ソ・ギョンス

[MUSICAL]6回目の再演『女神様が見ている』2019ニューキャストを公開

[MUSICAL]6回目の再演『女神様が見ている』2019ニューキャストを公開

 

2013年に初演後、韓国ミュージカルファンに愛され続けている『女神様が見ている』が6回目の再演を11月からスタートする。

2011年に現在のCJ E&Mが創作支援プログラムとして実施していた「CJクリエイティブマインズ」の第1回選定作となり、その後2013年から本公演をスタート。2014年には、東京・世田谷パブリックシアターで来日公演も行い、日本の観客にも親しまれている作品だ。

⇒2014年来日公演時の韓劇.com特集記事

物語は1952年、朝鮮戦争のさなかにある釜山近海の無人島が舞台。北朝鮮の捕虜を移送中だった韓国軍の船が遭難し、無人島に流れ着いた場面から始まる。南(韓国)の兵士ヨンボムとソックは、北の兵士に拘束され立場が逆転。何とか生き延びて援軍を求めたい2人は、北の兵士のなかで最も若くナイーブなスンホを懐柔して、北の兵士たちとの奇妙な共同生活を開始し、やがて真の友情を深めていく感動のストーリーだ。

(左から)ヨンボム役のソン・ドゥソプ、チョ・ソンユン、ソ・ギョンス

約2年ぶり6度目となる今回の再演では『女神様~』経験者と新キャストが混合した多彩な顔触れとなった。

(上段左から)スンホ役のチョン・ウクジン、チョン・フィ(下段左から)ジノ、パク・ジュンフィ

ストーリーをけん引する役割も果たす韓国軍の大尉ヨンボム役は、2年前にも同役を演じたソン・ドゥソプと、今回『女神様』初参加となるチョ・サンユン、ソ・ギョンスが演じる。

過去のトラウマを抱えながらも、純粋で、かつ卓越したエンジニアとしての才能をもつ北朝鮮兵士スンホ役はチョン・ウクジン、チョン・フィ、ジノ(PENTAGON)、パク・ジュンのクワトロキャスト。チョン・フィを除いては今回初参加となる。

(左から)チャンソプ役のホン・ウジン、ユン・ソグォン、チャ・ヨンハク

北朝鮮兵士を率いる隊長チャンソプ役はホン・ウジン、ユン・ソグォン、チャ・ヨンハク。このうち初出演のチャ・ヨンハクは、かつてチャンソプを演じたチン・ソンギュも所属する劇団「公演配達サービスカンダ」の俳優だ。

ソック役のカン・ギドゥン(左)とアン・ジファン

年上女性との初恋を胸に秘めた素朴なキャラクターが魅力の韓国軍兵士ソック役は前回に続き出演するカン・ギドゥンと、『ザ・フィクション』『伝説のリトルバスケットボール団』などで頭角を現してきたアン・ジファンが初出演となる。

ドンヒョン役のチョ・プンレ(左)とキム・デウン

隊長チャンソプの右腕的存在だが、ある言えない秘密を抱えたドンヒョン役は、チョ・プンレと演劇『散歩する侵略者』、音楽劇『島:1933~2019』などの話題作に出演し、頭角を現している新人キム・デウンが初出演する。

ジュファ役のチン・テファ(左)とソン・ユドン

卓越したダンスの実力をもちムードメーカー的役割を果たす北朝鮮兵士ジュファ役は、前回も同役で出演していたソン・ユドンと『洗濯(パルレ)』など、近年小劇場作品にも精力的に出演しているチン・テファが初参加となる。

(左から)女神様役のイ・ジスク、ハン・ボラ、チェ・ヨヌ

最後に、兵士たちそれぞれが大切に思う、女神様役は、初演から出演し元祖女神様と呼ばれるイ・ジスクと、本作には3回目の出演となるチェ・ヨヌ、そして『飛べ!パクさん』『トゥモロー・モーニング』などに主演したハン・ボラが今回初めて女神様役に挑む。

11月の開幕に先立ち、10月25日(金)、26日(土)の2日間、水原(スウォン)市にあるSKアートリアム大公演場で上演後、11月16日からソウル・大学路ユニプレクス1館で上演される。水原公演のチケットは9月24日(火)午前11時からインターパークで発売。
ソウル公演の1次チケットは10月18日(金)午後2時から発売される。


【公演情報】
ミュージカル『女神様がみている』(여신님이 보고 계셔)
2019年11月16日~2020年3月1日 大学路ユニプレクス1館

<出演>
●ハン・ヨンボム役:ソン・ドゥソプ、チョ・サンユン、ソ・ギョンス
●リュ・スンホ役:チョン・ウクジン、チョン・フィ、ジノ(PENTAGON)、パク・ジュンフィ
●イ・チャンソプ役:ホン・ウジン、ユン・ソグォン、チャ・ヨンハク
●シン・ソック役:カン・ギドゥン、アン・ジファン
●チョ・ドンヒョン役:チョ・プンレ、キム・デウン
●ピョン・ジュファ役:チン・テファ、ソン・ユドン
●女神様役:イ・ジスク、ハン・ボラ、チェ・ヨヌ

プロデューサー:ユ・インス/作:ハン・ジョンソク/作曲:イ・ソニョン/演出:パク・ソヨン

写真提供:劇団「演友(ヨヌ)舞台」

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『グリース』フォトギャラリー

[MUSICAL]『グリース』フォトギャラリー

 


【公演情報】
ミュージカル『グリース』<그리스>
2019年4月30日~8月11日(日) D-CUBEアートセンター

<出演>
●ダニー役:ソ・ギョンス、キム・テオ、チョン・セユン
●サンディ役:ヤン・ソユン、ハン・チェア
●ケニッキー役:パク・グァンソン、イム・ジョンモ
●リゾ役:ホ・へジン、ファン・ウリム
●ドゥーディ役:キ・セジュン、イ・ソクジュン
●ロジャー役:キム・ヨンハン、イ・サンウン
●ソニー役:イ・ウジョン、ぺ・ナラ
●フレンチー役:キム・イフ、チョン・スジ
●ジャン役:イ・ガウン、イム・ナムジョン
●マーティ役:イ・サンア、チョン・イェジュ
●ヴィンス役:イム・ギホン、キム・デジョン
●ミス・リンチ役:キム・ヒョンスク
●ユージン役:イ・ソンドク、イ・ドンウク
●パティ役:キム・ハオン、チョン・ヒョンジ
●アンサンブル:キム・ビョンヨン、チェ・ヒジェ、イ・ドゥリム、イ・ソンウン、カン・ミンソン、キム・ミンソン、チェ・ユンホ、チョン・ハヨン、パク・ジュニョン、クォン・スジョン

