ソウル芸術団

[MUSICAL]韓国ミュージカルをオンライン視聴!②ソウル芸術団『失われた顔1895』『神と共に_冥途編』

[MUSICAL]韓国ミュージカルをオンライン視聴!②ソウル芸術団『失われた顔1895』『神と共に_冥途編』

 

『失われた顔1895』明成皇后役チャ・ジヨンと高宗役キム・ヨンハン

ソウル芸術団が、秋夕連休に向けて2本の舞台作品を有料オンライン配信する。
ソウル芸術団は、芸術の殿堂に本拠地を置く韓国公立の芸術団体のひとつ。専属団員のなかにはダンス専門俳優がいるため、舞踏に重きを置いたオリジナル作品を“創作歌舞劇”と称しミュージカルを中心に多数上演している。これまで年平均4作を1作品につき2週間程度の公演期間で上演してきたが、今年は新型コロナウイルス感染症の防疫措置により、他の公立団体と同様、上演期間の短縮や公演中止を余儀なくされた。
そこで、4月には「チャンネルSPAC」(※SPACはソウル芸術団の英名略)と題してNAVER TVを通じて過去作品の無料配信を実施。5月には無観客のオンラインガラコンサート、6月には『失われた顔1895』を感動後払いと呼ぶ、いわば“投げ銭式”の配信も行った。これらの収益金800万ウォンは民間芸術団体公演映像政策支援金として寄付されたという。

今回は『失われた顔1895』『神と共に_冥途編』と近年最も人気を得た2作を、観覧者の“後援”という形での有料配信が行われる。4Kカメラ9台に5.1chのサウンドミキシングと、ハイクオリティな映像で臨場感溢れる映像を堪能できるのも見どころだ。
数年前から、舞台作品の映像化プロジェクトが芸術の殿堂で進められていたこともあり、ソウル芸術団はコロナ禍となる以前より舞台の映像収録に取り組んでいたが、非対面でも観客と出会うことができる公演映像化事業の可能性をさぐる取り組みになりそうだ。

9月28日、29日配信『失われた顔1895』予告映像

9月28日、29日にチャ・ジヨン主演版を、10月にパク・ヘナ主演版を配信する『失われた顔1895』は、朝鮮王朝最後の王、高宗の后である明成皇后(閔妃/ミンビ)にスポットを当てた作品だ。皇后は本人と確証のある写真が1枚も残されていないことから、彼女の“顔”をテーマに激動の時代を生きた一人の女性として描いた創作劇に仕上がっている。
90年代から数々の演劇戯曲賞を受賞し、同芸術団の『七庶(チルソ)』も手掛けたチャン・ソンヒの重厚な脚本と、『ヘドウィグ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』など多数のミュージカルをヒットさせたイ・ジナのドラマチック演出が相乗効果を呼び、2013年の初演から好評を得て、これまで3回再演された芸術団のレパートリー作品だ。

10月8日、9日配信『神と共に_冥途編』予告映像

10月8日(木)、9日(金)に配信する『神と共に_冥途編』は、韓国の神話や民俗伝承をベースにしたチュ・ホミンの人気ウェブトゥーン(ウェブコミック)が原作。原作は「冥途編」「現世編」「神話編」の3部作に分かれており「冥途編」はシリーズ第1部となる。ハ・ジョンウ、イ・ジョンジェらが主演した映画版が日本では広く知られているが、ソウル芸術団では映画に先駆け、2015年に舞台化。2019年にはシリーズ第2部「現世編」も舞台化している。
「冥途編」は、若くして死んだ平凡な男キム・ジャホンと、49日間の死出の旅を共にすることになる国選弁護士チン・ギハンが冥途裁判に向けた厳しいミッションを乗り越えていく様が描かれる。また、本来は死者を地獄へ送る役目であるカンニムら3人の死神と結果的に奇妙な友情を形成する様も見どころだ。
初演時から作品の世界観を見事に舞台に落とし込んだと評判になり、ストーリーや各キャラクター設定も映画版より原作に近いことから、舞台ファンのみならず、原作マンガファンにも評価されていた。今回配信される2018年版は3回目の再演キャストで、ジャホン役をチョン・ウォニョン、弁護士チン・ギハンをチョ・ヒョンギュン、死神カン二ムをソ・ギョンスが演じている。

