MUSICAL

[MUSICAL]第2回「韓国ミュージカルアワーズ」授賞式、華麗に開催

[MUSICAL]第2回「韓国ミュージカルアワーズ」授賞式、華麗に開催

 

昨年に続き、司会進行を務めたイ・ゴンミョン(写真はNAVER TV生中継映像より)

韓国ミュージカル協会が、2016年に新設した授賞式「韓国ミュージカルアワーズ」の第2回授賞式が、1月22日に慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂で開催された。

第2回のノミネートは、2016年12月1日~2017年11月30日までに開幕し、14回以上の公演を行った作品が対象となった。受賞作/者は業界関係者で構成されるプロフェッショナル審査団100名と、一般から募ったマニア審査団100名の投票結果によって選定された。

助演賞のプレゼンターにはパク・ウンテとシン・ヨンスクが登場した(写真はNAVER TV生中継映像より)

栄えある大賞は、最多11部門のノミネートを誇った『ベン・ハー』が獲得した。

受賞を喜ぶ『ベン・ハー』アンサンブルチーム(写真はNAVER TV生中継映像より)

『ベン・ハー』は、同名映画が広く知られているが、1880年に発表された同名小説をベースにワン・ヨンボム演出家をはじめ大ヒット作『フランケンシュタイン』の制作チームが再結集して話題を呼んだ作品だ。『ベン・ハー』はアンサンブル賞と舞台芸術賞も受賞して3冠を獲得した。

『もしかしてハッピーエンディング』の作曲家ウィル・アーロンソン(左)と、脚本家のパク・チョンヒュ(写真はNAVER TV生中継映像より)

そして2017年度の最高傑作との呼び声高い『もしかしてハッピーエンディング』は、今回新設された小劇場ミュージカル賞を筆頭に、演出、脚本・作詞、作曲賞など全6部門で受賞し、前評判通りの最多受賞作となった。

ホン・グァンホ(左)とチョン・ミド(写真はNAVER TV生中継映像より)

俳優部門では主演賞に『シラノ』をはじめ『ミスター・マウス』『ハムレット:アライブ』と圧倒的な動員力を誇ったホン・グァンホと『もしかしてハッピーエンディング』で2年連続受賞となったチョン・ミドが栄誉に輝いた。

イ・ジョンヨル(左)とシン・ヨンスク(写真はNAVER TV生中継映像より)

助演賞は『西便制(ソピョンジェ)』のイ・ジョンヨルと『ファントム』のシン・ヨンスクとベテラン勢が受賞。

ソン・ユドン(左)とイ・ソヨン(写真はNAVER TV生中継映像より)

新人賞は『ヘタレの歴史』『女神さまが見ている』『僕らのイケメン青果店』『ファンレター』など、大学路で次々と人気作に出演したソン・ユドンと、『西便制』『アリラン』と大劇場作品で、見事なパンソリを披露していたソリクンのイ・ソヨンが新人ミュージカル女優として受賞を果たした。

今年のスタッフ賞を受賞したキム・ムンジョン音楽監督(写真はNAVER TV生中継映像より)

特別賞となる今年のスタッフ賞には、多くの作品で音楽監督を務めるだけではなくJTBCの音楽サバイバル番組『ファントム・シンガー』の名コメンテーターとして、注目を浴びたキム・ムンジョン音楽監督が受賞し、共に苦労したオーケストラや裏方のスタッフをねぎらうコメントも忘れなかった。

『キンキーブーツ』3度目の再演にもローラ役で出演するチョン・ソンファ(写真はNAVER TV生中継映像より)

『ヘドウィグ』の「Midnight Radio」を歌ったチャ・ジヨン(写真はNAVER TV生中継映像より)

授賞をはさんで公開された、「祝賀舞台」と呼ばれるスペシャルステージも観客を楽しませた。
『ファントム』にも出演したバレリーナのキム・ジュウォンとユン・ジョンイルがオープニングを飾り、『タイタニック』チームは主要キャスト全員が登場して代表曲「Opening Finale-Godspeed Titanic」を歌い圧倒した。また、『ビリー・エリオット』からは4人のビリーが「Electricity」を。まもなく3度目の再演を開幕する『キンキーブーツ』チームからはチョン・ソンファが登場し、新エンジェルたちとともに「The Land of Lola」を歌い煌びやかなステージを披露した。加えて『ヘドウィグ』の「Midnight Radio」をカリスマ性溢れる姿と声で聴かせたチャ・ジヨンのスペシャルパフォーマンスも目を引いた。

『英雄』の代表ナンバーを披露したヤン・ジュンモ(写真はNAVER TV生中継映像より)

ほかにもJTBC「ファントム・シンガー」でも注目されたイ・チュンジュ、コ・フンジョン、チョ・ヒョンギュンは『ザ・デビル』の曲「ポゼッション」を。日本での『レ・ミゼラブル』出演を終えて韓国で本格的に活動再開しているヤン・ジュンモは『英雄』の同名代表曲を高らかに歌い上げた。最後には、『ロッキー・ホラー・ショー』からフランク役のソン・ヨンジンを中心に、主要キャストが再結集し「Trans Vestite」を披露して賞式のクロージングを盛り上げた。

『ロッキー・ホラー・ショー』チーム(左から、キム・チャンホ、ソン・ヨンジン、ソムン・タク 写真はNAVER TV生中継映像より)


【第2回「韓国ミュージカルアワーズ」受賞結果】
●大賞:『ベン・ハー』
●作品賞:『西便制(ソピョンジェ)』
●小劇場ミュージカル賞:『もしかしてハッピーエンディング』

●男優主演賞:ホン・グァンホ『シラノ』
●女優主演賞:チョン・ミド『もしかしてハッピーエンディング』
●男優助演賞:イ・ジョンヨル『西便制』
●女優助演賞:シン・ヨンスク『ファントム』
●男優新人賞:ソン・ユドン『ヘタレの歴史』『女神さまが見ている』『僕らのイケメン青果店』ほか
●女優新人賞:イ・ソヨン『西便制』『アリラン』
●アンサンブル賞:『ベン・ハー』

●演出賞:キム・ドンヨン『もしかしてハッピーエンディング』
●作曲賞:ウィル・アーロンソン『もしかしてハッピーエンディング』
●脚本・作詞賞:パク・チョンヒュ&ウィル・アーロンソン『もしかしてハッピーエンディング』
●振付賞:チャ・ジンヨプ『神と共に 冥途編』
●舞台芸術賞:ソ・スクジン『ベン・ハー』
●プロデュース賞:ハン・ギョンスク『もしかしてハッピーエンディング』
●特別賞(今年のスタッフ賞):キム・ムンジョン音楽監督
●功労賞:カン・デジン

<NAVER TV 生中継アーカイブ>

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

創作ミュージカル強し!第6回「イェグリンミュージカルアワード」授賞式

創作ミュージカル強し!第6回「イェグリンミュージカルアワード」授賞式

 