プロデューサー:シン・チュンス/脚本・作曲・作詞:ジム・ジェイコブズ&ウォーレン・ケイシー/演出:キム・ジョンハン/振付:シン・ソンホ/音楽監督:グ・ミンギョン/
舞台・映像デザイナー:チョ・スヒョン/照明:マ・ソンヨン/衣装:チョ・ムンス/ヘアメイク:キム・ソンへ/小道具:イム・ジョンスク/脚色・改詞:キム・スビン/技術:
キム・ミギョン/制作:パク・ジェウ/制作監督:ホン・セフン/舞台監督:ノ・ビョンウ

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]イ・ユリほか豪華キャスト競演『おお!キャロル』11月韓国初演

[MUSICAL]イ・ユリほか豪華キャスト競演『おお!キャロル』11月韓国初演

 

ohcarolposter1950~60年代にアメリカンポップスの黄金時代を築いたシンガー、ニール・セダカの名曲でつづるミュージカル『おお!キャロル』韓国初演のキャストが公開された。

ミュージカル『おお!キャロル』は、ニール・セダカの代表曲のひとつである「Breaking Up is Hard To do(邦題:悲しき慕情)」からタイトルを取り、2008年にアメリカで制作。韓国版のタイトルにもなった「Oh! Carol(おお!キャロル)」をはじめ、「You mean Everything to Me(きみこそすべて)」「Stupid Cupid(間抜けなキューピッド)」「One Way Ticket(恋の片道切符)」など、時代を超えて愛されている名曲21曲が劇中で堪能できる、ジュークボックスミュージカルだ。

物語の舞台は1960年代。初恋の人との結婚式を控えていたマージ。式当日に結婚相手に逃げられ、彼女の親友ロイスはマージが新婚旅行に行くはずだったリゾート地へともに失恋旅行に行くことになる。そこに現れた魅力的な男たちとの恋模様や人間模様を描く、ロマンチックコメディだ。

ohcarolcast1韓国初演には、ベテランから若手まで、キャラクターにピッタリな実力派のミュージカル俳優が揃った。マージとロイスが訪れるリゾートの女社長のエスターに長年片思いしているリゾートショーの看板MC、ハービー役は『ウィキッド』『ラ・カージュ』など、現在も一線で活躍する元祖ミュージカルスター、ナム・ギョンジュ。『スウィーニー・トッド』『ラ・マンチャの男』など、大劇場作品には欠かせない個性派ソ・ヨンジュ。そして『オケピ!』『二都物語』『西便制』など、多彩な作品で常に豊かな歌声を聴かせるソ・ボムソクと大御所が名を連ねた。

ohcarolcast2かつては脚光を浴びるスターだったが、現在はパラダイスリゾートの女社長であり、ハービーとの愛に悩むエスター役は『マンマ・ミーア』『シカゴ』などの大型ミュージカルから、映画ドラマでも活躍するチョン・スギョン。『ブロードウェイ42番街』『クーガー』などでセクシーな大人の女を好演していたキム・ソンギョン。そして『ヘドウィグ』のイツァーク役でパワフルな歌声を聴かせたイム・ジナが務める。エスターとの大人の純愛を繰り広げる、ベテラン女優たちの活躍にも期待だ。

ohcarolcast3スターになることを夢見ながら、リゾートショーの専属歌手として働くデル役は『スリル・ミー』『サリエリ』など出演作が常に話題を呼ぶチョン・サンユンと『ニュージーズ』『イン・ザ・ハイツ』など、大劇場作品の主演を次々とこなしている若き実力派ソ・ギョンス。女心をくすぐる魅力的な浮気者キャラというデルを二人がどのように表現するのか注目される。
ohcarolcast4一方、小心者で口下手だが、才能豊かな作曲家ゲイブ役は『ママ、ドント・クライ』『ゴレゴレ』などのミュージカルに出演しながら、ロックバンド「BRICK」でミュージシャンとしても活動するホ・ギュと『ベア・ザ・ミュージカル』『太陽が抱く月』などに主演し、柔らかな歌声と佇まいで観客を魅了してきたソン・ドゥソプ。ともに甘いルックスで人気の二人が、魅力的なキャラクターを演じてさらに女性ファンの心をつかみそうだ。
ohcarolcast5親友マージを慰めるため、旅したリゾートで自身の愛も探すことになるロイス役は『フランケンシュタイン』『死の賛美』などで圧倒的な存在感を披露していたアン・ユジン。『ノートルダム・ド・パリ』『風と共に去りぬ』など、安定した歌声には定評のあるオ・ジニョン。そして、数々の復讐系ドラマに主演し、2014年の「私はチャン・ボリ!」ではMBC演技大賞を受賞。“国民的悪女”の異名をもつイ・ユリが出演する。なかでもイ・ユリは現在『親不孝者は泣く』という演劇にも出演中で、今年は舞台への連続挑戦が大きな話題を呼んでいる。

ohcarolcast6恋に不器用で、傷心のままリゾートに旅立つマージ役は透明感あふれる歌声で『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』などの大作から『ロ・ギス』などの小劇場作品までこなすイム・ガンヒと、『風と共に去りぬ』『シンデレラ』などで愛らしいキャラクターを好演してきたチョン・ダニョンが演じる。マージの心を癒す相手は誰なのか? 新しい恋の行方に注目だ。

この冬、観客にキュートで心温まる大人のラブストーリーを届けてくれそうな『おお!キャロル』は、11月19日から狎鴎亭(アックジョン)のクァンリムアートセンター BBCHホールで開幕。1次チケットは、9月21日(水)午後2時から発売開始される。


ohcarolposter【公演情報】
ミュージカル『おお!キャロル』(오! 캐롤)
2016年11月19日~2017年2月5日 クァンリムアートセンター BBCHホール

<出演>
●ハービー役:ナム・ギョンジュ、ソ・ヨンジュ、ソ・ボムソク
●エスター役:チョン・スギョン、キム・ソンギョン、イム・ジナ
●デル役:チョン・サンユン、ソ・ギョンス
●ゲイブ役:ホ・ギュ、ソン・ドゥソプ
●ロイス役:アン・ユジン、オ・ジニョン、イ・ユリ
●マージ役:イム・ガンヒ、チョン・ダニョン

音楽:ニール・セダカ/歌詞:ニール・セダカ&ハワード・グリーンフィールド/脚本:エリック・ジャクソン、ベン・H・ウインタース/プロデューサー:パク・ヨンソク/演出:ハン・ジンソプ/音楽監督:キム・ソンス/振付:ソ・ビョング/舞台:ソン・スクジン/照明:ミンギョンス/音響:キム・ピルス/小道具:チョ・ユンヒョン/衣装:チョ・ムンス/ヘアメイク:キム・ユソン

写真提供:SHOW MEDIA ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]若さとエネルギーに満ちた感動の舞台『ニュージーズ』開幕!

