PLAY

[PLAY]人気演劇シリーズ「演劇列伝5」ラインナップ発表

[PLAY]人気演劇シリーズ「演劇列伝5」ラインナップ発表

 

engekin52004年からスタート。過去には、チャン・ジン作・演出の「タクシードリブル」「不器用な人々」や三谷幸喜原作「笑の大学」「君となら」、新人時代のオム・ギジュンも出演していた「男子衝動」、劇団チャイムの人気作「老いた泥棒の話」、劇団コルモッキルの代表作「青春礼賛」、今年再演される「M.Butterfly」「観客冒涜」「彼と彼女の木曜日」「エクウス」などなど、テレビドラマ、映画界でも活躍する人気俳優や韓国内外の注目戯曲を積極的に上演している「演劇列伝」シリーズの第5弾のラインナップが発表された。

5月から上演される1作目の「愛別曲」にはバラエティ番組「花よりおじいさん」で大人気のイ・スンジェや、“国民の母”コ・ドゥシムなど、豪華大御所俳優が総出演!
「演劇列伝」は、韓国演劇を見たことがない人でも劇場に足を運びたくなる、キャストの豪華さでも毎回話題を呼ぶ演劇シリーズだけに、今後のキャスト発表にご注目を。

<演劇列伝5 ラインナップ>

●「愛別曲」
(韓国 チャン・ユンジン作/演出:グ・テファン)

5月2日~8月3日 東崇(トンスン)アートセンター トンスンホール

出演:イ・スンジェ、コ・ドゥシム、ソン・ヨンチャン、ソ・ヒョンチョルほか

●「プライド」

(英国 アレクシ・ケイ・キャンベル作/演出:キム・ドンヨン)

8月~10月 劇場未定

●「フランケンシュタイン」

(英国 ニック・ディア作/演出:チョ・グァンファ)

10月10日~11月9日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

●「ワーニャ、ソーニャ、マーシャ&スパイク」

(米国 クリストファー・デュラン作/演出未定)

12月5日~14日 大学路芸術劇場 大劇場

●「趣味の部屋」

(日本 古沢良太作/演出未定)

12月~2015年2月 劇場未定

[PLAY]一人で三代早変わり!演劇「浮気な三代」プレスコール

[PLAY]一人で三代早変わり!演劇「浮気な三代」プレスコール

 

DSC_0074祖父、父、息子と三代のやもめ男が暮らすマンション。彼らはそれぞれ、家に誰もいない(と思っている)隙に、家族には存在を明かしていない彼女を連れ込み、2人だけの時間を過ごそうとするのだが……。世代ごとに違うカップルの恋愛のかたちや交錯する思惑を面白おかしく描いた演劇「浮気な三代」のプレスコールが2月18日、大学路サンミョンアートホールで開催された。

DSC_0149舞台のみならず映像界でも活躍する演技派俳優が多数所属する「劇団チャイム」のミン・ボッキ代表の作・演出による本作は、ちょっと下世話で親しみやすいチャイムお得意のドタバタ喜劇。2012年に「二人芝居フェスティバル」に出品され、人気賞を得て昨年本公演に上がった作品が約1年ぶりに大学路に戻ってきた。3世代のカップルを一人三役、2人の俳優だけで演じ分けるのが見どころで、男優が素早く衣装やカツラを早替えしながら祖父、父、息子があたかも同じ空間にいるかのように見せる冒頭のシーンは圧巻。演じる役者のほうは息が切れんばかりで大変そうだが、その慌しさが笑いを誘い、一気に観客を芝居に引き込んでいく。

今回の再演では、男女トリプルキャストに増員。プレスコールでは父親カップルをチョン・スンウォン×ソン・ユヒョン組が、息子カップルをパク・フン×キム・ナミ組が、そして祖父カップルをソン・ジェリョン×コン・サンア組が演じた。

