チャン・ウナ

[MUSICAL]第4回韓国ミュージカルアワーズ ノミネート発表

[MUSICAL]第4回韓国ミュージカルアワーズ ノミネート発表

 

韓国芸術文化委員会と、韓国ミュージカル協会の共同主催で2016年から開催されている「韓国ミュージカルアワーズ」が今年4回目を迎え、1月6日、候補作品/俳優の発表会が行われた。

記者発表会は進行役をイ・ジフンとチャン・ウナが努め、主催者側からイ・ユリ共同組織委員長、キム・ジョンホン候補推薦委員長、そして執行委員長を務める俳優チョン・ヨンジュが出席した。

司会進行を務めたイ・ジフン(左)とチャン・ウナ

「第4回韓国ミュージカルアワーズ」は2018年12月1日~2019年11月30日まで韓国で開幕した作品のなかから7日間以上、または14回以上有料公演を実施した作品がエントリー対象となっている。
候補作品/候補者は、俳優、制作者、評論家などで構成される専門家100名と、事前に一般観客から募集したマニア投票団100名による投票により選定された。

(写真左から)イ・ユリ共同組織委員長、チョン・ヨンジュ執行委員長、キム・ジョンホン候補推薦委員長

今回は「作品賞」を上演した劇場の座席数400席を基準に大劇場と小劇場に区分して候補作を選定。また「音楽賞」を作曲と編曲・音楽監督とに分けて表彰し、「舞台芸術賞」は美術、衣装など多くのパートがあるため上位2名を表彰するなど、賞の設定が再編成されていることが、昨年とは異なる点だ。

イ・ユリ委員長は「(映画やドラマなどと異なり)報道機関が主催しておらず、収益や興行を目的としていない公共的な授賞式」と説明し、授賞式の前に、海外進出、活動へ向けたトークイベントやカンファレンスも行い、ミュージカル俳優や制作者を夢見る次世代に向けた韓国ミュージカルの祭典にしようと努力している面もアピールしていた。

今年のノミネート作品/俳優は以下の通り。
『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』が最多12ノミネート。次点に『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』が11ノミネートと、中劇場サイズの創作ミュージカルが威力を見せている。

2019年の韓国ミュージカル界最高の栄誉となるアワードの授賞式は1月20日(月)夜7時よりブルースクエアインターパークホールで俳優イ・ゴンミョンの司会進行により開催。授賞式の模様は、KAKAO TVの「メロンチケット公演実況」チャンネルで生中継予定だ。

(写真左から)大賞候補作『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』(©PLエンターテインメント)、『エクスカリバー』(©EMKミュージカルカンパニー)、『黎明の瞳』(©SUKI COMPANY)、『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』(©R&D Works)

【作品部門】

●大賞(400席以上/初演作品)
『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
『エクスカリバー』
『黎明の瞳』
『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

●作品賞(400席以上/創作、ライセンス/初演・再演不問)
『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
『スウィーニー・トッド』
『シラノ』
『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

(写真上段左から)作品賞(400席以上)候補作『ダーウィン・ヤングの悪の起源』(©ソウル芸術団)、(『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』(©PLエンターテインメント)、『スウィーニー・トッド』(©ODカンパニー)、(下段左から)『シラノ』(©CJ ENM) 『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

●作品賞(400席以下/創作、ライセンス/初演・再演不問)
『君のための文字』
『ランボー』
『シデレウス』
『阿娘歌(アランガ)』
『伝説のリトルバスケットボール団』

(写真上段左から)作品賞(400席以下)候補『君のための文字』(©Double K Film and Theater)、『ランボー』(©LIVE)、『シデレウス』(©RANG)、(下段左から)『阿娘歌(アランガ)』(©インサイトエンターテインメント)、『伝説のリトルバスケットボール団』(©IM CULTURE)

【俳優部門】

●主演賞(女優)
キム・ソニョン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
シン・ヨンスク『エクスカリバー』
オク・ジュヒョン『スウィーニー・トッド』
ユン・ゴンジュ『アイーダ』
チョン・ソナ『アイーダ』
チャ・ジヨン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

●主演賞(男優)
オ・ジョンヒョク『あの日々』
イ・フィジョン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
チョ・スンウ『スウィーニー・トッド』
チョ・ヒョンギュン『シラノ』
KAI『エクスカリバー』
ホン・グァンホ『スウィーニー・トッド』

●助演賞(女優)
キム・グッキ『口腔内科病院』
キム・ソヒャン『エクスカリバー』
キム・ヒオラ『ファンレター』
イ・イェウン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
チャン・ウナ『マリー・アントワネット』

●助演賞(男優)
パク・ガンヒョン『エクスカリバー』
ソ・ヨンジュ『スウィーニー・トッド』
ユク・ヒョンウク『シラノ』
イ・チャンヨン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
チョ・プンレ『尹東柱:月を射る』

●新人賞(女優)
キム・スハ『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
キム・ヨンジ『マリー・アントワネット』
イ・ユハ『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ハン・ジェア『グリース』

●新人賞(男優)
ドギョム『エクスカリバー』
ヤン・ヒジュン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
イム・ギュヒョン『阿娘歌(アランガ)』
ファン・ミンヒョン『マリー・アントワネット』
ファン・スンジョン『伝説のリトルバスケットボール団』

●アンサンブル賞
『ベン・ハー』
『ボディーガード』
『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
『アイーダ』
『エクスカリバー』

(写真上段左から)アンサンブル賞候補作品『ベン・ハー』(©NEW CONTENTS COMPANY)、『ボディーガード』(©CJ ENM)、『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』(©PLエンターテインメント)、(下段左から)『アイーダ』(©シンシカンパニー)、『エクスカリバー』(©EMKミュージカルカンパニー)

【創作部門】

●プロデューサー賞
CJ ENM
カン・ビョンウォン(LIVE)
シン・チュンス(ODカンパニー)
オ・フンシク(R&D Works)
ハン・スンウォン(HJ Culture)

●演出賞
キム・ドンヨン『シラノ』
エリック・シェーファー『スウィーニー・トッド』
オ・ギョンテク『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
オ・ルピナ『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ウ・ジンハ『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』

●脚本賞
カン・ナム『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
パク・チャンミン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
パク・へリム『伝説のリトルバスケットボール団』
イ・ヒジュン『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
チョン・ヨン『影を売る男』

●音楽賞(作曲)
キム・ヒョウン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ミン・チャンホン『ランボー』
パク・チョンフィ『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
イ・ジョンヨン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
イ・ハンミル『阿娘歌(アランガ)』
フランク・ワイルドホーン『エクスカリバー』

●音楽賞(編曲/音楽監督)
キム・ギリョ『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
キム・ソンス『光化門恋歌』
シン・ウンギョン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ヤン・ジュイン『伝説のリトルバスケットボール団』
ウォン・ミソル『スウィーニー・トッド』

●振付賞
キム・ウンチョン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
ムン・ソンウ『ベン・ハー』
シン・ソンホ『あの日々』
イ・ヒョンジョン『神と共に:現世編』
チョン・ドヨン『シラノ』

●舞台芸術賞
クォン・ドギョン『スウィーニー・トッド』音響
キム・スッキ『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』ヘアメイク
パク・ジュン『シティ・オブ・エンジェル』映像
オ・ピリョン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』美術
チョン・スンホ『エクスカリバー』美術

●特別賞
功労賞(ミュージカルへの功績を讃え、候補選定委員会により選定)


【公演情報】
「第4回韓国ミュージカルアワーズ」
2020年1月20日(月)ブルースクエア一帯
●グローバルミュージカル人材育成のためのトークコンサート;13時~14時半 カオスホール
●Kミュージカル グローバル ネットワーク カンファレンス:15時~17時 カオスホール●授賞式レッドカーペット:17時~18時半 ブルースクエア屋外
●授賞式:19時~22時 インターパークホール
●ネットワーキング パーティー:22時~23時 カオスホール