有料配信はNAVER TVに設けられた「後援」機能を通じて視聴料を購入できる。視聴には韓国NAVERへのID登録と、ネット決済が可能な人に限られているため、日本国内在住者は残念ながら利用が難しい状態だ。公立劇団のため、支援という形での決済方法を取られているが、今後は海外のファンにも門戸を広く開けられれば、ソウル芸術団の作品がより多くの人に観てもらえる機会にもなるだろう。


『失われた顔1895』(2020年版)明成皇后役パク・ヘナと高宗役パク・ヨンス(後方)

【公演情報】
ソウル芸術団創作歌舞劇『失われた顔1895』(2020年版)オンライン有料配信

●9月28日(月)、29日(火) 各夜19時半配信(価格2万ウォン)
<出演>
明成皇后役:チャ・ジヨン/高宗役:キム・ヨンハン/ミン・ヨンイク役:チェ・ジョンス/フィ役:シン・サンオン/ソンファ役:キム・ゴネ/キム・オッキュン役:カン・サンジュン他

●10月25日(日)、26日(月) 各夜19時半配信(価格2万ウォン) 
<出演>
明成皇后役:パク・ヘナ/高宗役:パク・ヨンス/ミン・ヨンイク役:チェ・ジョンス/フィ役:シン・サンオン/ソンファ役:キム・ゴネ/キム・オッキュン役:カン・サンジュン他


創作歌舞劇『神と共に_冥途編』(2018年版)オンライン有料配信

●10月8日(木)、9日(金) 各夜19時半配信(価格1万5千ウォン) 
<出演>
キム・ジャホン役:チョン・ウォニョン、国選弁護士チン・ギハン役:チョ・ヒョンギュン、カン二ム役:ソ・ギョンス、ヘウォンメク役:チェ・ジョンス、ドクチュン役:キム・ゴンへ他

●視聴チケット購入サイト:NAVER「後援」
https://patron.naver.com/ntv/c/intro/spac1

※要韓国NAVER ID、決済時は韓国内住所入力および本人確認認証が必要なため、日本在住者は利用が難しいです。ご注意ください。

写真提供:ソウル芸術団

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映像で出会う韓国の舞台!無料配信を続々実施

映像で出会う韓国の舞台!無料配信を続々実施

 

他国に先駆けて新型コロナウイルス感染症の防疫対策を徹底して行ってきた韓国。その手法が世界的に評価される一方で、密閉した空間に多数の観客が集う舞台シーンにおいては、日に日に規制の厳しさが増している。上演中作品の中断や、2~4月に上演予定だった多くの作品が、中止や延期を余儀なくされている状態だ。
そんななか、現在すべての作品が上演休止されている国立劇場をはじめ、公的機関が運営する劇場を中心に、過去のアーカイブなどを期間限定で無料公開する動きが始まっている。

以下に各団体と、映像公開スケジュール、映像へのリンクを紹介する。
(作品題名のリンクは、すべて映像への直接アクセスが可能)

【国立劇場】
国立劇場は、韓国の民俗芸能パンソリと芝居を融合した歌劇「唱劇(チャングク)」を上演する国立唱劇団と、韓国伝統舞踊を基盤とする国立舞踊団が過去に上演したアーカイブ映像を公式YouTubeチャンネルで期間限定無料公開中。

●国立唱劇団『覇王別姫』(2019年作)
公開日:公開中~4月8日(水)まで

●国立舞踊団『墨香』(2017年作)
公開日:公開中~4月10日(金)まで

◆「国立劇場」公式YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/user/ntong2/featured
「国立劇場」公式サイト⇒ https://www.ntok.go.kr


