ユン・サンファ

[PLAY]『報道指針』フォトギャラリー

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【公演情報】
演劇『報道指針』<보도지침>
2019年4月26日(金)~7月7日(日) 大学路TOM2館

<出演>
●キム・ジュヒョク(社会部記者)役:パク・ジョンボク、イ・ヒョンフン
●キム・ジョンべ(編集長)役:チョ・プンレ、カン・ギドゥン、キ・セジュン
●ファン・スンウク(弁護士)役:オ・ジョンテク、ソン・ユドン
●チェ・ドンギョル(検事)役:クォン・ドンホ、アン・ジェヨン
●ソン・ウォンダル(判事)役:チャン・ヨンチョル、ユン・サンファ
●男役:チャン・ギョクス、チェ・ヨンウ
●女役:イ・ファジョン、キム・ヒオラ

プロデューサー:チャン・サンヨン/責任プロデューサー:チェ・ギョンファ/作・演出:オ・セヒョク/音楽:イ・ジヌク/振付:イ・ヒョンジョン/舞台:キム・デハン/音響:キム・ソンイク/照明:イ・ジュウォン/衣装:ドヨン/ヘアメイク:チョン・ソジン/舞台監督:イ・ジョンウ/制作プロデューサー:イ・イェジ

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[PLAY]井上ひさし原案『木の上の軍隊』韓国版、稽古場写真を公開

[PLAY]井上ひさし原案『木の上の軍隊』韓国版、稽古場写真を公開

 

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新兵役のソン・ドゥソプ

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新兵役のシン・ソンミン

世界各国で上演された話題作や韓国オリジナルの秀作戯曲を上演している「演劇列伝」。その第6シーズンとなる「演劇列伝6」の開幕作となる『木の上の軍隊』が、初日を控え、稽古場写真を公開した。

第二次世界大戦当時、沖縄で敵の攻撃を避けて巨大なガジュマルの木に登って身を隠し、以降2年間もの間、樹上で過ごした二人の兵士の実話をもとにした物語。2010年に逝去した、日本を代表する劇作家井上ひさしが、死の直前まで執筆を準備していたという幻の作品だ。残された資料をもとに蓬莱竜太が執筆し、栗山民也が演出、井上版に出演予定だった藤原竜也主演で死後3年を経て、2013年に上演された作品が、今回韓国で初めて上演される。

日本オリジナル版でも特徴的だった、ステージを埋め尽くす樹上のセットを韓国版でも再現。この舞台美術は、「演劇列伝」で現在再演中の古沢良太原作『趣味の部屋』でも美術を手がけた、舞台美術家の伊藤雅子が担当している。兵士役の俳優たちは、極限の状況で生きた兵士たちをリアルに演じられるよう、稽古場でも立体的な仮設セットを組み、稽古を重ねたという。

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分隊長役のユン・サンファ(写真上)とキム・ヨンミン

新兵役のシン・ソンミンは「仮設セットでの稽古が最初は大変でしたが、慣れるにしたがって楽になりましたた。木の上で演技するのは心配ですが、期待感のほうが大きいです」と語っている。また、分隊長役のキム・ヨンミンは「実際に木を昇ったり降りたりするようなセットになっているので、日常生活では使わない筋肉を使い、筋肉痛になりました。今回僕たちのチームはお互いの筋肉痛をいたわりながら親しくなったようです(笑)」と、ユニークな表現で和やかな稽古場の様子を伝えている。

生きるために誰かを殺さねばならないという戦争の矛盾。そして樹上という極限の状況で起こる二人の兵士の対立や理解を通して、我々の生活そのものが終わらない戦争であり、人間が本当に守らねばならないものは何かを問う『木の上の軍隊』は12月19日、20日のプレビュー公演から開幕。来年2月28日まで、芸術の殿堂 自由小劇場で上演される。

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ガジュマルの木の精役のカン・エシム(左)とユン・ウンスク


kinoueposter【公演情報】
演劇『木の上の軍隊』(너무 위의 군대)
2015年12月19日~2016年2月28日 芸術の殿堂 自由小劇場

<出演>
●分隊長役:ユン・サンファ、キム・ヨンミン
●新兵役:ソン・ドゥソプ、シン・ソンミン
●木の精役:カン・エシム、ユン・ウンスク

原案:井上ひさし/作:蓬莱竜太/演出:カン・リャンウォン/音楽監督:チャン・ヨンギュ/振付:クム・べソプ/舞台:伊藤雅子/照明:チェ・ボユン/衣装:カン・ギジョン


 

<メイキング映像・インタビュー>

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[PLAY]名作『ピローマン』完全新キャストで8月再演!

