シャーロッテシアター

[MUSICAL]『ジキル&ハイド』9月ソウルでアンコール上演決定

[MUSICAL]『ジキル&ハイド』9月ソウルでアンコール上演決定

 

ジキル/ハイド役のミン・ウヒョク(左)とチョン・ドンソク韓国で最も愛される国民的ミュージカルとして知られる『ジキル&ハイド』。現在は全国ツアーの最中だが、ソウルで9月3日から2週間限定のアンコール公演が行われる。

昨年11月から始まった今シーズンの『ジキル&ハイド』は、チョ・スンウ、ホン・グァンホ、パク・ウンテら前シーズンにも主演した韓国ミュージカル界を代表する人気俳優に加え、ミン・ウヒョクとチョン・ドンソクが新キャストとして加わり、その豪華さに“歴代級キャスティング”と評判を呼んだ。5月19日まで行われた約7カ月の公演期間中は完売日が続出。平均客席占有率98%、2004年初演から数え、累積観客数140万人を突破する大記録も打ち立てた。

ソウル公演終了後は、昌原(チャンウォン)から始まる全国ツアーをスタート。大田(テジョン)、光州(クワンジュ)、大邱(テグ)、釜山(プサン)公演が終了しており、今後は仁川(インチョン)、麗水(ヨス)、城南(ソンナム)、全州(チョンジュ)、天安(チョンアン)、蔚山(ウルサン)公演が控えている。 地方10都市のツアー終了後、再びソウルに戻って今シーズンを締めくくることになる。

ソウルアンコールのキャストは、今回ジキル/ハイド役に初挑戦して好評を得たミン・ウヒョクとチョン・ドンソクが努める。そのほかルーシー役のユン・ゴンジュ、IVY、ヘナ。エマ役のイ・ジョンファ、ミン・ギョンア。ダンヴァース卿役のキム・ボンファンら今シーズンの助演キャストがそのまま出演する。

ODカンパニーのシン・チュンスプロデューサーは「ミュージカル『ジキル&ハイド』 2018-19シーズンに大きな愛を送っていただき、本当に感謝しています。観客の皆さんの熱い声援に力づけられ、全国10都市ツアーも巡航中です。烈火のような愛に報いたい思いと、少しでも多くの観客の皆さんにお会いしたいと願う気持ちで、ソウルアンコール公演を決めました。最後まで最高のパフォーマンスをお見せできるように努力します」と語っている。

『ジキル&ハイド』アンコール公演は、9月3日(火)~15日(日)まで蚕室のシャーロッテシアターで上演。チケットは7月10日(水)からHANAチケット、YES24、インターパークで発売される。


【公演情報】
ミュージカル『ジキル&ハイド』ソウルアンコール公演
2019年9月3日(火)~15日(日) シャーロッテシアター

<出演>
●ジキル/ハイド役:ミン・ウヒョク、チョン・ドンソク
●ルーシー役:ユン・ゴンジュ、IVY、ヘナ
●エマ役:イ・ジョンファ、ミン・ギョンア
●ダンヴァース卿役:キム・ボンファン
●アタ―ソン役:イ・フィジョン
●シバジ/プール役:カン・サンボム
●ビコンスフィールド/グィネヴィア役:ホン・グムダン
●クロソップ役:イ・チャンワン
●ストライド/スパイダー役:イ・ヨンジン
●プロップス役:キム・イサク
●アンサンブル:イ・ジェヒョン、ナムグン・へユン、キム・ジュ二、キム・ジフン、ユン・ナヨン(スウィング)

写真提供:ODカンパニー

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]『マンマ・ミーア!』少女時代ソヒョン出演で2016年再演!

[MUSICAL]『マンマ・ミーア!』少女時代ソヒョン出演で2016年再演!

 

2016manmamia1

娘ソフィ役のソヒョンと母ドナ役のチェ・ジョンウォン

70年代に世界的な大ヒット曲を多数世に送り出したスウェーデンのポップミュージック・グループABBA(アバ)の代表曲でつづるジューク・ボックス・ミュージカル『マンマ・ミーア!』が、待望の再演決定。豪華キャストが公開された。