【国立劇団】
国立劇団は、4月6日(月)~17日(金)の2週間、近年上演され好評を得ていた演劇4作品を公式YouTubeチャンネルで公開する。
すべての映像は公開日の午前10時から、24時間限定で公開される。

●『ペスト』(2018年)
公開日:4月6日(月)、13日(月)
原作:アルベール・カミュ 脚色・演出:パク・グニョン(劇団コルモッキル主宰)
出演:イ・チャンウ、カン・ジウン、チョ・ヨンギュ、パク・ヒョンジュン、キム・ハン他

●『ロクサーヌのためのバラード』(2017年)
公開日:4月8日(水)、15日(水)
原作:エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』
脚色:キム・テヒョン 演出:ソ・チュンソク
出演:キム・ジフン、アン・ビョンチャン、アン・チャンファン、ハ・ユンギョン他

●『1945』(2017年)
公開日:4月9日(木)、16日(木)
原作:ぺ・サムシク 演出:リュ・ジュヨン
出演:チュ・イニョン、キム・ジョンウン、パク・ユニ、イ・ボンリョン、キム・ジョンミン他

●『ミス連発』(2016年)※邦題:『間違いの喜劇』
公開日:4月10日(金)、17日(金)
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ソ・チュンシク、ナム・グンホ
出演:アン・ビョンチャン、イム・ヨンジュン、イ・ギヒョン、ペク・ソックァン他

このほかにも、公式YouTubeチャンネルでは「短い演劇朗読会(짧은 연극 낭독회)」と題し、国立劇団で2020年に上演予定の作品『趙氏孤児、復讐の種』『満船』『ヨンジ』の朗読映像も先行公開している。

◆「国立劇団」公式YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/user/ntckmaster
「国立劇団」公式サイト http://www.ntck.or.kr


(写真左から)ソウル芸術団の無料公開作品『早い春、遅い冬』『金襴房』『七庶』『青い目のパク・ヨン』©ソウル芸術団

【ソウル芸術団】
ソウル芸術団は「チャンネルSPAC」と題して4月6日(月)~15日(水)に全4作品をNAVER TV「公演チャンネル」とV LIVEの「V MUSICALチャンネル」を通じて公開する。
※公開時間は各日午後7時半から、すべて1回限りの公開となる。

●『早い春、遅い冬』(2015年作)
公開日:4月6日(月)午後7時30分~9時
出演:コ・ミギョン、キム・ドビン、キム・ベッキョン、キム・ソンヨン、パク・ヨンス、チョ・プンレ他

●『金襴房(クムランバン)』(2018年作)
公開日:4月8日(水)午後7時30分~9時20分
出演:キム・ゴネ、チェ・ジョンス、ソン・ムンソン、キム・ヨンハン、カン・サンジュンほか

●『七庶(チルソ)』(2017年作)
公開日:4月13日(月)午後7時半~10時
出演:パク・ヨンス、チョン・ウォニョン、パク・ガンヒョン、チェ・ジョンス他

●『青い目のパク・ヨン』(2013年作)
公開日:4月15日(水)午後7時半~9時50分
出演:イ・シフ、キム・へウォン、パク・ヨンス、チェ・ジョンス、キム・ドビン、チョ・プンレ他

◆NAVER TV 公演チャンネル⇒ https://tv.naver.com/theater
◆V MUSICALチャンネル⇒ https://channels.vlive.tv/EDE229/home
「ソウル芸術団」公式サイト⇒ http://www.spac.or.kr/


【貞洞劇場】
ソウル市庁舎近くに位置し、海外からの観光客も気軽に楽しめる韓国の伝統芸能をベースにした作品を上演している常設劇場「貞洞(チョンドン)劇場」。2月から開幕延期していた『赤壁』は正式に公演中止が発表されたが、上演を準備していた本作を公式YouTubeチャンネルで無観客上演の生中継が行われる。

