芸術の殿堂 CJトウォル劇場

[MUSICAL]ソウル芸術団創作歌舞劇『ナビレラ』フォトギャラリー

[MUSICAL]ソウル芸術団創作歌舞劇『ナビレラ』フォトギャラリー

 


【公演情報】
ソウル芸術団 創作歌舞劇『ナビレラ』<니빌레라>
2019年5月1日(水)~5月12日(日) 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●シム・ドクチョル役:チン・ソンギュ、チェ・ジョンス
●イ・チェロク役:イ・チャンドン、カン・サンジュン
●ドクチュル妻:チョン・ユヒ
●シム・ソンサン(ドクチョル長男)役:キム・ベッキョン
●シム・ソンスク(ドクチョル長女)役:イ・ヘス
●シム・ソングァン(ドクチョル次男)役:シン・サンオン
●ムン・ギョングク役:クム・スンフン
●カン・ソンチョル役:キム・ヨンハン
●チェロク父役:イ・ヨンギュ
●チェロク母役:ユ・ジョンア
●ムン・ギョングクバレエ団団員役ほか:キム・ヒョナ、パク・へジョン、ビョン・ジェボム、ヒョン・ナムヒ、チョン・ジマン、ソン・ムンソン、イ・ウンソル

芸術監督:クォン・ホソン/原作:HUN・ジミン/脚本・作詞:パク・へリム/作曲:キム・ヒョウン/演出:ソ・ジェヒョン/振付:ユ・フェウン/音楽監督:イ・ギョンファ/美術:パク・ドンウ/照明:ミン・ギョンス/音響:キム・ギヨン/衣装:キム・ジヨン/ヘアメイク:チェ・ソンファ/小道具:ソン・ミヨン/技術:チェ・ジョンウォン/舞台監督:キム・サンドク

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[Special Interview]イ・スンジュ【前編】

[Special Interview]イ・スンジュ【前編】

 

『M.Butterfly』『ガラスの動物園』『セールスマンの死』など、なかなか大劇場では演劇が上演されない韓国で、中劇場以上の大きな舞台に立った経験が多いイ・スンジュは、キム・グァンボ、ハン・テスクという、韓国演劇界の巨匠演出家が手掛けた作品への出演が非常に多い俳優です。舞台俳優は二つ以上の作品に掛け持ちで出演したり、芸能事務所に所属してドラマや映画界に進出することが、決められた成功の道のように思われていますが、そんな中、マイペースを維持している珍しいスターでもあります。彼はいま何を考え、何を目指しているのか? 現在出演中の『セールスマンの死』の公演を終えた彼と気楽に食事をしながら、韓劇.com初の“モクバン”(먹방=食事をする様子を見せる(放送する)という意味の流行語)スタイルでお話しを伺いました。

*     *     *

●『セールスマンの死』今日もお疲れ様でした! この作品は昨年に続き再演となりますが、今回はいかがですか?
「戯曲自体が古典ですし、発表されてから長い時間が経っていますが、世界中で上演され続けている文学的な価値もある作品ですね。やはりそうなる理由があると実感しています。抜け目がない。よく書かれている戯曲なんだなーと。俳優としてそんな作品に出演するのはプレッシャーも大きいです。最近書かれたオリジナル作品だと、俳優それぞれの個性を付け足したり、自分の呼吸でやっていけるんですけど、このような古典は長く上演されながら、正解のような何かが形成されているじゃないですか。それが難しいと思います」

※注:『セールスマンの死』は、アメリカの劇作家アーサー・ミラーが1949年に発表した代表作。かつては敏腕セールスマンだったが、今では昔のような成果を出せなくなった63歳のウイリー・ローマンが、家族の問題や過去の幻影に悩まされ続ける。イ・スンジュは、高校時代にドロップアウト後も定職に就かず、父親の期待に応えられないことに葛藤するローマン家の長男ビフを演じた。