[PLAY]名作『ピローマン』完全新キャストで8月再演!

 

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2014年に上演した『雄鶏たちの闘い』『家族という名の部族』や4月に上演した『変身物語:Metamorphoses』など、韓国で未発表の海外戯曲を斬新な手法で上演し、演劇ファンに支持されているNONAME THEATER COMPANYの代表作ともいえる『ピローマン(필로우맨)』が8月に再演。注目のキャストが発表された。

『ピローマン』は、21世紀演劇界の天才作家、ポストシェイクスピアと呼ばれている劇作家マーティン・マクドナーが2003年に発表し、ロンドン国立劇場で初演、同年のローレンス・オリヴィエ賞新作最優秀賞を受賞した作品だ。日本では2004年パルコプロデュースにより長塚圭史演出、高橋克実主演で上演されている。
韓国ではLGアートセンターの制作で2007年に初演。チェ・ミンシク、ユン・ジェムン、イ・デヨン、チェ・ジョンウという名優をズラリと揃え、演出には今年『ヒッキー・ソトニデテミターノ』の演出を務めたパク・グニョンが担当するなど、韓国演劇界の粋を集めた舞台は大きな話題を呼んだ。その後、2012年にNONAME THEATER COMPANYが小劇場演劇として再構成。主人公にはいまや同カンパニー作品の看板俳優となったキム・ジュンウォン、昨年ドラマ『ミセン』の極悪上司マ部長役で大人気となったソン・ジョンハクらが出演して連日完売の大ヒットを記録し、翌2013年もキャストの熱演により好評を得ていた。

『ピローマン』は若手作家カトゥリアンを語り部に、幼児虐待がもとで起きる殺人事件の謎解きをしていくミステリースリラーだ。
グロテスクな作品ばかりを発表するカトゥリアンの周囲で、彼が書いた小説に似た幼児殺人事件が続発。中年刑事トゥポルスキとその部下アリエルは、カトゥリアンを容疑者と睨んで連行し、取り調べを進めていく。上演時間は170分という長編ながら、息つく暇を与えないほどの緊迫感が魅力。反面、狂言回しとなるカトゥリアン役をはじめ、出演者はかなりの長ぜりふもこなさねばならないため、役者の技量が如実に現れる作品でもある。

約2年ぶりの再演では、登場人物4人を全員刷新。それぞれが韓国演劇界で主演をこなす名優を揃えた見事なキャスティングとなっている。

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主人公カトゥリアン役のチョン・ウォンジョ(左)と兄マイケル役のイ・ヒョンフン

主人公の作家カトゥリアン役には東亜演劇賞を受賞した主演作『アリバイ年代記(알리바이 연대기)』や『なぜ私は小さなことにのみ憤慨するのか(왜 나는 조그마한 일에만 분개하는가)』など、劇作家・演出家のキム・ジェヨプ作品で注目を集めたチョ・ウォンジョが演じる。そして知的障害をもつ兄マイケル役には野田秀樹作・演出の『半神(반신)』への出演や、NONAME THEATER COMPANYの『変身物語(변신이야기)』でも熱演していたイ・ヒョンフンが演じる。

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刑事トゥポルスキ役のユン・サンファ(左)と部下アリエル役のキム・スヒョン

一方、カトゥリアンと丁々発止の会話を展開する刑事トゥポルスキ役には、昨年東亜演劇賞作品賞を受賞した『ジュリアス・シーザー』への出演や、『ヒッキー・ソトニデテミターノ』韓国版ではリストラされてしまう父親を好演していたユン・サンファが。その部下で、口よりも手が先に出る熱血刑事アリエル役には、映画監督リュ・スンワン作品の常連俳優としても知られるキム・スヒョンが演じる。昨年12月に国立劇場で上演された『リチャード二世(리차드 2세)』で主演して注目を集めていた2人だ。

演出は本作の翻訳、ドラマターグも務めるイ・インス。作品世界とストーリーの醍醐味を最も良く知る人物が、演出を手掛けるとあって、キャスト、スタッフと総入れ替えで新しい『ピローマン』が見られそうだ。