ギリシャ・エーゲ海に浮かぶある島のホテルが物語の舞台。このホテルを営むシングルマザーのドナと、結婚式を間近に控えた母と娘の絆を明るく描いた『マンマ・ミーア!』は、1999年に英国ウエストエンドで初演後、ブロードウェイをはじめ世界各国で上演されている。日本では2002年以降、劇団四季の定番作品のひとつとなっている。韓国では2004年に初演。芸術の殿堂オペラハウスで、初の3カ月長期公演を実施し、同年の「韓国ミュージカル大賞・最優秀外国ミュージカル賞を受賞するなどさまざまな記録を打ち立てている。翌年からは精力的に地方公演も開始し、特に中高年世代から圧倒的な支持を得ている。昨年は韓国初演から10周年を記念して、初めてオリジナルプロダクションの来韓公演も行われたことから、韓国版の再演が期待されていた。

2016manmamia3

オリジナルのマンマ三銃士(写真左から)ターニャ役チョン・スギョン、ドナ役チェ・ジョンウォン、ロージー役イ・ギョンミ

韓国初演から11年目を迎え、ソウル公演は約4年ぶりとなる今回の再演には、歴代ゴールデンメンバーと新キャストがバランスよく起用された、個性豊かな顔ぶれが揃っている。

女手一つで娘ソフィを育て上げた、ホテルオーナーの母ドナ役にはチェ・ジョンウォンとシン・ヨンスク。特にシン・ヨンスクは今回ドナ役に初挑戦となる。『モーツァルト!』『レベッカ』でショーストッパーと呼ばれる歌声を聴かせてきた彼女が、どんな母親像を見せてくれるのか期待される。

2016manmamia2

(写真左から)娘ソフィ役のパク・ジヨン、ソヒョン、キム・グムナ

そして、自らの結婚式で“本当の父親さがし”という秘密のミッションを遂行しようとする娘ソフィ役には、パク・ジヨン、少女時代のソヒョン、キム・グムナの3人が選ばれた。ソフィ役でミュージカルデビューしたパク・ジヨンは、その後『レ・ミゼラブル』のエボニーヌや『ONCE』のヒロインなど、大型ミュージカルで存在感を見せてきただけに、原点回帰となる今回の出演でさらなる成長ぶりを披露してくれそうだ。そしてミュージカル俳優に長年憧れ、『太陽を抱く月』『風と共に去りぬ』に主演してきた少女時代のソヒョンは、今回オーディションを受けてこの役を勝ち取ったという。オーディションでは本作でソフィが父親捜しのきっかけをつくる、母ドナの日記を自ら手作りして持参し、役作りをしたそうだ。そして、小劇場演劇から活動を始めたキム・グムナはオーディションを受けた当時、ミュージカルは初挑戦だったという。その後『シンデレラ』に続き、ミュージカルのヒロイン役に抜擢された期待のホープだ。

2016manmamia4

新顔のマンマ三銃士(写真左から)ターニャ役キム・ヨンジュ、ドナ役シン・ヨンスク、ロージー役ホン・ジミン

そのほか、ドナの友人ターニャ役には韓国初演からこの役を演じてきたチョン・スギョンと、初挑戦となるキム・ヨンジュ。キム・ヨンジュはオーディションで彼女が現れたとたん「ターニャだ!」と制作陣に言わしめたとあって、本番でも抜群の存在感を見せてくれるに違いない。
同じくドナの友人ロージー役には韓国の元祖ロージー、イ・ギョンミと、産後のうつを克服してオーディションに挑んだというホン・ジミンが引き受ける。ともにふくよかなボディとエネルギッシュで明るいキャラクターが得意な二人が、本作のムードメーカーになるのは間違いない。

2016manmamia5

(写真左から)ハリー役イ・ヒョヌ、ターニャ役チョン・スギョン、ドナ役チェ・ジョンウォン、サム役ナム・ギョンジュ、ロージー役イ・ギョンミ、ビル役オ・セジュン

そして、ソフィの結婚式に招待される3人の父親候補役は、サム役にナム・ギョンジュとソン・ギユン、ハリー役にはイ・ヒョヌとチョン・ウィウク、ビル役にはオ・セジュンとホサンというベテラン男優たちが選ばれた。
なかでも、最近はバラエティー番組でも活躍している歌手のイ・ヒョヌは本作の2011年公演に出演後、久々のミュージカル出演とあって、注目を集めそうだ。
また、主要キャスト以外にも本作にかつてアンサンブルでデビューしたシム・ゴヌがスカイ役に初挑戦するほか、グ・ジュンモ、チョン・ホジュン、ユ・スンヨプら20数名のキャストが出演して、観客に幸せな時間をプレゼントする。

