジョン、ホ班長役イ・ジョンス、ギョンスク役ムン・ソンヒョク

そのほか、『英雄本色Ⅱ』ではシャン・クァンが演じた造船会社社長でかつては麻薬王だったコー会長を『ジキル&ハイド』アタ―ソン、『フランケンシュタイン』シュテファン役などでおなじみのベテラン、イ・ヒジョンが演じる。弟ジャゴルが勤務する警察署の上司ホ班長を『ベン・ハー』ではピラート役だったイ・ジョンス。修理工場の社長で、前科者の更生を助けるギョンスク役を『マリー・アントワネット』『マチルダ』に出演したムン・ソンヒョクが演じる。

ヨ先生役キム・ウヌ(左)とドソン役ソン・ハングク

アソンの圧力に押され、実権を失う黒社会のボス、ヨ先生を、ワン演出家による小劇場ミュージカル『どん底』や、パク・グニョン演出家が主宰する劇団コルモッキルの演劇などにも出演しているキム・ウノが。弟ジャゴルの警察同期で友人でもあるドソン役を『ベン・ハー』『オール・シュック・アップ』などに出演したソン・ハングクが演じる。

ミュージカルファンのみならず、香港映画ファンも注目している『英雄本色』は、12月17日~2020年3月22日まで、瑞草(ソチョ)区にある韓電(ハンジョン)アートセンターで上演。1次チケットは10月14日(月)午後2時から、インターパーク、YES24、チケットリンクで発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『英雄本色』(영웅본색)
2019年12月17日~2020年3月22日 韓電(ハンジョン)アートセンター

<出演>
●ソン・ジャホ役:ユ・ジュンサン、イム・テギョン、ミン・ウヒョク
●ソン・ジャゴル役:イ・ジャンウ、パク・ヨンス
●マーク役:チェ・デチョル、パク・ミンソン
●アソン役:キム・デジョン、パク・インベ
●ペギー役:J-Min、ソン・ジュヒ、チョン・ユジ
●ホ班長役:イ・ジョンス
●ギョンスク/父親役:ムン・ソンヒョク
●コー会長役:イ・ヒジョン
●ヨ先生役:キム・ウヌ

●ドソン役:ソン・ハングク

 

脚本・作詞・演出:ワン・ヨンボム/音楽監督:イ・ソンジュン/振付:ムン・ソンウ/武術監督:ムン・ジョンヨル/美術:イ・オムジ/照明:ハン・ジョンギ/音響:カン・グッキョン/衣装:ハン・ジョンイム/小道具:キム・ジヒョン/ヘアメイク:チェ・リラ/技術:パン・ハンソク/舞台監督:ぺ・ソシク/制作プロデューサー:キム・ハンソル

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


[MUSICAL]2019『レベッカ』キャスト写真公開、新ダンヴァース夫人役も

[MUSICAL]2019『レベッカ』キャスト写真公開、新ダンヴァース夫人役も

 

(上段左から)マキシム役のリュ・ジョンハン、オム・ギジュン、(下段左から)KAI、シン・ソンロク

2019年冬のミュージカルシーンを彩る期待作のひとつ『レベッカ』のキャストイメージ写真が公開された。

2013年に初演され、今年4回目の再演となる『レベッカ』は、英国の作家ダフネ・デュ・モーリアが1938年に発表した小説が原作。その後サスペンスの名匠アルフレッド・ヒッチコックによって1940年に映画化され広く知られることとなった。
このミュージカル版はウィーン発の大ヒット作『モーツァルト!』『エリザベート』を生んだクンツェ&リーヴァイこと、作ミヒャエル・クンツェ、作曲シルヴェスター・リーヴァイによって2006年にウィーン初演。日本では2008年から上演してきた作品だ。

アメリカ人の富豪ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモナコ、モンテカルロの高級ホテルにやってきたヒロインの“わたし”が、英国紳士マキシムに出会うところから物語が始まる。マキシムは愛妻レベッカを事故で亡くし、失意の中にあったが“わたし”の純粋さに惹かれ、2人は正式に結婚。“わたし”はマキシムの邸宅に後妻として入るが、屋敷を取り仕切るダンヴァース夫人の存在に苛まれることになる。

2019年の『レベッカ』は近年では最強のメンバーが揃った。

英国マンダレイの大邸宅の主人であるマキシム・ド・ウインター役は初演から同役を演じるリュ・ジョンハンを筆頭に、オム・ギジュン、KAI、シン・ソンロクと、舞台経験は申し分のない実力派が揃った。

(上段左から)シン・ヨンスク、オク・ジュヒョン(下段左から)チャン・ウナ、ALI

マキシムの邸宅で前妻レベッカに仕えていたダンヴァース夫人役は、オク・ジュヒョン、シン・ヨンスク、チャン・ウナと、同役を経験済みの3人に加え、遅れて歌手ALI(アリ)の出演も発表された。ALIは、2005年デビュー後、近年は『不朽の名曲』や『覆面歌王』などの音楽バラエティ番組で見せた圧倒的な歌唱力をもつシンガーとして知られている。2015年に大邱ミュージカルフェスティバルから誕生したミュージカル『トゥーランドット』でミュージカルデビューもしていた彼女だが、結婚・出産を経てダンヴァース夫人役として本格的に活動を再開するという。