韓国の二大ミュージカル授賞式のひとつ「イェグリンミュージカルアワード」の第6回授賞式が11月20日、ソウル市中区にある忠武アートセンター大ホールで開催された。

授賞式の司会はナム・ギョンジュ(左)とパク・キョンリム

イェグリン(예그린)とは、1966年に韓国初の創作ミュージカルを制作したイェグリン楽団から名前を取り、当初は韓国創作ミュージカルのみを表彰する賞として創設された。昨年から受賞枠を海外ライセンス作品まで広げ、韓国ミュージカル界全体を盛り上げるべく、受賞式自体も大型化させて開催されている。

今年は、2016年10月~2017年までの1年間にソウル市内で10日以上上演された作品が審査対象とされた。創作ミュージカル65作、ライセンスミュージカル22作、計87作品がエントリーされ、6分野21部門に分けて授賞された。

最多4部門で受賞した『もしかしてハッピーエンディング』(プレスコール写真より キム・ジェボム、チョン・ミド)

『もしかしてハッピーエンディング』(プレスコール写真より チョン・ムンソン、イ・ジスク)

今年、最多受賞の栄誉に輝いたのは「今年のミュージカル賞」を含む4部門を受賞した『もしかしてハッピーエンディング』だった。大学路の新たなメッカとなっている小劇場ビルを運営するデミョン文化工場で初演されたこの作品は、同名映画を原作にした『バンジージャンプする』(2012年初演)を創り上げた在米韓国人の脚本家パク・チョンヒュとアメリカ人作曲家のウィル・アーロンソンが再タッグを組んで制作。ミュージカルマニアの間では前年に行われたショーケースの段階からすでに注目を浴びていた。2016年12月に開幕すると、作品性とともに楽曲のクオリティの高さが評判を呼び、本公演に加え、9月~10月に上演されたアンコール公演まで連日完売を記録した。また、歌手SE7ENらの主演で『メイビー、ハッピー・エンド』と題し、日本でライセンス作品としていち早く上演されるほど業界内の評判も高かった作品だ。

『グッパイ、イ・サン』公演写真 ©ソウル芸術団

また、革新賞など3部門で受賞した『グッパイ、イ・サン』はソウル芸術団が自ら実験的な野心作と称して制作した新作舞踏劇だった。1930年代に活躍し、難解な作品世界で知られる天才詩人イ・サンをモチーフにした同名小説を原作に、ソウル芸術団が得意とするダンスと芸術性の高さを生かし、先鋭的な若手クリエイターを揃えて制作。観客にマスクをつけさせて舞台に取り込み、観客参加型の演出も行うなど、まさに革新賞にふさわしい内容の作品であった。

『英雄』で主演男優賞を受賞したヤン・ジュンモ

俳優部門では、日本版『レ・ミゼラブル』でもおなじみのヤン・ジュンモが、韓国独立の象徴とされるアン・ジュングン(安重根)の半生を描く『英雄』で主演男優賞を受賞。一方、『マタ・ハリ』再演でリニューアルした作品の評価を上げる立役者となったチャ・ジヨンが見事主演女優賞に輝いた。

『マタ・ハリ』で主演女優賞を受賞したチャ・ジヨン

そして功労賞的な意味合いをもつイェグリン大賞は、10年以上にわたり大学路でロングラン上演を続けている『洗濯(パルレ)』が受賞し、改めて制作陣、キャストのたゆまぬ努力に光が当てられる好機となった。

創作ミュージカルの授賞式として創設された賞本来の性質はあるものの、今年は受賞した小劇場創作ミュージカルを凌駕するような新作ライセンス作品が少なかった2017年の舞台シーンをそのまま反映したような受賞結果となった。

『西便制』で助演男優賞を受賞したイ・ジョンヨル


【第6回「イェグリンミュージカルアワード」受賞結果】

●今年のミュージカル賞:『もしかしてハッピーエンディング』
●革新賞『グッパイ、イ・サン』
●ベストリバイバル賞:『マタ・ハリ』
●ベスト外国ミュージカル賞:『オー!キャロル』

『密使』で男優新人賞を受賞したホ・ドヨン

●革新賞『グッパイ、イ・サン』
●主演男優賞:ヤン・ジュンモ『英雄』
●主演女優賞:チャ・ジヨン『マタ・ハリ』
●助演男優賞:イ・ジョンヨル『西便制(ソピョンジェ)』
●助演女優賞:ユ・リア『女神様が見ている』
●男性新人賞:ホ・ドヨン『密使』
●女性新人賞:キム・ヒオラ『ヘタレの歴史』
●アンサンブル賞:『ベン・ハー』
●人気賞(男性部門)パク・シファン『ヘタレの歴史』
    (女性部門)チョン・ミド『もしかしてハッピーエンディング』

『ヘタレの歴史』で女優新人賞を受賞したキム・ヒオラ

●演出賞:キム・ドンヨン『もしかしてハッピーエンディング』
●振付賞:イェ・ヒョスン『グッパイ、イ・サン』
●脚本賞:パク・ヘリム『僕とナターシャと白いロバ』
●音楽賞:ウィル・アーロンソン『もしかしてハッピーエンディング』
●舞台芸術賞:ヨ・シンドン『グッパイ、イ・サン』

●外国ミュージカル部門 クリエイティブ賞:オ・ピリョン(美術)、イ・ウヒョン(照明)『マディソン郡の橋』
●イェグリン大賞:『洗濯(パルレ)』

2017「第6回イェグリンミュージカルアワード」授賞式全映像(授賞式本編は映像開始10分後から)


【公演情報】
「第6回イェグリンミュージカルアワード」(제6회 예그린 뮤지컬 어워드)
2017年11月20日(月)忠武アートセンター
司会:ナム・ギョンジュ、パク・キョンリム

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]不朽の名作ドラマを舞台化『砂時計』キャストを公開

[MUSICAL]不朽の名作ドラマを舞台化『砂時計』キャストを公開

 

数ある韓国ドラマのなかでも不朽の名作と呼ばれる『砂時計』がミュージカル化され、豪華キャストが公開された。

原作ドラマ『砂時計(모래시계 モレシゲ)』は1995年に韓国SBSで放送された。最高64.5%という驚異的な視聴率を記録し、ドラマの放送時間には街に人がいなくなったことから「帰宅時計(귀가시계)」という別称もついたほどの伝説的作品だ。主演のチェ・ミンス、パク・サンウォンはもちろん、当時は新人だったコ・ヒョンジョン、イ・ジョンジェを一躍トップスターにした本作は、現在でもメインテーマ曲はあらゆる番組で使われ、バラエティ番組ではパロディのネタになるなど『砂時計』はいまだ大きな影響力をもつ国民的ドラマだ。

キム・グァンソクの名曲の世界を舞台化した『あの日々(그날들)』をヒットさせたインサイトエンタテインメントが、SBSと共同制作するミュージカル『砂時計』には、韓国の近代史を背景にした骨太な作品世界をしっかりと表現できる、実力派のミュージカル俳優が揃っている。