2016manmamia6

(写真左から)ターニャ役キム・ヨンジュ、ハリー役チョン・ウィウク、ドナ役シン・ヨンスク、サム役ソン・ギユン、ロージー役、ビル役ホサン

誰もが知るABBAの名曲と、心温まる母娘の物語が堪能できる『マンマ・ミーア!』は2016年2月24日からシャーロッテシアターで上演。3月20日公演までの1次販売チケットを、12月17日(木)午後3時から一般発売される。


2016manmamiaposter【公演情報】
ミュージカル『マンマ・ミーア!』(만마미아!)
2016年2月24日(水)~6月4日(土) シャーロッテシアター

<出演>
●ドナ役:チェ・ジョンウォン、シン・ヨンスク
●ターニャ役:チョン・スギョン、キム・ヨンジュ
●ロージー役:イ・ギョンミ、ホン・ジミン
●ソフィ役:パク・ジヨン、ソヒョン、キム・グムナ
●サム役:ナム・ギョンジュ、ソン・ギユン
●ハリー役:イ・ヒョヌ、チョン・ウィウク
●ビル役:オ・セジュン、ホサン
●スカイ役:シム・ゴヌ ほか

演出:ポール・ギャリントン(Paul Garrington)/音楽監督:シーン・アルダキング(Seann Alderking)/振付:リア・スー・モーランド(Leah Sue Morland)/協力演出:イ・ジェウン/協力音楽監督:キム・ムンジョン/協力振付:ファン・ヒョンジョン

写真提供:シンシカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]韓国版『スウィーニー・トッド』共同制作プロジェクトで2016年待望の再演!

[MUSICAL]韓国版『スウィーニー・トッド』共同制作プロジェクトで2016年待望の再演!

 

2016sweeneyposterスティーヴン・ソンドハイムの最高傑作との呼び声高いミュージカル『スウィーニー・トッド』が“共同制作プロジェクト”という斬新な制作方式で2016年、新しい姿で韓国に戻ってくる。

『ジキル&ハイド』をはじめとする多くの作品をヒットさせてきたOD MUSICAL COMPANY(以下OD)のシン・チュンス代表。そして、2007年に『スウィーニー・トッド』を韓国初演したほか、『スリル・ミー』『スプリング・アウェイクニング(春のめざめ)』『ネクスト・トゥ・ノーマル』など、革新的な作品を韓国に紹介してきた前MUSICAL HEAVEN代表で、現在A-LIST CORPORATION(以下A-LIST)の公演事業部門代表を務めるパク・ヨンホという、長年韓国ミュージカル界をけん引してきた大物プロデューサー二人が手を結ぶ。

2016年の再演では、まず1stシーズンをODのシン代表がリードプロデューサーとなって上演し、以降の2ndシーズンをA-LISTのパク代表がプロデューサーを務めるという。ともに業界のパイオニア的存在でありながら、制作スタイルや作品の嗜好はまったく正反対と言っても過言ではない二人が、ひとつの作品を2バージョンで上演するという画期的な企画は、米ブロードウェイや、英国ウエストエンドでも前例を見ない特異なプロジェクトだ。停滞している韓国ミュージカル界のカンフル剤となるのは間違いなく、ミュージカルファンならずとも興味を掻き立てられる試みだ。

『スウィーニー・トッド』は、ミュージカル界の生ける伝説、スティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲により1979年に初演。ベストミュージカル賞を含むトニー賞8部門とドラマデスク賞9部門を総なめした作品だ。韓国初演となった2007年公演は、リュ・ジョンハンとヤン・ジュンモのW主演で上演され、観客、論壇ともにその年最高のミュージカルの称号を欲しいままにして伝説の公演となっている。
物語の舞台は19世紀英国。妻と娘を愛する平凡な理髪師だったベンジャミン・パーカーが、ある悪徳判事の策略により無実の罪で投獄。15年もの間刑務所暮らしを強いられた彼は、出所後にスウィーニー・トッドと名を変えて復讐の鬼と化すサイコサスペンスだ。2007年にティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で映画化された『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師』でこの作品世界を知る人も多いだろう。

まず、1stシーズンを演出するODシン代表は、ブロードウェイとウエストエンドで精力的に活躍しているエリック・シェーファーを演出に起用した。エリック氏はスティーブン・ソンドハイムと『スウィーニー・トッド』を制作してきたほか、『レ・ミゼラブル』『キャバレー』『マイ・フェア・レディ』『イン・トゥ・ザ・ウッズ』など数々の名作を手掛けた人物。現在芸術監督を務める米・ヴァージニア州のシグネチャーシアター(Signature Theater)を通してさまざまな作品を発表している。大型ライセンス作品のプロデュースには定評のあるシン代表と、ソンドハイム作品の魅力を知り尽くした演出家の出会いにより、どのような作品が誕生するのか期待が膨らむ。