※公式サイト⇒https://awards.kmusical.kr/

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観客が選ぶ韓国舞台シーンのアワード「2019 SACA」結果発表② 俳優編

観客が選ぶ韓国舞台シーンのアワード「2019 SACA」結果発表② 俳優編

 

韓国の舞台情報サイト、ステージトーク(STAGE TALK)http://www.stagetalk.co.kr/ で、観客投票のみで優秀作品/俳優を選定するアワード「2019 STAGE TALK AUDIENCE CHOICE AWARDS」(以下「2019 SACA」)の投票結果が去る12月末に公開された。

「2019 SACA」は2019年11月15日~21日まで事前候補調査を通して作品/俳優を選定後、12月4日~11日までステージトーク会員を対象に本投票を受け付けた。
各賞は演劇とミュージカルに部門を分けて選定されているが、投票は演劇部門で3452人、ミュージカル部門で33110人の投票をもとに集計されている。

以下の投票結果は、ステージトークで発表されたデータを参照。寸評は、投票結果をもとに韓劇.comで独自の解説を執筆した。当ページでは俳優部門を紹介する。

各部門投票結果1位まとめページ(STAGE TALK サイト ※韓国語)

●投票結果の詳細データページ(STAGE TALKサイト ※韓国語)

【2019最高の俳優部門】

演劇女優主演1位チェ・ユハ(左)と、男優主演1位キム・ギョンス(右)(『オーファンズ』©RED & BLUE/『プライド』©演劇列伝 各ポスターより)

●演劇女優主演     ●演劇男優主演
1位 チェ・ユハ     1位 キム・ギョンス
2位 キム・ジヒョン  2位 パク・ウンソク
3位 チョン・ウンソン 3位 パク・ジョンボク
4位 ペク・ウネ    4位 カン・ヨンソク
5位 イ・ギョンミ   5位 イ・ヒョヌク

演劇女優助演1位ソン・ジユン(左)と、男優助演1位カン・ギドゥン(右)(『プライド』©演劇列伝/『R&J』©SHOWNOTE  各ポスターより)

●演劇女優助演     ●演劇男優助演
1位 ソン・ジユン   1位 カン・ギドゥン
2位 チョン・スヨン  2位 カン・スンホ
3位 ムン・ジナ    3位 ソン・ユドン
4位 カン・ミョンジュ 4位 オ・ジョンテク
5位 イム・ガンヒ   5位 イ・ガンウ

演劇女優新人1位チェ・スジン(左)と、男優新人1位ムン・ユガン(『オーファンズ』©RED & BLUE/『アナザー・カントリー』©Page1 各ポスターより)

●演劇女優新人    ●演劇男優新人
1位 チェ・スジン  1位 ムン・ユガン
2位 チョ・イン   2位 チェ・ジョンウ
3位 チェ・ハユン  3位 ヨン・ジュンソク
4位 チョン・ウヨン 4位 ぺ・フン

演劇俳優部門は、作品の評価と比例した結果となっている。
女優は『オーファンズ』で“ジェンダー・フリー・キャスティング”の象徴となったチェ・ユハが主演賞を、本作で演劇に初挑戦したチェ・スジンが新人賞を受賞。また『プライド』で好演していたソン・ジユンが助演賞を受賞している。3人とも小劇場ではベテランの域に入りつつある実力派だが、それぞれにこれまでとは異なる作品やキャラクターに挑んだことが評価に結び付いている。
男優は主演賞に『ヒストリー・ボーイズ』『プライド』と2019年は人気作の再演に初出演して好演していたキム・ギョンス。助演賞は『僕を溶かしてくれ』など近年はドラマでも名脇役として活躍しつつ『R&J』『ヒストリー・ボーイズ』『報道指針』と舞台へも精力的に出演していたカン・ギドゥン。新人賞は1位のムン・ユガンをはじめ、上位4人すべてが『アナザー・カントリー』で鮮烈デビューを飾った新人俳優で占められているのは、観客がいかに“新しい顔”を求めているかが良く分かる結果となっている。


ミュージカル女優主演1位キム・ソヒャン(左)と男優1位キム・ジュンス(右)(『エクスカリバー』ポスターより©EMKミュージカルカンパニー)

●ミュージカル女優主演 ●ミュージカル男優主演
1位 キム・ソヒャン    1位 キム・ジュンス
2位 キム・ソヒョン   2位 チョ・スンウ
3位 オク・ジュヒョン  3位 パク・ウンテ
4位 シン・ヨンスク   4位 ホン・グァンホ
5位 キム・ソニョン   5位 チョ・ヒョンギュン

ミュージカル女優助演1位チャン・ウナ(左)と男優助演1位パク・ガンヒョン(『マリー・アントワネット』ポスターより ©EMKミュージカルカンパニー)

●ミュージカル女優助演 ●ミュージカル男優助演
1位 チャン・ウナ    1位 パク・ガンヒョン
2位 ミン・ギョンア   2位 ソン・ジュノ
3位 シン・ヨンスク   3位 イ・ジフン
4位 イ・イェウン    4位 パク・ミンソン

ミュージカル女優新人1位キム・ヨンジ(左)と男優新人1位ファン・ミンヒョン(『マリー・アントワネット』ポスターより ©EMKミュージカルカンパニー)

●ミュージカル女優新人  ●ミュージカル男優新人
1位 キム・ヨンジ    1位 ファン・ミンヒョン
2位 ナ・ハナ      2位 シウミン
3位 キム・へイン    3位 ドギョム
4位 キム・スヨン    4位 ヤン・ヒジュン
5位 キム・スハ     5位 ユン・ジソン

●ミュージカルアンサンブル:『マリー・アントワネット』

ミュージカル俳優部門は大劇場作品の出演者に集中した結果となった。
女優主演のキム・ソヒャン、女優助演のチャン・ウナ、男優助演のパク・ガンヒョン、女優新人のキム・ヨンジ、男優新人のファン・ミンヒョン、そしてアンサンブルまで『マリー・アントワネット』の出演者が上位を占めたのは、投票期間中に上演していたことも大きいが、2018年度の新作『笑う男』から『エクスカリバー』まで続くEMKミュージカルカンパニー制作作品の常連俳優たちが、観客に広く支持されていることがよく分かる結果だ。
また、男優新人はアイドル歌手が名を連ねるなか『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』のヤン・ヒジュンが4位に入り健闘している。演技力、歌唱力ともに新人とは思えぬスキルを持ち、その評判が口コミで広がり、後半は出演日が連日完売するなど驚異的なデビューを飾った。彼を発掘したのは、名優チョ・スンウを育てたPLエンターテインメントの代表だ。今後ミュージカル界を担う次世代俳優となれるのか? スーパールーキーの動向に注目しよう。

2019年の韓国舞台シーンで特徴的だったのが、各カンパニーごとに出演者が固定化する“劇団化”がより進んだことだった。そんななか、以前から自社作品に所属俳優中心のキャスティングをしていたR&D Worksが19年末にコンテンツ制作劇団「R&D Works STUDIO」の設立を発表するなど、2020年以降もこの動きはますます加速していくと予想される。これは、カンパニー側としては実力とチケットパワーを併せ持つ俳優をキープでき、俳優側も仕事が途切れないメリットがある反面、出演俳優の固定ファン以外の観客を呼び込みづらいデメリットも併せ持っている。いち観客としては、ベテランから新人まで所属を問わず柔軟にチャンスを与え、キャスティングの妙を楽しむ機会をもっと増やしてほしいところだ。

文:さいきいずみ(韓劇.com)