[MUSICAL]若さとエネルギーに満ちた感動の舞台『ニュージーズ』開幕!

 

newsies21

(写真左から)ジャック・ケリー役のソ・ギョンス、オン・ジュワン、イ・ジェギュン

「新聞売りの少年たち、世界を止める!」と謳い、ブロードウェイに新風を吹き込んだディズニーミュージカル『ニュージーズ』の韓国初演がスタートし、プレスコールが開催された。

newsies6

ジャック・ケリー役のイ・ジェギュン(写真中)

newsies11『ニュージーズ』は、1992年にディズニーが制作した同名映画が原作。『リトル・マーメイド』『アラジン』『美女と野獣』などのディズニーアニメ映画でアカデミー賞を受賞したアラン・メンケンによる作曲、トニー賞を4度受賞しているハーヴェイ・フィアスタインが脚本を手掛けるなど、豪華な制作陣により2011年に米ニュージャージーで初演された。翌年にはブロードウェイ進出を果たして1000回を超えるロングラン公演を行い、のべ100万人以上を動員したという。19世紀末のニューヨークを舞台に、ストリートで新聞売りをしながら貧しい生活をおくる“ニュースボーイ”たちが、新聞社の横暴な販売価格つり上げに反対してストを起こし、彼らが自ら社会を変えていこうとする姿を追った物語だ。

newsies15

newsies3

(写真左から)ディヴィ役のカン・ソンウク、ジャック・ケリー役のソ・ギョンス、キャサリン役のチェ・スジン

アジアでは初となる上演にあたり、有名な俳優を使わない“No Star Casting”、韓国オリジナル演出をつける“Non-Replica”方式を取り入れ、近年の韓国ミュージカル界のトレンドとは真逆をいく制作方式が話題となっていた。
3カ月にわたるオーディションをへて起用された“ニュースボーイ”こと、アンサンブルの青年たちはまだ無名の若手俳優ばかりだが、抜群の身体能力とダンスの実力を兼ね備えた“金の卵”がそろっている。なかでも2010年に韓国版を初演した『ビリー・エリオット』で主人公の少年ビリーを演じたパク・ジュンヒョンが、ビリー役で身に着けた美しいターンやタップンダンスの実力を発揮しつつ成長した姿を見せているのは『ビリー・エリオット』ファンにとっては感動せざるを得ないポイントになるだろう。

newsies14

newsies10

ミュージカル初挑戦!ジャック・ケリー役のオン・ジュワン

そして彼らニュースボーイを率いるジャック・ケリー役の3人にも注目だ。特に、今回ミュージカルに初挑戦となったオン・ジュワンの熱演ぶりと破格の身体能力には目を見張る。かつては東方神起のユンホの練習生時代にダンスを教えていたほどの実力をもっていただけあって、キレのある身のこなしを披露。歌の実力もなかなかのもので、今後は映画やドラマのみならず、舞台にも活動の場を広げることが期待される。また、これまでさまざまなミュージカルで少年役を演じてきたソ・ギョンスとイ・ジェギュンもそれぞれの個性を生かしてジャック役を情熱的に消化し、二人のジャックも見逃せない。加えて、ジャックを支えるディヴィ役のカン・ソンウク、クラッチー役のカン・ウニルも、今後舞台シーンでさらなる活躍は間違いなしの魅力を発揮している。

newsies8

注目の新人、クラッチー役のカン・ウニル(写真左)とディヴィ役のカン・ソンウク(写真中)

少年たちが権力者にストライキという形で立ち向かうというストーリーは、やや地味ではあるものの、それを凌駕する若い俳優たちのエネルギーとはつらつとした姿に、観劇後すがすがしい気持ちになれるはずだ。韓国ミュージカルの未来を担う若い俳優たちを応援したくなる『ニュージーズ』は7月3日まで、忠武アートホール大劇場で上演される。

newsies16newsies9newsies18newsies19newsies20


newsiesposter【公演情報】
ミュージカル『ニュージーズ』(NEWSIES/뉴시즈)
2016年4月12日(火)~7月3日(日) 忠武アートホール 大劇場

<出演>
●ジャック・ケリー役:オン・ジュワン、ソ・ギョンス、イ・ジェギュン
●ディヴィ役:カン・ソンウク
●クラッチー役:カン・ウニル
●キャサリン役:リナ、チェ・スジン
●レス役(子役):ユン・フェリックス、イ・テギョン、ハン・ウジョン
●ジョセフ・ピューリッツァー役:ファン・マニク
●メダ・ラーキン役:チェ・ヒョンソン
●ルーズベルト役:キム・ボンファン
●ワイジュル役:カン・ソンボム
●スナイダー役:キム・ヨンファン
●ハンナ役:キム・ミョンヒ
●少女たち役:ユン・ソミ、ナムグン・へユン
●ニュースボーイたち:イ・ホジン、コ・フン、チェ・グァンヒ、シン・ウソク、パク・ジョンべ、チョン・ヨル、チョ・ヒョヌ、チャン・テクス、パク・ヒョヌ、チョ・ユンサン、チョン・チャンミン、チャン・ジェウン、ハン・チョルス、ナム・ジョンヒョン、チン・ハンビッ、パク・ジュンヒョン、パク・ジンサン(スウィング)、シム・ヒョンジュン(スウィング)

作曲:アラン・メンケン/作詞:ジャック・フェルドマン/脚本:ハーヴェイ・フィアスタイン/プロデューサー:シン・チュンス/演出・振付:デイヴィッド・スワン/音楽監督:ウォン・ミソル/舞台:オ・ピリョン/照明:イ・ウヒョン/衣装:チョ・ムンス/音響:クォン・ドギョン/ヘアメイク:キム・ソンへ/制作:イ・スンジン/技術:キム・ミギョン

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]実力派キャストが勢ぞろい『ネクスト・トゥ・ノーマル』2年ぶりの再演!

[MUSICAL]実力派キャストが勢ぞろい『ネクスト・トゥ・ノーマル』2年ぶりの再演!