老いたセールスマン、ウイリーは息子ビフとハッピーの将来に期待していたが…。『セールスマンの死』2017年公演写真より ©芸術の殿堂

●このハン・テスク演出版は、昨年の初演からとても好評でした。今回の再演で変わった点はありますか?
「初演のときは、ウイリーの頭の中を連想させるオブジェが吊られていました。ウイリーの自殺と同時にそのオブジェが落ちたんですが、今回はそれが無くなりました。あとは、初演の時はもっとウイリーの異常行動とか彼の精神的なものにフォーカスを当てていたとしたら、今回は、息子のビフとハッピーの彷徨や苦悩にもっと注目しているんです」

ビフはアメリカンフットボールに熱中するなど、華やかな学生時代を送っていた。 『セールスマンの死』2017年公演写真より ©芸術の殿堂

●スンジュさんがアメリカンフットボールの防具をつけて快活に登場する学生時代の回想シーンと、その後苦悩するビフのギャップが印象的でした。
「日本でも似ていると思いますが、最近韓国は若年層の失業問題など、とても深刻な状況ですから。初演を見た多くの観客が、(親の期待に応えられずにいる)ビフとハッピーの兄弟にとても共感してくださったそうです。この作品を見て、自分の生活を振り返ってみた方も多いと思います。それで演出のハン・テスク先生も、新しく若者にフォーカスを当ててみる方向を提案してくださいました。でも、僕ら若手が演じるキャラクターの台詞を変えたり、何かを変えたわけではないんですよ。もっと切実に演じる、というか、演じ方を変化させた感じですかね」

成人後、父の期待に反して定職に就けずにいるビフ。やっとこぎつけた就職の面接を受けてもうまくいかない。『セールスマンの死』2017年公演写真より ©芸術の殿堂

●スンジュさん=生粋の演劇俳優のイメージがありますが、意外にもKBS公開採用俳優(テレビ局の専属俳優制度。現在は廃止されている)として活動を始めたそうですね。
「あの頃は、演劇のオーディションを受けても落ちてばかりで、そもそも演劇は劇団による上演が多かった時期でした。劇団に入るためには人脈も必要でしたし。演技したいのにできないので、KBSのみならず、とにかくオーディションがあったら全部書類を出してみました。その中でたまたまKBSに受かっただけです。特にドラマをやりたいと思ったわけでもなくて。同じころ演技塾の講師にも応募していたんですよ。今すぐ役者になれないなら、役者みたいな仕事をしようと。全く違う仕事をするよりはマシだと思ったんです。それで講師、モデルまで、全部書類を出しました。KBSに受かって、3カ月くらい研修を受けたんですけど、合わないなーと思ってやめました(笑)。俳優の活動として一番いいのは、ジャンルを問わず力量を発揮することですが、僕には演劇が最も合っていると思います」

●KBSドラマ「ザ・スリングショット~男の物語~」と「パートナー」に出演歴があります。
「それは研修の時ですね。採用されると最初に研修期間があるんです。だから義務的に出演した研修作品で、正式な出演ではなかったです。出演しないと修了できませんので。その後『ブレイン』という医療ドラマにも出演しました」

●最近、映画にも出演したそうですが、どんな作品ですか?
『悪女(악녀)』(⇒NAVER映画情報)という映画です。ちょっとだけ出るんですけど。『殺人の告白(내가 살인범이다)』『俺たちはアクション俳優だ(우린 액션배우다)』のチョン・ビョンギル監督の映画です。主人公の殺し屋スッキを演じるのがキム・オクビンさんで、彼女が悪女になる原因は、ある男のせいなんですが、その男ジュンサンを演じるのがシン・ハギュンさんです。僕はチュンモという彼の右腕の役です」