●『赤壁』
4月8日(水)午後8時より
◆貞洞劇場公式YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/jeongdongtheater
「貞洞劇場」公式サイト⇒ https://www.jeongdong.or.kr

貞洞劇場『赤壁』©貞洞劇場


【南山芸術センター】※4月7日情報追加

1960年代に開館し、韓国現代演劇のメッカとして社会問題を積極的に取り上げた新作演劇を継続的に上演。また日韓演劇交流の場としても活用されてきた南山(ナムサン)芸術センターでは、4月9日~30日まで「NAMSAN FLIX」と題し、6作品のアーカイブがソウル文化財団のNAVER TVチャンネルとYouTubeチャンネルで公開される。

4月13日(月)~15日(水)公開『全ての軍人は可哀そう』(日本公演時タイトル『哀れ、兵士』)広報映像

●『大晦日、またはあなたが世界を記憶する方式』
公開日:4月9日(木)~12日(日)
原作:チャン・ガンミョン 脚色:チョン・ジンセ 演出:カン・リャンウォン(劇団ドン)
出演:キム・ソクジュ、キム・ムニ、ユ・ウンスク、チェ・テヨン、シン・ソヨン
※「韓国が嫌いで」などで注目される若手作家チャン・ガンミョンの同名小説を舞台化。
2018年東亜演劇賞作品賞ほか、主要演劇賞を総なめした作品。

●『全ての軍人は可哀そう』(日本公演時タイトル『哀れ、兵士』)
公開日:4月13日(月)~15日(水)
作・演出:パク・グニョン(劇団コルモッキル)
出演:チャン・ヨニク、ソン・ジンファン、カン・ジウン、ソ・ドンガプ、コ・スヒ他
※芸術人ブラックリスト問題が明るみになったさなかに被害の当事者であったパク・グニョンが「国家とは何か」を問題提起した作品。を2016年に「フェスティバル/トーキョー」でも上演。

●『彼女を言います』
公開日:4月16日(木)~19日(日)
構成・演出:イ・ギョンソン(クリエイティブVaQi)
出演:チェ・ヨハン、ナ・ギョンミン、チャン・スジン、ウ・ボムジン、ソン・スヨン
※セウォル号事件で娘を失った母親にインタビューする形式で進行。クリエイティブVaQiのイ・ギョンソンはノンフィクションをベースに俳優と共同制作するスタイルの作品を多数発表している。

●『7番国道』
公開日:4月20日(月)~22日(水)
作:ペ・ヘリュル 演出:ク・ジャヘ(ここは当然、劇場)
出演:クォン・ウネ、パク・スジン、イ・リ、チョン・バクチャン、チェ・ヨハン
※サムスン半導体工場白血病事件と軍疑問死という、大きな社会問題となった事件の被害者遺族たちの闘いを取り上げた作品。

●『妻の感覚』
公開日:4月23日(木)~26日(日)
作:コ・ヨノク 演出:キム・ジョン(プロジェクト・ホワイル)
出演:ユン・ガヨン、ペク・ソックァン、イ・スミ、チェ・フェジン、ファン・スンミ他
※新作が常に話題となる女性劇作家コ・ヨノクが「三国遺事」で檀君を生んだとされるオンニョ(熊)の神話をモチーフにした創作劇。

●『青の国』
公開日:4月27日(月)~30日(木)
作・演出:キム・スジョン(劇団新世界)
出演:カン・ジヨン、クォン・ミナ、クォン・ジュヨン、キム・ドゥジン、キム・ボギョン他
※1967年アメリカで、ある高校の歴史の授業で行われた実験を基に制作。韓国社会における根本主義、他者への暴力と憎悪を取り上げた作品。