⇒「2019 SACA」結果発表① 作品編へ

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[MUSICAL]2019『レベッカ』キャスト写真公開、新ダンヴァース夫人役も

[MUSICAL]2019『レベッカ』キャスト写真公開、新ダンヴァース夫人役も

 

(上段左から)マキシム役のリュ・ジョンハン、オム・ギジュン、(下段左から)KAI、シン・ソンロク

2019年冬のミュージカルシーンを彩る期待作のひとつ『レベッカ』のキャストイメージ写真が公開された。

2013年に初演され、今年4回目の再演となる『レベッカ』は、英国の作家ダフネ・デュ・モーリアが1938年に発表した小説が原作。その後サスペンスの名匠アルフレッド・ヒッチコックによって1940年に映画化され広く知られることとなった。
このミュージカル版はウィーン発の大ヒット作『モーツァルト!』『エリザベート』を生んだクンツェ&リーヴァイこと、作ミヒャエル・クンツェ、作曲シルヴェスター・リーヴァイによって2006年にウィーン初演。日本では2008年から上演してきた作品だ。

アメリカ人の富豪ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモナコ、モンテカルロの高級ホテルにやってきたヒロインの“わたし”が、英国紳士マキシムに出会うところから物語が始まる。マキシムは愛妻レベッカを事故で亡くし、失意の中にあったが“わたし”の純粋さに惹かれ、2人は正式に結婚。“わたし”はマキシムの邸宅に後妻として入るが、屋敷を取り仕切るダンヴァース夫人の存在に苛まれることになる。

2019年の『レベッカ』は近年では最強のメンバーが揃った。

英国マンダレイの大邸宅の主人であるマキシム・ド・ウインター役は初演から同役を演じるリュ・ジョンハンを筆頭に、オム・ギジュン、KAI、シン・ソンロクと、舞台経験は申し分のない実力派が揃った。

(上段左から)シン・ヨンスク、オク・ジュヒョン(下段左から)チャン・ウナ、ALI

マキシムの邸宅で前妻レベッカに仕えていたダンヴァース夫人役は、オク・ジュヒョン、シン・ヨンスク、チャン・ウナと、同役を経験済みの3人に加え、遅れて歌手ALI(アリ)の出演も発表された。ALIは、2005年デビュー後、近年は『不朽の名曲』や『覆面歌王』などの音楽バラエティ番組で見せた圧倒的な歌唱力をもつシンガーとして知られている。2015年に大邱ミュージカルフェスティバルから誕生したミュージカル『トゥーランドット』でミュージカルデビューもしていた彼女だが、結婚・出産を経てダンヴァース夫人役として本格的に活動を再開するという。

(左から)わたし役のパク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンア

マキシムに見初められ恋に落ちる“わたし”役はパク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンアが演じる。なかでも『レ・ミゼラブル』のエボニーヌをはじめ、安定した歌唱力と演技力に定評のあるパク・ジヨンと、『エクスカリバー』『笑う男』などの話題作でヒロインを務めたミン・ギョンアは今回初出演。前回同役が好評だったイ・ジヘとともに、徐々に自我が目覚めていく可憐なヒロイン像を見せてくれそうだ。

ジャック・ファベル役のチェ・ミンチョル(左)とイ・チャンミン

亡きレベッカのいとこであり、マキシムらを脅迫するジャック・ファべル役は初演から出演するチェ・ミンチョルと、今回初出演となる2AMのメインボーカルだったイ・チャンミンが努める。ミュージカルは約3年ぶりの出演で、今作で初めて本格的にヒールを演じることとなったイ・チャンミンに注目だ。

ヴァン・ホッパー夫人役のムン・ヒギョン(左)とチェ・ヒョクジュ

強烈なキャラクターで物語の冒頭、観客を惹きつける米国の富豪ヴァン・ホッパー夫人役は、数々のドラマでお茶の間ではおなじみのムン・ヒギョンと、『マディソン郡の橋』『イン・ザ・ハイツ』など、舞台経験豊富なチェ・ヒョクジュが演じる。ともに同役は初挑戦となるベテランの活躍に期待したい。

ベアトリーチェ役のイ・ソユ(左)とユ・スハ

そのほか大邸宅での生活に戸惑う“わたし”を助けるマキシムの姉ベアトリーチェ役は、初演から演じているイ・ソユと、今春ミュージカル『1976ハーラン・カウンティ』で好演していたリュ・スハが前回に続き出演。ベアトリーチェの夫ガイルズ役は低音が魅力のチェ・ビョンガン。マキシムの友人で、邸宅の管理人でもあるフランク・クロウリー役はホン・ギョンスとパク・ジヌ。レベッカの死の秘密を知る青年ベン役はキム・ジウク。レベッカの死亡事件を担当するジュリアン大佐役を『エクスカリバー』で父エクターを演じていたイ・ジョンムンが演じる。

(左から)ガイルズ役のチェ・ビョンガン、フランク・クロウリー役のホン・ギョンスとパク・ジヌ

ヒロインのシンデレラストーリーと、秘められていたビハインドストーリーを紐解く醍醐味に加え、「レベッカ」に代表されるシルヴェスター・リーヴァイならではの耳に残るドラマチックなナンバーの数々が堪能できる『レベッカ』は、11月16日から2020年3月15日まで忠武アートセンター大劇場で上演。
1次チケットは、9月24日(火)に忠武アートセンター公式サイトで先行発売後、9月25日(水)午後2時からメロンチケットとインターパークで発売される。

ベン役のキム・ジウク(左)とジュリアン大佐役のイ・ジョンムン


【公演情報】
ミュージカル『レベッカ』(레베카)
11月16日~2020年3月15日 忠武アートホール大劇場

<出演>

●マキシム・ド・ウインター役:リュ・ジョンハン、オム・ギジュン、KAI、シン・ソンロク
●ダンヴァース夫人役:オク・ジュヒョン、シン・ヨンスク、チャン・ウナ、ALI
●わたし役:パク・ジヨン、イ・ジヘ、ミン・ギョンア
●ジャック・ファベル役:チェ・ミンチョル、イ・チャンミン
●ヴァン・ホッパー夫人役:ムン・ヒギョン、チェ・ヒョクジュ
●ベアトリーチェ役:イ・ソユ、リュ・スハ
●カイルズ役:チェ・ビョングァン
●フランク・クローリー役:ホン・ギョンス、パク・ジヌ
●ベン役:キム・ジウク
●ジュリアン大佐役:イ・ジョンムン

総括プロデューサー:オム・ホンヒョン/プロデューサー:キム・ジウォン/演出:ロバート・ヨハンソン/共同演出・振付:ジェイミー・マクダニエル/韓国語歌詞:パク・チョンフィ/韓国語歌詞・協力演出:クォン・ウナ/音楽監督:キム・ミンジョン/美術:チョン・スンホ/衣装:ハン・ジョンイム/ヘアメイク:キム・ユソン/照明:ジャック・メラー/映像:ソン・スンギュ/音響:キム・ジヒョン/小道具:チェ・へジン/制作監督:チョン・ウニョン

写真提供:EMKミュージカルカンパニー
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[MUSICAL]超大作『エクスカリバー』高音質試聴会を開催!

[MUSICAL]超大作『エクスカリバー』高音質試聴会を開催!

