チョン・ミド

[COLUMN]韓国ドラマの舞台人 第1回『賢い医師生活』前編

[COLUMN]韓国ドラマの舞台人 第1回『賢い医師生活』前編

 

長年韓国ドラマ専門ライターとしても活動している筆者が、不定期ながら新連載を始めます。題して「韓国ドラマの舞台人」。タイトルそのままに、近年韓国ドラマでの活躍が目覚ましい舞台出身俳優の魅力を紹介します。

第1回はついに3月12日から韓国tvNで放送スタートする『賢い医師生活(슬기로운 의사생활)』(⇒ドラマ公式サイト)。『応答せよ』シリーズ3作を手掛けたシン・ウォンホ監督が、前作『賢い監房生活(슬기로운 감빵생활 邦題:刑務所のルールブック)から2年ぶりに発表する新作ドラマです。

主な配役は以下の通り

●肝胆膵外科医イクジュン:チョ・ジョンソク ※肝臓・胆嚢・膵臓の専門医
●小児外科医ジョンウォン:ユ・ヨンソク
●胸部外科医ジュンワン:チョン・ギョンホ
●産婦人科医ソクヒョン:キム・デミョン
●神経外科医ソンファ:チョン・ミド

5人は、99学番(1999年度入学)医大同期で20年来の親友同士。全員が40代突入を目前にした医師たちです。通常は、放送開始前に番組公式サイトには必ず公開されるキャラクター紹介や人物関係図が、今のところは全く出ていません。(制作の遅れなのか、あえて秘密にしているのか…)
新型肺炎の影響で、映像生中継を通して公開された制作発表会でもみな“スポ”(スポイラー=ネタバレ)にならないよう、緘口令がひかれているのか、具体的な内容についての話はあまりされなかったため、どんなドラマになるのかは見てのお楽しみ、という状況です。
現時点で分かるのは、過去のシン・ウォンホ監督作品と同様に、群像劇、人間ドラマという2大キーワードは維持。以前の作品では主人公を取り巻く家族の物語がかなり盛り込まれていましたが、それが今回は彼らが担当する患者の物語中心に代わるようです。

このドラマの主人公5人のうち、チョン・ギョンホを除く4人が舞台経験者。チョ・ジョンソクとユ・ヨンソクは、出演時期は異なるものの過去にミュージカル『ヘドウィグ』と『壁抜け男』に主演したことがあるという共通点を持っています。キム・デミョンは2014年のドラマ『ミセン』でブレイク前は、ミュージカル『地下鉄1号線』『アサシンズ』など舞台を中心に活動していた人です。

●チョ・ジョンソク 舞台出演作一覧(PlayDB)

●ユ・ヨンソク 舞台出演作一覧(PlayDB)

●キム・デミョン 舞台出演作一覧(PlayDB)

そして、今回紅一点のヒロインに抜擢されたのがチョン・ミドです。
韓国舞台シーンを代表するミッ・ポ・ペ(믿우=信じて観る俳優)でありながら、これまで映像ではほとんど活動しなかったことから、韓国でも本作のヒロインとして発表された際には「チョン・ミドとは誰?」という記事が出たほど、一般的には知られていない俳優でした。日本の韓国ドラマファンも、おそらく同じ印象を持ったことでしょう。
しかし彼女の凄さを知る人たちは「キターーーー!」と歓喜の嵐。韓国インターパークが運営する舞台情報サイトPlayDBでも、わざわざ記事が公開されるなど、キャスト発表と同時に舞台マニアの間では大きな話題となっていたのです。

(写真左)2016年『もしかしてハッピーエンディング』/(写真右)2014年『バンジージャンプする』

放送開始数日前に映像の生中継で公開された制作発表で明かされていたのは、シン・ウォンホ監督に彼女の起用を勧めたのはチョ・ジョンソクだったそうです。ユ・ヨンソクも彼女が出演する舞台を見て「以前からファンだった」と公言しています。彼らの推薦に加え、監督自身もヒロインは無名の新しい人を起用したかったと言っていたのですが、例えば『応答せよ1994』のチョンウや、『刑務所のルールブック』のパク・ヘスなど、実力はあるのに大衆への知名度が低かった俳優たちを大抜擢してブレイクさせてきた監督が、今回はチョン・ミドに白羽の矢を立てたのです。

(写真左)2018年『ドクトル・ジバゴ』/(写真右)2013年『ウェルテル』

とても小柄で華奢な彼女ですが、安定した演技力、歌唱力はもちろん舞台上での存在感も抜群。なのに演じるキャラクターに忠実で、自分自身を前面に出すタイプの人ではありません。そんな彼女ですから、共演者はもちろん、演出家や制作者も彼女との仕事を拒む人はまずいないと思います。
その代表が名優チョ・スンウ。2012年にミュージカル『ドクトル・ジバゴ』で共演後、『ラ・マンチャの男』『ウェルテル』『スウィーニー・トッド』と、彼女を連続して相手役に指名し共演しています。

●2015年の『ウェルテル』15周年記念公演時の雑誌「Scene PLAYBILL」のチョ・スンウ&チョン・ミドインタビュー

記事中では、かのチョ・スンウに「舞台を離れても常に側にいてほしい俳優です。学ぶべきところが多く、この人が与える刺激は計り知れない」とまで言わしめるほど。チョ・スンウがこれほど共演者を絶賛していたのはあまり見たことがありません。