 

151217ntn1

(写真左から)ソ・ギョンス、チョン・イェジ、オ・ソヨン、パク・カリン、チョン・ヨンジュ、チョン・ソンミン、チェ・ジェリム

歌唱力はお墨付きの実力派ミュージカル俳優をそろえて、2年半ぶり3度目の再演となった『ネクスト・トゥ・ノーマル』のプレスコールが、12月17日に開催された。

過去の傷を心の奥深くに抱えたまま生きてきた、母ダイアナを支えようと努力する家族たちの姿と、それぞれの葛藤を描く本作は、ミュージカルではなかなか見ることができない演劇のような繊細かつ深みのあるストーリー。一見すると幸せに見える、ある家族の軋みの物語をロックをベースにしたアッパーなサウンドとともに堪能できる、他とは一線を画した作品性をもっている。

151217ntn2

ダイアナ役のチョン・ヨンジュ(左)とマッデン医師役のイム・ヒョンス

プレスコールでは、全キャラクターが顔を合わせるメイン曲「ただ、また別の日(Just Another Day)」をはじめ、「君は知らない(You Don’t Know)」「スーパーボーイと透明少女(Super Boy and Invisible Girl)」「僕は生きている(I’m Alive)」など、8曲をハイライト試演した。ダイアナ役のパク・カリンをはじめ、初演、再演と出演してきたキャストも多く、すでにしっかりと楽曲が身体に馴染んでいる印象だった。

151217ntn3

ダイアナ役のパク・カリン(左)と息子ゲイブ役のソ・ギョンス

151217ntn4

ゲイブ役のチェ・ジェリム

演出家のビョン・チョンジュが「前2回と違いを出すというよりも、どれほど深く、この作品を理解できるかという目標を立てて稽古してきました」というだけあって、初演から3度目の出演となるパク・カリンは「出演するたびに脚本がより理解できて、ダイアナに近づきつつある」と手ごたえを感じている様子だった。また、近年は女優として出演しているのはこの作品のみのパク・カリンは「この作品を韓国で上演する前から、ブロードウェイの関係者に“この作品は逃してはいけない”と聞いていました。実際に見て、この年齢の女優ならば演じたいという欲を出さざるを得ない作品だと、関係者が薦める理由が分かりました。もともとロックが好きだということもあり、音楽、台本、ストーリーラインすべてが良かったんです。韓国でもし上演することがあれば、絶対オーディションを受ける! 決めていたんです。そのあと、韓国で上演することが決まってからはすべてをさし置いてオーディションを受けに行ったんです」と、出演秘話を語り、格別の愛情を見せていた。

252217ntn5

ダイアナ役のパク・カリン(左)とチョン・ヨンジュ(右)、そして夫ダン役のイ・ジョンヨル

一方、今回ダイアナ役に初挑戦しているチョン・ヨンジュは「役に近づけるよう努力していると言いたいけど、自分で理解しているダイアナをお見せしようと頑張っています。他の事は何も考えず、これほどどっぷりと浸るキャラクターは俳優生活21年で初めてです」と役柄にハマっている様子だった。

151217ntn6ダイアナの息子ゲイブ役は初演で同役を演じたチェ・ジェリムと、再演に出演したソ・ギョンス。チェ・ジェリムは「初演では単に役柄を好きで演じていましたが、3年を経て再び舞台に立つことができたので、ただ役を追いかけるのではなくゲイブが劇中で抱える意味やキャラクターを理解して、成熟したゲイブをお見せしたいです。プレスコールの試演では、いきなり下着姿で登場しましたが(笑) 公演を重ねるにつれ少しずつ良い身体をお見せできるよう努力します」と、ソ・ギョンスとともにナイスバディのゲイブを見せてくれることを予告した。

151217ntn7

演出家ビョン・チョンジュ(左)とプロデューサーのパク・ヨンホ

本作のプロデューサー、パク・ヨンホ氏は、韓国へこの作品を紹介した立役者であり、『スリル・ミー』『バンジージャンプする』など観客に愛される多くの作品を上演してきた。「個人的にも『ネクスト・トゥ・ノーマル』はとても意味がある作品です。今世紀に創られた新作のなかでも最も愛着がある作品ですし、ブロードウェイで上演作のトレンドを変えた作品のうちのひとつです。そんな作品をいち早く韓国に紹介し、3度の再演までできたこと自体が幸運だと思います。この作品でプロデューサーとして戻り、“舞台とは何か?”を考えながら準備してきました。おそらく永遠に忘れられない作品になるでしょう。今後も、ずっと大切にしてきた作品のリバイバルもあるし、来年からは大劇場から小劇場の新作などいろいろと準備しています。常に最善を尽くしていきたいと思っています」と語り、これからのプロデュース作にも期待が高まった。

151217ntn8

(左から)娘ナタリー役のオ・ソヨン、チョン・ソンミン、チョン・イェジ

151217ntn9

ナタリーの恋人ヘンリー役のアン・ジェヨン(左)、ペク・ヒョンフン(中)、医師マッデン役のイム・ヒョンス(右)

劇中では葛藤を抱える家族を演じているが、会見中はみな、本当の家族のように和気あいあいとチームワークの良さを見せていた『ネクスト・トゥ・ノーマル』は、3月13日までドゥサンアートセンター ヨンガンホールで上演される。151217ntn10


2016ntnposter【公演情報】
ミュージカル『ネクスト・トゥ・ノーマル』(넥스트 투 노멀/Nest to Normal)
2015年12月16日(水)~2016年3月13日(日)ドゥサンアートセンター ヨンガンホール

<出演>
●ダイアナ役:パク・カリン、チョン・ヨンジュ
●ダン役:ナム・ギョンジュ、イ・ジョンヨル
●ゲイブ役:チェ・ジェリム、ソ・ギョンス
●ナタリー役:オ・ソヨン、チョン・ソンミン、チョン・イェジ
●ヘンリー役:アン・ジェヨン、ペク・ヒョンフン
●マッデン医師役:イム・ヒョンス

脚本・歌詞:ブライアン・ヨーキー(Brian Yorkey)/作曲:トム・キット(Tom Kitt)
プロデューサー:パク・ヨンホ、ユ・ジュヨン/演出:ビョン・チョンジュ/音楽監督:イ・ナヨン

●公式サイト:http://nexttonormal.co.kr/

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]INFINITEソンギュ、EXOチェンらが出演『イン・ザ・ハイツ』稽古場を公開