 

KAI、キム・ジュンス、SEVENTEENドギョムをはじめ、豪華キャストが揃い2019年最高の期待作と呼ばれているミュージカル『エクスカリバー』が、出演者によるミュージックナンバーを初公開する清音会(청음회/チョンウムフェ)と呼ばれる試聴会を開催する。

5月19日(日)午後2時から江南ODE PORT(오트 포트/オートポート)で開催される試聴会は、出演俳優たちによるライブとミニトークで構成される。会場のODE PORTはサウンドプラットフォームODEが運営する複合文化空間。クラシックコンサートをはじめ、さまざまなイベントをハイクオリティなサウンドで行っているこの空間で『エクスカリバー』のナンバーを堪能できる贅沢な試聴会となりそうだ。

この試聴会は、Melonチケット⇒Melon『エクスカリバー』清音会招待申込みページ)の招待イベントを通じ、一般観客の招待が行われる。(注:韓国Melonチケットの IDが必要)また、EMKミュージカルカンパニーの公式インスタグラム⇒@emk_musical)とODE PORT公式インスタグラム(⇒@ ode.port / @ ode.orfeo)でも今後招待イベントが実施予定だ。

また、試聴会当日にはKAKAO(カカオ)#公演タブ(下画像参照)とMelon TV⇒Melon TVトップページ)を通じて生中継される。

韓国カカオトーク スマートフォンアプリからの#公演タブ アクセス方法。(日本のカカオトークアプリとは機能が異なる場合あり)

俳優陣は4月中旬に相見礼(상견례/サンギョンレ)と呼ばれる初顔合わせを行い、本格的に稽古をスタート。主演の3人は稽古初日から演出家スティーブン・レーンのディレクションを僅かでも逃すまいと集中力を見せていたという。ほとんどが過去に他の作品ですでに共演歴があるキャストが多いため、稽古場は最初の挨拶から温かい雰囲気に包まれていたそうだ。

アーサー役のKAI、キム・ジュンス、ドギョム

写真上段左から、オム・ギジュン、イ・ジフン、パク・ガンヒョン、シン・ヨンスク/下段左からチャン・ウナ、キム・ジュンヒョン、キム・ソヒャン、ミン・ギョンア

高音質でミュージカルナンバーを初お披露目するという前代未聞のイベントを実施。全世界に向けて映像生配信も行い、ますます注目されることは必至のミュージカル『エクスカリバー』は、6月15日から世宗文化会館大劇場で開幕する。


【公演情報】

ミュージカル『エクスカリバー』(엑스칼리버)

2019年6月15日~8月4日 世宗文化会館 大劇場

<出演>
●青年アーサー役:KAI、キム・ジュンス、ドギョム(SEVENTEEN)
●ランスロット役:オム・ギジュン、イ・ジフン、パク・ガンヒョン
●モルガナ役:シン・ヨンスク、チャン・ウナ
●マーリン役:キム・ジュンヒョン、ソン・ジュノ
●グィネヴィア役:キム・ソヒャン、ミン・ギョンア
●エクター役:パク・チョルホ、チョ・ウォニ
●ウルフスタン役:イ・サンジュン

<スタッフ>
総括プロデューサー:オム・ホンヒョン/プロデューサー:キム・ジウォン/脚本:アイヴァン・メンチェル/作曲:フランク・ワイルドホーン/作詞:ロビン・ラーナー/韓国語歌詞:パク・チョンフィ/演出:スティーブン・レーン/編曲:クーン・シューツ/振付:ジェイミー・マクダニエル/音楽監督:ウォン・ミソル/舞台:チョン・スンホ/衣装:チョ・ムンス/扮装:キム・ユソン/照明:グ・ユニョン/映像:ソン・スンギュ/小道具:チョ・ユニョン/武術監督:マルセロ・マラスカルチ

●公式サイト:http://www.musicalxcalibur.com/

写真提供:EMKミュージカルカンパニー

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[MUSICAL]EMK 2019年新作『エクスカリバー』豪華キャストを公開

[MUSICAL]EMK 2019年新作『エクスカリバー』豪華キャストを公開

 

主人公となる若きアーサー役(写真左から)KAI、キム・ジュンス、ドギョム(SEVENTEEN)

EMKミュージカルカンパニーが2019年に発表する新作『エクスカリバー』。主要キャストのイメージポスターが公開された。

ミュージカル『エクスカリバー』は“アーサー王伝説”として知られる、中世ヨーロッパで発展した騎士道物語を基にしている。サクソン族の侵略に対抗し、混乱した古代英国を制していく神話の中の英雄、アーサー王の説話だ。現代ではさまざまな映画やゲームのモチーフとなっている物語を舞台化にあたり再解釈。ブリテン王ウーサーの庶子として生を受けながら、出自を知らずに育った青年アーサーが、運命に導かれるように王に上り詰めていく過程をドラマチックに描き、熱い感動を呼ぶ作品になるという。ちなみに“エクスカリバー”とは、劇中に登場する「王になるものだけが抜くことができる」とされた、岩に刺さった聖剣のこと。王になった後に湖の乙女から受け取ったという別説もあり、本作ではこの聖剣がどのように活用されるか注目だ。

ワイルドさを増したイメージに注目!アーサー役のKAI

『エクスカリバー』はEMK3作目のオリジナルミュージカルいう触れ込みだが、純粋な韓国オリジナル作品だった前2作『マタ・ハリ』『笑う男』とは背景が異なる。2014年3月にスイスのザンクトガレン劇場(Theater St.Gallen)で初演し、その後オーストリア、ドイツでも上演された『Artus-Excalibur(アルトゥス・エクスカリバー)』が土台となっているのだ。EMKがまだ開発中だった同作のワールドワイド上演権を獲得し、タイトルも『エクスカリバー』に変更。ストーリーやキャラクターに、より説得力を持たせるよう、さまざまな改定を加えて韓国オリジナル作品としてお披露目されることになった。
この制作方式は、日本の観客にもよく知られている『三銃士』『ジャック・ザ・リッパ―』などが同様に海外作品の上演権を獲得し、韓国オリジナル作品に再開発して原作を生んだ本国よりも成功を収めた例がある。ただし『エクスカリバー』の場合は、脚本家アイヴァン・メンチェル、作曲家フランク・ワイルドホーン、作詞家ロビン・ラーナーと原作のスタッフがそのまま制作に関わっているのが他とは異なる点だ。
また、EMK作品に縁の深いオク・ジュヒョンとイム・テギョンがともに2014年に発表した個々のソロアルバムに『エクスカリバー』の「Never to Love」を収録しており、韓国上演に向けての準備は、長年水面下で行われていたことがうかがえる。

この壮大な物語を具現化するにふさわしい豪華キャストが、発表されるやいなや大きな耳目を集めている。

新境地開拓なるか!? アーサー役のキム・ジュンス

主人公となる若きアーサー王役にはKAI、キム・ジュンス、グループSEVENTEENのドギョムの3人が選ばれた。
『ファントム』『ザ・ラスト・キス』などのEMK作品や、『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』など、声楽出身ならではの安定した歌唱力と演技を見せ、一作ずつ丁寧に主演をこなしてきたKAIは、最近バラエティ番組にも精力的に出演中。注目度が上昇しているなかでアーサー王役を射止め、また新たな魅力を披露してくれるに違いない。
兵役から除隊後、当たり役だった『エリザベート』トート役で華麗な復活を遂げたキム・ジュンスは、過去主演したどの作品よりもドラマ性が強く、キャラクターのカリスマ性も必要とされるアーサー王役で新境地に挑む。今後ミュージカル俳優として役柄の幅を広げるためにも、彼にとって重要な勝負作となりそうだ。
そして、人気グループSEVENTEENでメインボーカルを担当しているドギョムは本作でミュージカルデビューを果たす。
芸能人を多数排出しているソウル公演芸術高校出身で、普段からミュージカルなどあらゆる舞台芸術に関心が高かったというドギョム。ミュージカルへの挑戦を念頭に置き1年前からボーカルレッスンを受けて準備してきたというだけに、フレッシュなミュージカルスターの誕生が期待される。