(左から)わたし役のパク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンア

マキシムに見初められ恋に落ちる“わたし”役はパク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンアが演じる。なかでも『レ・ミゼラブル』のエボニーヌをはじめ、安定した歌唱力と演技力に定評のあるパク・ジヨンと、『エクスカリバー』『笑う男』などの話題作でヒロインを務めたミン・ギョンアは今回初出演。前回同役が好評だったイ・ジヘとともに、徐々に自我が目覚めていく可憐なヒロイン像を見せてくれそうだ。

ジャック・ファベル役のチェ・ミンチョル(左)とイ・チャンミン

亡きレベッカのいとこであり、マキシムらを脅迫するジャック・ファべル役は初演から出演するチェ・ミンチョルと、今回初出演となる2AMのメインボーカルだったイ・チャンミンが努める。ミュージカルは約3年ぶりの出演で、今作で初めて本格的にヒールを演じることとなったイ・チャンミンに注目だ。

ヴァン・ホッパー夫人役のムン・ヒギョン(左)とチェ・ヒョクジュ

強烈なキャラクターで物語の冒頭、観客を惹きつける米国の富豪ヴァン・ホッパー夫人役は、数々のドラマでお茶の間ではおなじみのムン・ヒギョンと、『マディソン郡の橋』『イン・ザ・ハイツ』など、舞台経験豊富なチェ・ヒョクジュが演じる。ともに同役は初挑戦となるベテランの活躍に期待したい。

ベアトリーチェ役のイ・ソユ(左)とユ・スハ

そのほか大邸宅での生活に戸惑う“わたし”を助けるマキシムの姉ベアトリーチェ役は、初演から演じているイ・ソユと、今春ミュージカル『1976ハーラン・カウンティ』で好演していたリュ・スハが前回に続き出演。ベアトリーチェの夫ガイルズ役は低音が魅力のチェ・ビョンガン。マキシムの友人で、邸宅の管理人でもあるフランク・クロウリー役はホン・ギョンスとパク・ジヌ。レベッカの死の秘密を知る青年ベン役はキム・ジウク。レベッカの死亡事件を担当するジュリアン大佐役を『エクスカリバー』で父エクターを演じていたイ・ジョンムンが演じる。

(左から)ガイルズ役のチェ・ビョンガン、フランク・クロウリー役のホン・ギョンスとパク・ジヌ

ヒロインのシンデレラストーリーと、秘められていたビハインドストーリーを紐解く醍醐味に加え、「レベッカ」に代表されるシルヴェスター・リーヴァイならではの耳に残るドラマチックなナンバーの数々が堪能できる『レベッカ』は、11月16日から2020年3月15日まで忠武アートセンター大劇場で上演。
1次チケットは、9月24日(火)に忠武アートセンター公式サイトで先行発売後、9月25日(水)午後2時からメロンチケットとインターパークで発売される。

ベン役のキム・ジウク(左)とジュリアン大佐役のイ・ジョンムン


【公演情報】
ミュージカル『レベッカ』(레베카)
11月16日~2020年3月15日 忠武アートホール大劇場

<出演>

●マキシム・ド・ウインター役:リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、KAI、シン・ソンロク
●ダンヴァース夫人役:オク・ジュヒョン、シン・ヨンスク、チャン・ウナ、ALI
●わたし役:パク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンア
●ジャック・ファベル役:チェ・ミンチョル、イ・チャンミン
●ヴァン・ホッパー夫人役:ムン・ヒギョン、チェ・ヒョクジュ
●ベアトリーチェ役:イ・ソユ、リュ・スハ
●カイルズ役:チェ・ビョングァン
●フランク・クローリー役:ホン・ギョンス、パク・ジヌ
●ベン役:キム・ジウク
●ジュリアン大佐役:イ・ジョンムン

総括プロデューサー:オム・ホンヒョン/プロデューサー:キム・ジウォン/演出:ロバート・ヨハンソン/共同演出・振付:ジェイミー・マクダニエル/韓国語歌詞:パク・チョンフィ/韓国語歌詞・協力演出:クォン・ウナ/音楽監督:キム・ミンジョン/美術:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/ヘアメイク:キム・ユソン/照明:ジャック・メラー/映像:ソン・スンギュ/音響:キム・ジヒョン/小道具:チェ・へジン/制作監督:チョン・ウニョン

写真提供:EMKミュージカルカンパニー
©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]6回目の再演『女神様が見ている』2019ニューキャストを公開

[MUSICAL]6回目の再演『女神様が見ている』2019ニューキャストを公開

 

2013年に初演後、韓国ミュージカルファンに愛され続けている『女神様が見ている』が6回目の再演を11月からスタートする。

2011年に現在のCJ E&Mが創作支援プログラムとして実施していた「CJクリエイティブマインズ」の第1回選定作となり、その後2013年から本公演をスタート。2014年には、東京・世田谷パブリックシアターで来日公演も行い、日本の観客にも親しまれている作品だ。

⇒2014年来日公演時の韓劇.com特集記事

物語は1952年、朝鮮戦争のさなかにある釜山近海の無人島が舞台。北朝鮮の捕虜を移送中だった韓国軍の船が遭難し、無人島に流れ着いた場面から始まる。南(韓国)の兵士ヨンボムとソックは、北の兵士に拘束され立場が逆転。何とか生き延びて援軍を求めたい2人は、北の兵士のなかで最も若くナイーブなスンホを懐柔して、北の兵士たちとの奇妙な共同生活を開始し、やがて真の友情を深めていく感動のストーリーだ。