(左から)テス役のキム・ウヒョン、シン・ソンロク、ハン・チサン

将来有望な青年だったが、父の共産主義思想のため進学できず、ヤクザの道を選ぶ主人公テス役には『レ・ミゼラブル』『アイーダ』のキム・ウヒョン、『モンテクリスト』『あしながおじさん』のシン・ソンロク、『ナポレオン』『ジーザス・クライスト・スーパースター』のハン・チサンと、大劇場作品で主役を張ってきた3人が起用された。なかでもシン・ソンロクは、8月まで放送していたMBCドラマ『死んでこそ生きる男』というドラマで元祖テス役のチェ・ミンスと共演し、抜群の相性を見せていただけに、舞台でその経験をどのように還元するか期待されている。

(左から)ウソク役のパク・コニョン、カン・ピルソク、チェ・ジェウン

高校時代からテスとは無二の親友だったパク・サンウォンが演じた真摯な検事ウソク役は『インタビュー』『フランケンシュタイン』のパク・コニョン、『西便制』『僕とナターシャと白いロバ』のカン・ピルソク、『スリル・ミー』『ドリアン・グレイ』のチェ・ジェウンとこちらも多彩な面々。対照的な人生を歩むことになる、ウソクとテスの愛憎を交えた厚い友情物語は、舞台でも、最も重要なみどころとなるだそう。

(左から)へリン役のチョ・ジョンウン、キム・ジヒョン、チャン・ウナ

カジノを経営する資産家ユン会長の一人娘へリン役には『レ・ミゼラブル』『ジキル&ハイド』のチョ・ジョンウン、『あの日々』『プライド』のキム・ジヒョン、『アイーダ』『レベッカ』のチャン・ウナが演じる。テスとへリンの互いの境遇を超えた愛や、学生運動に身を投じ、挫折を味わうヘリンの姿はもうひとつの見どころ。ドラマでコ・ヒョンジョンが演じたような清楚かつ意志の強いヒロイン像を見せてくれるはずだ。

(左から)ジョンド役のパク・ソンファンとカン・ホンソク

そのほか、元々はテスと同門だったがのちに敵対することになるヤクザのジョンド役を『アイーダ』『二都物語』のパク・ソンファンと、『デスノート』『キンキーブーツ』のカン・ホンソク。へリンを偶然救ったことから、彼女のボディーガードとなる、究極の見守り男子キャラ、ジェヒ役を『あの日々』のキム・サンホとグループHighlightのソン・ドンウン、そして最近グループINFINITEから脱退したイ・ホウォン(ホヤ)が9月25日に追加発表された。

加えて、渋い演技が光るベテラン俳優の出演も見逃せない。カジノを経営し、政界にも暗躍するヘリンの父、ユン会長役を『オケピ!』『ディセンバー』のソン・ヨンチャンと演劇『私に会いに来て』『ピローマン』やドラマ『ミセン-未生』で知られたソン・ジョンハク。そしてユン会長の腹心で、政界へのパイプ役となるチャン部長を『あの日々』『西便制』のイ・ジョンヨルと『チック、チック…ブーン!』『シカゴ』のソン・ギウンが演じる。

(左から)ユン会長役のソン・ヨンチャンとソン・ジョンハク

独裁政治、民主化運動、裏社会など、激動の80年代韓国を背景にした濃密なストーリーを、2時間半の舞台作品に圧縮。クラシックとロックを融合させて、スピード感溢れるストーリーを展開すると予告している。伝説の名作を放送から20年以上を経て、どのようにして新たに再構成するのか、ドラマ、ミュージカルファンの双方が期待する作品となるはずだ。

(左から)チャン部長役のイ・ジョンヨルとソン・ギユン

1次チケットは9月27日(水)午後2時よりインターパークで発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『砂時計』

2017年12月5日~2018年2月11日 忠武アートセンター 大ホール

<出演>
●パク・テス役:キム・ウヒョン、シン・ソンロク、ハン・チサン
●ユン・へリン役:チョ・ジョンウン、キム・ジヒョン、チャン・ウナ
●カン・ウソク役:パク・コニョン、カン・ピルソク、チェ・ジェウン
●イ・ジョンド役:パク・ソンファン、カン・ホンソク
●ペク・ジェヒ役:キム・サンホ、ソン・ドンウン(Highlight)
●ユン・ジェヨン会長役:ソン・ヨンチャン、ソン・ジョンハク
●チャン・ドシク役:イ・ジョンヨル、ソン・ギユン

写真提供:インサイトエンタテインメント ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、ぺ・ヘソン20周年記念『チック・チック…ブーン!』上演

[MUSICAL]イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、ぺ・ヘソン20周年記念『チック・チック…ブーン!』上演

 

ジョン役のイ・ソクジュン

ジョン役のイ・ゴンミョン

韓国の舞台シーンを長年トップ俳優として牽引してきたイ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、ぺ・ヘソンが俳優生活20周年を迎え、かつてともに主演した『チック・チック…ブーン!』への出演を決定。初演メンバーの一人であるソン・ギユンや、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョク、チョン・ヨンら親しい後輩たちとともに意味深い記念公演を行う。

『チック・チック…ブーン!』は、『RENT』の原作者として知られるジョナサン・ラーソンが遺したもう一つの戯曲。成功を前に夭折した彼の自伝的エピソードが盛り込まれており、アルバイトを続けながら作曲を続ける青年ジョンとルームメイトのマイケル。そして常にジョンを支えてきた恋人スーザンと、3人の姿を通して、夢を追う者が突き当たる壁や現実を躍動感あふれるサウンドとともにストレートに描き出すロックミュージカルだ。2001年の韓国初演時には、3つの劇場で3チームに分けて上演されるほどの人気を博したという。

スーザン役のぺ・ヘソン(左)とチョン・ヨン

今回7年ぶりとなる上演では、主人公ジョン役にはミュージカル『ストーリー・オブ・マイライフ』や演劇『キル・ミー・ナウ』『フローズン』など、多彩な作品で誠実にキャラクターを演じこなすイ・ソクジュン。そして『フランケンシュタイン』『あの日々』『インタビュー』など常にカリスマ性溢れる歌と演技を披露してきたイ・ゴンミョンが務める。同い年の親友として知られる二人が記念公演で顔を揃えることは多くの観客が期待する最大のポイントとなっている。

ジョンの夢や情熱を支持してきたが、現実に疲れていく恋人スーザン役には、初演メンバーだったぺ・ヘソンが16年ぶりに挑む。『モーツァルト!』の姉ナンネールが当たり役として知られる彼女は、どんな作品でも穏やかながらも存在感を見せられる演技力を買われ、近年は『ヨンパリ』などドラマにも多数起用されている。一方チョン・ヨンは演劇『柔道少年』『カポネトリロジー』や『スモーク』『マーダー・バラッド』などのミュージカルまで、小劇場作品に多数出演して頭角を現してきた女優。全く違う個性をもつ二人のスーザンを堪能できそうだ。