[MUSICAL]INFINITEソンギュ、EXOチェンらが出演『イン・ザ・ハイツ』稽古場を公開

 

ithA

(写真左から)ソニー役 ユク・ヒョンウク、ウスナビ役 ヤン・ドングン、ベニー役 キム・ソンギュ

SHINee、INFINITE、EXO、f(x)と、SMエンターテインメントに所属する人気グループの歌手たちが大挙出演する新作ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』の稽古場が8月19日、報道陣に公開された。

ithB

ベニー役 チェン(左)とニーナ役 キム・ボギョン

『イン・ザ・ハイツ』は、2007年にオフブロードウェイで上演後、翌年にはブロードウェイ公演を行い、第62回トニー賞では最優秀ミュージカル賞をはじめ4冠を獲得。サウンドトラックは第51回グラミー賞の最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞するなど、華々しい受賞歴を誇る作品だ。日本では昨年4月に上演されているが、韓国では今回が初演となる。
物語の舞台はニューヨーク、マンハッタンにある“ラテンハーレム”と呼ばれている街、ワシントンハイツ。ラテン系の移民が多いこの街に住むドミニカ系移民のウスナビ、ベニーらを中心に、貧しくとも前向きに生きようとする住民たちの日常をラテンミュージックをベースにしたサウンドで彩るヒューマンストーリーだ。

昨年、SMエンターテインメントは舞台制作部門SM C&Cを立ち上げ、『シンギン・イン・ザ・レイン』を上演して注目を浴びたが、2作目となる『イン・ザ・ハイツ』はキャスト、制作陣ともにより一層豪華な面々が揃い、各方面から期待が寄せられている。

ithD

(写真左から)ウスナビ役のヤン・ドングン、チョン・ウォニョン、Key

ワシントンハイツで小さな食料店を営みつつ、いつかは母国へ帰ることを夢見るドミニカ系移民のウスナビ役はヤン・ドングン、チョン・ウォニョン、Key(SHINee)と、この日は不参加だったが、チャン・ドンウ(INFINITE)がクワトロキャストで出演する。
なかでもラッパーとして精力的に活動しているヤン・ドングンは「普段の舞台とミュージカルでラップするのは違うので、どう馴染ませるか、まだ創り上げる過程にある」という。兵役中に出演した国軍ミュージカル『MINE』以来、約7年ぶりにミュージカルに出演することについては「新人俳優のように初心に返って演じようとしています。『MINE』という作品はまるで軍の訓練のようでしたが、その時の経験がなかったらしんどくて途中でやめていたかもしれません。ラップも舞台に立つことも大変ですが、それだけの価値があると思い、頑張っています」と彼らしい語り口で印象を語っていた。
過去に日本公演も行った『RUN TO YOU(ストリート・ライフ)』という作品でラップに挑戦したことがあるチョン・ウォニョンは「以前は(劇中歌である)DJ DOCの曲に合わせて歌を歌えばよかったですが、今回は作品のなかにラップがある感じで、ラップが(ウスナビの)性格や口調を表しているようです」と違いを表現。また「舞台の上でラップすることに難しさはそれほど感じていないけど…」と話し始めたKeyは、「英語のラップを韓国語にしてフローやライムを組み立てることに、むしろ創作力を必要とする。先輩たちと相談しながらラップで観客に伝えられるよう努力している」と日ごろからラップもこなすポップスターらしいコメントを披露していた。

ithE

(写真左から)ヴァネッサ役のオ・ソヨンとJ-Min、ニーナ役のキム・ボギョンとルナ

男性主人公たちとロマンスを繰り広げる4人のヒロインたちも魅力あふれるキャストが揃っている。
ウスナビと恋に落ちる、美しい美容師ヴァネッサ役にはオ・ソヨンとJ-Min。J-Minは「普段、気が強いタイプではないので役をうまくこなせるか不安だった」と明かす一方、オ・ソヨンは「華やかに見えるけど、実は一人で泣いていたりする心に痛みを抱えているキャラクターです。これまで女性らしい役が多かったですが、本当はハキハキして外交的なタイプなので楽だし、説得力も出せると思います。J-Minちゃんと一緒に、セクシーに演じられるよう努力しています」と、自身に近いキャラクターを披露してくれそうだ。
ベニーが思いを寄せる優等生ニーナ役はキム・ボギョンとf(x)のルナが演じる。これまで『ミス・サイゴン』『ウィキッド』など大型ライセンス作品に多数出演してきたキム・ボギョンは「これまで経験したことがない役柄に焦がれていました」と出演理由を語り、ミュージカルへの出演は2年ぶりとなるルナは、最近MBCの人気歌番組「覆面歌王」に出演し、その歌唱力が再び脚光を浴びている。「番組で私の歌を知った方も多いのでプレッシャーですが、ニーナのパートはいい曲が多いけど歌がとても難しいです。頑張って練習しているので、期待していてほしいです」と、ともに新たな姿を舞台で見せてくれることを約束していた。

ithF

(写真左から)ベニー役のソ・ギョンス、キム・ソンギュ、チェン

ニーナの父が運営するタクシー会社で運転手として働くベニー役は、ミュージカル界のライジングスター、ソ・ギョンスとINFINITEのソンギュ、EXOのチェンが演じる。なかでも今回ミュージカル初挑戦となるEXOのチェンは「僕にとっては大きな挑戦になります。自分で何か選んだり、計算するのではなく、ただ一生懸命やりたいと思います。EXOのメンバーのなかにミュージカル経験者(ベクヒョン)がいるので、アドバイスしてくれたし、ほかのメンバーもいろいろと助けてくれています」と控えめにコメント。キム・ソンギュは日本で上演した『光化門恋歌』『ヴァンパイア』に続き、ミュージカルは3作目。「この作品を通してより成熟し、発展した姿を見せたいです」と抱負を述べた。そして「ベニーが歌うナンバーにいい曲が多い」というソ・ギョンスは、「後半でニーナと歌うデュエット曲『Wen the Sun Goes Down』は、希望に満ちた温かい曲です」とミュージカル俳優らしくおすすめのナンバーを解説していた。