(左から)ヨンボム役のソン・ドゥソプ、チョ・ソンユン、ソ・ギョンス

約2年ぶり6度目となる今回の再演では『女神様~』経験者と新キャストが混合した多彩な顔触れとなった。

(上段左から)スンホ役のチョン・ウクジン、チョン・フィ(下段左から)ジノ、パク・ジュンフィ

ストーリーをけん引する役割も果たす韓国軍の大尉ヨンボム役は、2年前にも同役を演じたソン・ドゥソプと、今回『女神様』初参加となるチョ・サンユン、ソ・ギョンスが演じる。

過去のトラウマを抱えながらも、純粋で、かつ卓越したエンジニアとしての才能をもつ北朝鮮兵士スンホ役はチョン・ウクジン、チョン・フィ、ジノ(PENTAGON)、パク・ジュンのクワトロキャスト。チョン・フィを除いては今回初参加となる。

(左から)チャンソプ役のホン・ウジン、ユン・ソグォン、チャ・ヨンハク

北朝鮮兵士を率いる隊長チャンソプ役はホン・ウジン、ユン・ソグォン、チャ・ヨンハク。このうち初出演のチャ・ヨンハクは、かつてチャンソプを演じたチン・ソンギュも所属する劇団「公演配達サービスカンダ」の俳優だ。

ソック役のカン・ギドゥン(左)とアン・ジファン

年上女性との初恋を胸に秘めた素朴なキャラクターが魅力の韓国軍兵士ソック役は前回に続き出演するカン・ギドゥンと、『ザ・フィクション』『伝説のリトルバスケットボール団』などで頭角を現してきたアン・ジファンが初出演となる。

ドンヒョン役のチョ・プンレ(左)とキム・デウン

隊長チャンソプの右腕的存在だが、ある言えない秘密を抱えたドンヒョン役は、チョ・プンレと演劇『散歩する侵略者』、音楽劇『島:1933~2019』などの話題作に出演し、頭角を現している新人キム・デウンが初出演する。

ジュファ役のチン・テファ(左)とソン・ユドン

卓越したダンスの実力をもちムードメーカー的役割を果たす北朝鮮兵士ジュファ役は、前回も同役で出演していたソン・ユドンと『洗濯(パルレ)』など、近年小劇場作品にも精力的に出演しているチン・テファが初参加となる。

(左から)女神様役のイ・ジスク、ハン・ボラ、チェ・ヨヌ

最後に、兵士たちそれぞれが大切に思う、女神様役は、初演から出演し元祖女神様と呼ばれるイ・ジスクと、本作には3回目の出演となるチェ・ヨヌ、そして『飛べ!パクさん』『トゥモロー・モーニング』などに主演したハン・ボラが今回初めて女神様役に挑む。

11月の開幕に先立ち、10月25日(金)、26日(土)の2日間、水原(スウォン)市にあるSKアートリアム大公演場で上演後、11月16日からソウル・大学路ユニプレクス1館で上演される。水原公演のチケットは9月24日(火)午前11時からインターパークで発売。
ソウル公演の1次チケットは10月18日(金)午後2時から発売される。


【公演情報】
ミュージカル『女神様がみている』(여신님이 보고 계셔)
2019年11月16日~2020年3月1日 大学路ユニプレクス1館

<出演>
●ハン・ヨンボム役:ソン・ドゥソプ、チョ・サンユン、ソ・ギョンス
●リュ・スンホ役:チョン・ウクジン、チョン・フィ、ジノ(PENTAGON)、パク・ジュンフィ
●イ・チャンソプ役:ホン・ウジン、ユン・ソグォン、チャ・ヨンハク
●シン・ソック役:カン・ギドゥン、アン・ジファン
●チョ・ドンヒョン役:チョ・プンレ、キム・デウン
●ピョン・ジュファ役:チン・テファ、ソン・ユドン
●女神様役:イ・ジスク、ハン・ボラ、チェ・ヨヌ

プロデューサー:ユ・インス/作:ハン・ジョンソク/作曲:イ・ソニョン/演出:パク・ソヨン

写真提供:劇団「演友(ヨヌ)舞台」

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]待望の韓国初演『ビッグ・フィッシュ』キャストを発表

[MUSICAL]待望の韓国初演『ビッグ・フィッシュ』キャストを発表

 

ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』の韓国初演キャストが発表された。
『ビッグ・フィッシュ』は、1998年に発表されたダニエル・ウォレスの小説『ビッグフィッシュ‐父と息子のものがたり』を原作に、『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』から、今年公開された『ダンボ』まで独特のダークな世界観のファンタジー作品を多数生み出したティム・バートン監督が、ユアン・マクレガー主演で2003年に映画化した。
ミュージカル版はこの映画を原作に2013年ブロードウェイで初演。今回韓国版を上演するCJ ENMが『キンキーブーツ』『ボディーガード』に続き、グローバル共同プロデュースに参入して舞台化した作品だ。日本では川平慈英、浦井健治主演で2017年初演に続き今年11月から再演も行われるため、観劇済みの人も多いだろう。
ブロードウェイ初演から6年が経ち、満を持して韓国版を上演するにあたり、ニューヨーク・ベイストリートシアターの芸術監督の演出家スコット・シュワルツを起用して、この年末唯一の大型新作ミュージカルとして韓国にお目見えする。なお、スコット・シュワルツは、『ピピン』『ウィキッド』などの世界的な大ヒットミュージカルの作詞・作曲を多数手掛けた偉大な作曲家スティーブン・シュワルツを父に持つ。現在劇団四季が上演中の米国原作版『ノートルダムの鐘』では父スティーブンが楽曲を手掛けたこの作品の演出も担当している。