再演を待ち望んでいたファンはもちろん、多くの舞台ファンや関係者も注目の2016年『スウィーニー・トッド』韓国版共同制作プロジェクトは来年6月、シャーロッテシアターの上演からスタートだ。


【公演情報】
ミュージカル『スウィーニー・トッド』(스위니 토드)
2016年6月~10月 シャーロッテシアター

作曲:スティーヴン・ソンドハイム/演出:エリック・D・シェーファー/音楽監督:ウォン・ミソル
プロデューサー:シン・チュンス(OD MUSICAL COMPANY)、パク・ヨンホ(A-LIST CORPORATION)

写真提供:OD MUSICAL COMPANY ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]新キャストを多数迎えて『風と共に去りぬ』11月再演!

[MUSICAL]新キャストを多数迎えて『風と共に去りぬ』11月再演!

 

2015kazetomo今年1月、わずか1カ月の短期上演が観客に惜しまれていた『風と共に去りぬ』が、待望のアンコール公演を11月から実施する。

原作は1936年に発表されたマーガレット・ミッチェルの長編小説。ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブル主演の同名映画があまりにも有名だが、今作はフランス版をもとにしたライセンスミュージカルとなる。

波乱の人生のなかでも凛とした美しさが際立つヒロイン、スカーレット・オハラ役には『エリザベート』『マリー・アントワネット』など大作のタイトルロールを演じてきたキム・ソヒョンと、1月の公演から引き続き出演するパダ、そして結婚・出産後、いよいよ舞台復帰するキム・ジウの3人が演じる。

スカーレットを翻弄しつつも“見守る愛”を貫くジェントルマン、レット・バトラー役には、『シカゴ』『ラ・カージュ』などでも見せた紳士的なキャラクターがぴったりのナム・ギョンジュ。今年出演した『チェス』ではワイルドな魅力が光った永遠のテリウス、シン・ソンウ。そして初演から、もっともバトラーらしい声をもつと称賛されたキム・ボムレに、『ノートルダム・ド・パリ』『ジーザス・クライスト・スーパースター』などの大作で深みのある歌声を聴かせてきたユン・ヒョンリョルと4人のレットが登場する。

スカーレットの初恋の相手となるアシュリー・ウィルクス役には同役を初演でも演じたチョン・サンユン、『ファントム』『カルメン』など大舞台でセクシーな魅力を発揮するエノク、そして妻キム・ソヒョンとともに子育てバラエティ番組でも人気のソン・ジュノの3人が演じる。

アシュリーの妻となるメラニー役には、『英雄』『シカゴ』などに出演してきたオ・ジニョンと、『シンデレラ』『ブロードウェイ42番街』などに出演したチョン・ダニョンと、存在感あふれる歌声を聴かせてきた二人がWキャストで演じる。

そのほか、スカーレットの乳母ママ・モートン役には『ドリームガールズ』『太陽を抱く月』で圧倒的な歌唱力を披露していたチェ・ヒョンソン。本作で脇のキーマンとも言える奴隷長役には初演での熱演が話題を呼んだパク・ソングォンに加え、『サリエリ』のチェ・スヒョンが合流した。スカーレットの父ジェラルド役には『ジーザス・クライスト・スーパースター』でカヤバ役だったチェ・ビョングァン、レットの友人ベル・ワットリング役にはカン・ウンゴンとナンアなど、助演俳優たちも実力派ぞろいだ。

新旧キャストを交え、世紀のロマンスストーリーを舞台で楽しめる、ミュージカル『風と共に去りぬ』は、11月17日からシャーロッテシアターで開幕。1次チケットは10月6日 午後2時から一斉発売される。

 


2015kazetomoposter【公演情報】
ミュージカル『風と共に去りぬ』(바람과 함께 사라지다)
2015年11月17日~2016年1月31日 シャーロッテシアター

<出演>
●スカーレット・オハラ役:キム・ソヒョン、パダ、キム・ジウ
●レット・バトラー役:ナム・ギョンジュ、シン・ソンウ、キム・ボムレ、ユン・ヒョンリョル
●アシュリー・ウィルクス役:エノク、チョン・サンユン、ソン・ジュノ
●メラニー・ハミルトン役:オ・ジニョン、チョン・ダニョン
●ママ役:チェ・ヒョンソン
●奴隷長役:パク・ソングォン、チェ・スヒョン
ほか、チェ・ビョングァン、カン・ウンゴン、ナンアらが出演