チケットは6月23日(火) より発売。公演は8月1日~30日までの1カ月のみ。同劇場で2012年に上演した際は完売日続出となっただけに、良席の確保はお早目に。


【公演情報】
演劇『ピローマン』(필로우맨)
2015年8月1日~30日 ドゥサンアートセンター Space111

出演:チョン・ウォンジョ、ユン・サンファ、キム・スヒョン、イ・ヒョンフン
演出・翻訳・ドラマターグ:イ・インス

写真提供:NONAME THEATER COMPANY ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PHOTO]演劇『ヒッキー・ソトニデテミターノ』稽古場フォトギャラリー

[PHOTO]演劇『ヒッキー・ソトニデテミターノ』稽古場フォトギャラリー

 

hikkiposter 演劇『ヒッキー・ソトニデテミターノ』
(韓国語題『ひきこもり外に出た(히키코모리 밖으로 나왔어)』
2015年5月26日~6月20日 ドゥサンアートセンター Space111

出演:森田登美男役:チェ・グァンイル/黒木役:カン・ジウン/鈴木かなこ役:ファン・ジョンミン/鈴木きよし役:ユン・サンファ/鈴木太郎役:キム・ドンウォン/ベテラン寮生役:ぺ・スベク/森田綾役:シム・ジェヒョン/斉藤よしこ役:キム・へガン/斉藤和夫役:イ・ナムヒ


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元引きこもりの登美男役チェ・グァンイル

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引きこもり青年太郎の父きよし役のユン・サンファ(左)と母かなこ役のファン・ジョンミン

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カウンセラー黒木役のカン・ジウン

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20代の引きこもり太郎役のキム・ドンウォン

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パク・グニョン演出家

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40代の引きこもり和夫役のイ・ナムヒ(右)

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和夫の母よしこ役のキム・へガン(左)と登美男の妹、綾役のシム・ジェヒョン

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イ・ホンイの「ソウルde演劇めぐり」Vol.3

イ・ホンイの「ソウルde演劇めぐり」Vol.3

 

韓国版『ヒッキー・ソトニデテミターノ』稽古場より

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通し稽古後、俳優たちに演技ポイントを伝えるパク・グニョン演出家(写真左)

岩井秀人作、パク・グニョン演出の『히키코모리 밖으로 나왔어 ひきこもり、外に出た(原題:ヒッキー・ソトニデテミターノ)』の稽古が始まってからもう1カ月が経ちました。去年の夏から「ドゥサン人文劇場2015」シリーズの作品選定のためのリサーチが始まり、秋に翻訳を終え、上演可否と演出家が決定されたのが冬頃。年初からキャストとスタッフが決まり、本格的な稽古がスタートしたのは4月初旬です。振り返ってみれば長い旅で、それに比べると一カ月の稽古期間はあっという間でしたが、その間MT(Membership Training)と呼ばれている2泊旅行にも行っています(韓国では稽古の途中、チームワークのためにみんなで1泊旅行をするのはよくあることですが、2泊旅行は珍しいです)。今は俳優たちみんなが家族のように仲良くなって稽古を重ねています。

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カウンセラー黒木(カン・ジウン)に励まされる太郎の母かなこ(ファン・ジョンミン)

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パク・グニョン演出家自らセットを動かしながら稽古を進行

このような素敵な雰囲気で作品を創り上げるのもパク・グニョン演出家の特長の一つですが、何よりも彼は観客から信頼されている演出家です。2010年には平田オリザ作『眠れない夜なんてない』の演出を務め、大韓民国演劇大賞作品賞などを受賞したこともあり、『青春礼賛(청춘예찬)』『そんなに驚くな(너무 놀라지 마라)』『満州戦線(만주전선)』など自身の代表作を日本で上演したことも多数あるため、日本の文化や感受性などもよく把握している演出家だと言えます。その上に彼が本作品の最も大事な課題として考えているのは「韓国の観客が共感するような作品にしたい」ということです。「読めば読むほど良い作品だ」と愛情を込めながらも、韓国の観客がまるで私たちの物語だと感じられるように、いろいろと試しながら工夫しているのです。