(左から)父エドワード役のナム・ギョンジュ、パク・ホサン、ソン・ジュノ

『ビッグ・フィッシュ』の主人公は、過去の冒険談を言葉巧みに語っては周囲の人々を惹きつけるエドワードとその息子ウィル。幼い頃は父の話す壮大な物語を信じていたウィルだが、成長するにつれ大仰なその内容に疑問が生じ、自立後は父と疎遠に。だが父が病に倒れたことを機に、ウィルは父の物語の真偽を確かめようとする。

息子ウィル役のイ・チャンヨン(左)とキム・ソンチョル

平凡なセールスマンだが驚異的なエピソードをもつ“ほら吹き”お父さん、エドワード役はナム・ギョンジュ、パク・ホサン、ソン・ジュノが起用された。硬軟どんな役も演じこなすミュージカル界の生けるレジェンド、ナム・ギョンジュ。ドラマ『賢い監房生活(刑務所のルールブック)』で詐欺師の文来洞カイストを演じて人気爆発したパク・ホサン。『エクスカリバー』『マリー・アントワネット』をはじめ話題作に多数出演、二枚目半な素顔は舞台を降りても人気を集めるソン・ジュノ、と軽妙なエドワードのキャラクターにピッタリの3人だ。

長年抱いてきた父の物語の真実を紐解こうとする息子ウィル役はイ・チャンヨンとキム・ソンチョルが演じる。
『ストーリー・オブ・マイライフ』『スワッグエイジ:叫べ!朝鮮』など確かな演技力と歌唱力で厚いファン層を誇るイ・チャンヨン。『スウィーニー・トッド』『ファンレター』など舞台シーンで活躍していたキム・ソンチョルは、パク・ホサン同様ドラマ『賢い監房生活』で注目を浴び、『アスダル年代記』など映画、ドラマへの出演に注力していたが約2年ぶりの舞台復帰となる。

母サンドラ役のグ・ウォニョン(左)とキム・ジウ

ジョセフィーン役のキム・ファンフィ

若き日にエドワードが一目ぼれした永遠の初恋、母サンドラはグ・ウォニョンとキム・ジウが演じる。昨年『光化門恋歌』の性別不明なガイド、ウォルハ役が印象的だったグ・ウォニョン。『キンキーブーツ』のキュートなローレン、『シカゴ』の魅惑的なロキシー・ハートから、『ベン・ハー』の勇敢なエスダーまで、多彩な役をこなせるキム・ジウ。ともに舞台経験豊富な2人が、サンドラの若き日の意外な姿と、母としての現在を演じ分けてくれそうだ。

エドワードとウィルの仲を取り持つ、ウィルの婚約者ジョセフィーン役はキム・ファンフィが演じる。昨年『ベルナルダ・アルバ』のアメリア役が評価され、第3回韓国ミュージカルアワードで新人賞を受賞。『星の王子さま』でも持てる才能を輝かせていた新鋭の活躍に期待したい。

同時期に上演される日本版と見比べるのも一興。年末の観劇シーズンにファンタジックな父子の心温まる物語を堪能できるミュージカル『ビッグ・フィッシュ』は、12月4日から2020年2月9日まで、芸術の殿堂CJトウォル劇場で上演。1次チケットは10月1日から発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』(빅 피쉬)
2019年12月4日(水)~2020年2月9日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●エドワード役:ナム・ギョンジュ、パク・ホサン、ソン・ジュノ
●サンドラ役:グ・ウォニョン、キム・ジウ
●ウィル役:イ・チャンヨン、キム・ソンチョル
●ジョセフィーン役:キム・ファンフィ

原作:ダニエル・ウォレス/脚本:ジョン・オーガスト/作曲:アンドリュー・リッパ/演出:スコット・シュワルツ

写真提供:CJ ENM

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『フランケンシュタイン』演出家&音楽監督コンビ 香港映画『男たちの挽歌』を舞台化

[MUSICAL]『フランケンシュタイン』演出家&音楽監督コンビ 香港映画『男たちの挽歌』を舞台化

 

80年代香港ノワール映画を代表する『英雄本色(邦題:『男たちの挽歌』)』を原作に、韓国で世界初となるミュージカルが制作される。

1986年に制作された『英雄本色』は、警察官を志す弟キットのため、偽札製造組織から足を洗おうとする兄ホー、そしてホーの親友マークとの堅い絆という任侠映画のような人間ドラマに、スローモーションを駆使した華麗なガンアクションを盛り込んで描き、今日まで“香港ノワール”と呼ばれるスタイルを築いた歴史に残る名作だ。

韓国で香港俳優の名前は漢字語と同様に読まれるため、マーク役のチョウ・ユンファ(周潤發)はチュ・ユンバル(주윤발)、キット役のレスリー・チャン(張國榮)はチャン・グギョン(장국영)、ホー役のティ・ロン(狄龍)はチョク・リョン(적룡)と呼ばれる。
なかでもチョウ・ユンファの人気は絶大で、『英雄本色』のマークの特徴であるロングコートにサングラス、楊枝をくわえた姿は、いまでもバラエティ番組などでパロディにされ“誰もが元ネタを知っている”ほどの認知ぶり。また、現在の韓国ノワール映画の下地を作った80~90年代の韓国映画に与えた影響も絶大だ。

