[PLAY]名優の演技に浸る 演劇「天の川を知っていますか」プレスコール

[PLAY]名優の演技に浸る 演劇「天の川を知っていますか」プレスコール

 

DSC_0025俳優業のみならず、映画製作者、元芸能学校代表、そして故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領支持者(ノサモ)の最先鋒としても知られ“永遠の不良中年”的イメージをもつベテラン俳優ミョン・ゲナム。昨年8年ぶりの舞台復帰を宣言後、「コントラバス」「天安艦ラプソディ」と精力的に舞台に立っている彼が、演劇「天の川を知っていますか(은하수를 아시나요)」で早くも3作目に挑んでいる。

DSC_00402月14日にプレスコールが行われた「天の川を知っていますか」は20代のときに出会ったミョン・ゲナムとキム・テス代表が、1984年に創立した劇団「卍模様(완자무늬))」の30周年記念作品。ドイツの劇作家カール・ヴィトリンガーの同名戯曲を劇団創立当初に読み、長年舞台化を温めてきた作品だという。物語は、ある精神病院に入院中の患者サムが、医師ノイロスに自分が書いた戯曲の上演を提案。2人は病院の患者たちの前で劇中劇を展開する。ノイロス役をミョン・ゲナム、サム役を劇団ハクチョン出身の中堅俳優パク・ユ二が演じるのだが、劇中劇の登場人物を2人で13役も演じ分けるのだ。苗字をもじって、名優(ミョンペウ)というニックネームを持つミョン・ゲナムと、かつては演技学校で講師もしていたというパク・ユニという、2人の”名優”が繰り出す演技の妙を楽しめる作品になっている。

DSC_0134「劇団創立30周年記念に、初心に帰って若い頃に抱いていた純粋な気持ちを表現したらどんな反応があるかと思った。そして常にさまざまな問題を引き受け、解決し、我々と共にした人には門を開く、というのが演劇の役目ではないかと思い、悩みながらもそれを現場にぶつけてきた。今後の力になり、演劇とは何かを改めて提示したかった」というキム・テス代表が語るように、芝居が政治や社会へのアンチテーゼとなっていた70年代に芝居を始めた彼らが、節目の年に原点回帰を目指したのがうかがえた。劇場街大学路(テハンノ)ではどうしても若い俳優の出演作に目が向きがちだが、こうしたベテランの名演が光る作品も一度観劇をおすすめしたい。

 

DSC_0177公演情報: 演劇「天の川を知っていますか」

2月14日~3月9日 設置劇場 精米所(ジョンミソ)

出演:ミョン・ゲナム、パク・ユニ、キム・シニョン

チケットはインターパークほかで発売。