「女神様が見ている」でソッキョンさんが演じるのは、北朝鮮の兵士チョ・ドンヒョン役。上官であるチャンソプの命令にはいつも忠実で模範的な兵士ですが、実は家族が韓国に亡命してしまい“脱北者の息子”として数々の苦労を重ねていた人物だったのです。寡黙で自身の素顔をなかなか見せなかったドンヒョンが、最後の最後に心の奥底に秘めていた本心を吐露するシーンは、涙なくしては見られません。今回のアンケート取材で、共演者たちがドンヒョンを演じてみたいという答えが多く返ってきたのには「なるほど~」と思わせる深みのあるキャラクターです。
ミュージカル「夕立(ソナギ)」でデビューした彼は、韓国オリジナルの小劇場ミュージカルに多数出演してきました。「キム・ジョンウク探し」のキム・ジョンウク役、「オー!あなたが寝ている間に」のドクター・リー役、「プロポーズ」のミンホ役など、大学路(テハンノ)定番のラブストーリーものの男性主人公として多数出演。「女神様」におけるドンヒョンとは真逆のスウィートな男性キャラクターもこなせる人です。
彼が家族とともに大切な存在と挙げているジュンヒョク(ジュニョク)とは、昨年「女神様が見ている」の初演からハン・ヨンボム役を演じていたイ・ジュンヒョクとのこと。俳優数名でひとつ屋根の下に暮らしているという彼は、ジュンヒョクから作品にまつわる話をいろいろと聞いていたそう。今年の再演でオーディションを受け、満を持してドンヒョン役を得た彼は、北朝鮮の兵士を演じたなかでは、もっとも“北朝鮮なまり”が上手いと言われていました。 アンケートの回答を見ると、実にシンプルな答えですが、ドンヒョンのように真面目で無骨だけど心根は優しい人柄が伝わってくるようです。
<韓国公式挨拶インタビューより>
http://www.youtube.com/watch?v=Hj7WXvP78vc
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