◆「ソウル文化財団」公式YouTubeチャンネル⇒ http://www.youtube.com/user/sfacmovie
◆「ソウル文化財団」NAVER TVチャンネル⇒ http://tv.naver.com/sfacmovie
「南山芸術センター」公式サイト http://www.nsac.or.kr


このほか、平素から韓国ミュージカル、演劇のオンラインストリーミングを実施しているポータルサイト運営のNAVER TVKAKAO TVでは、プレスコールの全編公開や生中継のダイジェストなど公開中の映像を見ることができる。

【NAVER】
◆NAVER TV 公演チャンネル⇒ https://tv.naver.com/theater
◆V MUSICALチャンネル⇒ https://channels.vlive.tv/EDE229/home

●ミュージカル『ドラキュラ』シッツプローブ(2020年2月14日放送分)

●ミュージカル『マリー・キュリー』プレスコールハイライト(2020年3月20日放送分)
●ミュージカル『英雄本色』プレスコール(2020年1月16日放送分)
●演劇『幻想童話』プレスコールハイライト(2019年12月26日放送分)
●ミュージカル『アイーダ』ショーケース(2019年10月28日放送分)


【KAKAO】
◆「メロンチケット公演実演チャンネル」⇒ https://tv.kakao.com/channel/3307050/video

●「第4回韓国ミュージカルアワード授賞式」(2020年1月20日放送分)

●ミュージカル『笑う男』プレスコール(2020年1月14日放送分)
●ミュージカル『マリー・アントワネット』プレスコール(2019年8月29日放送分)
●ミュージカル『シティ・オブ・エンジェル』コメンタリーライブ(2019年8月19日放送分)
●ミュージカル『エクスカリバー』プレスコール(2019年6月18日放送分)

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[MUSICAL]ソウル芸術団創作歌舞劇『ナビレラ』フォトギャラリー

[MUSICAL]ソウル芸術団創作歌舞劇『ナビレラ』フォトギャラリー

 


【公演情報】
ソウル芸術団 創作歌舞劇『ナビレラ』<니빌레라>
2019年5月1日(水)~5月12日(日) 芸術の殿堂CJトウォル劇場

<出演>
●シム・ドクチョル役:チン・ソンギュ、チェ・ジョンス
●イ・チェロク役:イ・チャンドン、カン・サンジュン
●ドクチュル妻:チョン・ユヒ
●シム・ソンサン(ドクチョル長男)役:キム・ベッキョン
●シム・ソンスク(ドクチョル長女)役:イ・ヘス
●シム・ソングァン(ドクチョル次男)役:シン・サンオン
●ムン・ギョングク役:クム・スンフン
●カン・ソンチョル役:キム・ヨンハン
●チェロク父役:イ・ヨンギュ
●チェロク母役:ユ・ジョンア
●ムン・ギョングクバレエ団団員役ほか:キム・ヒョナ、パク・へジョン、ビョン・ジェボム、ヒョン・ナムヒ、チョン・ジマン、ソン・ムンソン、イ・ウンソル

芸術監督:クォン・ホソン/原作:HUN・ジミン/脚本・作詞:パク・へリム/作曲:キム・ヒョウン/演出:ソ・ジェヒョン/振付:ユ・フェウン/音楽監督:イ・ギョンファ/美術:パク・ドンウ/照明:ミン・ギョンス/音響:キム・ギヨン/衣装:キム・ジヨン/ヘアメイク:チェ・ソンファ/小道具:ソン・ミヨン/技術:チェ・ジョンウォン/舞台監督:キム・サンドク

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[MUSICAL]音楽とダンスの世界旅行!ソウル芸術団『遊び』8月上演