●右腕ということは、ヤクザみたいな役ですか? スンジュさん、全然悪い男には見えないのに!?(笑)
「逆に、だから監督が興味を持ってくれたと思うんです。悪そうに見えない人に、こんな役を演じさせようと。それは僕も同感します。勿論、映画の場合は、演劇やドラマとも違って、一瞬で、ある人物を説明しなければなりませんよね。それでキャスティングに俳優のイメージが大きな影響を与えるのだと思います。特に韓国では見た目でいい人っぽい、悪い人っぽい、みたいな。すぐ分かるようにです。
でも、監督さんは、そういう典型的なイメージでキャストを決めるのが面白くないと判断されたと思います。元々、常に新しさを求める方ですので。やっている行動が悪いだけで、見た目まで悪そうな人が演じる必要はないと」

●じゃ、衣装とかもチンピラっぽく…?(笑)
「そうですねー黒い服着て…(笑)。なんでいつも悪党は黒い服を着るんですかね? むしろ映画とかテレビは、そういう偏見というか慣習みたいなのを持っている気がします。もっと新しいことをどんどんやっていかないといけないのに、ひどいと思います。勿論、最近は多様なコンテンツが生産されていますが」

素顔は穏やかなスンジュさんが悪い男(?)に変身!?

●普段のイメージと全く違うキャラクターを見られるのはとても楽しみです!
「公開されたら海外に逃げようかと思っているんです(笑)。僕は演劇が一番好きですが、演劇が一番好きだといえるのは、演劇と映画は違うという意味が含まれているからです。映画はやっぱり違うんです。感情を表現する演じ方も、話術も違うし。今こんな風にしゃべっている声より、もっと小さな声で話しても、息をする音まで伝わりますから。むしろ小さくしゃべったほうが、もっとエネルギーが伝わったりもするんです。僕は大学で演劇映画学科を専攻しましたけど、学校ではこういうことを教えてくれません。だから、そういうコツを知る方法は、経験のみです。その経験を、僕は短編映画ではなく、最初からいきなり商業映画でやったのですから。現場で初めていろいろ経験して、僕はまだまだだなと……あー、演劇がいいです。だから海外に逃げようかと思ったんです。(笑)冗談です。とてもいい経験でした(笑)」

●映画は、今回が本当に初めて?
「大学の時、同期の卒業作品に一回出演したことがあります。友達同士で楽しく撮ったもので。あれはまぁ、独立(インディーズ)映画とでも言えない…ワークショップみたいなものでした」

●これからは映画やドラマなど、映像でも活動したいですか?
「機会があれば……。でも、今回映画を撮ったのは本当に偶然で、実は映画出演は一度も考えたことがなかったです。良い俳優になれば、40、50、60歳になっても、必ずどこからか呼ばれると思うんです。やはり舞台上でやり続けた力は無視できないと思います。『セールスマンの死』で僕の母リンダを演じているイェ・スジョン先輩も、最近はドラマや映画で活躍されています。先輩は30~40代の頃は、わざとテレビや映画の仕事はしなかったそうです。ドラマに先輩が出演されているのをたまに見たりすると「あ! お母さんだ!」と、画面に見入るんですが、先輩は何もせず、ただ息をしているだけでも、すごい存在感を表現できるんです。それは、舞台で作られた力だと僕は思っています。先輩のように、上手く演れたらいいなと思っていますが、僕はまだ、それを挑戦するには早いですね。自分のカラーを見つけ出せる日が来たら、僕がカメラを見るだけでも何かを伝えられると思います。だから、まだ、映画の出演とか興味がなかったんです」

●では、『悪女』にはどうやって出演することになったんでしょうか?
「監督が演劇を観て、連絡をくださったんです。周りからは理解してもらえなかったですが、実は最初は断ったんです。でもとても情熱的な監督で、彼といろいろとお話をしたら、この方なら、まだ未熟な僕がぶつかってみてもいいのではないかと思いました。結果が良くなくても仕方ないと。そう信じるように、監督が声をかけてくださいました」