アーサーの友人であり忠臣ランスロット役(写真左から)オム・ギジュン、イ・ジフン、パク・ガンヒョン

円卓の騎士と呼ばれるアーサー王の忠臣たちのなかでも、武功に優れ、最高の騎士と名高いランスロット役はオム・ギジュン、イ・ジフン、パク・ガンヒョンが演じる。

『あの日々』『ジャック・ザ・リッパー』を掛け持ちし、今年は積極的に舞台に立っているオム・ギジュン。ミュージカル『三銃士』では銃士を目指す青年ダルタニャンを演じていた彼が、本作では中世の騎士に変身する。そして昨年『エリザベート』ではルキーニを演じ、いまやEMK作品には欠かせない俳優となっているイ・ジフンとパク・ガンヒョン、2人の演技巧者の変貌にも期待したい。アーサーの名参謀でありながら、アーサーの妻グィネヴィアと道ならぬ恋に落ちるランスロットを、タイプの異なる個性をもつ3人が、どう演じるか注目される。

アーサーの異母姉モルガナ役シン・ヨンスク(左)とチャン・ウナ

アーサーを父王ウーサーの隠し子と知らず、王の後継者である自らの地位を脅かす彼と対立することになるモルガナを、シン・ヨンスクとチャン・ウナが演じる。『レベッカ』『ファントム』『笑う男』などで、主人公を惑わすヒール的なキャラクターを巧妙に演じてきたシン・ヨンスク。一方『アイーダ』『三銃士』『光化門恋歌』などで、多彩な役柄をこなしてきたチャン・ウナ。ともに独特の個性と高い歌唱力が魅力の2人が、マーリンの元弟子であり魔術も駆使できるというモルガナをどう演じるのか見ものだ。

年齢不詳の魔術師マーリン役はキム・ジュンヒョン(左)とソン・ジュノ

アーサー誕生のカギを握るドルイド教の魔術師マーリンはキム・ジュンヒョンとソン・ジュノが演じる。『風と共に去りぬ』『三銃士』ではダンディさを、『マタ・ハリ』『レ・ミゼラブル』では冷徹な敵役と、男性美溢れる役柄を多く演じてきたキム・ジュンヒョン。そして『エリザベート』のフランツ・ヨーゼフ、『明成皇后』の高宗など、ノーブルなキャラクターが似合うソン・ジュノがミステリアスな魔術師に変貌する。マーリンは、アーサーの運命を左右する影のフィクサー的存在なだけに、要所要所で物語を動かす重要な役割を果たすだろう。

武術に長けた聡明で勇敢なグィネヴィア役キム・ソヒャン(左)とミン・ギョンア

騎士顔負けの武術をもち、のちにアーサーの妻となるグィネヴィアはキム・ソヒャンとミン・ギョンアが演じる。ブロードウェイでミュージカル修行を積み、『マタ・ハリ』には開発段階から参加して、初演に貢献。昨年は再び大学路の小劇場作品にも出演するなど、縦横無尽の活動を展開中のキム・ソヒャン。近年は『ザ・ラスト・キス』『笑う男』『ジキル&ハイド』と次々と大作でヒロインを演じ、小劇場から大飛躍を果たしたミン・ギョンアが、勇敢で聡明なグィネヴィア役で大胆な変身を遂げる。アーサー、そしてランスロットと2人の男性を魅了し、国の運命さえも狂わせてしまうヒロイン像に注目だ。

エクター役パク・チョルホ(左)とチョ・ウォニ(中)、ウルフスタン役イ・サンジュン(右)

幼きアーサーをウーサー王から託され、実の息子のように育てたエクターは、パク・チョルホとチョ・ウォニが演じる。『ファントム』のジェラルド支配人、『モーツァルト!』のレオポルトと、温かな父性をもつキャラクターが良く似合うパク・チョルホ。片や『モンテクリスト』のコミカルなファリア神父役が好評だったチョ・ウォニが、アーサーを育て、彼が王座に就いた後も執事のような役割を果たすことになるエクターを人間味豊かに演じてくれることだろう。

アーサーの宿敵となるサクソン族の軍隊を率いる異教徒ウルフスタンはイ・サンジュンが演じる。『笑う男』では使用人ペドロを、『ファントム』ではマダム・カルロッタの夫ショレと、狡猾だが憎めないキャラクターを巧妙に演じてきただけに、本作でも印象的なヒールを見せてくれるはずだ。

本作でミュージカルデビューするアーサー役のドギョム(SEVENTEEN)

最後にスタッフにも注目しておきたい。
『エクスカリバー』は、冒頭で紹介したオリジナルの脚本、作曲、作詞家に加え、演出は『マタ・ハリ』の2017年再演を演出したスティーブン・レーンが担当する。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーをはじめ欧米で演出経験豊富な彼は、『マタ・ハリ』を再構築して制作陣、観客の両方から高い評価を得ていた。そんな彼がスイス初演などでは弱かったとされるストーリーラインにどれほど説得力を持たせてくれるのか期待が膨らむ。
そして韓国制作陣は大幅な変化を見せている。翻訳は『もしかしてハッピーエンディング』『バンジージャンプする』の脚本家として知られ、韓国のミュージカル賞を多数受賞したパク・チョンヒュ。そして音楽監督のウォン・ミソル、衣装のチョ・ムンスは、これまで『ジキル&ハイド』『ドクトル・ジバゴ』『スウィーニー・トッド』など、ODミュージカル制作作品でスタッフロールに名を連ねていた人物だ。スタッフを大胆に入れ替えたことで、どのような効果をもたらすのか気になるところだ。

今年上半期最高の期待作となるであろう『エクスカリバー』は、プレビュー公演分の発売を前に、本公演に当たる6月18日からのチケットが発売される。
1次チケットは3月14日(木)に世宗文化会館の有料会員とメロンチケット会員への先行発売を実施したあと、3月15日(金)午後2時から、インターパークとメロンチケットを通じて一般発売が実施される。


【公演情報】

ミュージカル『エクスカリバー』(엑스칼리버)

2019年6月15日~8月4日 世宗文化会館 大劇場

<出演>
●青年アーサー役:KAI、キム・ジュンス、ドギョム(SEVENTEEN)
●ランスロット役:オム・ギジュン、イ・ジフン、パク・ガンヒョン
●モルガナ役:シン・ヨンスク、チャン・ウナ
●マーリン役:キム・ジュンヒョン、ソン・ジュノ
●グィネヴィア役:キム・ソヒャン、ミン・ギョンア
●エクター役:パク・チョルホ、チョ・ウォニ
●ウルフスタン役:イ・サンジュン

<スタッフ>
総括プロデューサー:オム・ホンヒョン/プロデューサー:キム・ジウォン/脚本:アイヴァン・メンチェル/作曲:フランク・ワイルドホーン/作詞:ロビン・ラーナー/韓国語歌詞:パク・チョンフィ/演出:スティーブン・レーン/編曲:クーン・シューツ/振付:ジェイミー・マクダニエル/音楽監督:ウォン・ミソル/舞台:チョン・スンホ/衣装:チョ・ムンス/扮装:キム・ユソン/照明:グ・ユニョン/映像:ソン・スンギュ/小道具:チョ・ユニョン/武術監督:マルセロ・マラスカルチ

●公式サイト:http://www.musicalxcalibur.com/

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[MUSICAL]不朽の名作ドラマを舞台化『砂時計』キャストを公開

[MUSICAL]不朽の名作ドラマを舞台化『砂時計』キャストを公開

 

数ある韓国ドラマのなかでも不朽の名作と呼ばれる『砂時計』がミュージカル化され、豪華キャストが公開された。

原作ドラマ『砂時計(모래시계 モレシゲ)』は1995年に韓国SBSで放送された。最高64.5%という驚異的な視聴率を記録し、ドラマの放送時間には街に人がいなくなったことから「帰宅時計(귀가시계)」という別称もついたほどの伝説的作品だ。主演のチェ・ミンス、パク・サンウォンはもちろん、当時は新人だったコ・ヒョンジョン、イ・ジョンジェを一躍トップスターにした本作は、現在でもメインテーマ曲はあらゆる番組で使われ、バラエティ番組ではパロディのネタになるなど『砂時計』はいまだ大きな影響力をもつ国民的ドラマだ。