[MUSICAL]音楽とダンスの世界旅行!ソウル芸術団『遊び』8月上演

 

nori1今年で創立30周年を迎えたソウル芸術団が、新作歌舞劇『遊び』を8月に上演する。
歌舞劇とは、ソウル芸術団特有の音楽劇の呼称。韓国独自の素材を舞台化することが多く、また団員には現代舞踊やバレエ、伝統舞踊などを習得した優秀なダンサーを擁していることから、通常のミュージカルよりもアーティスティックな作品性と、クオリティの高いダンスが堪能できるのが特徴だ。

韓国の伝統音楽を現代風に再構築し、世界に知らしめた「サムルノリ(사물놀이)」の創立メンバーであるチェ・ジョンシル芸術監督が、30周年イヤーに満を持して発表する新作『遊び』は、“叩いて、踊って、歌え!”というキャッチフレーズで、「楽(악)」をフィーチャーし、得意のダンスに加え、打楽器を中心とした楽器演奏も披露する、文字通りの楽しい作品となりそうだ。

芸術団の団員であるイング、サンヒョン、ヨンシン、ヨンドゥの4人が、海外研修に出るという設定の本作は、彼らが世界をめぐりながら体験した各地の伝統音楽や楽器、舞踊をもとに、帰国後オリジナルのパフォーマンス『遊び』を創作するという物語。主人公4人を演じるのは、ソウル芸術団の看板俳優であるパク・ヨンス、キム・ドビン、チョ・ブンレに加え、歴代の芸術団作品で存在感を見せていたクム・スンフンが起用された。

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(写真左から)ヨンドゥ役:キム・ドビン/ヨンシン役:チョ・ブンレ/サンヒョン役:パク・ヨンス/イング役:クム・スンフン

4人が巡るのは、インドネシア、ブルキナファソ、スペイン、トリニダード・トバゴ、そしてアメリカ(ニューヨーク/ブロードウェイ)の5カ国。インドネシアのガムランやスペインのフラメンコなど、劇中で俳優たちが体験するように、団員全員が“アクターミュージシャン”となって、各国特有の楽器演奏やダンスなどを消化し、披露するという。韓国の伝統音楽と、海外のさまざまなジャンルの音楽の“フュージョン(融合)”に精力的なお国柄だけに、海外公演も視野に入れて制作されるそうだ。

また、団員4人が世界のさまざまな音楽を体験しながらバックパッカーのように旅するロードムービースタイルとなっており、若い世代を中心に共感度の高いストーリーになっている。カーテンコールでは、サムルノリのように出演者も観客も一緒になって歌い踊ることができる、観客参加型のエンディングになるというから、韓国のノリの良い観客たちと共に、盛り上がるのも一興だ。

世界の音楽と韓国の伝統音楽、舞踊を融合させた舞台が堪能できる『遊び』は、8月9日~21日まで、大学路のアルコ芸術劇場で上演される。


noriposter【公演情報】
ソウル芸術団 創作歌舞劇『遊び』(놀이)
2016年8月9日~8月21日 アルコ芸術劇場 大劇場

<出演>イング役:クム・スンフン/サンヒョン役:パク・ヨンス/ヨンドゥ役:キム・ドビン/ヨンシン役:チョ・ブンレ/ほかソウル芸術団団員

芸術監督・作・演出:チェ・ジョンシル/作曲・編曲:キム・へソン、シム・ヨンジュ/協力演出:ユ・ヒソン/振付:イム・ハクソン、チョン・ミレ/音楽監督:シム・ヨンジュ/打楽器監督:イム・ジェジョン/ドラマトゥルク:キム・ソンヨン/美術:パク・ドンウ/映像:チョン・ジェジン/照明:シン・ホ/衣装:チン・ヨンジン/ヘアメイク:キム・ジョンハン/小道具:ソン・ミヨン/音響:チョン・ヨンボク

写真提供:ソウル芸術団 ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


<『遊び』プロモーション映像>

[PHOTO]ソウル芸術団 歌舞劇『早い春 遅い冬』プレスコール

[PHOTO]ソウル芸術団 歌舞劇『早い春 遅い冬』プレスコール

 