また、演技派女優を中心に構成されている劇団メンシアターの団員でもある彼女は、数々の大劇場ミュージカルでヒロイン役を務めながら定期的に小劇場演劇にも出演。ほかにも国立劇団など、公的劇団が制作した作品でも主演を務めています。とにかく、舞台ではあちこちで引く手あまたの名女優なのです。

筆者も韓国で一人舞台女優を挙げるならば、迷うことなく彼女を選びます。個人的に、チョン・ミドの凄さを体感したのが、2014年に芸術の殿堂で上演された演劇『メフィスト』でした。ゲーテの『ファウスト』を大胆に解釈したこの作品で、『冬のソナタ』の父親役として日本では知られている演劇界の大御所、チョン・ドンファンを相手役に一歩も引けを取らず、エネルギッシュに悪魔メフィストを演じていました。
当時の映像が残っています。

こんな強烈な役もできれば、一方で可憐なヒロインもこなすことができるチョン・ミド。『賢い医師生活』で、ついに彼女の凄さがブラウン管を通してお披露目されます。チョ・ジョンソクを筆頭に、個性豊かな面々が揃うなか、監督が紅一点のヒロインを彼女に任せたのは、きっと大きな理由があるはずです。そして放送後の大ブレイクは必至。しかし一旦ブレイクしてしまうとなかなか舞台では見られなくなってしまうことが多い昨今ですが、それでも多くの方に舞台でのチョン・ミドの演技も堪能してもらいたいと切に願います。

第2回では、引き続き『賢い医師生活』に出演している多数の舞台出身助演俳優にスポットを当てて紹介予定です。

●チョン・ミド 舞台出演作一覧(Play DB)

※文中のリンクは、ドラマ関連サイトや、ミュージカル、演劇の映像などを紹介しています(すべて韓国語サイト)

文:さいきいずみ(韓劇.com)

●2013年のミュージカル『ウェルテル』(共演はオム・ギジュン)

●2014年のミュージカル『ONCE (ONCE ダブリンの街角で)』(共演はユン・ドヒョン)

●2016年の演劇『BEA』(共演は、劇団メンシアターの団員でもあり、『ブラックドッグ』などドラマでも活躍するイ・チャンフン)

●2018年のミュージカル『ドクトル・ジバゴ』(共演はパク・ウンテ)

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[MUSICAL]音楽監督キム・ムンジョン 豪華ゲストを迎えコンサート開催

[MUSICAL]音楽監督キム・ムンジョン 豪華ゲストを迎えコンサート開催

 

 

『エリザベート』『笑う男』『ファントム』『レベッカ』『モーツァルト!』『ラ・マンチャの男』など、数々の大作ミュージカルで音楽監督を務めてきたキム・ムンジョンが、自身の名を冠した初のコンサートを開催。豪華ゲストが発表された。

6月7日、8日の2日間(3公演)、LGアートセンターで開催されるコンサートには、彼女が過去に音楽監督を務めたミュージカルの主要キャストのみならず、ジャンルの垣根を超えた多彩なゲストが出演する。

70年代から活躍するシンガーソングライターのチェ・ベクホ、『ファントム』に出演したバレリーナのキム・ジュウォン、大作ミュージカルで多数のヒロイン役を務めてきたチョ・ジョンウン、チョン・ミドは全公演に出演する。なかでもチェ・ベクホは、キム・ムンジョンが大学卒業後、彼のピアノセッションでプロとして活動を始めたという特別な縁ある人物。今回はその恩人とともに50人のオーケストラを率いて演奏するとあって、彼女にとっては意義ある舞台になるといえるだろう。

7日(金)公演には、パンソリの天才ソリクンとして知られ、ミュージカル『西便制(ソピョンジェ)』では女優としても出演したイ・チャラム。『笑う男』『英雄』などに出演したヤン・ジュンモ。そしてキム・ムンジョンがメンターを務めて注目を浴びたJTBCの音楽番組「ファントム・シンガー」から誕生したクロスオーヴァ―グループForte di Quattro(フォルテ・ディ・クワトロ)が出演する。

8日(土)には、『ラ・マンチャの男』『オケピ!』に主演したファン・ジョンミンが久々にミュージカルナンバーを披露する。また『ファントム』『ルドルフ』『モーツァルト!』など彼女が音楽監督を務めた作品に多数主演したイム・テギョンとは、甘美なミュージカルナンバーで共演を準備しているという。そしてミュージカル俳優デビューを果たした『モーツァルト!』をはじめ『エリザベート』『デスノート』『ドリアン・グレイ』で主演したキム・ジュンスと、彼ら3人は、昼夜2公演に出演する。3時公演には『マタ・ハリ』『エリザベート』に主演したチョン・テグン(VIXX LEO)が。7時半公演には『レ・ミゼラブル』『ファントム』『英雄』に主演したチョン・ソンファも登場する。

ポスターには『ドリアン・グレイ』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『レベッカ』『英雄』『西便制』『エリザベート』『ONCE』『ファントム』『ラ・マンチャの男』『マンマ・ミーア!』などのラインナップが公開されている。コンサートでは、これらのミュージカルの名曲はもちろん、出演者たちと“やってみたかった”意外なナンバーも披露されるという。アンサンブルキャストが主人公を務めるスペシャルステージや、今回のコンサートで初めて実現するコラボレーション、さらに事前公表されないスペシャルゲストも登場するとあって、このコンサートでしか見られない、豪華競演が楽しめそうだ。