●最近は演劇俳優が出演するテレビドラマもどんどん増えていますよね。
「ドラマのディレクターがよく劇場に足を運んでいるそうです。でも舞台俳優も、もっと賢くなる必要があると思います。自分がうまく発散できるものは何か。下手したら消耗するだけで終わってしまう可能性もあるんです。舞台でずっと築いてきたものが、テレビ画面の中ではある種の類型として使われてしまうかもしれないのです。
演劇とは……僕にとっては最高の芸術なんです。ほとんどの人の目には、演劇というと“辛い”というイメージがあって…。そうですね。確かに辛いし、厳しい道です。でも自分の信念を持って、自分が本当に舞台の上で地球を、宇宙を作るんだと信じてやっていけたらいいなと思っています。こんな舞台を作る俳優が何人かいた方が良くないか? そんな俳優が僕だったらいいなと。とても良い機会があって、タイミングもちょうど合って。僕もやりたいと思った時には、テレビや映画に挑戦すると思いますが、それが今ではない気がします。一度経験してみたから、もっと演劇を頑張らなきゃ。
でも、よく考えてみてください。今回映画に出演できたのも、僕が演劇をやっていたから可能だったことですよね? だから僕はずっと舞台やらないといけません」

*     *     *

演劇について話し出すと止まらなくなるほどの愛と情熱を傾けていることが伝わってきたスンジュさん。自身の演技をとても謙虚に評価していた映画『悪女』は、5月に開催される「第70回カンヌ映画際」に公式招請作として選定され、大きな注目を集めています。韓国での公開日はまだ決まっていませんが、大きなスクリーンに映るスンジュさんを見る日も遠くありません。期待しましょう!

⇒インタビュー後編では、俳優イ・スンジュの意外な!? 学生時代と将来の夢などを伺います。


【公演情報】
演劇『セールスマンの死』
2017年4月12日~4月30日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウイリー・ローマン役:ソン・ジンファン
●リンダ・ローマン役:イェ・スジョン
●ビフ・ローマン役:イ・スンジュ
●ハッピー・ローマン役:パク・ヨンウ
●チャーリー役:イ・ムンス
●ベン役:イ・ナミ
●バーナード役:イ・ヒョンフン
ほか、ミン・ギョンウン、イ・ファジョン、キム・ヒョンギュ、チェ・ジュヨン

脚色:コ・ヨノク/演出:ハン・テスク/ドラマターグ:キム・テギョン/振付:クム・べソプ/音楽監督:ジミー・サート/衣装:キム・ウソン、チョン・ヨナ/ヘアメイク:ペク・ジヨン/小道具:キム・サンヒ/映像:キム・チャンヨン/照明:キム・チャンギ/技術:ユン・デソン/音響:ハン・グクラン、イ・ガンジン/助演出:キム・ソヒ、クン・ジョンチョン/舞台監督:ソン・ミンギョン


取材:イ・ホンイ/さいきいずみ 文:イ・ホンイ 撮影:キム・ジヒョン

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[MUSICAL]オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン音源収録『ウェルテル』15周年記念OST発売

[MUSICAL]オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン音源収録『ウェルテル』15周年記念OST発売

 

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12月24日発売! 『ウェルテル』OST(3枚組)イメージ

2015年冬に熱い興行旋風を巻き起こしているミュージカル『ウェルテル』が、12月24日にファン待望の「15周年記念OST」を発売開始する。

『ウェルテル』のOSTは、2003年以来、13年ぶりに新たに発売されるもので、2015年プロダクションの全俳優が参加している。特に、ウェルテル役のオム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョンの3人3色のウェルテルの歌声をすべて収録した、3枚組構成による究極のスタジオ録音盤OSTとなっている。
「禁断の花」「足を離すことができなければ」など、劇中の主要ナンバーはもちろん、2013年公演から追加された「磁石山の伝説」「いつかその日」など、各CDごとに計28曲が収録されている。ピアノやストリングスなど11人編成のオーケストラが聴かせる叙情的な室内楽の旋律と、俳優たちの優美な歌声により、作品の余韻と感動を呼び起こす内容になると期待を集めている。