プロデューサー:パク・ヨンソク/演出・脚色・韓国語歌詞:ハン・ジンソプ/振付:ソ・ビョング/音楽監督:キム・ソンス

写真提供:SHOWMEDIA ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]感動をオリジナル版で再び…『ONCE』来韓公演9月開催

[MUSICAL]感動をオリジナル版で再び…『ONCE』来韓公演9月開催

 

onceposter昨年、アジア初となる韓国キャストによるライセンス公演を成功させたミュージカル『ONCE』オリジナルプロダクションの来韓公演が9月から上演される。

原作は世界中で映画ファンに愛された、アイルランド映画『ONCE~ダブリンの街角で』(2007年)。音楽の道も、恋することもあきらめかけていたストリートミュージシャンの男(Guy)が、チェコ移民の花売りの女(Girl)と出会い、音楽を通じて心を通わせていく二人の切ないラブストーリーだ。アイリッシュミュージックをベースにしたハートウォーミングな音楽が人気となり、OSTが大ヒット。リード曲となる「Falling Slowly」は2007年度のアカデミー賞歌曲賞をはじめ、数々の映画賞を受賞している。

この作品世界を舞台に置き換え、映画版で主演していたグレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァが音楽を担当し、ブロードウェイのトップクリエイターたちが集結して誕生したのがこのミュージカル『ONCE』だ。2011年のオフブロードウェイで初演後、翌年にはブロードウェイ進出。2012年トニー賞では最優秀ミュージカル作品賞など、8部門を受賞する快挙を成し遂げている。2013年には英国ウエストエンド版も上演され、ローレンス・オリヴィエ賞では2部門を受賞するなど、舞台版も世界各国で原作映画に劣らぬ評価を得ている。

本作は、ギター、フィドル、チェロ、パーカッションなど登場人物全員が楽器を演奏してオーケストラとなるため“アクター・ミュージシャン・ミュージカル”とも呼ばれている。ライブ感溢れるその演奏は、ストリートやパブなどで日常的に演奏が行われているアイルランドの空気感を醸し出しながら、情緒豊かで滋味深い作品世界に彩りを添えている。開演前やインターミッション中には、バーのセットとなっているステージ上で観客たちは飲み物を購入し、出演者たちのセッションを聴くことができるという、ほかのミュージカルでは体験できない観客参加型のお楽しみも用意されている。

今回、来韓公演に主演するのはダブリン公演、メルボルン公演でGuy役を務めたトム・パーソンズ(Tom Parsons)と、ダブリン公演でGirl役だったメーガン・リオダン(Megan Riordan)。ともに英国を中心に活躍している俳優だ。昨年、11月に東京・EXシアター六本木で上演された来日公演のキャストとは違うため、日本で見た人もまた新しい『ONCE』のオリジナルプロダクションを堪能できる公演となりそうだ。

『ONCE』来韓公演は、9月22日から11月1日まで蚕室(チャムシル)のシャーロッテシアターで上演される。

『ONCE』2015年ダブリン公演の公式トレイラーより(Guy役はトム・パーソンズ)


【公演情報】
ミュージカル『ONCE』
2015年9月22日~11月1日 シャーロッテシアター

出演:トム・パーソンズ、メーガン・リオダンほか

原作:ジョン・カーニー/演出:ジョン・ティファニー/脚本:エンダ・ウォルシュ/音楽:グレン・ハザード&マルケタ・イルグロヴァ/振付:スティーヴン・ホゲット/音楽スーパーバイザー、編曲:マーティン・ロウ/舞台・衣装デザイン:ボブ・クロウリー/照明:ナターシャ・カッツ

写真提供:シンシカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]神か救世主か……究極のロックオペラが堂々の帰還『ジーザス・クライスト・スーパースター』開幕

[MUSICAL]神か救世主か……究極のロックオペラが堂々の帰還『ジーザス・クライスト・スーパースター』開幕

 

jcs1

jcsleejeena

イ・ジナ演出家

イエス・キリスト(=ジーザス)の最後の7日間を壮大なロックオペラスタイルで作り上げたミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』が2年ぶりに再演され、6月9日メディアコールが行われた。
2013年公演の制作陣、そして主人公ジーザス役にはマイケル・リーとパク・ウンテの2トップを維持しながらさらにアップグレードを図った待望の再演とあって、多数のメディアが会見に参加し、期待の大きさを伺わせた。