音楽監督、アーティストとして多くの縁を結んだ俳優や歌手たちと共に、贅沢なひとときをプレゼントしてくれる『2019 キム・ムンジョン<ONLY>』は、6月7日、8日にLGアートセンターで開催。チケットはインターパーク(韓国)LGアートセンターホームページで発売中だ。


【公演情報】

『2019 キム・ムンジョン<ONLY>』コンサート

2019年6月7日(金)~8日(土) LGアートセンター

<出演>

キム・ムンジョン、The M.Cオーケストラほか

●6月7日(金)8時公演 ゲスト:チェ・ベッコ、キム・ジュウォン、イ・チャラム、チョ・ジョンウン、ヤン・ジュンモ、チョン・ミド、Forte di Quattro (コ・フンジョン、キム・ヒョンス、ソン・テジン、イ・ビョリ)&スペシャルゲスト

●6月8日(土)3時公演 ゲスト:チェ・ベッコ、ファン・ジョンミン、イム・テギョン、キム・ジュウォン、チョ・ジョンウン、チョン・ミド、キム・ジュンス、チョン・テグン&スペシャルゲスト

●6月8日(土)7時半時公演 ゲスト:チェ・ベッコ、ファン・ジョンミン、イム・テギョン、キム・ジュウォン、チョン・ソンファ、チョン・ミド、キム・ジュンス&スペシャルゲスト

写真提供:THE P.I.T

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[MUSICAL]第2回「韓国ミュージカルアワーズ」授賞式、華麗に開催

[MUSICAL]第2回「韓国ミュージカルアワーズ」授賞式、華麗に開催

 

昨年に続き、司会進行を務めたイ・ゴンミョン(写真はNAVER TV生中継映像より)

韓国ミュージカル協会が、2016年に新設した授賞式「韓国ミュージカルアワーズ」の第2回授賞式が、1月22日に慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂で開催された。

第2回のノミネートは、2016年12月1日~2017年11月30日までに開幕し、14回以上の公演を行った作品が対象となった。受賞作/者は業界関係者で構成されるプロフェッショナル審査団100名と、一般から募ったマニア審査団100名の投票結果によって選定された。

助演賞のプレゼンターにはパク・ウンテとシン・ヨンスクが登場した(写真はNAVER TV生中継映像より)

栄えある大賞は、最多11部門のノミネートを誇った『ベン・ハー』が獲得した。

受賞を喜ぶ『ベン・ハー』アンサンブルチーム(写真はNAVER TV生中継映像より)

『ベン・ハー』は、同名映画が広く知られているが、1880年に発表された同名小説をベースにワン・ヨンボム演出家をはじめ大ヒット作『フランケンシュタイン』の制作チームが再結集して話題を呼んだ作品だ。『ベン・ハー』はアンサンブル賞と舞台芸術賞も受賞して3冠を獲得した。

『もしかしてハッピーエンディング』の作曲家ウィル・アーロンソン(左)と、脚本家のパク・チョンヒュ(写真はNAVER TV生中継映像より)

そして2017年度の最高傑作との呼び声高い『もしかしてハッピーエンディング』は、今回新設された小劇場ミュージカル賞を筆頭に、演出、脚本・作詞、作曲賞など全6部門で受賞し、前評判通りの最多受賞作となった。

ホン・グァンホ(左)とチョン・ミド(写真はNAVER TV生中継映像より)

俳優部門では主演賞に『シラノ』をはじめ『ミスター・マウス』『ハムレット:アライブ』と圧倒的な動員力を誇ったホン・グァンホと『もしかしてハッピーエンディング』で2年連続受賞となったチョン・ミドが栄誉に輝いた。

イ・ジョンヨル(左)とシン・ヨンスク(写真はNAVER TV生中継映像より)

助演賞は『西便制(ソピョンジェ)』のイ・ジョンヨルと『ファントム』のシン・ヨンスクとベテラン勢が受賞。

ソン・ユドン(左)とイ・ソヨン(写真はNAVER TV生中継映像より)

新人賞は『ヘタレの歴史』『女神さまが見ている』『僕らのイケメン青果店』『ファンレター』など、大学路で次々と人気作に出演したソン・ユドンと、『西便制』『アリラン』と大劇場作品で、見事なパンソリを披露していたソリクンのイ・ソヨンが新人ミュージカル女優として受賞を果たした。

今年のスタッフ賞を受賞したキム・ムンジョン音楽監督(写真はNAVER TV生中継映像より)

特別賞となる今年のスタッフ賞には、多くの作品で音楽監督を務めるだけではなくJTBCの音楽サバイバル番組『ファントム・シンガー』の名コメンテーターとして、注目を浴びたキム・ムンジョン音楽監督が受賞し、共に苦労したオーケストラや裏方のスタッフをねぎらうコメントも忘れなかった。

『キンキーブーツ』3度目の再演にもローラ役で出演するチョン・ソンファ(写真はNAVER TV生中継映像より)

『ヘドウィグ』の「Midnight Radio」を歌ったチャ・ジヨン(写真はNAVER TV生中継映像より)

授賞をはさんで公開された、「祝賀舞台」と呼ばれるスペシャルステージも観客を楽しませた。
『ファントム』にも出演したバレリーナのキム・ジュウォンとユン・ジョンイルがオープニングを飾り、『タイタニック』チームは主要キャスト全員が登場して代表曲「Opening Finale-Godspeed Titanic」を歌い圧倒した。また、『ビリー・エリオット』からは4人のビリーが「Electricity」を。まもなく3度目の再演を開幕する『キンキーブーツ』チームからはチョン・ソンファが登場し、新エンジェルたちとともに「The Land of Lola」を歌い煌びやかなステージを披露した。加えて『ヘドウィグ』の「Midnight Radio」をカリスマ性溢れる姿と声で聴かせたチャ・ジヨンのスペシャルパフォーマンスも目を引いた。