今回のOST発売は、過去15年の歴史を作ってきた制作陣が現在も参加しているからこそ可能であった。クラシックを専攻し、美しい旋律を生み出したチョン・ソンミン作曲家。そして、多くのミュージシャンからのラブコールが絶えない、アレンジャーでもあり、15年間音楽監督を務めてきたグ・ソヨンを中心に全キャストが参加して、約1カ月間にわたりレコーディングが行われたという。

今回のOST発売は、長い間『ウェルテル』にたゆまぬ愛を注ぎ続けてきた観客の声援に報いる意味ももっている。海外に比べると、ミュージカルのOST市場が大きくない韓国で、本格的に創作ミュージカルのOSTをリリースすることは、改めて韓国創作ミュージカルの力を確認するうえでも大きな意味を持っている。

『ウェルテル』15周年記念OSTは、12月24日から劇場での直販のほか、Mnetほか韓国の各音楽サイトからのダウンロード購入、韓国インターパークの書籍通販サイトでも販売開始される。(注:韓国音楽サイトおよびインターパーク書籍通販サイトは、日本からの直接利用不可)

去る11月10日に開幕し、オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョンと歴代最高のキャストで15周年記念公演を実施中の『ウェルテル』は、2016年1月10日まで、芸術の殿堂 CJトウォル劇場で上演される。


 

2015werterposter【公演情報】
ミュージカル『ウェルテル』(베르테르)
2015年11月10日~2016年1月10日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウェルテル役:オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン
●ロッテ役:チョン・ミド、イ・ジヘ
●アルベルト役:イ・サンヒョン、ムン・ジョンウォン
●オルカ役:チェ・ナレ
●カインズ役:カン・ソンウク、キム・ソンチョル

脚本:コ・ソンウン/作曲:チョン・ミンソン/演出:チョ・グァンファ/音楽監督・協力演出:グ・ソヨン/振付:ノ・ジヒョン/舞台:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/照明:チョン・テジン/音響:ヤン・ソクホ/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:ノ・ジュヨン/チャン・ギョンジン

写真提供:CJ E&M ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PLAY]注目の新人パク・ソダム、映画『モールス』舞台版『レット・ミー・イン』に初主演

[PLAY]注目の新人パク・ソダム、映画『モールス』舞台版『レット・ミー・イン』に初主演

 

letmeinposter2『ベテラン』『思悼(サド)』『黒い司祭たち』など、大ヒット映画に次々と起用され、韓国映画界の超大型新人女優として注目を浴びているパク・ソダムが演劇に初挑戦する『レット・ミー・イン』のキャストが公開された。

『レット・ミー・イン』は、2010年に公開されたクロエ・モレッツ主演映画『モールス』の原作となったスウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト(John Ajvide Lindqvist)の小説「Let the Right One In」をベースにした舞台作品。原作小説は『モールス』に先駆けて、2008年にスウェーデンで映画化されている(邦題は『ぼくのエリ 200歳の少女』)。
現在この作品は、ジャニーズWESTメンバーの小瀧望主演で『MORSE-モールス-』というタイトルで東京・大阪にて日本版が上演中だ。

物語の舞台はスウェーデンの首都ストックホルム郊外。学校ではいじめられ、母子家庭の孤独な10代の少年オスカーの周囲で、残忍な殺人事件が次々と起きる。やがて隣に引っ越してきた少女イーライと知り合うが、彼女は学校にも行かず、日中は外出さえしない。そんな彼女に惹かれ始めるオスカーだが、イーライには彼がまだ知らない秘密があったのだ。

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ヴァンパイア少女イーライ役のパク・ソダム(左)と父ホーカン役のチュ・ジンモ

今回の韓国初演は、スコットランド国立劇団が制作した作品を“レプリカ・プロダクション”(オリジナルプロダクションをすべて踏襲する公演形態)で上演される。ミュージカル『ONCE』の韓国版・オリジナル来韓公演も手掛けた演出家ジョン・ティファニーをはじめ、のオリジナル版のスタッフたちが直接創り上げるという。