(写真左から)マイケル役のソン・ギユン、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョク

そして、ジョンとともに夢を追っていたものの、転身後はビジネスマンとして成功したマイケルをソン・ギユン、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョクの3人が演じる。01年初演時の元祖マイケル役だったソン・ギユンは韓国版『アイーダ』『CHICAGO』『マンマ・ミーア!』などの大劇場ミュージカルには欠かせないベテランだが、今年は『彼と彼女の木曜日』『大虐殺の神』などの小劇場演劇やドラマ『推理の女王』への出演など多彩な活動を展開している。加えて、今回初出演となる『モンテクリスト』『三銃士』などで知られるチョ・スンチャンと、『あの日々』『プライド』などに出演したオ・ジョンヒョクは、イ・ソクジュンやイ・ゴンミョンとの共演作も多く、親しい先輩俳優への“義理”や“リスペクト”を感じさせる出演となっている。

楽しい作品性のなかにある深いメッセージに共感が溢れる青春群像劇を、すでにキャリアをもつ俳優たちが、どのように演じるのか注目される『チック・チック…ブーン!』は8月29日から上演。プレビュー公演のチケットは7月26日(水)午後3時から、1次チケットは8月2日(火)午後3時から発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『チック・チック…ブーン!』
2017年8月29日~10月15日 大学路TOM1館

<出演>
●ジョン役:イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン
●スーザン役:ぺ・ヘソン、チョン・ヨン
●マイケル役:ソン・ギユン、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョク

写真提供:IM CULTURE
©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]個性派女優イ・ヨンミが夫と創る一人芝居『mee on the song』8月上演

[MUSICAL]個性派女優イ・ヨンミが夫と創る一人芝居『mee on the song』8月上演

 

『ヘドウィグ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』『ラ・マンチャの男(マン・オブ・ラ・マンチャ)』などの大ヒットミュージカルでパワフルな歌声を披露してきたベテラン個性派女優イ・ヨンミが一人芝居『mee on the song』を8月に上演する。

イ・ヨンミは主演のみならず、全曲の作詞・作曲も担当する。彼女が演じるのはブルーベルベットというクラブで歌う歌手の“ミー(mee)”。彼女が“セラ”という女性の半生を紹介しながら歌う、1時間のライブを行っている、というシチュエーションで上演される。元々は歌手としてデビュー後、舞台に活動の主軸を移し、近年は女優としてのみならず、妻、母となった自身の人生を投影した内容になるという。
脚本、演出は『マディソン郡の橋』や『模範生たち』『ヒストリー・ボーイズ』『ロ・ギス』『カポネトリロジー』などのトリロジー三部作など、話題作を次々と手がけてきた人気演出家で彼女の夫でもあるキム・テヒョンが担当し、まさに夫唱婦随の作品となりそうだ。

ハスキーな歌声と、独特の存在感をもつイ・ヨンミの魅力を十二分に知る夫キム・テヒョンが、どんな舞台に仕上げるのか期待される『mee on the song』。チケットは7月25日(火)午後3時から発売が開始される。


【公演情報】
キャバレーミュージカル『mee on the song』
2017年8月18日~27日 大学路アートワンシアター3館

<出演>
作詞・作曲・主演:イ・ヨンミ

脚本・演出:キム・テヒョン

写真提供:Story P

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『ビリー・エリオット』韓国版 5人目のビリーを公開

[MUSICAL]『ビリー・エリオット』韓国版 5人目のビリーを公開

 

(写真左から)ソン・ジファン、シム・ヒョンソ、チョン・ウジン、エリック・テイラー、キム・ヒョンジュン

5人目のビリーになったエリック・テイラー

12月から韓国で7年ぶりの再演を控える『ビリー・エリオット』が、5人目のビリー役を電撃発表して話題を呼んでいる。

新たにビリー役に加入したのは10歳のエリック・テイラー君。1次オーディション通過後、10カ月にわたるトレーニングを受け、最終選考まで残った7名のうちの一人だったという。これまで一度もダンスをしたことがなかったという彼だが、バレエ、タップ、モダンダンスなどのレッスンを受け、優れた体力と柔軟性に加え大胆さも持ち合わせ、めきめきと上達。しかしながら最終オーディションでは持てる力を存分に発揮できず惜しくも脱落していた。だが、オーディション終了後もダンスに魅了された彼は、たゆまずダンスやアクロバットのレッスンを続け、4月に行われた日本版オーディションに参加。そこで再びオリジナルクリエイティブチームの目に留まって合格し、同月から先に発表されていた4人のビリー役とともに「ビリースクール」に再加入してレッスンを受けているという。

現在5人のビリーたちは、体力強化のためのピラティスやバレエ、タップ、現代舞踊、アクロバット、ストリートダンスにボーカルトレーニングとレッスンを続けており、8月から本格的な稽古に入る予定だ。

2010年の初演時には多くのミュージカルファンが屈指の名作と語り、再演が待ち望まれていた『ビリー・エリオット』。7年ぶりの再演はD-CUBEアートセンターで12月から約5カ月にわたりロングラン上演される予定だ。


【公演情報】
ミュージカル『ビリー・エリオット』韓国版(빌리 엘리어트)
2017年11月28日~2018年4月29日(予定)D-CUBEアートセンター

<出演>
●ビリー役:キム・ヒョンジュン、ソン・ジファン、シム・ヒョンソ、チョン・ウジン、エリック・テイラー
●マイケル役:カン・ヒジュン、クァク・イアン、ユ・ホヨル、ハン・ウジョン
●トニー役:グ・ジュンモ
●お父さん役:キム・ガプス、チェ・ミョンギョン
●ミセスウィルキンソン役:チェ・ジョンウォン、キム・ヨンジュ
●おばあちゃん役:パク・チョンジャ、ホン・ユニ
●ビリーの母役:キム・ミョンフェ
●ジョージ役:イ・サンジュン
●ミスター ブレイス・ウェイト役:チャン・ウォンリョン
●デビー役:キム・ヨナ、パク・シヨン、ソク・ジュヒョン
●バレーガールズ役:キム・ナリン、キム・ミンジョ、キム・ジュウォン、シム・ヘビン、アン・ヒョンファ、イ・ソヨン、イ・ファジン、チョン・イェジン、チョン・スンミン、チェ・ユジン、キム・スミン、キム・ウニ、ビョン・ヘリム
●トールボーイ役:イ・ジュニョン、チェ・ジュヌ
●スモールボーイ役:ソン・ジュファン、アン・ユジュン、オ・ハンギョル
●大人ビリー役:キム・テギュ、ぺク・ドゥサン
●アンサンブル:カン・ジュソン、コ・チョルスン、クォン・サンソク、キム・ギジョン、キム・ムンジュ、キム・ソングァン、キム・ソンス、キム・ヨンフン、キム・イェジ、ソ・ヨハン、ソ・ジェミン、オム・ジュンソク、イ・ギヨン、イ・ジョンヒョク、チョン・ジュンソン、チャ・ジョンヒョン、チェ・ウンジュ

脚本・作詞:リー・ホール/作曲:エルトン・ジョン/演出:スティーブン・ダルトリー/振付:ピーター・ダーリング/協力演出:サイモン・ポラード/協力振付:二コラ・ベルシャー、ダミアン・ジャクソン/協力音楽スーパーバイザー:ティム・スミス/韓国協力演出:キム・テフン/韓国協力振付兼バレエトレーナー:ノ・ジヒョン/韓国協力振付助手兼タップダンストレーナー:イ・ジョングォン/韓国協力音楽監督:オ・ミニョン/韓国協力助演出:イ・ジェウン