『英雄』の代表ナンバーを披露したヤン・ジュンモ(写真はNAVER TV生中継映像より)

ほかにもJTBC「ファントム・シンガー」でも注目されたイ・チュンジュ、コ・フンジョン、チョ・ヒョンギュンは『ザ・デビル』の曲「ポゼッション」を。日本での『レ・ミゼラブル』出演を終えて韓国で本格的に活動再開しているヤン・ジュンモは『英雄』の同名代表曲を高らかに歌い上げた。最後には、『ロッキー・ホラー・ショー』からフランク役のソン・ヨンジンを中心に、主要キャストが再結集し「Trans Vestite」を披露して賞式のクロージングを盛り上げた。

『ロッキー・ホラー・ショー』チーム(左から、キム・チャンホ、ソン・ヨンジン、ソムン・タク 写真はNAVER TV生中継映像より)


【第2回「韓国ミュージカルアワーズ」受賞結果】
●大賞:『ベン・ハー』
●作品賞:『西便制(ソピョンジェ)』
●小劇場ミュージカル賞:『もしかしてハッピーエンディング』

●男優主演賞:ホン・グァンホ『シラノ』
●女優主演賞:チョン・ミド『もしかしてハッピーエンディング』
●男優助演賞:イ・ジョンヨル『西便制』
●女優助演賞:シン・ヨンスク『ファントム』
●男優新人賞:ソン・ユドン『ヘタレの歴史』『女神さまが見ている』『僕らのイケメン青果店』ほか
●女優新人賞:イ・ソヨン『西便制』『アリラン』
●アンサンブル賞:『ベン・ハー』

●演出賞:キム・ドンヨン『もしかしてハッピーエンディング』
●作曲賞:ウィル・アーロンソン『もしかしてハッピーエンディング』
●脚本・作詞賞:パク・チョンヒュ&ウィル・アーロンソン『もしかしてハッピーエンディング』
●振付賞:チャ・ジンヨプ『神と共に 冥途編』
●舞台芸術賞:ソ・スクジン『ベン・ハー』
●プロデュース賞:ハン・ギョンスク『もしかしてハッピーエンディング』
●特別賞(今年のスタッフ賞):キム・ムンジョン音楽監督
●功労賞:カン・デジン

<NAVER TV 生中継アーカイブ>

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[MUSICAL]オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン音源収録『ウェルテル』15周年記念OST発売

[MUSICAL]オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン音源収録『ウェルテル』15周年記念OST発売

 

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12月24日発売! 『ウェルテル』OST(3枚組)イメージ

2015年冬に熱い興行旋風を巻き起こしているミュージカル『ウェルテル』が、12月24日にファン待望の「15周年記念OST」を発売開始する。

『ウェルテル』のOSTは、2003年以来、13年ぶりに新たに発売されるもので、2015年プロダクションの全俳優が参加している。特に、ウェルテル役のオム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョンの3人3色のウェルテルの歌声をすべて収録した、3枚組構成による究極のスタジオ録音盤OSTとなっている。
「禁断の花」「足を離すことができなければ」など、劇中の主要ナンバーはもちろん、2013年公演から追加された「磁石山の伝説」「いつかその日」など、各CDごとに計28曲が収録されている。ピアノやストリングスなど11人編成のオーケストラが聴かせる叙情的な室内楽の旋律と、俳優たちの優美な歌声により、作品の余韻と感動を呼び起こす内容になると期待を集めている。

今回のOST発売は、過去15年の歴史を作ってきた制作陣が現在も参加しているからこそ可能であった。クラシックを専攻し、美しい旋律を生み出したチョン・ソンミン作曲家。そして、多くのミュージシャンからのラブコールが絶えない、アレンジャーでもあり、15年間音楽監督を務めてきたグ・ソヨンを中心に全キャストが参加して、約1カ月間にわたりレコーディングが行われたという。

今回のOST発売は、長い間『ウェルテル』にたゆまぬ愛を注ぎ続けてきた観客の声援に報いる意味ももっている。海外に比べると、ミュージカルのOST市場が大きくない韓国で、本格的に創作ミュージカルのOSTをリリースすることは、改めて韓国創作ミュージカルの力を確認するうえでも大きな意味を持っている。

『ウェルテル』15周年記念OSTは、12月24日から劇場での直販のほか、Mnetほか韓国の各音楽サイトからのダウンロード購入、韓国インターパークの書籍通販サイトでも販売開始される。(注:韓国音楽サイトおよびインターパーク書籍通販サイトは、日本からの直接利用不可)

去る11月10日に開幕し、オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョンと歴代最高のキャストで15周年記念公演を実施中の『ウェルテル』は、2016年1月10日まで、芸術の殿堂 CJトウォル劇場で上演される。


 

2015werterposter【公演情報】
ミュージカル『ウェルテル』(베르테르)
2015年11月10日~2016年1月10日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウェルテル役:オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン
●ロッテ役:チョン・ミド、イ・ジヘ
●アルベルト役:イ・サンヒョン、ムン・ジョンウォン
●オルカ役:チェ・ナレ
●カインズ役:カン・ソンウク、キム・ソンチョル