キム・グァンソクの名曲の世界を舞台化した『あの日々(그날들)』をヒットさせたインサイトエンタテインメントが、SBSと共同制作するミュージカル『砂時計』には、韓国の近代史を背景にした骨太な作品世界をしっかりと表現できる、実力派のミュージカル俳優が揃っている。

(左から)テス役のキム・ウヒョン、シン・ソンロク、ハン・チサン

将来有望な青年だったが、父の共産主義思想のため進学できず、ヤクザの道を選ぶ主人公テス役には『レ・ミゼラブル』『アイーダ』のキム・ウヒョン、『モンテクリスト』『あしながおじさん』のシン・ソンロク、『ナポレオン』『ジーザス・クライスト・スーパースター』のハン・チサンと、大劇場作品で主役を張ってきた3人が起用された。なかでもシン・ソンロクは、8月まで放送していたMBCドラマ『死んでこそ生きる男』というドラマで元祖テス役のチェ・ミンスと共演し、抜群の相性を見せていただけに、舞台でその経験をどのように還元するか期待されている。

(左から)ウソク役のパク・コニョン、カン・ピルソク、チェ・ジェウン

高校時代からテスとは無二の親友だったパク・サンウォンが演じた真摯な検事ウソク役は『インタビュー』『フランケンシュタイン』のパク・コニョン、『西便制』『僕とナターシャと白いロバ』のカン・ピルソク、『スリル・ミー』『ドリアン・グレイ』のチェ・ジェウンとこちらも多彩な面々。対照的な人生を歩むことになる、ウソクとテスの愛憎を交えた厚い友情物語は、舞台でも、最も重要なみどころとなるだそう。

(左から)へリン役のチョ・ジョンウン、キム・ジヒョン、チャン・ウナ

カジノを経営する資産家ユン会長の一人娘へリン役には『レ・ミゼラブル』『ジキル&ハイド』のチョ・ジョンウン、『あの日々』『プライド』のキム・ジヒョン、『アイーダ』『レベッカ』のチャン・ウナが演じる。テスとへリンの互いの境遇を超えた愛や、学生運動に身を投じ、挫折を味わうヘリンの姿はもうひとつの見どころ。ドラマでコ・ヒョンジョンが演じたような清楚かつ意志の強いヒロイン像を見せてくれるはずだ。

(左から)ジョンド役のパク・ソンファンとカン・ホンソク

そのほか、元々はテスと同門だったがのちに敵対することになるヤクザのジョンド役を『アイーダ』『二都物語』のパク・ソンファンと、『デスノート』『キンキーブーツ』のカン・ホンソク。へリンを偶然救ったことから、彼女のボディーガードとなる、究極の見守り男子キャラ、ジェヒ役を『あの日々』のキム・サンホとグループHighlightのソン・ドンウン、そして最近グループINFINITEから脱退したイ・ホウォン(ホヤ)が9月25日に追加発表された。

加えて、渋い演技が光るベテラン俳優の出演も見逃せない。カジノを経営し、政界にも暗躍するヘリンの父、ユン会長役を『オケピ!』『ディセンバー』のソン・ヨンチャンと演劇『私に会いに来て』『ピローマン』やドラマ『ミセン-未生』で知られたソン・ジョンハク。そしてユン会長の腹心で、政界へのパイプ役となるチャン部長を『あの日々』『西便制』のイ・ジョンヨルと『チック、チック…ブーン!』『シカゴ』のソン・ギウンが演じる。

(左から)ユン会長役のソン・ヨンチャンとソン・ジョンハク

独裁政治、民主化運動、裏社会など、激動の80年代韓国を背景にした濃密なストーリーを、2時間半の舞台作品に圧縮。クラシックとロックを融合させて、スピード感溢れるストーリーを展開すると予告している。伝説の名作を放送から20年以上を経て、どのようにして新たに再構成するのか、ドラマ、ミュージカルファンの双方が期待する作品となるはずだ。

(左から)チャン部長役のイ・ジョンヨルとソン・ギユン

1次チケットは9月27日(水)午後2時よりインターパークで発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『砂時計』

2017年12月5日~2018年2月11日 忠武アートセンター 大ホール

<出演>
●パク・テス役:キム・ウヒョン、シン・ソンロク、ハン・チサン
●ユン・へリン役:チョ・ジョンウン、キム・ジヒョン、チャン・ウナ
●カン・ウソク役:パク・コニョン、カン・ピルソク、チェ・ジェウン
●イ・ジョンド役:パク・ソンファン、カン・ホンソク
●ペク・ジェヒ役:キム・サンホ、ソン・ドンウン(Highlight)
●ユン・ジェヨン会長役:ソン・ヨンチャン、ソン・ジョンハク
●チャン・ドシク役:イ・ジョンヨル、ソン・ギユン

写真提供:インサイトエンタテインメント ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『レベッカ』新ダンヴァ―ス夫人役に『ジーザス・クライスト・スーパースター』チャン・ウナ抜擢

[MUSICAL]『レベッカ』新ダンヴァ―ス夫人役に『ジーザス・クライスト・スーパースター』チャン・ウナ抜擢

 

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ダンヴァ―ス夫人役に出演が決まったチャン・ウナ

1月6日に開幕するミュージカル『レベッカ』のソウル公演より、新たなダンヴァ―ス夫人役としてチャン・ウナの出演が発表された。

今回の再演で同役を演じる予定だった、ロックバンド紫雨林(ジャウリム)のボーカル、キム・ユナが声帯疾患により降板し、その空席を埋めるキャストに注目が集まっていた。

EMKの制作陣が『ジーザス・クライスト・スーパースター』『西便制(ソピョンジェ)』などを通してカリスマ性溢れる演技力と、高い歌唱力を披露していた彼女にオーディションを提案。チャン・ウナはわずか1日で、ダンヴァ―ス夫人のメインナンバーとなる「レベッカ」を完全に消化したオーディション映像を送ったという。その映像を見た制作陣は満場一致で彼女を新しいダンヴァ―ス夫人役に決定することになった。

韓国Mnetのサバイバルオーディション番組「ボイスコリア」のシーズン1に出演し、優れた歌唱力を知らしめたチャン・ウナは、その後ハ・ジョンウ主演の大ヒット映画『国家代表』のOSTに参加したほか、バンドW & JAS(ダブルアンドジャス)のボーカルとしても活動している。
ミュージカルでは今年『ジーザス・クライスト・スーパースター』のマリア役で注目されたほか、現在出演中の『マーダーバラッド』ではパワフルなロックボーカルを披露している。

チャン・ウナは「ダンヴァ―ス夫人はミュージカル女優なら誰もが演じたい役です。しかし誰でも消化できる役ではないので、この機会をいただいたことで、最善を尽くして観客の皆さんの期待に応えられるよう、稽古に励みます」と抱負を語っている。

チャン・ウナの合流により、ソウル公演に新風を吹き込む活躍が期待される『レベッカ』は3月6日まで、芸術の殿堂 オペラ劇場で上演される。


2016rebeccaposter【公演情報】
ミュージカル『レベッカ』(레베카)
■ソウル公演:2016年1月6日~3月6日 芸術の殿堂オペラ劇場

<出演>
●マキシム・ド・ウインター役:リュ・ジョンハン、ミン・ヨンギ、オム・ギジュン、ソン・チャンウィ
●私役:キム・ボギョン、ソン・サンウン
●ダンヴァ―ス夫人役:シン・ヨンスク、チャ・ジヨン、チャン・ウナ
●ジャック・ファヴェル役:チェ・ミンチョル、イ・シフ
●ヴァン・ホッパー夫人役:キム・ヒウォン、ハン・ジヨン
●ベアトリス役:イ・ジョンファ
●ジャイルズ役:チョン・スハン
●フランク・クロウリ―役:ユン・ソニョン
●ベン役:キム・スンテク
●コロネル・ジュリアン大佐役:イ・ジュンムン、ホ・ジョンギュ