今回、韓国版『ヒッキー・ソトニデテミターノ』では「ひきこもり」という日本語をそのまま使っています。オックスフォード辞書にも「Hikikomori」が掲載されているほど、この言葉は世界的にも普及していますが、韓国語でも一応「은둔형 외톨이 隠遁型一人ぼっち」という言葉はあるため、日本語であるこの単語を翻訳するかどうか迷ったのも事実です。結局「ひきこもり」を劇中で使うだけではなくタイトルにも出すことになり、本作品がひきこもりに関する作品であることを強くアピールすることになりました。その分、俳優たちは時間をかけて台本を読み続けながら、日本社会のなかのひきこもりについて勉強をしました。とくに劇中でひきこもりを演じる中心人物の三人は、その知識と戯曲のなかの物語と自分との接点を探りながら、それぞれの人物象を描いています。

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元引きこもりで、カウンセラーとして働く登美男役のチェ・グァンイル

稽古中にひきこもり役の三人が自分の役をどのように受け取っているか聞いてみました。まず、元ひきこもりで今は「ひきこもりを外に出す」仕事をしている森田登美男を演じるチェ・グァンイルさん(日本版『ヒッキー・ソトニデテミターノ』で森田役だった吹越満さんと見た目もとても似ている方です)は「この作品を読んでひきこもりのイメージが変わったりはしていないけど、彼らのための専門相談機関があるのは初めて知った」そうで、「過去の傷を乗り越えようとする森田を尊敬します」と丁寧に森田へ近付いています。一方、40代のひきこもり、斉藤和夫を演じるイ・ナムヒさんは「和夫という人物は、一回就職したことがあるけど、何かの理由でひきこもってしまった人ですね。このとんでもない世の中とコミュニケーションするために頑張っている姿を見ていると、涙が出るほど切ない。観客には彼の切なさと共に暖かさを伝えたいですね」と抱負を語りました。イ・ナムヒさん特有の愉快さが感じられる和夫になるのではないかと楽しみです。最後に20歳のひきこもり鈴木太郎を演じるキム・ドンウォンさんは「ひきこもりという言葉は知っていましたが、今まで深く考えたことはなかったです。でもこの作品に出会ってから、もしかしたら私たちと彼らはあまり変わらないかもしれないと思うようになりました」と述べ、誰よりもキャラクターに密着している姿を見せています。「何よりも素敵な先輩たちと一緒に演技することができてとても楽しいです!」と言っている彼は劇中でその先輩を殴らなければならないのですが……。でも、少し乱暴だけど、自分のことを理解してもらいたがる少年らしい一面も持っている人物なので、目には見えない太郎の心境がどのように表現されるか注目したいです。

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40代引きこもり和夫役のイ・ナムヒ(左)と20代引きこもり太郎役のキム・ドンウォン

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引きこもりの3人以外の登場人物たちにもドラマが

実は、この三人以外の登場人物一人一人にもそれぞれのストーリーがあるため、この作品は誰を中心に観ればいいのか分からなくなるくらいです。ますます韓国版になっていく―もっと狭く言えば、ますますパク・グニョン版になっていく―『ヒッキー・ソトニデテミターノ』の舞台が公開されるとき、果たして韓国の観客とこの物語との距離はどこまで近くなれるでしょうか。そしてこの韓国版を日本の皆さんにも見ていただけたら嬉しいです。ぜひご期待をお願い致します。


hikkiposter【公演情報】
演劇『ヒッキー・ソトニデテミターノ』
(韓国語題『ひきこもり外に出た(히키코모리 밖으로 나왔어)』

2015年5月26日~6月20日 ドゥサンアートセンター Space111
出演:森田登美男役:チェ・グァンイル/黒木役:カン・ジウン/鈴木かなこ役:ファン・ジョンミン/鈴木きよし役:ユン・サンファ/鈴木太郎役:キム・ドンウォン/ベテラン寮生役:ぺ・スベク/森田綾役:シム・ジェヒョン/斉藤よしこ役:キム・へガン/斉藤和夫役:イ・ナムヒ

演出:パク・グニョン(劇団コルモッキル)

●『ヒッキー・ソトニデテミターノ』 公式サイト
●岩井秀人主宰「ハイバイ」公式サイト⇒ http://hi-bye.net/

⇒『ヒッキー・ソトニデテミターノ』稽古場フォトギャラリー

取材協力:ドゥサンアートセンター ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


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[PLAY]岩井秀人作『ヒッキー・ソトニデテミターノ』韓国版を上演!