脚本:コ・ソンウン/作曲:チョン・ミンソン/演出:チョ・グァンファ/音楽監督・協力演出:グ・ソヨン/振付:ノ・ジヒョン/舞台:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/照明:チョン・テジン/音響:ヤン・ソクホ/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:ノ・ジュヨン/チャン・ギョンジン

写真提供:CJ E&M ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]韓国ミュージカルの歴史を作った『ウェルテル』デジタルギャラリーを公開

[MUSICAL]韓国ミュージカルの歴史を作った『ウェルテル』デジタルギャラリーを公開

 

今年で初演から15周年を迎え、オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョンと究極のキャストで記念公演を好評上演中の『ウェルテル』が、15年間のヒストリーを振り返る「デジタルギャラリー」を公式サイト http://www.musicalwerther.com/ にオープンした。

2000年に初演した本作は、ゲーテの代表作「若きウェルテルの悩み」を原作に、劇団カッカジが制作。初演キャストは、ウェルテル役にソ・ヨンジュ、アルベルト役にキム・ボムレ、ロッテ役にイ・ヘギョンと、現在も韓国ミュージカル界には欠かせないベテラン俳優として活躍している3人が主演した。究極の片思いを美しく描いた哀しいストーリーのオリジナル脚本は2015年の1年間に演劇『青い日に』『趙氏孤児 復讐の種』やミュージカル『アリラン』などを演出。韓国演劇演出家協会により「今年の演出家賞」を受賞して、今や演出家として確固たる地位を築いているコ・ソンウンが手掛けた。
再演からは『若きウェルテルの悲しみ(젊은 베르테르의 슬픔)』というタイトルで2012年まで再演され、前回の2013年公演から原点回帰の意味も込めて『ウェルテル』と初演タイトルに戻され、今年で初演から10回目の再演となる15周年記念公演を迎えている。
韓国の歴史ある創作ミュージカルを代表する作品だけに、さまざまな記録も持っている本作。なかでも「べ・サ・モ(베사모)」(ウェルテルを愛する集まり/베르테르를 사랑하는 모임)と呼ばれる作品のファンクラブが初めて誕生した創作ミュージカルとして有名だ。
また、『ウェルテル』を経てきた俳優はトップクラスの証、とも言われている。この15年間でウェルテルを演じてきた俳優は、現在15周年記念公演にも出演中のオム・ギジュン、チョ・スンウに加え、キム・ダヒョン、ミン・ヨンギ、パク・コニョン、ソン・チャンウィ、キム・ジェボム、ソン・ドゥソプ、チョン・ドンソクといまも精力的に活躍中の人気ミュージカル俳優たちばかりだ。

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デジタルギャラリー トップページ画像より

今回公式サイトにオープンした「デジタルギャラリー」では、歴代公演の貴重な舞台写真が年代別に閲覧できるほか、2012年以降のインタビューやアーカイブ映像も視聴できる。『ウェルテル』の記憶(베르테르의 추억)のページには、ファンが思い出の写真を投稿できるキャンペーンも実施中だ。
そして、12月2日からは音声で『ウェルテル』に出会えるポッドキャスト(ネットラジオ)も実施される。2日から毎週水曜日、全4回にわたり「キムプロのウェルテルポッドキャスト」と題して、ジャズミュージシャンのキムプロ(김프로)をMCに、アルベルト役のイ・サンヒョン、カインズ役のカン・ソンウクとキム・ソンチョル、キャシー役のソン・ナヨンが出演してオンライン上で観客との対話(アフタートーク)を行う予定だ。このプログラムでは、キムプロによるジャズバージョンの『ウェルテル』楽曲オンエアや、出演者たちによる舞台の裏話などがたっぷり聞ける内容になるという。

今年は15周年にふさわしく、写真、映像、ポッドキャストとデジタル的アプローチで特別な時間を設けて、劇場の外でもファンを楽しませている『ウェルテル』は2016年1月10日まで、芸術の殿堂CJトウォル劇場で上演される。


2015werterposter【公演情報】
ミュージカル『ウェルテル』(베르테르)
2015年11月10日~2016年1月10日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウェルテル役:オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン
●ロッテ役:チョン・ミド、イ・ジヘ
●アルベルト役:イ・サンヒョン、ムン・ジョンウォン
●オルカ役:チェ・ナレ
●カインズ役:カン・ソンウク、キム・ソンチョル

脚本:コ・ソンウン/作曲:チョン・ミンソン/演出:チョ・グァンファ/音楽監督・協力演出:グ・ソヨン/振付:ノ・ジヒョン/舞台:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/照明:チョン・テジン/音響:ヤン・ソクホ/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:ノ・ジュヨン/チャン・ギョンジン

写真提供:CJ E&M ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『ウェルテル』15周年記念公演にチョ・スンウ、オム・ギジュン、キュヒョン出演!

[MUSICAL]『ウェルテル』15周年記念公演にチョ・スンウ、オム・ギジュン、キュヒョン出演!