今回制作されるミュージカル版では、映画と同様にジャホ(子豪/자호/兄ホー)とジャゴル(子杰/자걸/弟キット)、そしてマーク(馬克/마크)を中心にしたドラマチックなストーリーラインとアクションシーンのみならず、レスリー・チャンが主題歌を歌った映画の楽曲も活用。原作映画の華やかさと抒情性を生かしつつ、映画よりも映画のような舞台になるという。

演出は『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』をはじめ、『三銃士』『ジャック・ザ・リッパー』など日本でも知られるミュージカルを手掛けてきたワン・ヨンボム。加えて、ワン演出家作品になくてはならない作曲家イ・ソンジュンが音楽監督を努める。
このヒットメーカーコンビが手掛けるとあって、現在上演中の『ベン・ハー』でも見せていたように、映画的な演出とスコアが堪能できる作品になりそうだ。しかし、原作映画が有名であればあるほど舞台化へのハードルが高くなるのも事実。ましてや『英雄本色』は根強いファンが多い作品だけに、観客の期待に応えられる作品になるのか注目される。また、今年は韓国で『無間道(『インファナル・アフェア』)』原作のミュージカルも上演予定されており、大ヒットした香港名作映画の舞台化の波が来ているのを感じさせる。

主人公のキャスト発表が待たれるミュージカル『英雄本色』は、12月17日より、ソウル南部の瑞草(ソチョ)区にある韓電(ハンジョン)アートセンターで開幕する。


【公演情報】
ミュージカル『英雄本色』(영웅본색)
2019年12月17日~ 韓電(ハンジョン)アートセンター

演出:ワン・ヨンボム/音楽監督:イ・ソンジュン/衣装:ハン・ジョンイム

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]オンユ、シウミンら人気スター出演 陸軍ミュージカル『帰還』10月開幕

[MUSICAL]オンユ、シウミンら人気スター出演 陸軍ミュージカル『帰還』10月開幕

 

韓国陸軍が昨年の『新興武官学校』に続き、兵役中の人気スターを多数起用した新作ミュージカル『帰還~あの日の約束』を10月から上演する。

『帰還』は韓国で6.25戦争と呼ばれる朝鮮戦争を題材に『あの日々』『砂時計』など韓国近代史を盛り込んだオリジナルミュージカルを上演してきたインサイトエンタテイメントが制作を担当する。

1953年の休戦から66年を経ても“未収束戦死者”と呼ばれる遺体を確認できていない戦死者は13万人を超えるという。休戦50年目の2000年から遺骨発掘作業が開始され、今年初めて非武装地帯(DMZ)での遺骨発掘作業が実施されるなど、現在も地道な作業が続けられている。だがそれでも1万人ほどしか見つかっていないそうだ。

現代を生きるスンホ役はイ・ジョンヨル(左)とキム・スンテク

『帰還』は、この国家事業をモチーフに「朝鮮戦争の戦闘の英雄たちの尊い犠牲に今日の誇らしい大韓民国と私たちが存在する」というメッセージとともに、遺骨発掘作業への共感を形成すべく舞台化された。スタッフは『新興武官学校』の制作陣だった、脚本イ・ヒジュン、作曲・音楽監督パク・ジョンア、演出キム・ドンヨンに加え、『あの日々』の振付家シン・ソンホが参加している。

へイル役のイ・ジェギュン(左)とチャ・ハギョン(VIXXエン)

物語は、朝鮮戦争の退役軍人スンホが戦友たちの遺体を捜し、激戦地のひとつであった多富洞(タブドン)の山中をさまようシーンから始まり、生涯を通して戦友たちとの約束を守ろうとするスンホの姿を過去と現在を交錯させて描かれる。

出演者には現在兵役中の人気スターたちが名を連ね、豪華な面々が大きな注目を集めそうだ。
戦時中の若きスンホ役は、イ・ジンギ(SHINeeオンユ)、キム・ミンソク(EXOシウミン)がWキャストで主演する。一方、現代のスンホは『あの日々』に初演から出演しているイ・ジョンヨルと、現在『ブラック・スーツ』出演中のキム・スンテクが演じる。

へイルの親友ジング役はキム・ミンソク(左)とイ・ソンヨル(INFINITE)

過去に友人たちの尊敬を一手に集めていたへイル役は、『新興武官学校』に続き出演するイ・ジェギュンと、『イン・ザ・ハイツ』などミュージカルも経験済みのチャ・ハギョン(VIXXエン)が演じる。

スンホの親友ジング役はドラマ『太陽の末裔』などで知られるキム・ミンソクとミュージカル本格初挑戦となるイ・ソンヨル(INFINITEソンヨル)が演じる。

へイルの双子の妹ヘソン役はイ・ジスク(左)とチェ・スジン

そのほか、へイルの双子の妹ヘソン役には『女神様が見ている』のイ・ジスクと『キングアーサー』『死の賛美』などに出演したチェ・スジン。スンホの孫ヒョンミン役はチョ・グォン(2AM)と『ノートルダム・ド・パリ』などに出演していたコ・ウンソン。遺骨発掘団にヒョンミンを導くウジュ役は『新興武官学校』に続き出演するキム・ソンギュ(INFINITE)と『あの日々』でミュージカルデビューしたユン・ジソン(Wanna One)が努める。
また『新興武官学校』と同様に、オーディションを通して選抜された軍哨兵を演じる20名ほどのアンサンブルも出演し、舞台により厚みを持たせる予定だ。