主人公には、オーディションに応募した約600人のなかから、まだ20代前半の新人が選ばれた。ヒロイン、イーライ役には忠武路(チュンムロ=映画界)の怪物新人パク・ソダムと、小劇場演劇で演技を磨いていた新人イ・ウンジ。オスカー役には少年のような童顔をもち、演劇『飛行少年KW4839』などに出演したアン・スンギュンと、ナムアクターズに所属する新人オ・スンフンの4人だ。そしてイーライの父ホーカン役は、映画、舞台で活躍するチュ・ジンモをはじめ、11人のキャストが出演する。
特にパク・ソダムはもともとミュージカル俳優を夢見て演技を志したという。韓国芸術総合学校で演技科を専攻している彼女だけに、オーディションでもヴァンパイア少女の姿を見事に披露して、演出家は惜しみない賛辞を贈ったという。

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イーライ役のイ・ウンジ(左)とオスカー役のオ・スンフン

ヴァンパイアと人間の恋というと、世界中で大ヒットした『トワイライト』シリーズが有名だが、本作の原作小説や映画ではかなり残忍な場面も登場する。ジョン・ティファニー演出家は「ホラー的なシーンを舞台に移すという発想が面白かった。この作品では愛も扱います。純粋な恋は現実的な愛となるか? という質問も投げかけていて、ヴァンパイアを素材にこのような話をできることが興味深かった」と語っており、この作品世界を、才能あふれる若き俳優たちとともにどう創り上げるのかに注目だ。
『レット・ミー・イン』は1月21日から、芸術の殿堂CJトウォル劇場で開幕する。

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イーライ役パク・ソダム(左)とオスカー役アン・スンギュン


letmeinposter1【公演情報】
演劇『レット・ミー・イン』(렛미인)
2016年1月21日~2月28日 芸術の殿堂CJトウォル劇場
(1月21、22日はプレビュー公演)

<出演>
●イーライ(エリ)役:パク・ソダム、イ・ウンジ
●オスカー役:オ・スンフン、アン・スンギュン
●ホーカン役:チュ・ジンモ
●オスカーの母役:パク・ジウォン
●ジミー役:イム・ジョンワン
●ジョニー役:パク・ミンギュ
●ミッキー役:イム・ヒチョル
●俳優1役:パク・シボム
●俳優2役:アン・チョンファン

脚本:ジャック・ソーン(Jack Thorne)/演出:ジョン・ティファニー(John Tiffany)/協力演出:イ・ジヨン/振付:スティーヴン・ホゲット(Steven Hoggett)/音楽:オラフ・アルナルド(Olafur Arnalds)/舞台:クリスティン・ジョーンズ(Christine Jones)/照明:シャイン・ヤブロヤン(Chahine Yavroyan)/音響:ガレス・フライ(Gareth Fry)

<公式トレイラー>

写真提供:シンシカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]韓国ミュージカルの歴史を作った『ウェルテル』デジタルギャラリーを公開

[MUSICAL]韓国ミュージカルの歴史を作った『ウェルテル』デジタルギャラリーを公開

 

今年で初演から15周年を迎え、オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョンと究極のキャストで記念公演を好評上演中の『ウェルテル』が、15年間のヒストリーを振り返る「デジタルギャラリー」を公式サイト http://www.musicalwerther.com/ にオープンした。