 

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(写真左から)ウェルテル役のオム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン 写真提供:サイダスHQ/グッドマンストーリー/SMエンターテインメント

初演から韓国の観客たちが変わらぬ愛情を注いでいる創作ミュージカル『ウェルテル』が今年で15周年を迎え、歴代最高ともいえる豪華キャストを発表した。

ミュージカル『ウェルテル』は、18世紀ドイツの文豪、ゲーテが自身の体験をもとに創作した代表作「若きウェルテルの悩み」が原作。2000年に劇団カッカジ(갖가지 さまざま)が、演出キム・グァンポ、脚本コ・ソンウンなど現在も演劇界の第一線で活躍する制作陣を揃えて上演した。ウェルテル役には『マン・オブ・ラ・マンチャ』『ロビン・フッド』などの出演で知られるソ・ヨンジュ、アルベルト役には『三銃士』『明成皇后』などに出演したキム・ボムレが初演キャストを務めている。以降も定期的に再演を重ね、過去ウェルテルを演じた俳優はチョ・スンウ、オム・ギジュン、キム・ダヒョン、ミン・ヨンギなどトップ俳優がずらりと揃う。また、韓国で初めて作品のファンクラブが誕生するほどのシンドロームを巻き起こした、エポックメイキング的作品としても知られている。

15周年を迎える今年は、ウェルテル役経験者のオム・ギジュンとチョ・スンウ、そして今回初挑戦となるキュヒョン(SUPER JUNIOR)という記念公演にふさわしい究極のキャストで上演される。
“ウェルテルの姿そのもの”と言われているオム・ギジュンは、劇的な復活を果たした2013年公演に引き続き、2年ぶりの出演。そして、注目は2002年以来、13年ぶりにウェルテルを演じることになるチョ・スンウの出演だ。また『あの日々』『ロビン・フッド』など話題作に次々と主演してきたキュヒョンは、悲恋に葛藤するウェルテル役を通じて新たな姿を披露することになるだろう。

そして助演陣もウェルテル役に劣らぬ豪華メンバーばかりだ。ウェルテルが一目ぼれし、抑えられぬ熱い想いを抱くロッテ役には、『マン・オブ・ラ・マンチャ』出演中のチョン・ミドと、『ジキル&ハイド』『ドラキュラ』で好演していたイ・ジヘ。二人は2013年公演でも同役を務めている。また、ウェルテルの恋路に大きな壁となるロッテの婚約者アルベルト役には、同役を演じるのは4回目となるイ・サンヒョンと『レ・ミゼラブル』の韓国初代ジャベール役や『ノートルダム・ド・パリ』クロパン役で知られるムン・ジョンウォンが初挑戦。そして恋に悩むウェルテルの最大の理解者となる酒場の女主人オルカ役は初演から何度もこの役を演じてきたチェ・ナレ。ウェルテルと同様に道ならぬ恋に苦悩する庭師カインズ役は『ファントム』でフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵を演じたカン・ソンウクと『風月主』『思春期』のキム・ソンチョルという、注目の新鋭二人が演じる。

制作陣は大リニューアルした2013年公演のスタッフが再集結。豪華キャストとともに15年の節目となる記念公演をどのように仕上げてくれるのか期待が膨らむ。韓国最高のキャストとスタッフが揃った『ウェルテル』15周年記念公演は、11月10日から2016年1月10日まで、劇術の殿堂トウォル劇場で上演される。


2015werterposter【公演情報】
ミュージカル『ウェルテル』(베르테르)
2015年11月10日~2016年1月10日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウェルテル役:オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン
●ロッテ役:チョン・ミド、イ・ジヘ
●アルベルト役:イ・サンヒョン、ムン・ジョンウォン
●オルカ役:チェ・ナレ
●カインズ役:カン・ソンウク、キム・ソンチョル

脚本:コ・ソンウン/作曲:チョン・ミンソン/演出:チョ・グァンファ/音楽監督・協力演出:グ・ソヨン/振付:ノ・ジヒョン/舞台:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/照明:チョン・テジン/音響:ヤン・ソクホ/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:ノ・ジュヨン/チャン・ギョンジン

写真提供:CJ E&M ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]第9回「ザ・ミュージカルアワーズ」受賞結果発表

[MUSICAL]第9回「ザ・ミュージカルアワーズ」受賞結果発表

 

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今年のミュージカル賞『キンキーブーツ』の一場面より

韓国の2大ミュージカル賞のひとつである「ザ・ミュージカルアワーズ」の第9回受賞結果が発表された。
今年は、2014年5月から、今年4月まで上演された作品のうち、ライセンス、創作(韓国オリジナル)を含めた出品作26本のなかから選定された。昨年は、韓国フェリー沈没事故(通称:セウォル号事件)の影響で、例年行われていた華やかな受賞式は自粛されていたが、今年も韓国ミュージカル協会から、受賞結果のみが発表されることになった。

受賞結果は以下のとおり。

■今年のミュージカル賞 『キンキーブーツ』(킹키부츠)
■今年の創作ミュージカル賞 『ファリネッリ』(파리넬리)
■主演男優賞 『キンキーブーツ』カン・ホンソク
■主演女優賞 『ONCE』(원스)チョン・ミド
■助演男優賞 『プリシラ』(프리실라)コ・ヨンビン
■助演女優賞 『ブラッド・ブラザーズ』(블러드 브라더스)チェ・ユハ
■男優新人賞 『ファリネッリ』ルイス・チョイ
■女優新人賞 『Zorro(ゾロ)』(조로)キム・ヨジン
■作曲・作詞賞 『ザ・デビル』(더 데빌)Woody Park、イ・ジヘ、イ・ジナ
■脚本賞 『アガサ』(아가사)ハン・ジアン
■演出賞 『ラブレター』(러브레터)ビョン・チョンジュ
■振付賞 『Zorro』ホン・ユソン
■音楽監督賞 『ファリネッリ』キム・ウンギョン
■衣装賞 『マリー・アントワネット』(마리 앙투아네트)生澤美子(いけざわよしこ)
■照明賞 『根の深い木』(뿌리 깊은 나무)シン・ホ
■音響賞 『ザ・デビル』キム・ピルス