スンホの孫ヒョンミン役はチョ・グォン(左)とコ・ウンソン

陸軍ミュージカル『帰還』は10月22日~12月1日まで、オリンピック公園ウリ金融アートホールで上演。1次チケットは9月9日(月)午後2時からメロンチケットとインターパークチケットで発売される。

ウジュ役はキム・ソンギュ(INFINITE・写真左)とユン・ジソン(Wanna One)


【公演情報】

陸軍創作ミュージカル『帰還:あの日の約束』(귀환  그날의 약속)
2019年10月22日~12月1日オリンピック公園ウリ金融アートホール

<出演>
●スンホ(過去)役:イ・ジンギ(SHINeeオンユ)、キム・ミンソク(EXOシウミン)
●へイル役:イ・ジェギュン、チャ・ハギョン(VIXXエン)
●ジング役:キム・ミンソク、イ・ソンヨル(INFINITE)
●ヘソン(へイルの双子の妹)役:イ・ジスク、チェ・スジン
●スンホ(現在):イ・ジョンヨル、キム・スンテク
●ヒョンミン(スンホの孫)役:チョ・グォン(2AM)、コ・ウンソン
●ウジュ役:キム・ソンギュ(INFINITE)、ユン・ジソン(Wanna One)

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PLAY]日韓問題の影響が舞台にも…東野圭吾原作演劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』公演中止

[PLAY]日韓問題の影響が舞台にも…東野圭吾原作演劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』公演中止

 

日韓の政治・経済界で続く軋轢が、韓国の舞台シーンにも影響を及ぼし始めている。

ミュージカル『スリル・ミー』などの制作会社として知られるダル・カンパニーが、10月に予定していた演劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の再演中止を発表した。
本作は、2016年に劇場街大学路にある劇場ビル「デミョン文化工場(現・YES24 Stage)」の開館2周年記念の新作開発プロジェクトの一環でショーケースを行った後、2018年8月~10月に同劇場で本公演を上演していた。韓国で最も人気が高い日本の小説家である東野圭吾の同名小説を原作に、劇団キャラメルボックスの上演脚本をもとに韓国版を制作した作品だった。(詳しくはショーケース上演時の裏側を紹介した翻訳家イ・ホンイさんの⇒コラムを参照)

ダル・カンパニーが公式SNSに公開した告知文とその翻訳は以下の通り。

こんにちは、ダル・カンパニーです。
2019年10月に予定していた演劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の公演を取消することになりご案内いたします。

現在ダル・カンパニーは「誰も知らないところで悩んでいる現代人に伝える温かい慰労」という企画意図で長い間準備期間とリーディング公演を経て2018年8月に初めてお披露目した演劇『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の再演を準備していました。

しかし、最近日本との政治・経済的な問題で悪化している両国の関係と、それによる汎国民的憤怒に深く共感し、作品を通じて伝えようとしたメッセージとは別に、現時点で本作品を(舞台に)上げることは望ましくないと判断しました。

作品を待ってくださっていた観客の方々にご了承を申し上げ、共に作品を準備してきたスタッフと俳優の方々にも深い謝罪の言葉をお伝えします。

2019年8月20日 ダル・カンパニー一同

筆者はショーケースから本作を見てきたが、2016年に行われたショーケースは、人気俳優の起用もあり、チケットも即完売するほどで作品の評判も上々だった。その反響を受けて制作された本公演も、原作の作品世界を丁寧に舞台で再現した作品となっていた。しかしながら、ショーケースとはキャストが異なったことや、原作がベストセラーゆえの舞台化へのハードルの高さ、公演界全体に客足が落ちる夏季の上演だったことなども重なり、筆者が観劇した際は空席が目立っていた。韓国の舞台シーンでは、初演の結果が厳しくとも再演で内容、興収ともにリカバーしようとすることは少なくないが、原作小説は人気の作品でさえ「日本発」というキーワードへの風当たりの厳しさには勝てなかったということだ。

2018年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』初演プレスコールハイライト映像(「ザ・ミュージカル」公式YouTubeチャンネルより)

これに先立ち、韓国の公立劇場では日本関連作の上演中止が始まっていた。

現在、芸術の殿堂で25日まで上演している日韓共同制作の人形劇『ごめんね、ありがとう! るる島の秘密』は、地方公演と年末に予定されていた再演がキャンセルされた。
一方、国立劇団は9月に予定していた演劇『氷花』の上演を急遽中止にした。この作品は1940年代に発表されたイム・ソンギュの戯曲が原作で、1920~30年代に極東ロシアに強制移住させられた朝鮮人を描いた作品だという。この場合は作品の内容よりも、原作戯曲が日本植民地時代に行われた「国民演劇祭」参加作だったことが、問題視されたようだ。
(参照記事:東亜ドットコム「韓日葛藤に焦れる文化界…公演中止し日本活動を隠す」

日本製品不買運動の影響は、舞台シーンのみならず、文化界全体に拡散しつつある。例えば、翻訳出版を準備していた日本小説の出版延期や、著者を招聘したイベントなども中止。演劇の原作となった東野圭吾の小説は2割も売り上げを落としたという。
(参照記事:韓国経済「出版界、反日雰囲気に日本の本マーケティング非常」)