ithG

(写真左から)イ・ジナ演出家、ウォン・ミソル音楽監督と、振付家のチェ・ヒョンウォン、キム・ジェドク

イ・ジナ演出家は「この作品はラテン系移民の多様な人種や、文化、情緒的な部分でのギャップが大きく、韓国で数年前から上演しようとしていたが、上演には至らなかった。内容的には言葉や人種的なエピソードはほとんど除いて、厳しい現実のなかでも希望を失わずに生きる人たちを描く温かい物語になる」と明かした。また「アイドルがたくさんミュージカルに進出しているが、これまでそのような作品は(演出を)断ってきた。しかし『イン・ザ・ハイツ』はアイドルたちの長所を生かすのに最適な作品なので喜んで作品に参加しました。ラップは普通の歌ともミュージカルの歌とも違うジャンルだが、アイドルたちがよく消化してくれているので大きな問題はないです」と率直に語っていた。またウォン・ミソル音楽監督は「メインジャンルはラテンヒップホップです。キャラクターの自由さや情熱、悲しみ、恨みをダイレクトに表現するのに適しています。そのエネルギーをいかに出せるか、毎日俳優たちと相談しながら考えているところです」と楽曲について解説。これまでのミュージカルにはない新鮮なサウンドを聴くことができそうだ。そしてダンスはヒップホップと現代舞踊という異なるジャンルの振付家が担当している。チェ・ヒョンウォン振付家は「イ・ジナ演出家には大衆性に加え、優雅さを求められました。ヒップホップなどの大衆性があるストリートダンスに、ミュージカル的な感情を表現するには現代舞踊を少し加えると深みが出せます」と二人の共同作業が有機的に進んでいることを伝えた。

ithH

人気歌手と実力派ミュージカル俳優、そして強力な制作陣を揃え、万全の態勢で初演に挑む『イン・ザ・ハイツ』は、9月4日から漢江鎮(ハンガンジン)のブルースクエア サムソンカードホールで開幕する。


Location_Day_3_FFF 0081

【公演情報】
ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』(인 더 하이츠 In the Heights)
2015年9月4日~11月22日 ブルースクエア サムソンカードホール

<出演>
●ウスナビ役:ヤン・ドングン、チョン・ウォニョン、チャン・ドンウ(INFINITE)、Key(SHINee)
●ベニー役:ソ・ギョンス、キム・ソンギュ(INFINITE)、チェン(EXO)
●ヴァネッサ役:オ・ソヨン、J-Min
●ニーナ役:キム・ボギョン、ルナ(f(x))
●ソニー役:ユク・ヒョンウク、チョン・ヨクサン
●クラウディア役:リュ・スファ、チェ・ヒョクジュ
●ケヴィン役:パク・ホサン、シム・ジョンワン
●カミラ役:チャン・ウニョン、パク・ソリ
●カーラ役:ヨム・ミンジ
●ピラグエロ役:ユ・スンヨプ

演出:イ・ジナ/音楽監督:ウォン・ミソル/振付:チェ・ヒョンウォン、キム・ジェドク/ラップ指導:ナム/舞台:パク・ドンウ/照明:グ・ユニョン/音響:クォン・ドギョン/衣装:ドヨン/ヘアメイク:キム・ユソン/小道具:チョ・ユニョン/技術:キム・ミギョン/舞台監督:ユン・ジュソン/制作監督:イ・スンジン
制作:SM C&C

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[easingslider id=”6626″]

 

[PHOTO]ミュージカル『ベア・ザ・ミュージカル』プレスコール

[PHOTO]ミュージカル『ベア・ザ・ミュージカル』プレスコール

 

ミュージカル『ベア・ザ・ミュージカル(베어 더 뮤지컬)』プレスコール
2015年6月23日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール

出演:チョン・ウォニョン、ユン・ソホ、イ・サンイ、ソン・ドゥソプ、
チョン・ソンウ、ソ・ギョンス、ムン・ジナ、ミン・ギョンア、
ペ・ドゥフン、イ・イェウン、チョン・ヨクサンほか
プロデューサー:イム・ドンギュン/演出:イ・ジェジュン/
音楽監督:ウォン・ミソル/振付:チョン・ドヨン

bare1 bare2 bare3 bare4 bare5 bare6 bare7 bare8 bare9 bare10 bare11 bare12 bare13 bare14 bare15 bare16 bare17 bare18 bare19 bare20 bare21 bare22 bare23 bare24 bare25 bare26 bare27 bare28 bare29 bare30 bare31 bare32 bare33 bare34 bare35

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]ジェンダーとの葛藤と性の誘惑―『ベア・ザ・ミュージカル』プレスコール開催

[MUSICAL]ジェンダーとの葛藤と性の誘惑―『ベア・ザ・ミュージカル』プレスコール開催

 

bare35韓国ミュージカルシーンの人気若手俳優が多数出演し、ティーンエイジャーの赤裸々な愛と欲望を描いてこの夏、ミュージカルファンが最も注目している作品のひとつである『ベア・ザ・ミュージカル(bare the musical)』(以下『ベア』)のプレスコールが6月23日、ドゥサンアートセンター ヨンガンホールで行われた。

bare(=むき出しの、ありのままの)という意味のタイトルをもつ『ベア』は2000年に米・ロサンゼルスの劇場で初演され、2004年にはオフ・ブロードウェイでも上演。以降もイギリス、カナダ、オーストラリアなど世界各国で上演されている。2014年末には俳優の原田優一が初演出に挑んだ日本版が上演され、舞台ファンに大きな注目を浴びたのも記憶に新しい作品だ。

bare19プレスコールでは全キャストが参加し、各トリプルキャストのジェイソン役、ピーター役はシーンごとにキャストを入れ替え劇中の14曲がハイライト上演された。物語の舞台はカトリック系の全寮制高校。校内No.1のイケメン、ジェイソンと密かにつきあっているピーターを主人公に自らのジェンダーや、性の欲望、恋に悩むと高校生たちの葛藤と、ヒリヒリするような軋轢がロックベースにした楽曲に乗せてスリリングに描かれる。かなり過激な描写もあるという触れ込みだったが、男性同士のキスシーン、濃厚なベッドシーンなど、実際に舞台を見れば、特に観客層である20代女子たちには刺激的すぎるほどの内容になっている。

bareleewon

イ・ジェジュン演出家(左)とウォン・ミソル音楽監督

演出のイ・ジェジュンは『ベア』と同様、ロックをベースにしたスコアと、セクシャルな描写を多く盛り込み話題を集めたオフブロードウェイ作品『マーダー・バラッド』を手掛けて注目された演出家だ。近年、同性愛ものが人気を集めているなか他の作品とどう違いを出そうとしたかという問いには「これまでの作品は登場人物が同性愛関係にあるが、そのなかで起きる事件を中心に取り上げてあるようです。この作品は同性愛者や性的マイノリティ自体を主題にしています。性的マイノリティの人たちがもつ心情の違いを描くのではなく、彼らを取り巻く人物、母親、神父、先生、同級生たちがどう見ているのかを描いた歌詞や曲があるので、そういう部分が他の作品とは違って繊細に描いてあります」と解説した。
「十数年前に制作され、すでに事前情報も多いライセンスミュージカルなだけに観客に誤解されている部分も多いです。韓国版を作るにあたり、上演時間の関係もあり母親の心情を描くシーンは省くことや、性的マイノリティに迫害的な南部の街を舞台にしている説明を追加したいと考えたが、結局は原作者に差し戻されてしまった」と今回演出するうえでの苦労も吐露していた。