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『キンキーブーツ』で主演男優賞を受賞したカン・ホンソク(写真中)

今年の“顔”ともいえる作品賞は、昨年12月から今年2月まで上演した『キンキーブーツ』が獲得した。CJ E&Mががブロードウェイ作品に初めて本格投資して制作し、韓国版も見事大ヒットに導いた本作は、同名映画を原作に、倒産寸前の靴工場をドラァグクイーン御用達のきらびやかなブーツ工場に生まれ変わらせて危機を救うというヒューマンコメディだ。劇中で靴工場に革命をもたらすドラァグクイーンのローラを熱演して作品を大いに盛り上げたカン・ホンソクが主演男優賞を受賞という観客も納得の結果となった。

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主演女優賞を受賞した『ONCE』のチョン・ミド(写真右)

一方、主演女優賞は、アイルランド映画『ONCE ダブリンの街角で』が原作の『ONCE』でヒロインを演じたチョン・ミドが初受賞した。秀作と名高い映画版同様、丁寧な作品づくりと俳優たちが生演奏で繰り広げたライブ感溢れるサウンドで、『キンキーブーツ』のような派手さはないものの上質な心温まる作品に仕上がっていた。チョン・ミドは元来評価の高い演技力に加え、劇中で最も印象深い曲「Falling Slowly」を歌うシーンでピアノを弾くために、演奏をいちから学んで役に挑んだ努力も評価されたようだ。

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『ファリネッリ』で男優新人賞を受賞したルイス・チョイ

最多受賞となる3部門で受賞したのは、今年1月から行われた「創作産室」という創作ミュージカルの新作上演プロジェクトから誕生した『ファリネッリ』。去勢された男性歌手=カストラートのファリネッリの劇的な生涯を舞台化した本作は、4月末には早くも再演されるなど、プロジェクトの上演作のなかでは群を抜いた完成度を見せていた。“カストラートの再来”と呼ばれるほど、驚異の歌声を聴かせて大ヒットの立役者となったカウンターテナーの声楽家、ルイス・チョイが男優新人賞を受賞している。

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『ザ・デビル』のシーン写真より

作曲・作詞賞、音響賞受賞と、サウンド面では昨年8月から11月に上演された『ザ・デビル』が大きく評価された。『ヘドウィグ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』など、ロックミュージカルの演出に定評のあるイ・ジナが、ゲーテの「ファウスト」を題材にオリジナル作品として制作。悪魔に魂を売って成功をものにした男と、彼を愛する女、そして二人を破滅に導くデビルの危険な関係を描き、韓国のミュージカルマニアに固い支持を得ていた作品だ。この作品に出演していたマイケル・リーが推薦したという音楽家Woody Parkの作曲によるダイナミックなロックサウンドとともに、ステージにバンドとコーラスを入れたショーミュージカル形式で上演された本作は、韓国では過去に類を見ない世界観を見せていた作品だった。

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『マリー・アントワネット』より

そして日本人にとってうれしいのは『マリー・アントワネット』の衣装デザイナー、生澤美子の衣装賞受賞だ。昨年11月から韓国初演した本作は、一時は栄華を極めながらもフランス革命のさなか、断頭台の露と消えたマリー・アントワネットの波乱の生涯を舞台化したもの。幼少期からフランス王室へ嫁ぐまでの華やかでゴージャスなドレス、革命運動が始まって囚われの身となり凋落した姿……と、マリーの栄枯盛衰を池澤は衣装で見事に表現していた。日本ではミュージカル『レディ・ベス』ですでに披露されていたが、改めて韓国でもその実力を認められる結果となった。

昨年は、セウォル号事件や制作会社の相次ぐ倒産など韓国ミュージカル界はさまざまな危機を迎えた1年と言われていたが、そんな厳しい環境のなかでも着実に成果を残した作品、および俳優が受賞を果たした内容となった。
受賞者・作品のラインナップは、公式サイト(http://www.themusicalawards.co.kr/)で確認できる。

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[MUSICAL]10周年記念公演開幕!『ラ・マンチャの男』稽古場写真・映像を公開

[MUSICAL]10周年記念公演開幕!『ラ・マンチャの男』稽古場写真・映像を公開

 

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すでに本番さながらの雰囲気。セルバンテス/ドン・キホーテ役のリュ・ジョンハンとチョ・スンウ

今年で韓国初演から10周年、ブロードウェイでは50周年というアニバーサリーイヤーを迎えたミュージカル『ラ・マンチャの男(マン・オブ・ラ・マンチャ)』が、開幕を控えて熱気あふれる稽古場の様子を公開した。

昨年から今年4月まで『ジキル&ハイド』10周年公演を率い、成功裏に終えた韓国ミュージカル界を代表する2大トップスター、リュ・ジョンハンとチョ・スンウが、今度は『ラ・マンチャの男』の10周年記念公演の主演を引き受けたとあって、開幕前から大きな話題を呼んでいた。今年はOD MUSICAL COMPANYが2012年に制作した『ドクトル・ジバゴ』のヒロイン、ララ役が絶賛されていたチョン・ミドと、『ジキル&ハイド』10周年公演のルーシー役で圧倒的な存在感を見せつけたリナが、ともに初めてアルドンザ役に挑む。そして、ドン・キホーテの相棒サンチョ役には、バラエティ番組「SNL Korea」で大ブレイクしたチョン・サンフンが2013年公演に引き続き出演。加えて、『ラ・カージュ』の下女ジャコブ役など、コミカルな演技には定評のあるキム・ホヨンがサンチョ役に初挑戦と、10周年記念公演にふさわしい豪華キャストが揃っている。