2000年に初演した本作は、ゲーテの代表作「若きウェルテルの悩み」を原作に、劇団カッカジが制作。初演キャストは、ウェルテル役にソ・ヨンジュ、アルベルト役にキム・ボムレ、ロッテ役にイ・ヘギョンと、現在も韓国ミュージカル界には欠かせないベテラン俳優として活躍している3人が主演した。究極の片思いを美しく描いた哀しいストーリーのオリジナル脚本は2015年の1年間に演劇『青い日に』『趙氏孤児 復讐の種』やミュージカル『アリラン』などを演出。韓国演劇演出家協会により「今年の演出家賞」を受賞して、今や演出家として確固たる地位を築いているコ・ソンウンが手掛けた。
再演からは『若きウェルテルの悲しみ(젊은 베르테르의 슬픔)』というタイトルで2012年まで再演され、前回の2013年公演から原点回帰の意味も込めて『ウェルテル』と初演タイトルに戻され、今年で初演から10回目の再演となる15周年記念公演を迎えている。
韓国の歴史ある創作ミュージカルを代表する作品だけに、さまざまな記録も持っている本作。なかでも「べ・サ・モ(베사모)」(ウェルテルを愛する集まり/베르테르를 사랑하는 모임)と呼ばれる作品のファンクラブが初めて誕生した創作ミュージカルとして有名だ。
また、『ウェルテル』を経てきた俳優はトップクラスの証、とも言われている。この15年間でウェルテルを演じてきた俳優は、現在15周年記念公演にも出演中のオム・ギジュン、チョ・スンウに加え、キム・ダヒョン、ミン・ヨンギ、パク・コニョン、ソン・チャンウィ、キム・ジェボム、ソン・ドゥソプ、チョン・ドンソクといまも精力的に活躍中の人気ミュージカル俳優たちばかりだ。

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デジタルギャラリー トップページ画像より

今回公式サイトにオープンした「デジタルギャラリー」では、歴代公演の貴重な舞台写真が年代別に閲覧できるほか、2012年以降のインタビューやアーカイブ映像も視聴できる。『ウェルテル』の記憶(베르테르의 추억)のページには、ファンが思い出の写真を投稿できるキャンペーンも実施中だ。
そして、12月2日からは音声で『ウェルテル』に出会えるポッドキャスト(ネットラジオ)も実施される。2日から毎週水曜日、全4回にわたり「キムプロのウェルテルポッドキャスト」と題して、ジャズミュージシャンのキムプロ(김프로)をMCに、アルベルト役のイ・サンヒョン、カインズ役のカン・ソンウクとキム・ソンチョル、キャシー役のソン・ナヨンが出演してオンライン上で観客との対話(アフタートーク)を行う予定だ。このプログラムでは、キムプロによるジャズバージョンの『ウェルテル』楽曲オンエアや、出演者たちによる舞台の裏話などがたっぷり聞ける内容になるという。

今年は15周年にふさわしく、写真、映像、ポッドキャストとデジタル的アプローチで特別な時間を設けて、劇場の外でもファンを楽しませている『ウェルテル』は2016年1月10日まで、芸術の殿堂CJトウォル劇場で上演される。


2015werterposter【公演情報】
ミュージカル『ウェルテル』(베르테르)
2015年11月10日~2016年1月10日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウェルテル役:オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン
●ロッテ役:チョン・ミド、イ・ジヘ
●アルベルト役:イ・サンヒョン、ムン・ジョンウォン
●オルカ役:チェ・ナレ
●カインズ役:カン・ソンウク、キム・ソンチョル

脚本:コ・ソンウン/作曲:チョン・ミンソン/演出:チョ・グァンファ/音楽監督・協力演出:グ・ソヨン/振付:ノ・ジヒョン/舞台:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/照明:チョン・テジン/音響:ヤン・ソクホ/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:ノ・ジュヨン/チャン・ギョンジン

写真提供:CJ E&M ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『ウェルテル』15周年記念公演にチョ・スンウ、オム・ギジュン、キュヒョン出演!

[MUSICAL]『ウェルテル』15周年記念公演にチョ・スンウ、オム・ギジュン、キュヒョン出演!