barejason

(写真左から)ジェイソン役のソ・ギョンス、チョン・ソンウ、ソン・ドゥソプ

主人公のジェイソンとピーターはそれぞれトリプルキャスト。劇中では激しいキスシーンもあるなど、決して容易に演じることはできないキャラクターだ。なかでも韓国ミュージカルシーンに革命を起こした同性愛カップルが主人公の『スリル・ミー』で2011年に共演して名を挙げ、若手人気俳優の筆頭株となったチョン・ソンウとユン・ソホが各キャラクターを代表して主人公を演じる心境を語った。
ピーターを真摯に愛していながら、カミングアウトに躊躇し、彼に片思いするアイヴィーの誘惑に負けてしまうジェイソンを演じているチョン・ソンウは「表面的には男と男の関係を見せているが、自分としては人間対人間の姿、彼らの抑圧と辛さ、自身をさらけ出せない悲しみや痛みを表現しようと努力しています。(トリプルキャストのため)相手役が変わることに対しては、(ジェイソン)役に入り込めば呼吸を合わせるのはそれほど難しくないです。どんどん(ピーターを)愛するようになっています(笑)」。

barepeter

(写真左から)ピーター役のチョン・ウォニョン、ユン・ソホ、イ・サンイ

一方、ジェイソンを愛するがあまり、結果的に彼を追い込んでしまうピーター役のユン・ソホは「観客の皆さんがおっ!と思うように強烈な同性愛描写もあるにはありますが、ピーターとジェイソンの関係だけでなく、彼らをとりまく人々も痛みや苦しみ、哀しみ、絶望などあらゆる感情を抱えているキャラクターが多いです。稽古をしながら演出家さんからは、ピーターがなぜジェイソンを愛さずにはいられなかったのか、そして絶望せざるをえず、そしてこのような結末を迎えるのか、について何度も念を押されていました。なので稽古をしながら同性愛表現があるから特別に難しいということはなく、他の作品と同じように物語や役柄を分析しながら色々と考えて創ってきたので、いまこうして舞台の上で演じていられると思います」と、2人とも性別など関係なく、純粋に愛し合う者同士として演じていることを強調していた。

bareother

(写真左から)アイヴィー役のミン・ギョンア、ムン・ジナ ナディア役のイ・イェウン、マット役のペ・ドゥフン

イ・ジェジュン演出家は「できるだけ原作に忠実に描こうとしました。演出するうえで嘘をつくのは嫌だし、嘘をついてはだめだと考えました。いくつか刺激的なシーンがありますが、それらをよりオーバーに用いて興行のためにどうこうしようとは少しも思わなかったです。ジェイソンとピーターのキスシーン、ジェイソンとアイヴィーのベッドシーン、麻薬が出てくるシーンなど、この作品に必要な部分は原作者に従った。振付やセット、俳優の動線など演技的なディテールは韓国オリジナルの部分が多いが、ストーリーを正確に伝えるために必要な部分はしっかりと盛り込んでいます」と原作に限りなく近い構成で、韓国版も仕上げたと語っていた。

bare31

ピーター役のチョン・ウォニョン(左)とジェイソン役のチョン・ソンウ

韓国ではまだタブーとされている部分も多い、性的マイノリティについて、若手俳優たちが果敢に挑み、注目を集めている『ベア・ザ・ミュージカル』は、8月23日までドゥサンアートセンター ヨンガンホールで上演中だ。


bareposter【公演情報】
ミュージカル『ベア・ザ・ミュージカル(베어 더 뮤지컬)』
2015年6月17日~8月23日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール

出演:チョン・ウォニョン、ユン・ソホ、イ・サンイ、ソン・ドゥソプ、チョン・ソンウ、ソ・ギョンス、ムン・ジナ、ミン・ギョンア、ペ・ドゥフン、イ・イェウン、チョン・ヨクサン、キム・レウォン、ぺ・ミョンスク、パン・ボヨン、シン・ユンジョン、ムン・ナムグォン、イ・ヒュ、ペク・ジュヒ、ソン・イジュ

プロデューサー:イム・ドンギュン/演出:イ・ジェジュン/音楽監督:ウォン・ミソル/振付:チョン・ドヨン

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]チョン・ソンウ、ユン・ソホら人気俳優が集結『ベア・ザ・ミュージカル』イメージフォト公開

[MUSICAL]チョン・ソンウ、ユン・ソホら人気俳優が集結『ベア・ザ・ミュージカル』イメージフォト公開

 

bare2韓国ミュージカルシーンの人気若手俳優が大挙出演して話題のロックミュージカル『ベア・ザ・ミュージカル(bare the musical)』。待望のイメージビジュアルが公開された。

bare3bare=むき出しの、ありのままの、という意味のタイトルをもつ『ベア・ザ・ミュージカル』は2000年に米・ロサンゼルスの劇場で初演され、2004年にはオフ・ブロードウェイでも上演。以降もイギリス、カナダ、オーストラリアなど世界各国で上演されている。2014年末には辛源、鯨井康介、岡田亮輔、田村良太の主演で、俳優の原田優一が初演出に挑んだ日本版が上演され、すでにこの作品世界に触れた人も多いだろう。
⇒日本版『bare』公式サイト