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“信じて観る俳優”の若手代表格、アルドンザ役のチョン・ミド

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情熱的な演技が魅力。アルドンザ役のリナ

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チョン・サンフン(左)、キム・ホヨンとサンチョ役にはコメディの達人が揃った

初日を迎えた7月30日には、音楽ポータルサイト「Melon」のスペシャルサイトを通じて、サンチョ役のチョン・サンフンとキム・ホヨンの“セルフカメラ”方式による稽古場リポート映像も公開された。(⇒「Melon」サイトへ)

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稽古場からファンにメッセージを贈るチョ・スンウ(「MELON」スペシャル映像キャプチャー)

これまで稽古場の映像はほとんど公開されたことがなく、この貴重な映像ではラフなスタイルで和気あいあいと稽古に臨む俳優たちの姿を見ることができる。なかでもチョ・スンウは「中学生のときにこの作品を見て、夢を育てて俳優になったように、小さな意味を探して皆さんの人生に少しでも恵みとなる作品になればいいと思います」とメッセージを寄せている。

10年間の蓄積を踏まえ、新旧の豪華キャストとともに記念公演を行う『ラ・マンチャの男』は、11月1日までソウル市内西部の新道林(シンドリム)に位置するD-CUBEアートセンターで上演される。


2015lamanchaposter【公演情報】
ミュージカル『ラ・マンチャの男(マン・オブ・ラ・マンチャ)』(맨오브라만차)
2015年7月30日~11月1日 D-CUBEアートセンター(新道林)

<出演>
セルバンテス/ドン・キホーテ役:リュ・ジョンハン、チョ・スンウ
アルドンザ役:チョン・ミド、リナ
サンチョ役:チョン・サンフン、キム・ホヨン
牢名主/旅館の主人役:ファン・マニク
カラスコ役:ペ・ジュンソン
神父役:チョ・ソンジ

プロデューサー:シン・チュンス/作曲:ミッチ・リー/作詞:ジョー・ダリオン/脚本:デール・ワッサーマン/演出・振付:デヴィッド・スワン
翻訳・作詞:イ・ジへ/音楽監督:キム・ムンジョン/制作スーパーバイザー:カ・ドゥヨン/舞台:ソ・スクジン/照明:イ・ウヒョン/音響:クォン・ドギョン/扮装:キム・ソンへ/特殊効果:ハ・ドンソン/衣装スーパーバイザー:チョ・ムンス/小道具スーパーバイザー:イム・ジョンスク/制作:イ・ウンヒ、チョ・ジョンマン/技術:キム・ミギョン/舞台監督:ノ・ビョンウ

写真提供:OD MUSICAL COMPANY ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PLAY]イ・ソクジュン初演出「サム・ガール(ズ)」男女2バージョンで上演!

[PLAY]イ・ソクジュン初演出「サム・ガール(ズ)」男女2バージョンで上演!

sgposter今年は「共同警備区域JSA」や「M.Butterfly」などに主演している俳優イ・ソクジュンが本格的に演出家に初挑戦する演劇「サム・ガール(ズ)」(Some Girl(S))が開幕する。

この作品は映画『ウィッカーマン』『ベティ・サイズモア』などの監督や、脚本家・劇作家としても活躍するニール・ラビュートが2005年に発表した戯曲。若く美しい婚約者との結婚を控えた人気作家が、見た目も性格も違う別れた4人の元カノを一人ずつホテルに呼び出し、作家と女たちの関係が明らかになっていくブラック・ラブコメディだ。

韓国では2007年に初演。当時、主人公ヨンミン役はイ・ソクジュンと劇団チャイムのチェ・ドンムンが務めたが、ユニークな設定と本音満載のトークがアラサーの女性観客にウケて大ヒットし、キャストを変えながら再演を繰り返すロングラン公演を行っていた人気作だった。

썸걸즈今回4年ぶりとなる再演では、イ・ソクジュンが演出家としてデビュー。主人公ヨンミン役にはともにミュージカルを中心に活動してきたチョン・サンユンとチェ・ソンウォン。また、ヨンミンをめぐる4人の女たちをテ・グッキ、キム・ナミ、イ・ウン、ノス・サンナという個性豊かな女優陣が務め、面白い舞台になるのは必至の顔ぶれが揃った。

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また、今回は女性が主人公となる逆「サム・ガール(ズ)」も上演。こちらはタイトルを英語表記すると「Some Girl’s」で、彼女「の」(男たち)となるわけだ。主人公の作家役に、大作ミュージカルから小劇場演劇まで縦横無尽の活躍を続けるチョン・ミド。4人の元カレには劇団メン・シアター所属のキム・テグン、イ・チャンフン、パク・ギドク、グ・ドンギュンが出演し、こちらも期待せずにはいられない面々だ。

個性豊かな俳優たちと、作品の魅力を十分に知っているイ・ソクジュンならではの演出手腕が期待される「サム・ガール(ズ)」は5月6日~7月20日まで トンスンアートセンター小劇場で上演。