 

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(写真左から)ウェルテル役のオム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン 写真提供:サイダスHQ/グッドマンストーリー/SMエンターテインメント

初演から韓国の観客たちが変わらぬ愛情を注いでいる創作ミュージカル『ウェルテル』が今年で15周年を迎え、歴代最高ともいえる豪華キャストを発表した。

ミュージカル『ウェルテル』は、18世紀ドイツの文豪、ゲーテが自身の体験をもとに創作した代表作「若きウェルテルの悩み」が原作。2000年に劇団カッカジ(갖가지 さまざま)が、演出キム・グァンポ、脚本コ・ソンウンなど現在も演劇界の第一線で活躍する制作陣を揃えて上演した。ウェルテル役には『マン・オブ・ラ・マンチャ』『ロビン・フッド』などの出演で知られるソ・ヨンジュ、アルベルト役には『三銃士』『明成皇后』などに出演したキム・ボムレが初演キャストを務めている。以降も定期的に再演を重ね、過去ウェルテルを演じた俳優はチョ・スンウ、オム・ギジュン、キム・ダヒョン、ミン・ヨンギなどトップ俳優がずらりと揃う。また、韓国で初めて作品のファンクラブが誕生するほどのシンドロームを巻き起こした、エポックメイキング的作品としても知られている。

15周年を迎える今年は、ウェルテル役経験者のオム・ギジュンとチョ・スンウ、そして今回初挑戦となるキュヒョン(SUPER JUNIOR)という記念公演にふさわしい究極のキャストで上演される。
“ウェルテルの姿そのもの”と言われているオム・ギジュンは、劇的な復活を果たした2013年公演に引き続き、2年ぶりの出演。そして、注目は2002年以来、13年ぶりにウェルテルを演じることになるチョ・スンウの出演だ。また『あの日々』『ロビン・フッド』など話題作に次々と主演してきたキュヒョンは、悲恋に葛藤するウェルテル役を通じて新たな姿を披露することになるだろう。

そして助演陣もウェルテル役に劣らぬ豪華メンバーばかりだ。ウェルテルが一目ぼれし、抑えられぬ熱い想いを抱くロッテ役には、『マン・オブ・ラ・マンチャ』出演中のチョン・ミドと、『ジキル&ハイド』『ドラキュラ』で好演していたイ・ジヘ。二人は2013年公演でも同役を務めている。また、ウェルテルの恋路に大きな壁となるロッテの婚約者アルベルト役には、同役を演じるのは4回目となるイ・サンヒョンと『レ・ミゼラブル』の韓国初代ジャベール役や『ノートルダム・ド・パリ』クロパン役で知られるムン・ジョンウォンが初挑戦。そして恋に悩むウェルテルの最大の理解者となる酒場の女主人オルカ役は初演から何度もこの役を演じてきたチェ・ナレ。ウェルテルと同様に道ならぬ恋に苦悩する庭師カインズ役は『ファントム』でフィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵を演じたカン・ソンウクと『風月主』『思春期』のキム・ソンチョルという、注目の新鋭二人が演じる。

制作陣は大リニューアルした2013年公演のスタッフが再集結。豪華キャストとともに15年の節目となる記念公演をどのように仕上げてくれるのか期待が膨らむ。韓国最高のキャストとスタッフが揃った『ウェルテル』15周年記念公演は、11月10日から2016年1月10日まで、劇術の殿堂トウォル劇場で上演される。


2015werterposter【公演情報】
ミュージカル『ウェルテル』(베르테르)
2015年11月10日~2016年1月10日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●ウェルテル役:オム・ギジュン、チョ・スンウ、キュヒョン
●ロッテ役:チョン・ミド、イ・ジヘ
●アルベルト役:イ・サンヒョン、ムン・ジョンウォン
●オルカ役:チェ・ナレ
●カインズ役:カン・ソンウク、キム・ソンチョル

脚本:コ・ソンウン/作曲:チョン・ミンソン/演出:チョ・グァンファ/音楽監督・協力演出:グ・ソヨン/振付:ノ・ジヒョン/舞台:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/照明:チョン・テジン/音響:ヤン・ソクホ/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:ノ・ジュヨン/チャン・ギョンジン

写真提供:CJ E&M ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。