ソウル芸術団 創作歌舞劇『早い春 遅い冬』プレスコール
2015年3月20日 アルコ芸術劇場 大劇場

出演:コ・ミギョン、キム・ドビン、キム・ベッキョン、キム・ソンヨン、
パク・ヨンス、パク・へジョン、パク・ジェボム、オ・ソナ、
オ・ヒョンジョン、ユ・ギョンア、チョン・ユヒ、チョ・ブンレ、
チェ・ジョンス、ハ・ソンジン、ヒョン・ナミほか全15名haru1 haru2 haru3 haru4 haru5 haru6 haru7 haru8 haru9 haru10 haru11 haru12 haru13 haru14 haru15 haru16 haru17 haru18 haru19 haru20 haru21 haru22 haru23 haru24

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[MUSICAL]早春にふさわしく、優美に― ソウル芸術団 歌舞劇『早い春 遅い冬』

[MUSICAL]早春にふさわしく、優美に― ソウル芸術団 歌舞劇『早い春 遅い冬』

 

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『風の国』『尹東柱、月を射る』『失った顔、1895』『根の深い木』などを上演し、歌、演技、ダンスと確かな実力をもつエリートが集う公営劇団「ソウル芸術団」の2015年度第1弾となる創作歌舞劇『早い春 遅い冬』が3月21日からアルコ芸術劇場で上演される。

歌舞劇とは、俳優チームとは別に舞踏専門チームがいる劇団最大の特長でもある、ハイレベルなダンス/舞踏を生かし、ミュージカルよりもアーティスティックなスタイルで魅せる同劇団独自の呼称だ。

新作歌舞劇として今回上演される『早い春 遅い冬』の物語は、とあるギャラリーに展示されている絵から始まるという。そこから、老婦人の話、中国の説話「裸婦春夢」、高麗時代の説話「梅と鶯」など、過去と現在を行き来しながら、梅の花にまつわるエピソードをオムニバス形式でつづる、早春の公演にふさわしい優雅で美しい作品になりそうだ。early2

『3月の雪』や『遠いところから来た女』など多数の名作戯曲を生んだペ・サムシクを脚本家に迎え、劇団「はしごの動き研究所(サダリ・ムーブメント・ラボラトリー)」の代表であるイム・ドワンが演出を務めるということで、詩的かつ深みのある作品になることが期待される。また、『西便制』『光化門恋歌』のナム・スジョンが振付を、『ファリネッリ』『グルーミーデイ』の作曲家キム・チョルファン&音楽監督キム・ウニョンのコンビが参加するなど、制作陣には注目の若手クリエイターが揃っている点も話題だ。early4

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キャストは、劇団の要であるコ・ミギョンやチェ・ジョンスを筆頭に、劇団外活動も活発な看板俳優パク・ヨンス、キム・ドビンらを中心に、全15名が出演する。

今年ソウル芸術団は、7月には『神と共に―チョ・スンピョン』、8月には『失った顔、1895』の再演、10月には『根の深い木』の再演が予定されている。ソウル芸術団の公演は、公演期間が短いのが惜しいところだが、韓国の伝統劇や音楽をベースにしたモダンかつ芸術性が高い作品が堪能できるため、韓国ミュージカルや演劇に興味がある人は一度観劇されることをおすすめしたい。


early5poster【公演情報】
ソウル芸術団 創作歌舞劇『早い春 遅い冬』(이른 봄 늦은 겨울)
2015年3月21日~29日 アルコ芸術劇場 大劇場

出演:コ・ミギョン、キム・ドビン、キム・ベッキョン、キム・ソンヨン、パク・ヨンス、パク・へジョン、パク・ジェボム、オ・ソナ、オ・ヒョンジョン、ユ・ギョンア、チョン・ユヒ、チョ・ブンレ、チェ・ジョンス、ハ・ソンジン、ヒョン・ナミほかソウル芸術団団員全15名