写真提供:シンシカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]踊り子から紅の女スパイの物語へ-進化した『マタ・ハリ』再演

[MUSICAL]踊り子から紅の女スパイの物語へ-進化した『マタ・ハリ』再演

 

宿命に逆らい惹かれ合うマタ・ハリ(チャ・ジヨン)とアルマン(オム・ギジュン)

韓国からブロードウェイ上演作の誕生を目指し、2016年に初演された韓国オリジナルミュージカル『マタ・ハリ』の再演が、今年は世宗文化会館 大劇場に劇場を移して開幕した。
19世紀末にオランダの裕福な家庭で生まれたものの、家業の没落により紆余曲折を経てパリに移住し“マタ・ハリ”の名でダンサーに。その後、エキゾチックな美貌を武器に第一次世界大戦下に仏・独で諜報活動をしたことから、女スパイの代名詞となった実在の女性をモチーフに、彼女の劇的な半生を描いた作品だ。

総製作費250億ウォン、約4年の準備期間を経て昨年お披露目された『マタ・ハリ』は、『ジキル&ハイド』などの作曲家として知られるフランク・ワイルドホーンを中心に、ブロードウェイで大作を手掛けた強力なクリエイティブチームを揃えて制作された。この豪華なスタッフに加え、主演のオク・ジュヒョンを筆頭にトップクラスのミュージカル俳優の出演もあり、昨年の新作ミュージカルのなかでは最も大きな期待と注目を集めた作品となった。今年は、初演時の課題とされていたドラマ性を強化するため、ロイヤル・シェイクスピアカンパニー出身のスティーブン・レインを演出に招き、リニューアルすることを予告していた。

マタ・ハリと知り合った直後、アルマン(オム・ギジュン)は戦地に向かうことになる

そしてその予告以上に、今年の『マタ・ハリ』再演は全く新しい作品と言っても過言ではないほど、大胆な変身を遂げていた。初演のマタ・ハリが「ムーランルージュ」の“踊り子”のイメージを前面に打ち出していたとすれば、今年は“女スパイ”の側面に重きを置いた人間ドラマとして描く方向に舵を切ったのだ。
アンサンブルによる重厚なナンバーのモブシーンからスタートし、オープニングから舞台は第一次世界大戦下にあることを示唆。マタ・ハリに目を付けたラドゥ大佐、町中でのトラブルをきっかけに出会ったマタ・ハリとアルマン……などストーリーのキーポイントとなるシーンは残しつつ、無駄なセリフやシーンはそぎ落として物語をぐいぐいと進めていく印象を受けた。また、観客の緊張感と集中力を切らさないように展開するスピーディーなセットチェンジと演出は白眉だった。多くの演出家が頭を悩ませる世宗文化会館の大舞台をここまでスムースに活用できた人はなかなかいないだろう。

ゴージャスなドレスやワンピースなど、次々と変わる深紅の衣装は見どころのひとつ

マタ・ハリの劇的すぎるエピソードの何を活かすか、取捨選択は難しかったと思うが、スパイとしての活動に葛藤し、心を通わせた運命の男性に命がけの恋をする、一人の女性の生き様を描いた作品として十分に完成度を上げていた。結局、セットも衣装もほとんど新規で制作することになったようだが、一度出来上がっている作品を解体し再構築する作業は、容易ではなかっただろうと思われる。

観劇した日のキャストは、マタ・ハリ役にチャ・ジヨン、アルマン役オム・ギジュン、ラドゥ役ミン・ヨンギ、アンナ役キム・ナユンであった。

表面的にはマタ・ハリ(チャ・ジヨン)への思いを見せないラドゥ(ミン・ヨンギ)

プライベートでの結婚・出産を経て、満を持して本作で舞台復帰を果たしたチャ・ジヨンは、人間性を浮き彫りにした今年のマタ・ハリを演じるにはまさに適役。近寄る男たちをしたたかにあしらうクールネスと強さをもちながらも、アルマンの前では穏やかで優しい素顔を見せるヒロイン像を見事に消化していた。1幕、2幕の各クライマックスで辛い心情を切々と歌い上げる様は、彼女だからこそ見せられたマタ・ハリの姿であろう。

精悍な青年兵士のイメージとなり、魅力倍増のアルマン(オム・ギジュン)

そして初演では純粋さの残るマタ・ハリの“年下彼氏”のイメージが強かったアルマンは、毅然とした男らしいキャラクターに変貌していた。彼は上官ラドゥの命令のもと、監視していたマタ・ハリに魅了されてしまった自己矛盾と葛藤することになるのだが、コミカルなシーンを一切排除したことで、オム・ギジュンの持ち味である演技力が際立ち、一段と魅力的なアルマンに仕上げていた。同役はチョン・テグン(VIXXレオ)とイム・スロン(2AM)とのトリプルキャストだが、若い彼らがこのキャラクターをどう演じているのか、気になるところだ。

アルマンをイム・スロン(左)とチョン・テグン(右)がどう演じているか見比べるのも一興

また、今年はラドゥ大佐が徹底的に“悪役”と化している点も見逃せない。手駒としてマタ・ハリ、アルマンを利用する非情なキャラクターだが、冷酷さの裏で二人の仲への嫉妬も匂わせる。ラドゥがアルマンと正面対決するシーンでは、オム・ギジュン―ミン・ヨンギの競演は、気心の知れた二人だからこその息の合ったデュエットが堪能できる名場面のひとつだった。ほかにもラドゥ役はキム・ジュンヒョン、ムン・ジョンウォンと個性の違う3人が演じるため、ラドゥVSアルマンのシーンは、キャストの組み合わせによって全く違った印象になることだろう。

初演よりも悪役に徹した役柄となったラドゥ(ミン・ヨンギ)

今回の再演で驚いたのが、マタ・ハリの身の回りの世話をするアンナの活かし方だった。初演に続き出演しているキム・ナユンは、過去の出演作でも見せて来たコミカルなイメージが強い人だが、それを極力抑え、マタ・ハリの苦悩を受け止める母親のようなキャラクターとなっていた。劇中2曲あるアンナのソロナンバーを温かくも丁寧に歌い上げ、彼女の新たな魅力を発見したシーンとなった。

マタ・ハリとアルマン(チョン・テグン)のロマンスがどう変化しているかも見もの

実在した人物がモデルとなっているだけに、波乱万丈なマタ・ハリの人生を舞台に落とし込むには今年のようなリニューアルは必然だった。だが一方で、きらびやかなダンサーとしての描写は大幅にそぎ落とされ、観劇中一息つけるような遊びのシーンもなかったように思われた。言葉を換えれば、それだけ緊張感があり、ストーリーに集中できるようになっているのだが、初演にあったような華やかさを求める観客は多少の息苦しさを覚えるかもしれない。