写真提供:EMKミュージカルカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]チェ・ジェリム、パク・ウンソク出演『SEE WHAT I WANNA SEE』7年ぶりに公演

[MUSICAL]チェ・ジェリム、パク・ウンソク出演『SEE WHAT I WANNA SEE』7年ぶりに公演

 

seewhatposter2012年の開館以来、オリジナル作品やショーケース公演、トークイベントなど、若手制作者や俳優を起用して独創的な作品を上演し続けている劇場、プロジェクトBOX Seeyaで、ミュージカル『SEE WHAT I WANNA SEE』が7年ぶりに上演される。
『SEE WHAT I WANNA SEE』は、“巨匠スティーブン・ソンドハイムの正統派継承者”と評されている米国の作曲家・作詞家、マイケル・ジョン・ラキウサ(Michael John LaChiusa)が、芥川龍之介の短編小説「藪の中」「袈裟と盛遠(けさともりとう)」「竜」をベースに、2004年に創作。幕間劇「袈裟と盛遠」、1幕「羅生門」、幕間劇「袈裟と盛遠」そして最後に2幕「栄光の日」という副題がついた4章で構成される。観客に「私が見たことは果たして真実なのか」という質問を投げかける、ユニークな構成と哲学的なテーマが話題となり、翌年にはオフブロードウェイで初演。「ミュージカル史上最もインテリジェントな作品」「ミュージカルの限界を超えた作品」と高い評価を受けている。
韓国では、キム・ソニョン、チャ・ジヨン、ヤン・ジュンモ、カン・ピルソク、ホン・グァンホ、チョン・サンユンなどトップクラスの豪華キャストを集結させ、2008年に初演している。当時「シワッマニア(See What Mania)」と呼ばれる熱狂的なファンを生んだことでも知られる伝説的作品だ。

観客から再演の要望が絶えず、満を持して7年ぶりに再演する今回は、『ファリネッリ』『スプリング・アウェイクニング(春のめざめ)』などを演出し、初演当時は協力演出を務めたキム・ミンジョンが演出。音楽監督は『SEE WHAT I WANNA SEE』で第14回韓国ミュージカル大賞を受賞したイ・ナヨンが再び参加する。

seewhat1そして旬の若手注目株を集めたキャストも大きな話題を呼びそうだ。『ジーザス・クライスト・スーパースター』のマリア役や『マーダーバラッド』『ザ・デビル』など近年の話題作でヒロインを演じてきたチャン・ウナが1幕では妻役を、幕間劇では袈裟役と2幕には女優役を務める。また1幕では夫役、幕間劇では盛遠役、2幕では会計士を演じるのは『ドラキュラ』『ドリームガールズ』『皇太子失踪事件』など大劇場から小劇場まで多彩な作品で存在感を見せているパク・ウンソクが演じる。
seewhat2そして1幕では警備員を、2幕では司祭を演じるのは『ファリネッリ』の兄リカルド役や『女神様が見ている』のヨンボム役で注目を集めたイ・ジュニョクが、1幕では霊媒師を、2幕では司祭モニカの叔母を演じるのは『ヘドウィグ』のイツァーク役や『壁抜け男』などに出演したチョ・ジナが演じる。
seewhat3また、1幕の強盗役と2幕でニュース記者役は『ジーザス・クライスト・スーパースター』でジーザスとユダの2役を演じたチェ・ジェリムと、『エリザベート』のルドルフ皇太子役や『スリル・ミー』の私役などを演じたペク・ヒョンフンというブライテストホープがWキャストで務める。

豪華キャストとともに7年ぶりに上演する『SEE WHAT I WANNA SEE』は、10月30日から約2週間上演。チケットは9月18日より発売開始される。


seewhatposter【公演情報】
ミュージカル『SEE WHAT I WANNA SEE』(씨왓아이워너씨)
2015年10月30日~11月15日 プロジェクトBOX Seeya

<出演>
●袈裟/妻/女優役:チャン・ウナ
●盛遠/夫/会計士役:パク・ウンソク
●霊媒師/司祭モニカの叔母役:チョ・ジナ
●警備員/司祭役:イ・ジュニョク
●強盗/ニュース記者役:チェ・ジェリム、ペク・ヒョンフン

原作:芥川龍之介/脚本・作曲:マイケル・ジョン・ラキウサ/演出:キム・ミンジョン/音楽監督:イ・ナヨン/舞台・小道具:チェ・ヨンウン/照明:シン・サンフン/音響:カン・グクヒョン/映像:イ・スギョン/衣装:ドヨン/ヘアメイク:キム・ナムソン/制作:カン・ヒョジン/制作助手:ソル・ガミン/技術:ウ・ジュンサン/舞台監督:キム・テクソン/プロデューサー:パク・ヨンホ、ソ・ミジョン

写真提供:友蘭(ウラン)文化財団 ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]神か救世主か……究極のロックオペラが堂々の帰還『ジーザス・クライスト・スーパースター』開幕

[MUSICAL]神か救世主か……究極のロックオペラが堂々の帰還『ジーザス・クライスト・スーパースター』開幕

 

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イ・ジナ演出家

イエス・キリスト(=ジーザス)の最後の7日間を壮大なロックオペラスタイルで作り上げたミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』が2年ぶりに再演され、6月9日メディアコールが行われた。
2013年公演の制作陣、そして主人公ジーザス役にはマイケル・リーとパク・ウンテの2トップを維持しながらさらにアップグレードを図った待望の再演とあって、多数のメディアが会見に参加し、期待の大きさを伺わせた。

メディアコールでは冒頭から演出家のイ・ジナが試演する楽曲&シーンごとにすべて解説をつけるというスペシャルなものに。「私は無神論者ですが、誰も到達することができないほどのスーパースターになったイエスという人物に興味を持ちました」と語る演出家は、自ら「ファン心(팬심)」と表現していたが、もともとこの作品が好きだったというだけあって、熱のこもった解説からは作品に対する愛着が伝わってくるようだった。

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ジーザス役のパク・ウンテ(左)とマイケル・リー

1971年に初演し、半世紀近くの歴史をもつ作品だけに、これまで世界各国でさまざまなキャスト、ヴァージョンにより上演され、原作者たちもその変化を楽しんでいるという。イ・ジナ演出家は「初演からアンチキリストだ、神への冒涜だとも言われているが、最近は映画『ザ・パッション・オブ・クライスト』などイエスについての多様なファクションが生まれている。いくら原作が素晴らしくても、現代でそのまま上演するには隔たりがあると考えた。イエスとユダの関係を同性愛的に解釈する面白味も加え、原作よりも大幅に脚色し、強いイメージの作品に作り上げた」という。また砂漠のような独特のセットを取り入れているが、これは映画『スターウォーズ』シリーズに出てくるイメージがベースになっているという。「地球ではない他の惑星、もしくは人類が滅亡した後の世界に新しい人類が誕生し、人間の葛藤や救世主(メシア)についての物語のため、このような背景を用いた」と解説していた。

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(写真左から)ユダ役のユン・ヒョンリョル、ハン・チサン、チェ・ジェリム