DSC_0319

初演と変わった点について、ミン・ボッキ演出家は「劇場が変われば演劇自体のカラーが変わります。最初の公演から出演しているソン・ジェリョンとコン・サンアがこの作品を作り上げたと言っても過言ではないので、演出をどうしたというより、2人が創り出したものを自然に見えるようにしただけです」と語り、俳優の個性や組み合わせの違いで9通りの面白さがあると教えてくれた。

初演から共演しているジェリョン×サンア組は、会場の雰囲気や反応に合わせて観客を自在に“いじる”余裕のコンビネーション。一方、今回初参加となるチョン・スンウォンは「今まで出演した作品のなかで一番セリフが多く、ミン演出家からは頭より身体で覚えろと言われました。余裕をもってやろうとしても、ジェリョン先輩たちと自分の上演時間が10分以上も短かった」と、アドリブを使いこなすのに苦心しているようだった。

当日プレスコールのMCも務めたパク・フンの言葉通り、「カップルからおじいちゃん、おばあちゃんまで世代を超え、家族がひとつになって楽しめる作品」。大学路の小劇場コメディならではの面白さが味わえる作品になっている。

 

DSC_0423公演情報:演劇「浮気な三代」

2月7日~5月11日 大学路サンミョンアートホール1館

出演:ソン・ジェリョン、コン・サンア、パク・フン、キム・ナミ、チョン・スンウォン、ソン・ユヒョン

チケットはインターパークなどで発売中。

[PLAY]名優の演技に浸る 演劇「天の川を知っていますか」プレスコール

[PLAY]名優の演技に浸る 演劇「天の川を知っていますか」プレスコール

 

DSC_0025俳優業のみならず、映画製作者、元芸能学校代表、そして故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領支持者(ノサモ)の最先鋒としても知られ“永遠の不良中年”的イメージをもつベテラン俳優ミョン・ゲナム。昨年8年ぶりの舞台復帰を宣言後、「コントラバス」「天安艦ラプソディ」と精力的に舞台に立っている彼が、演劇「天の川を知っていますか(은하수를 아시나요)」で早くも3作目に挑んでいる。

DSC_00402月14日にプレスコールが行われた「天の川を知っていますか」は20代のときに出会ったミョン・ゲナムとキム・テス代表が、1984年に創立した劇団「卍模様(완자무늬))」の30周年記念作品。ドイツの劇作家カール・ヴィトリンガーの同名戯曲を劇団創立当初に読み、長年舞台化を温めてきた作品だという。物語は、ある精神病院に入院中の患者サムが、医師ノイロスに自分が書いた戯曲の上演を提案。2人は病院の患者たちの前で劇中劇を展開する。ノイロス役をミョン・ゲナム、サム役を劇団ハクチョン出身の中堅俳優パク・ユ二が演じるのだが、劇中劇の登場人物を2人で13役も演じ分けるのだ。苗字をもじって、名優(ミョンペウ)というニックネームを持つミョン・ゲナムと、かつては演技学校で講師もしていたというパク・ユニという、2人の”名優”が繰り出す演技の妙を楽しめる作品になっている。

DSC_0134「劇団創立30周年記念に、初心に帰って若い頃に抱いていた純粋な気持ちを表現したらどんな反応があるかと思った。そして常にさまざまな問題を引き受け、解決し、我々と共にした人には門を開く、というのが演劇の役目ではないかと思い、悩みながらもそれを現場にぶつけてきた。今後の力になり、演劇とは何かを改めて提示したかった」というキム・テス代表が語るように、芝居が政治や社会へのアンチテーゼとなっていた70年代に芝居を始めた彼らが、節目の年に原点回帰を目指したのがうかがえた。劇場街大学路(テハンノ)ではどうしても若い俳優の出演作に目が向きがちだが、こうしたベテランの名演が光る作品も一度観劇をおすすめしたい。

 

DSC_0177公演情報: 演劇「天の川を知っていますか」

2月14日~3月9日 設置劇場 精米所(ジョンミソ)

出演:ミョン・ゲナム、パク・ユニ、キム・シニョン

チケットはインターパークほかで発売。