演出も俳優たちの演技も、さまざまなミッションをクリアしてかなり見ごたえある再演になっているのは間違いなく、多くの観客がカーテンコールにスタンディングオベーションで出演者を迎える姿が、今年の出来を象徴していた『マタ・ハリ』は8月7日まで、ソウル・光化門(クァンファムン)の世宗文化会館 大劇場で上演される。


【公演情報】
ミュージカル『マタ・ハリ』(마타하리)
2017年6月16日~8月6日 世宗文化会館 大劇場

<出演>
●マタ・ハリ役:オク・ジュヒョン、チャ・ジヨン
●アルマン役:オム・ギジュン、イム・スロン(2AM)、チョン・テグン(VIXX レオ)
●ラドゥ大佐役:ミン・ヨンギ、キム・ジュンヒョン、ムン・ジョンウォン
●アンナ役:キム・ナユン、チェ・ナレ

総括プロデューサー:オム・ホンヒョン/プロデューサー:キム・ジヒョン/芸術監督:パク・ヨンジェ/脚本:アイヴァン・メンチェル/作曲:フランク・ワイルドホーン/作詞:ジャック・マーフィー/演出:スティーブン・レイン/編曲・オーケストレイション:ジェイソン・ハウランド/韓国語歌詞・協力演出:クォン・ウナ/音楽監督・指揮:キム・ムンジョン/ドラマターグ:イ・ダンビ/振付:ホン・セジョン/美術:オ・ピリョン/衣装:ハン・ジョンイム/ヘアメイク:キム・ユソン/照明:グ・ユニョン/音響:キム・ジヒョン/映像:ソン・スンギュ/小道具:チョ・ユニョン/技術:イ・サンチュン、キム・ジョンムン/舞台監督:イ・ジノ/制作技術:イ・ヨンギュ/制作監督:チョン・ウニョン/制作:チョン・ドンソン

写真提供:EMKミュージカルカンパニー

イ・ホンイの「ソウルde演劇めぐり」Vol.21

イ・ホンイの「ソウルde演劇めぐり」Vol.21

 

国立劇団、創作劇開発プロジェクト第1弾
『かごを持って出かけるんですね、また』

去年から、韓国国立劇団が新しく始めていた新人劇作家サポート・プログラム「作家の部屋(작가의 방)」が、ついに成果を出しました。その主人公はユン・ミヒョン劇作家。彼女は今年1月、東京の座・高円寺で上演された「韓国現代戯曲ドラマリーディング Vol.8」に唯一の女性劇作家として参加し、自身の代表作である『若い軟膏―ア・ラブストーリー 젊은 후시딘—어 러부 스토리』(2013)を日本の観客に紹介したことがあります。そんな彼女が今回、「作家の部屋」を通して執筆した新作『かごを持って出かけるんですね、また (광주리를 이고 나가시네요, 또)』が、4月7日から23日まで、国立劇団小劇場パンにて上演されています。

ポップなデザインが目を引く『かごを持って出かけるんですね、また』ポスター

国立劇団の「作家の部屋」は、デビュー5年から10年以内のプロ劇作家を対象に国立劇団が参加者を募集し、そのなかから選ばれた10名の若手劇作家が約5カ月間、先輩劇作家からのアドバイスをもらったり、作家同士で討論をしながら、新作を書き下ろしていくというプログラムです。去年11月には参加者たちが朗読公演を行いましたが、そのなかでも観客と評論家から大きく支持されたのがユン・ミヒョンが手掛けた作品でした。その結果、本作は「作家の部屋」第1期作品のなかで、国立劇団の正式公演として上演される幸運を得ることになったのです。彼女だけではなく、今後も同じ第1期メンバーのユン・ソンホ『漏水工事』とチョン・ソジョン『ドリームタイム』が、5月に同劇場でショーケースとして公開される予定です。
30代後半であるユン・ミヒョンは、20代には詩と小説を書き、30代になってから劇作家としてデビューしたという韓国では珍しい経歴を持っている劇作家です。何よりも詩と小説を執筆しながら磨いた独自の筆力と観察力が彼女の武器です。特に『かごを持って~』は、彼女が「老人3部作」と名付けた作品の一つで、劇中に登場する老人たちの優れた描写が見どころだと言えます。

定年退職後、家でドラマばかり見ている息子をよそに、母(おばあさん)はかごに食料などをひそませて精力的に外へ売りに出かける

この物語の主人公は、こっそりと家の食材などをかごに入れて、一人暮らしの老人たちに売り歩いているおばあさんです。彼女は、若い頃も同様にかごに品物を入れて商売し、子供たちを育て上げたのですが、そのお金で買った家を息子夫婦にあげたことを今は後悔しています。彼女が再びかごを持って出かけるようになったきっかけは、息子の定年退職。息子は、引退後はサプリメントでも売って老後をおくろうと思っていたものの、厳しい現実に挫折し、毎日ソファーに寝っ転がっては、マクチャン(막장)ドラマ(ドロドロ系ホームドラマ)を見る怠惰な日々を送っています。それを見て不安を感じた息子の妻は、米やラーメンなど食材を大量に買い溜めし始めるのです。

孫娘ミミは祖母の行動を見て「早く年寄りになりたい」と容貌までも変え始める。

この三人の異常行動を観察し、その理由を探そうとするのは、孫娘のミミです。ミミは、大学院生の時に担当教授からセクハラされて以来、10年間も引きこもっている人物です。つまり、この家族は“誰もお互いを養うことができない”状態なのです。その後、ミミはおばあさんに似せて髪を白髪に染め、老婆のような服を着はじめます。「もう何もかも諦めて早くお年寄りになりたい」とつぶやき、ミミが将来自分に訪れるであろう中年を飛ばして、老人になるために練習をしていく過程を見せながら、現代の老人たちの生活をリアルかつコミカルに描いていきます。
実際に老人を観察するため、ひと夏の間ずっと公園で過ごしたというユン・ミヒョンは、作品の中で、500ウォンとアンパンをもらうために教会に並ぶ老人たち、必要なのはリンゴ一個と半分以上使った歯磨きだという老人。自分が一人で死んだ後に(死臭が外に出て)早く見つかるようにしたいと、小さな扇風機を買う老人など、貧しい独居老人などの厳しい現実を繊細に描写していました。かごを持って行商するおばあさんを演じたホン・ユニをはじめ、韓国演劇界の重鎮オ・ヨンスなど、小劇場作品や、特に若い制作陣の作品ではなかなか出会えない大ベテラン俳優が出演し、「老い」の生々しさとともに、深い味のある演技を見せてくれました。

主人公のおばあさんをユーモアたっぷりに演じたホン・ユニ(右)と、独居老人の悲哀を圧巻の存在感でを見せた、韓国演劇界の重鎮オ・ヨンス(左)