舞台に関わる制作者や俳優など当事者たちは、日本との文化やコンテンツ交流に対する肯定的な意識はいまも変わっていないのが本音だろう。しかし社会の雰囲気や世論にそれが飲み込まれようとしている。公立劇場のみならず、民間の制作会社も影響を受け始めていることは、日韓両国で政治や経済を動かしている人々や文化芸術に関わる人々が、もっと真剣に受け止める必要がある。そして、これはもはや対岸の火事ではないのだ。

文:韓劇.com さいきいずみ

[MUSICAL]『ジキル&ハイド』9月ソウルでアンコール上演決定

[MUSICAL]『ジキル&ハイド』9月ソウルでアンコール上演決定

 

ジキル/ハイド役のミン・ウヒョク(左)とチョン・ドンソク韓国で最も愛される国民的ミュージカルとして知られる『ジキル&ハイド』。現在は全国ツアーの最中だが、ソウルで9月3日から2週間限定のアンコール公演が行われる。

昨年11月から始まった今シーズンの『ジキル&ハイド』は、チョ・スンウ、ホン・グァンホ、パク・ウンテら前シーズンにも主演した韓国ミュージカル界を代表する人気俳優に加え、ミン・ウヒョクとチョン・ドンソクが新キャストとして加わり、その豪華さに“歴代級キャスティング”と評判を呼んだ。5月19日まで行われた約7カ月の公演期間中は完売日が続出。平均客席占有率98%、2004年初演から数え、累積観客数140万人を突破する大記録も打ち立てた。

ソウル公演終了後は、昌原(チャンウォン)から始まる全国ツアーをスタート。大田(テジョン)、光州(クワンジュ)、大邱(テグ)、釜山(プサン)公演が終了しており、今後は仁川(インチョン)、麗水(ヨス)、城南(ソンナム)、全州(チョンジュ)、天安(チョンアン)、蔚山(ウルサン)公演が控えている。 地方10都市のツアー終了後、再びソウルに戻って今シーズンを締めくくることになる。

ソウルアンコールのキャストは、今回ジキル/ハイド役に初挑戦して好評を得たミン・ウヒョクとチョン・ドンソクが努める。そのほかルーシー役のユン・ゴンジュ、IVY、ヘナ。エマ役のイ・ジョンファ、ミン・ギョンア。ダンヴァース卿役のキム・ボンファンら今シーズンの助演キャストがそのまま出演する。

ODカンパニーのシン・チュンスプロデューサーは「ミュージカル『ジキル&ハイド』 2018-19シーズンに大きな愛を送っていただき、本当に感謝しています。観客の皆さんの熱い声援に力づけられ、全国10都市ツアーも巡航中です。烈火のような愛に報いたい思いと、少しでも多くの観客の皆さんにお会いしたいと願う気持ちで、ソウルアンコール公演を決めました。最後まで最高のパフォーマンスをお見せできるように努力します」と語っている。

『ジキル&ハイド』アンコール公演は、9月3日(火)~15日(日)まで蚕室のシャーロッテシアターで上演。チケットは7月10日(水)からHANAチケット、YES24、インターパークで発売される。


【公演情報】
ミュージカル『ジキル&ハイド』ソウルアンコール公演
2019年9月3日(火)~15日(日) シャーロッテシアター

<出演>
●ジキル/ハイド役:ミン・ウヒョク、チョン・ドンソク
●ルーシー役:ユン・ゴンジュ、IVY、ヘナ
●エマ役:イ・ジョンファ、ミン・ギョンア
●ダンヴァース卿役:キム・ボンファン
●アタ―ソン役:イ・フィジョン
●シバジ/プール役:カン・サンボム
●ビコンスフィールド/グィネヴィア役:ホン・グムダン
●クロソップ役:イ・チャンワン
●ストライド/スパイダー役:イ・ヨンジン
●プロップス役:キム・イサク
●アンサンブル:イ・ジェヒョン、ナムグン・へユン、キム・ジュ二、キム・ジフン、ユン・ナヨン(スウィング)

写真提供:ODカンパニー

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PLAY]イ・ジナ演出家率いる総体劇『ドリアン・グレイの肖像』9月上演

[PLAY]イ・ジナ演出家率いる総体劇『ドリアン・グレイの肖像』9月上演

 

(写真上段左から)キム・ジュウォン、マイケル・リー、イ・チャラム (写真中段左から)キム・テハン、カン・ピルソク (写真下段左から)パク・ヨンス、シン・ソンミン、ヨン・ジュンソク、ムン・ユガン

韓国舞台シーンで常に挑戦を続ける演出家イ・ジナが、新たに「総体劇」という概念の新作舞台を上げる。

原作の「ドリアン・グレイの肖像」は、19世紀アイルランドの詩人、劇作家オスカー・ワイルドが1890年に発表した小説。主人公は自らの美しさが永遠であれと願う美青年ドリアン・グレイ。快楽主義者のヘンリー卿に惑わされ、放蕩の限りを尽くしていたドリアンは、月日を経てもその美貌に衰えを見せなかったが、若き日に画家の友人バジルが描いた肖像画が、彼の実像を映すかのように次第に醜悪になっていく。
当時、出版と同時に大きな議論をもたらした問題作だったが、本作がもつ究極の美の定義や退廃的な世界観は多くの人々を魅了して現代まで読み継がれ、さまざまな芸術作品にも昇華している。