[PLAY]岩井秀人作『ヒッキー・ソトニデテミターノ』韓国版を上演!

 

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登美男役のチェ・グァンイル

2013年にスタートし、毎年ひとつのテーマをもとに、劇場での公演、講演会、映画上映会に加え、アートギャラリーでの展示もリンクさせ、ドゥサンアートセンターの空間を活用して行われる企画プログラム「ドゥサン人文劇場(두산인문극장)」が開催中。今年は「例外(예외)」というテーマで6月末まで実施されている。

なかでも人気が高いのが、小劇場Space111で上演する新作演劇の上演で、現在は天安門事件を追う米国記者の視点から事件を浮き彫りにしていく『チャイメリカ(차이메리카)』を5月16日まで上演中。次に上演されるのが、日本原作の『ヒッキー・ソトニデテミターノ』だ。

『ヒッキー・ソトニデテミターノ』は2012年に吹越満主演で、パルコ劇場にて初演された作品。作・演出の岩井秀人が、この作品に先駆けて自身のひきこもり体験をもとに発表した第1作、『ヒッキー・カンクントルネード』(2003年)の続編的な作品だ。
10年もひきこもっている主人公、登美男のために母親がカウンセラーの“出張お兄さん”を依頼したことで巻き起こる人間模様を描いた第1作から、今作では“元ひきこもり”としてカウンセラーになった登美男が新たなひきこもりの青年や家族などに出会う物語となっている。

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吹越満主演の日本公演の様子 ©Wakana Hikino

このユニークな作品の韓国版演出を担当するのは、『青春礼賛』『そんなに驚くな』『満州戦線』など日本でも多数の上演歴をもつ劇団コルモッキルの代表パク・グニョン。市井の人々のひきこもごもを描き続けてきた演出家は、岩井秀人も演出部に所属する青年団をはじめ、日本の劇団や俳優とも長年の交流があるため、原作がもつ独特の世界観やニュアンスをしっかりと韓国の観客に見せてくれそうだ。

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鈴木太郎役のキム・ドンウォン(写真中)と、父きよし役のユン・サンファ、母かなこ役のファン・ジョンミン

主人公の登美男役には多数の演劇のみならず『ワニとジュナ』『破壊された男』など映画にも多数出演しているチェ・グァンイル。そして登美男がカウンセリングすることになるひきこもりの青年、鈴木太郎を劇団コルモッキル作品ではおなじみのキム・ドンウォン、その父きよし役に昨年の主演作『ジュリアス・シーザー』が東亜演劇賞作品賞を受賞したユン・サンファ、母かなこ役を『地球を守れ!』『怪しい彼女』などの映画でも知られる劇団木花出身の女優ファン・ジョンミンが演じる。また40代のひきこもり、斉藤和夫役をベテランのイ・ナムヒが演じるなど、韓国演劇界ではそれぞれ主役を張る実力派俳優が見事に揃っており、日本作品ならではのちょっとコミカルでシュールな人間関係をどう再現してくれるのか期待される。

韓国でも“ひきこもり”という単語が一般にも普及しているほど、社会問題化しつつあるなか、「例外」という人文劇場のテーマにピッタリなこの作品を、韓国の演出家と俳優たちがどのように消化して表現するのか、日本人の立場から見てみるのも一興だろう。
『ヒッキー・ソトニデテミターノ』は5月26日からドゥサンアートセンターSpace111で開幕する。

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40代で引きこもりを続ける斉藤和夫役のイ・ナミ

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演劇『ヒッキー・ソトニデテミターノ』
(韓国語題『ひきこもり外に出た(히키코모리 밖으로 나왔어)』

2015年5月26日~6月20日 ドゥサンアートセンター Space111
出演:森田登美男役:チェ・グァンイル/黒木役:カン・ジウン/鈴木かなこ役:ファン・ジョンミン/鈴木きよし役:ユン・サンファ/鈴木太郎役:キム・ドンウォン/ベテラン寮生役:ぺ・スベク/森田綾役:シム・ジェヒョン/斉藤よしこ役:キム・へガン/斉藤和夫役:イ・ナムヒ

演出:パク・グニョン(劇団コルモッキル)

●『ヒッキー・ソトニデテミターノ』 公式サイト
●岩井秀人主宰「ハイバイ」公式サイト⇒ http://hi-bye.net/
写真提供:ドゥサンアートセンター ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。