この一人一人の俳優に声をかけたのも、ユン・ミヒョン自身。演劇の現場では、演出家を中心に作品の方向性が決められるのが一般的ですが、「作家の部屋」は何よりも作家の意思を最優先にして作品に反映したため、このキャストが実現できたそうです。特に彼女は、去年11月に先行して行った朗読公演では演出も兼任したため、劇作家と俳優の間に特別な信頼関係を築くことができたようです。朗読公演に出演後、個人的な事情で参加できなかった女優一人を除いては、全員が今回の本公演にも出演しました。
新作発掘のために様々なプログラムが企画されていますが、劇作家に演出やキャスティングの権限まで与えた事例は今までなかったと思います。若手芸術家にとっては、公募に作品を出さないと上演の機会さえ得られないのが現実だそうですが、そんな中、劇作家と戯曲に集中して選考する国立劇団の「作家の部屋」が、今後どのような役割を果たせるか、とても興味深いです。すでに「作家の部屋」の第2期活動もスタートしており、1期のユン・ミヒョンは2期にも参加する予定だそうです。来年さらに成長した彼女の新しい作品に出会えるように、これからも応援したいと思います。


【公演情報】
演劇『かごを持って出かけるんですね、また』 (광주리를 이고 나가시네요, 또)
2017年4月7日~23日 国立劇団小劇場パン

<出演>
ホン・ユニ、オ・ヨンス、パク・へジン、イ・ヨンソク、シン・アンジン、パク・ジア、イ・ジヘ、チョ・ヨンウン、イ・ヒョンジュ、キム・チャンドン、ソン・ドンハン、キム・ミラン、イ・ソヨン、クァク・ジョンファ、チョ・ミンギョ、パク・ヒョンス

作:ユン・ミヒョン/演出:チェ・ヨンフン/舞台:イ・オムジ/照明:ナ・ハンス/衣装:チャン・ギチョン/音楽:イ・ヒョンジュ/小道具:コ・ジェハ/ヘアメイク:ペク・ジヨン/音響チョン・ユンソク

写真提供:国立劇団 ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


←コラム第20回 | コラム第22回→

[MUSICAL]7年ぶりの再演『ビリー・エリオット』韓国版 キャストを公開

[MUSICAL]7年ぶりの再演『ビリー・エリオット』韓国版 キャストを公開

 

主人公ビリー役に抜擢された4人。写真左から、チョン・ウジン、シム・ヒョンソ、ソン・ジファン、キム・ヒョンジュン

2010年に韓国版を初演し、観客を感動の渦に巻き込んだ名作『ビリー・エリオット』が7年ぶりに再演。12月の公演を控えて、多彩なキャストが公開された。

2000年に公開され、世界中で大ヒットした映画『リトル・ダンサー(原題:BILLY ELLIOT)』を原作にした『ビリー・エリオット』の舞台は、80年代英国北部の炭鉱町。母を亡くし、鉱夫の父と認知症の祖母、そして兄トニーと暮らすビリーが主人公だ。偶然バレエの魅力に目覚め、踊りたい衝動に葛藤するビリーと、彼の才能を伸ばすために尽力する大人たちの姿が、温かな目線で描かれている。映画版の原作者スティーブン・ダルトリーがミュージカル版の脚本も手掛け、2005年に英・ロンドンで初演。オリヴィエ賞5部門受賞し、2009年のブロードウェイ公演ではトニー賞10部門の快挙を成し遂げ、英・米・韓公演以降も、オーストラリア、カナダなど世界で一千万人以上の観客を動員した大ヒット作だ。
2010年の韓国初演ももちろん、子役たちの熱演が評判を呼び爆発的ヒットを記録。いまだにミュージカルファンの間で伝説となっており、昨夏開催された「ジャラソム・ミュージカル・フェスティバル」では子役たちが成長した姿で舞台に立ち、イベントの大きな目玉になっていたほど不動の人気を誇っている。

7年ぶりの再演にあたり、約1年前に実施された1次オーディションから入念に準備された。その後、イメージはもちろん、ダンスの実力や根気と情熱を持つ少年たちが選抜され、「ビリー・スクール」と呼ばれるトレーニングを重ねて3次オーディションを経てようやく今年1月、ビリーとマイケル役を確定したという。

厳しい条件をクリアした、奇跡のようなビリー役には4人の少年が選ばれた。
ストリートダンスが得意なキム・ヒョンジュン、テコンドーの有力選手だったソン・ジファン、幼いころからバレエレッスンを受けていたシム・ヒョンソ、タップダンスが大好きというチョン・ウジンの4人だ。それぞれが幼くしてイベントや大会で多数の受賞歴を持つ実力者だけに、素晴らしい“ビリー”を見せてくれるに違いない。
また、ビリーの親友マイケル役には、カン・ヒジュン、クァク・イアン、ユ・ホヨル、ハン・ウジョン。ダンスやテコンドーなどそれぞれに特技をもつ個性豊かな彼らは、ビリーと並び観客に愛されることになるだろう。

そして、ビリーを見守る大人たちは大御所からベテランまで、豪華な面々が揃った。
無骨だが、誰よりもビリーを愛する父親役には、映画、ドラマ、舞台と長年一戦で活躍してきたキム・ガプスと、ミュージカル『JSA』で見せた味のある演技が評判となったチェ・ミョンギルが演じる。
かつては大学路で劇団を主宰し、精力的に出演していたキム・ガプスは、5年ぶりの舞台復帰作がミュージカルとあって、一段と大きな話題を呼ぶことになりそうだ。

ビリーの天賦の才能を見つけ出し、その才能を伸ばそうとするバレエスクールの講師ミセス・ウィルキンソン役には、韓国ミュージカル界の第一世代スター女優であるチェ・ジョンウォンと、『ウィキッド』『ジーザス・クライスト・スーパースター』など数々の大作で個性豊かなキャラクターを演じて来たキム・ヨンジュが演じる。
なかでも、長年この作品への出演を熱望していたというチェ・ジョンウォンは「私の人生の作品のひとつ。年を取ってもビリーのおばあちゃん役で舞台人生を終えたい」と語るほどの愛着を見せ、並々ならぬ意気込みを見せている。

認知症を患いながらもビリーを温かくユーモラスに見守るおばあちゃん役には、韓国演劇界で“大母(대모)”と呼ばれ、15年に主演した演劇『ハロルドとモード』では、カン・ハヌルと歳の差60歳の恋人を演じて話題を呼んだパク・チョンジャと、キム・ジュンス主演の『ディセンバー』では母親役を演じていたベテラン舞台女優ホン・ユニが演じる。

そのほか、ビリーの兄トニー役には『マンマ・ミーア!』『ウェルテル』などでアンサンブルを務めていたグ・ジュンモが抜擢されたほか、総勢58名のキャストが新たな韓国版『ビリー・エリオット』を創り上げる。

2017年の年末、最高の話題作となるのは必至の『ビリー・エリオット』は、新道林(シンドリム)のD-CUBEアートセンターで、12月から約5カ月間にわたり上演される。