オスカー・ワイルド作品のファンだというイ・ジナは、2016年にはキム・ジュンス主演で、ミュージカル『ドリアン・グレイ』を演出し、話題を呼んでいたが、その前年にも、オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」をベースにした小劇場舞踏劇『クラブ・サロメ』を上演していた。チ・ヒョンジュン、シム・ジョンワンら俳優と、チェ・スジン、イ・ドンタクらダンサーが出演したこの作品は、舞踏と芝居を融合させた前衛的かつ、実験的な内容であった。

2015年『クラブ・サロメ』出演者インタビュー(ウラン文化財団公式YouTubeより)

この作品に作曲家として参加していたのが、イ・ジナ演出の『ジーザス・クライスト=スーパースター』でも音楽監督を務めていたミュージシャン、チョン・ジェイル。今回の『ドリアン・グレイの肖像』には、彼を筆頭に、ミュージカル『洗濯(パルレ)』や演劇『RED』をはじめ、主に演劇作品で独創的な舞台美術を制作し、評価の高いヨ・シンドン、現代舞踏家のキム・ボラに、『光化門恋歌』『アマデウス』などでイ・ジナ作品の衣装を担当したドヨンなど、韓国舞台シーンで活躍する気鋭のクリエイターを集結させている。

(写真上段左から時計回りに)作曲チョン・ジェイル、振付キム・ボラ、美術ヨ・シンドン、作・演出イ・ジナ

総体劇『ドリアン・グレイの肖像』は、「2019年の現在、もしオスカー・ワイルドが生きていたら、どんなドリアン・グレイを描き出すだろう?」という発想からスタートし、創作したという。小説では19世紀社交界の花形だったドリアンらを、現代における文化芸術界のアイコンとして再誕生させるそうだ。また、本作の鍵となるドリアンの肖像画の変化と崩壊の過程は、チョン・ジェイルの音楽、キム・ボラの振付とヨ・シンドンの舞台美術を融合させて表現するという。

そして本作に出演する俳優たちは「イ・ジナ師団」とも呼べる過去の演出作に出演経験のある常連俳優たちをズラリと揃えた。キャスト3名は、それぞれにジェイド(=ドリアン)、ユージン(=画家バジル)、オスカー(=ヘンリー卿)と、原作小説とは名を替えて登場させる。

物語をけん引する役割も果たすユージン役は、『西便制(ソピョンジェ)』にも主演した、パンソリのソリクン、イ・チャラム。『ザ・デビル』『アマデウス』パク・ヨンス、『シデレウス』『バンカートリロジー』のシン・ソンミンと、『アナザー・カントリー』で主人公ガイを熱演中のヨン・ジュンソクが努める。

超人的な美貌の持ち主、ジェイド役は『ファントム』でおなじみのバレリーナ、キム・ジュウォンと『アナザー・カントリー』でトミー役を演じているムン・ユガンがWキャストとなる。

そしてジェイドを惑わすオスカー役は『ジーザス・クライスト=スーパースター』『ザ・デビル』のマイケル・リーと、『アナザー・カントリー』ではイ・ジナ芸術監督のもと初演出も担当したキム・テハン、『光化門恋歌』『ゴーン・トゥモロー』などに主演したカン・ピルソクが努める。なお、これまでミュージカルを中心に出演してきたマイケル・リーは、本作を通して韓国では初めて演劇に挑戦することになる。

また、アンサンブルとコーラス的役割を果たすコロスは『光化門恋歌』『アマデウス』のムン・ソグウォン、『ザ・デビル』『地球を守れ!』のチェ・ムンジョン、『アナザー・カントリー』にデヴィニッシュ役で出演中のぺ・フンが担当する。

主要キャスト3名とコーラスという構成、男女混合のジェンダーレスな起用は、イ・ジナがゲーテの「ファウスト」から着想を得て作・演出したミュージカル『ザ・デビル』でも見られた方法だが、今回は歌よりも演技とダンスを中心に構成するとみられる。近年、作品性や舞台美術など、よりアーティスティックな方向性を前面に打ち出してきているイ・ジナ演出家だけに、本作も舞台シーンに一石を投じる作品となりそうだ。

9月6日に開幕する総体劇『ドリアン・グレイの肖像』は、7月にメロンチケットとインターパークを通じてチケット発売開始される。


【公演情報】
総体劇『ドリアン・グレイの肖像』 총체극<도리안그레이의 초상>
2019年9月6日(金)~11月10日(日) 大学路ユニプレクス1館

<出演>
●ユージン役:イ・チャラム、パク・ヨンス、シン・ソンミン、ヨン・ジュンソク
●ジェイド(ドリアン)役:キム・ジュウォン、ムン・ユガン
●オスカー役:マイケル・リー、キム・テハン、カン・ピルソク
●コロス:オ・ソグォン、チェ・ムンジョン、チョ・イン、ぺ・フンほか

プロデューサー:イ・ソンイル/脚色・台本:イ・ジナ、キム・ソンミ/演出:イ・ジナ/作曲・音楽監督:チョン・ジェイル/振付:キム・ボラ/ビジュアルディレクター、美術、小道具:ヨ・シンドン/照明:ウォン・ユソプ/音響:キム・ピルス/衣装:ドヨン

写真提供:Page 1

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。