物語の舞台はカトリック系の全寮制高校。校内No.1のイケメン、ジェイソンと密かにつきあっているピーターを主人公に、カミングアウトできず葛藤している2人に割って入るようにジェイソンを誘惑するアイヴィとの関係など、絡み合う男女の愛がロックをベースにした楽曲に乗せてスリリングに描かれる。衝撃的な場面も多い本作は、『スリル・ミー』を筆頭に、同性愛描写がある作品が人気の韓国では、公演情報が発表されるやいなや、マニアファンを中心に話題沸騰となっていた。

bare5

(写真左から)ピーター役のチョン・ウォニョン、ユン・ソホ、イ・サンイ

おとなしい性格だが、カミングアウトしてすべてをさらけ出したい主人公、ピーター役はチョン・ウォニョン、ユン・ソホ、イ・サンイが演じる。
『ラ・カージュ』のジャン=ミッシェル、『アガサ』のレイモンドなど少年性を残した明るいキャラクターを多く演じてきたチョン・ウォニョンは大きくイメージチェンジを図ることになりそうだ。また『キンキーブーツ』のチャーリー役で人気を集めたユン・ソホは2011年に『スリル・ミー』で鮮烈デビューした逸材だけに、ピーター役をどう解釈して演じるのか、注目されている。また、『ランウェイ・ビート』『グリース』などに出演してきた新鋭イ・サンイは、本作が大きなステップアップとなるだろう。

bare6

(写真左から)ジェイソン役のソン・ドゥソプ、チョン・ソンウ、ソ・ギョンス

一方、周囲には優等生として認識されているジェイソン役はソン・ドゥソプ、チョン・ソンウ、ソ・ギョンスが演じる。
ソン・ドゥソプは、2013、14年に人気を博したオフブロードウェイ発のロックミュージカル『マーダー・バラッド』でセクシーな男性主人公トムを演じていただけに、今回も魅惑的にジェイソンを演じてくれそうだ。また、現在出演中の演劇『M.Butterfly』では女装の麗人ソン・リリンを妖艶に演じているチョン・ソンウは、未体験の役柄に惹かれると公言しているだけあって、また新たな姿で観客を驚かせてくれるだろう。そして『ママ、ドント・クライ』のプロフェッサーX役が好評のソ・ギョンスは、親しみやすい素顔とは逆に、舞台ではシリアスな演技もこなせる人だけに、イケメンキャラをどう演じるのか注目したい。

bare7ピーターとジェイソンの関係に危機をもたらすアイヴィ役には『シャーロック・ホームズ』『マーダー・バラッド』など人気作への出演が続くムン・ジナと、『アガサ』に出演歴があるミン・ギョンアが抜擢された。最近頭角を現している2人が、ジェイソンを惑わすセクシーなキャラクターを大胆に演じてくれそうだ。

また、アイヴィに片思いしているマット役には『マイ・バケット・リスト』が好評のペ・ドゥフン。ジェイソンの双子の妹ナディア役には『キンキーブーツ』『ウィキッド』などの大劇場作品で存在感を見せ、注目されているイ・イェウン。校内のゴシップ通、ルーカス役には『小人たち』の王子&シンデレラ役で抜群のコメディセンスを炸裂させているチョン・ヨクサンなど、今が旬の若手俳優が揃っている。
ほかにも、保守的な神父役のソン・イジュ、ピーターのよき理解者となるシスター、シャンテル役にペク・ジュヒとベテランがしっかりと脇を固めている点にも注目だ。
bare8

演出は、『風月主』初演、『バンジージャンプする』再演や、演劇『柔道少年』などの話題作を手掛けてきたイ・ジェジュン。初演から演出しているロックミュージカル『マーダー・バラッド』の経験が今回に生かされそうだ。音楽監督には『ジキル&ハイド』『ヘドウィグ』のウォン・ミソル、振付を『ファリネッリ』『太陽を抱く月』のチョン・ドヨンが担当する。

bare44月15日に1次チケット発売直後、ほとんどの日程が完売状態となるほどの爆発的な人気を見せている『ベア・ザ・ミュージカル』は、8月23日までドゥサンアートセンターヨンガンホールで上演される。


bareposter【公演情報】
ミュージカル『ベア・ザ・ミュージカル(베어 더 뮤지컬)』
2015年6月20日~8月23日 ドゥサンアートセンター ヨンガンホール

出演:チョン・ウォニョン、ユン・ソホ、イ・サンイ、ソン・ドゥソプ、チョン・ソンウ、ソ・ギョンス、ムン・ジナ、ミン・ギョンア、ペ・ドゥフン、イ・イェウン、チョン・ヨクサン、キム・レウォン、ぺ・ミョンスク、パン・ボヨン、シン・ユンジョン、ムン・ナムグォン、イ・ヒュ、ペク・ジュヒ、ソン・イジュ

プロデューサー:イム・ドンギュン/演出:イ・ジェジュン/音楽監督:ウォン・ミソル/振付:チョン・ドヨン

チケットはインターパークで発売中。

<ティーザー映像>

写真提供:SHOWPLAY ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

ハン・チサン、ソ・ギョンスらTHE PRO ACTERS所属俳優がデジタルシングルをリリース

ハン・チサン、ソ・ギョンスらTHE PRO ACTERS所属俳優がデジタルシングルをリリース

 

proacters2演劇、ミュージカルのみならず、映像界でも多彩な活動を続ける個性派俳優が揃う「THE PRO ACTERS」の所属俳優が、スペシャルプロジェクト「THE PRO VOICES ×Now.Yun Quartet」を結成し、デジタルシングル音源3曲を、4月14日12時より、韓国の各音楽ポータルサイトで公開した。

参加俳優は、パク・ホサン、キム・ドヒョン、ハン・チサン、チョン・ウォニョン、オ・ソヨン、ソン・ジョンハク、ファン・マニク、ヤン・ソミン、ソ・ギョンスら、韓国舞台シーンではおなじみの面々。
彼らが全員参加したリードナンバー「Flowers Bloom」に加え、ドラマ『バラ色の恋人たち』への出演や『ジーザス・クライスト・スーパースター』の出演が控えるハン・チサンのソロ曲「A Lonely Monster」、現在ミュージカル『スルー・ザ・ドア』に出演中のオ・ソヨンのソロ曲「もう愛してみてよ」の2曲も同時公開されている。

proacters1楽曲は東方神起、SHINeeなどの楽曲を手掛けているユン・イジェが作曲を、イ・チュングが作詞を担当し、気鋭のクリエイターが参加している点も注目だ。

さらに、今回のスペシャル企画は一緒に行こうという意味の“同行”をコンセプトに、春・夏・秋・冬で構成する4つのプロジェクトで、今後もデジタルシングルを公開する予定だ。各プロジェクトごとに参加メンバーの合唱曲や、各俳優の個性を生かしたソロナンバーで構成し、四季の季節感に合った楽曲を発表していく。年末には、このプロジェクトの集大成となるコンサートも企画されているそうだ。また、楽曲ダウンロードの売り上げの一部は、NGO「グッドネイバーズ」に寄付されるとのこと。

<「Flowers Bloom」ティーザー映像>

写真提供:THE PRO ACTERS ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。