【公演情報】
ミュージカル『ビリー・エリオット』韓国版(빌리 엘리어트)
2017年11月28日~2018年4月29日(予定)D-CUBEアートセンター

<出演>
●ビリー役:キム・ヒョンジュン、ソン・ジファン、シム・ヒョンソ、チョン・ウジン
●マイケル役:カン・ヒジュン、クァク・イアン、ユ・ホヨル、ハン・ウジョン
●トニー役:グ・ジュンモ
●お父さん役:キム・ガプス、チェ・ミョンギョン
●ミセスウィルキンソン役:チェ・ジョンウォン、キム・ヨンジュ
●おばあちゃん役:パク・チョンジャ、ホン・ユニ
●ビリーの母役:キム・ミョンフェ
●ジョージ役:イ・サンジュン
●ミスター ブレイス・ウェイト役:チャン・ウォンリョン
●デビー役:キム・ヨナ、パク・シヨン、ソク・ジュヒョン
●バレーガールズ役:キム・ナリン、キム・ミンジョ、キム・ジュウォン、シム・ヘビン、アン・ヒョンファ、イ・ソヨン、イ・ファジン、チョン・イェジン、チョン・スンミン、チェ・ユジン、キム・スミン、キム・ウニ、ビョン・ヘリム
●トールボーイ役:イ・ジュニョン、チェ・ジュヌ
●スモールボーイ役:ソン・ジュファン、アン・ユジュン、オ・ハンギョル
●大人ビリー役:キム・テギュ、ぺク・ドゥサン
●アンサンブル:カン・ジュソン、コ・チョルスン、クォン・サンソク、キム・ギジョン、キム・ムンジュ、キム・ソングァン、キム・ソンス、キム・ヨンフン、キム・イェジ、ソ・ヨハン、ソ・ジェミン、オム・ジュンソク、イ・ギヨン、イ・ジョンヒョク、チョン・ジュンソン、チャ・ジョンヒョン、チェ・ウンジュ

脚本・作詞:リー・ホール/作曲:エルトン・ジョン/演出:スティーブン・ダルトリー/振付:ピーター・ダーリング/協力演出:サイモン・ポラード/協力振付:二コラ・ベルシャー、ダミアン・ジャクソン/協力音楽スーパーバイザー:ティム・スミス/韓国協力演出:キム・テフン/韓国協力振付兼バレエトレーナー:ノ・ジヒョン/韓国協力振付助手兼タップダンストレーナー:イ・ジョングォン/韓国協力音楽監督:オ・ミニョン/韓国協力助演出:イ・ジェウン

写真提供:シンシカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


 

[MUSICAL]マイケル・リー、ソン・ヨンジンらが出演『ロッキー・ホラー・ショー』5月開幕

[MUSICAL]マイケル・リー、ソン・ヨンジンらが出演『ロッキー・ホラー・ショー』5月開幕

 

(写真左から)フランク役のマイケル・リー、ソン・ヨンジン、チョ・ヒョンギュン

映画史に名を遺す、カルト映画の原作となったミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』の韓国版が約10年ぶりに上演。総勢18名にのぼる多彩なキャストが発表された。

婚約したばかりのカップル、ブラッドとジャネットが山中で暴風雨に遭い、迷い込んだ古城で奇妙な人々たちが繰り広げる狂気のパーティーに巻き込まれていくセクシーでコミカルなロックミュージカル。この作品のアイコンとも言える城主、フランク・N・フルター役は、ロックミュージカルを得意とするマイケル・リーとソン・ヨンジン。そして大劇場作品には初主演となるチョ・ヒョンギュンの3人が演じる。ソン・ヨンジンは、韓国版初演の2008年にも本作に出演しており、約10年ぶりにフランク役に挑むことになる。

(写真左から)ジャネット役のチェ・スジン、キム・ダへ、イ・ジス

トリッキーなフランクによって、未知の世界を体験することになるジャネット役はチェ・スジン、キム・ダへ、イ・ジスと美貌の若手女優3人が揃った。

(写真左から)ブラッド役のパク・ヨンス、ぺク・ヒョンフン、コ・ウンソン

恋人ジャネットと共に古城に迷い込む、生真面目な青年ブラッド役は、本作の制作会社R&Dワークスの『ママ、ドント・クライ』に出演歴のあるパク・ヨンスとぺク・ヒョンフン、そして『ウィキッド』『ロミオとジュリエット』などに主演し、人気上昇中のコ・ウンソンがトリプルキャストで務める。

(写真左から)マジェンダ役のキム・ヨンジュ、ソムン・タク、リサ

古城のメイド、マゼンタ役は『ウィキッド』のマダム・モリブル役などで知られるキム・ヨンジュと『ヘドウィグ』のイツァーク役で知られるロックシンガーのソムン・タク。そして、現在『ザ・デビル』に出演中のリサと、舞台経験豊富な3人が演じる。

(写真左から)リフ・ラフ役のキム・チャンホ、コ・フンジョンと、コロンビア役のチョン・イェジ

古城に住み込みで働く執事リフ・ラフ役はキム・チャンホとコ・フンジョン。これまで正統派のキャラクターを演じることが多かった彼らが、不気味でエキセントリックな役柄をどう演じこなすのか注目される。そしてもう一人のメイド、コロンビア役は『ロミオとジュリエット』『インタビュー』などで主演女優として頭角を現しつつある新鋭チョン・イェジが演じる。

(写真左から)スコット博士/エディ役:チ・へグン、ナレーター役のチョ・ナミ、ロッキー役のチェ・グァンフィ

その他、ブラッドとジャネットの恩師であるスコット博士と、ロックスタイルの謎の男エディの二役にチ・へグン。物語の進行役となるナレーター役は『シャーロック・ホームズ』などに出演していたベテランのチョ・ナミ。そして、フランクによって生み出される筋肉隆々の人造人間ロッキーは、新鋭チェ・グァンフィが抜擢された。

昨年ケーブルテレビチャンネルJTBCで人気を博したオーディション番組「ファントム・シンガー」で優勝チームの一員となったコ・フンジョンをはじめ、挑戦者として出演していたぺク・ヒョンフンとコ・ウンソン。そして審査員として出演していたマイケル・リーと、番組で一躍注目を浴びたミュージカル俳優が勢ぞろいしている点も見どころ。視聴年齢制限アリ、という破格の舞台が期待される『ロッキー・ホラー・ショー』は、5月26日~8月6日まで、弘益大大学路アートセンター大劇場で上演される。


【公演情報】
ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』(록키호러쇼)

2017年5月26日~8月6日 弘益大大学路アートセンター大劇場

<出演>
●フランクン・フルター博士役:マイケル・リー、ソン・ヨンジン、チョ・ヒョンギュン
●ジャネット・ワイズ役:チェ・スジン、キム・ダへ、イ・ジス
●ブラッド・メイジャーズ役:パク・ヨンス、ぺク・ヒョンフン、コ・ウンソン
●マジェンダ役:キム・ヨンジュ、ソムン・タク、リサ
●リフ・ラフ役:キム・チャンホ、コ・フンジョン
●コロンビア役:チョン・イェジ
●ブラッド・メイジャーズ/エディ役:チ・へグン
●ナレーター役:チョ・ナミ
●ロッキー役:チェ・グァンフィ

原作:リチャード・オブライエン/演出:オ・ルピナ/音楽監督:キム・ソンス

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


【キャラクター紹介映像】

【キャストインタビュー映像】