芸術監督:チョン・へジン、作・作詞:ペ・サムシク、演出:イム・ドワン、作・編曲:キム・チョルファン、振付:チョン・へジン/ナム・スジョン、音楽監督:キム・ウニョン、舞台、映像デザイン:チョン・ジェジン、照明デザイン:シン・ホ、音響デザイン:オ・ヨンフン、衣装デザイン:イ・ジュヒ、扮装デザイン:チェ・ソンファ、小道具デザイン:ソン・ミヨン

●ソウル芸術団ホームページ⇒http://www.spac.or.kr/
写真提供:ソウル芸術団 ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]コ・ヨンビン&ジオ主演で5年ぶりの再演「風の国-ムヒュル」プレスコール

[MUSICAL]コ・ヨンビン&ジオ主演で5年ぶりの再演「風の国-ムヒュル」プレスコール

 

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ムヒュル役と言えばこの人、コ・ヨンビン

ソウル芸術団による歌舞劇「風の国-ムヒュル」のプレスコールが5月12日、芸術の殿堂CJトウォル劇場で行われた。

「風の国」は漫画家キム・ジンが1992年から連載した歴史ファンタジーコミックが原作。舞台作品だけでなく、ゲームやソン・イルグク、パク・コニョンらの出演で2008年に制作されたドラマ「風の国~Land of Wind~」など、多方面にメディアミックスされた人気作だ。舞台版では、戦争を通して強国を創り上げようとする高句麗の第3代王・大武神王(ムヒュル)に対し、父を慕いながらも平和な社会を望む息子ホドンとの葛藤を中心に描かれる。幻想的かつ独創的なセットと衣装、そしてソウル芸術団ならではの高度で美しいダンスが堪能できる作品だ。

ソウル芸術団が2006年に初演し、今回5年ぶり4回目となる上演には、初演時からムヒュル役を演じているコ・ヨンビンと、ホドン役にはミュージカル「西便制」の出演を終えたばかりのMBLAQジオが客演して話題となった。

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純粋なホドン役がピッタリなジオと、“ひよこ”役のキム・へウォン

演出のイ・ジナは「学生時代に愛読していたコミックで作品やキャラクターへの思い入れが人一倍あっただけに、イメージキャスティングにこだわった」と初演からコ・ヨンビンを起用した理由を語った。コ・ヨンビンも「再演のたびに起用していただけるのは光栄ですし、今後も声をかけていただければいつでも出演したい。年齢を重ねるごとに作品への接し方も変わってきたが、今回は格好良く見せるよりも、より自然に自分の内面から出てくるものをお見せしたい」とこの作品への愛着を見せた。

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ムヒュルに仕える大将ケユ役のパク・ヨンス

一方のジオも「ソウル芸術団の方々と同じ舞台に立てて光栄です。歌手として舞台に立つときは4分くらいの短い時間に全力を尽くしますが、公演では2時間以上も集中して牽引していかなくてはならないので大変だけどそれさえも楽しい。でもヒゲが濃いので1日2回公演の時にヒゲが伸びてこないか心配で、3枚刃のカミソリを用意した(笑)」と純粋なホドンのイメージを維持するための裏話も披露して笑いを誘った。

ハイライトとなる戦闘シーンは、ソウル芸術団作品の最大の長所である舞踏を中心に構成。国立舞踏団の芸術監督アン・イェスンによる難易度の高い振付もこなせるダンスチームによる群舞や、コ・ヨンビンの剣舞、ケユ役のパク・ヨンス、ソリュ役チャ・エリヤによるソロなど、その迫力と美しさに息をのむはずだ。

前回の2009年バージョンから、CGを駆使してより幻想性を高めたいわゆる商業ミュージカルとは一線を画した芸術性の高い舞台と、ハイレベルな俳優たちによる舞踏劇が楽しめる「風の国-ムヒュル」は5月20日まで上演される。
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