ジーザス役、マイケル・リーとパク・ウンテをWキャストでトップに据え、ユダ役で俳優として大きく飛躍したハン・チサンなど2013年公演で人気を博した男優3人は再び舞台に上がった。「この作品の最大の魅力は音楽。難しい曲も多いので、何よりも歌唱力を重視してキャスティングした」というイ・ジナ演出家は、ジーザスと対をなすユダ役の新キャストにユン・ヒョンリョルとチェ・ジェリムという歌唱力は申し分ない2人を選んだ。特にチェ・ジェリムについては「今回の再演のために準備した切り札だ」と太鼓判を押していた。

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(写真左から)マリア役のチャン・ウナ、イ・ヨンミ、ハム・ヨンジ

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ヘロデ役のキム・ヨンジュ

苦悩するジーザスにとって唯一の癒しとなるマリア役には、2013年公演でも同役を演じたチャン・ウナに加え、ベテランのイ・ヨンミとデビュー2作目となる新人のハム・ヨンジが演じる。なかでもマリア役の切り札と言えば、イ・ヨンミだろう。イ・ジナ演出家は「長い間いろんな作品を一緒に作ってきたが、昨年出産して母親となり新しいエネルギーを出せると感じた。彼女が舞台に重厚感を与えてくれるだろうという期待感もあって推薦した」と出演の裏話も披露した。

そして最大のサプライズキャストがヘロデ役のキム・ヨンジュの出演だ。2年前には2AMのチョ・グォンら男優が演じ、原作はもちろん海外の公演でも過去に女優がこの役を演じたことはなかった。イ・ジナ演出家は「以前にも『TAAL(탈=面)』という作品で女優に男性の役を演じさせたことがあって、このようなチャレンジは以前からよくやっている。ヘロデを男か女か分からないような存在にしてみたくて、独特の雰囲気をもつキム・ヨンジュさんにお願いした。前回が幼い王子のようなイメージだったとすれば、今回はどっしりとしたグロテスクなキャラクターになっている」と世界初の女性版ヘロデに自信を見せていた。

他のミュージカルとは一線を画する世界観と怒涛のロックサウンドは今回も健在。さまざまな“切り札”を揃えて、新たな醍醐味も十分に用意された『ジーザス・クライスト・スーパースター』は、9月9日まで上演される。
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ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』
2015年6月12日~9月13日 シャーロッテシアター
出演:マイケル・リー、パク・ウンテ、ハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリム、イ・ヨンミ、チャン・ウナ、ハム・ヨンジ、キム・テハン、チ・ヒョンジュン、キム・ヨンジュ

演出:イ・ジナ/音楽スーパーバイザー:チョン・ジェイル/音楽監督:キム・ソンス/舞台デザイン:オ・ピリョン/衣装デザイン:ハン・ジョンイム

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[MUSICAL]マイケル×ウンテ ジーザス再び!『ジーザス・クライスト・スーパースター』キャスト発表!

[MUSICAL]マイケル×ウンテ ジーザス再び!『ジーザス・クライスト・スーパースター』キャスト発表!

 

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ジーザス役のパク・ウンテ(左)とマイケル・リー

『オペラ座の怪人』『キャッツ』のアンドリュー・ロイド・ウェバーと『アイーダ』『ライオン・キング』のティム・ライスという説明不要の巨匠たちが70年代に生み出したロック・ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』。2013年、韓国ミュージカル界に旋風を巻き起こし、次世代スターを生んだ作品が2年ぶりに再演。豪華キャストが公開された。

民に崇められながらも、一人の人間として葛藤するジーザス役は2013年に同役を演じたマイケル・リーとパク・ウンテが務める。
マイケル・リーは、母国アメリカでは本作に400回以上出演してきただけあって、2013年公演で見せたパワフルな歌唱力と神々しいまでのカリスマ性は観客に衝撃を与えた。以降、現在に至るまで彼が韓国に拠点を移し、精力的に活動するきっかけとなった作品だけに、一段とグレードアップした姿を見せてくれそうだ。
対するパク・ウンテも俳優としてエポックメイキングとなった作品に再降臨する。彼曰く「作品に向かう意識が変わった」という本作では、繊細で悩めるジーザスの姿を体現して喝采を浴びていた。2013年公演以降『モーツァルト!』『フランケンシュタイン』そして『ジキル&ハイド』まで、1作ごとに逞しさを身に着けている彼が、改めてどんなジーザスを見せてくれるのか楽しみだ。

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(写真左から)ユダ役のハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリム

一方、ジーザスを尊敬しながらも、その存在に失望し、破滅の道に突き進むユダ役にはハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリムの3人が起用された。
前回の公演で、ジーザス役と両翼を担う人気を博したユダ役のなかでも、圧倒的な歌唱力で観客を沸かせたハン・チサンは約1年ぶりの舞台出演となる。ドラマ『バラ色の恋人たち』へのレギュラー出演など、近年は活動の幅を広げているなかで、満を持して再びユダ役を演じるとあって、さらなる注目を集めそうだ。
次に新ユダ役の一人となったユン・ヒョンリョルは『マリー・アントワネット』『アガサ』など、近年話題作にこの人アリ、と言えるほど、多彩な活躍を続けている。ヒールが上手い彼がどんなユダを見せてくれるのか期待が膨らむ。そして注目はもう一人の新ユダ役、チェ・ジェリム。日本版『レ・ミゼラブル』に出演するヤン・ジュンモが昨年初演出したオペラ『リタ』で、オペラ歌手顔負けの歌唱力が話題となっていた。過去には『ネクスト・トゥ・ノーマル』『スプリング・アウェイクニング』などに出演してきた彼が、新たな挑戦となるユダ役でどう化けるか注目したい。

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(写真左から)マリア役のイ・ヨンミ、チャン・ウナ、ハム・ヨンジ

ジーザスを慕い、苦悩する彼にひとときの安らぎを与えるマリア役には前回の公演でも同役を演じたチャン・ウナと、初挑戦となるイ・ヨンミ、ハム・ヨンジが挑む。なかでも『ラ・マンチャの男』『ヘドウィグ』など多数のミュージカルに出演してきたハスキーな声が魅力のイ・ヨンミは、元々はロックボーカリスト。昨年結婚、出産したことでマリアの豊かな母性を体現してくれそうだ。また、ハム・ヨンジはかつてYouTubeに投稿した映像がきっかけで天才ミュージカル少女と呼ばれていた逸材。『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラ役のオルタネートとしてデビューを果たした彼女が本格的にマリア役のキャストの一人として名を連ねることになる。

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(写真左から)ピラート将軍役のキム・テハンとチ・ヒョンジュンと、 ヘロデ役のキム・ヨンジュ

そのほか、ジーザスに引導を渡すピラート総督役にはキム・テハンとチ・ヒョンジュンが引き続き出演。また、2013年公演では男優が演じていたヘロデ王役を『ウィキッド』のマダム・モリブル、『マリー・アントワネット』のローズ・ベルタン役などで知られるベテラン女優、キム・ヨンジュが挑むというサプライズキャスティングも。煌びやかで突き抜けたキャラクターが上手い彼女だけに新しいヘロデを見せてくれそうだ。

演出はイ・ジナ、音楽スーパーバイザーにはミュージシャンのチョン・ジェイルと、前回の制作陣がそのまま再登板してさらなるグレードアップが期待される。6月公演分の第1次チケットは4月9日(木)午後2時より発売。4月30日までの購入で、韓国BCカードの決済限定だが30%OFFの初期購入割引が適用される。

jcsp【公演情報】
ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』
2015年6月12日~9月13日 シャーロッテシアター
出演:マイケル・リー、パク・ウンテ、ハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリム、イ・ヨンミ、チャン・ウナ、ハム・ヨンジ、キム・テハン、チ・ヒョンジュン、キム・ヨンジュ

演出:イ・ジナ、音楽スーパーバイザー:チョン・ジェイル、舞台デザイン:オ・ピリョン、衣装デザイン:ハン・ジョンイム