メディアコールでは冒頭から演出家のイ・ジナが試演する楽曲&シーンごとにすべて解説をつけるというスペシャルなものに。「私は無神論者ですが、誰も到達することができないほどのスーパースターになったイエスという人物に興味を持ちました」と語る演出家は、自ら「ファン心(팬심)」と表現していたが、もともとこの作品が好きだったというだけあって、熱のこもった解説からは作品に対する愛着が伝わってくるようだった。

jcsjesus

ジーザス役のパク・ウンテ(左)とマイケル・リー

1971年に初演し、半世紀近くの歴史をもつ作品だけに、これまで世界各国でさまざまなキャスト、ヴァージョンにより上演され、原作者たちもその変化を楽しんでいるという。イ・ジナ演出家は「初演からアンチキリストだ、神への冒涜だとも言われているが、最近は映画『ザ・パッション・オブ・クライスト』などイエスについての多様なファクションが生まれている。いくら原作が素晴らしくても、現代でそのまま上演するには隔たりがあると考えた。イエスとユダの関係を同性愛的に解釈する面白味も加え、原作よりも大幅に脚色し、強いイメージの作品に作り上げた」という。また砂漠のような独特のセットを取り入れているが、これは映画『スターウォーズ』シリーズに出てくるイメージがベースになっているという。「地球ではない他の惑星、もしくは人類が滅亡した後の世界に新しい人類が誕生し、人間の葛藤や救世主(メシア)についての物語のため、このような背景を用いた」と解説していた。

jcsjuda

(写真左から)ユダ役のユン・ヒョンリョル、ハン・チサン、チェ・ジェリム

ジーザス役、マイケル・リーとパク・ウンテをWキャストでトップに据え、ユダ役で俳優として大きく飛躍したハン・チサンなど2013年公演で人気を博した男優3人は再び舞台に上がった。「この作品の最大の魅力は音楽。難しい曲も多いので、何よりも歌唱力を重視してキャスティングした」というイ・ジナ演出家は、ジーザスと対をなすユダ役の新キャストにユン・ヒョンリョルとチェ・ジェリムという歌唱力は申し分ない2人を選んだ。特にチェ・ジェリムについては「今回の再演のために準備した切り札だ」と太鼓判を押していた。

jcsmaria

(写真左から)マリア役のチャン・ウナ、イ・ヨンミ、ハム・ヨンジ

jcshelode

ヘロデ役のキム・ヨンジュ

苦悩するジーザスにとって唯一の癒しとなるマリア役には、2013年公演でも同役を演じたチャン・ウナに加え、ベテランのイ・ヨンミとデビュー2作目となる新人のハム・ヨンジが演じる。なかでもマリア役の切り札と言えば、イ・ヨンミだろう。イ・ジナ演出家は「長い間いろんな作品を一緒に作ってきたが、昨年出産して母親となり新しいエネルギーを出せると感じた。彼女が舞台に重厚感を与えてくれるだろうという期待感もあって推薦した」と出演の裏話も披露した。

そして最大のサプライズキャストがヘロデ役のキム・ヨンジュの出演だ。2年前には2AMのチョ・グォンら男優が演じ、原作はもちろん海外の公演でも過去に女優がこの役を演じたことはなかった。イ・ジナ演出家は「以前にも『TAAL(탈=面)』という作品で女優に男性の役を演じさせたことがあって、このようなチャレンジは以前からよくやっている。ヘロデを男か女か分からないような存在にしてみたくて、独特の雰囲気をもつキム・ヨンジュさんにお願いした。前回が幼い王子のようなイメージだったとすれば、今回はどっしりとしたグロテスクなキャラクターになっている」と世界初の女性版ヘロデに自信を見せていた。

他のミュージカルとは一線を画する世界観と怒涛のロックサウンドは今回も健在。さまざまな“切り札”を揃えて、新たな醍醐味も十分に用意された『ジーザス・クライスト・スーパースター』は、9月9日まで上演される。
jcs2


jcsp【公演情報】
ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』
2015年6月12日~9月13日 シャーロッテシアター
出演:マイケル・リー、パク・ウンテ、ハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリム、イ・ヨンミ、チャン・ウナ、ハム・ヨンジ、キム・テハン、チ・ヒョンジュン、キム・ヨンジュ

演出:イ・ジナ/音楽スーパーバイザー:チョン・ジェイル/音楽監督:キム・ソンス/舞台デザイン:オ・ピリョン/衣装デザイン:ハン・ジョンイム

©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]マイケル×ウンテ ジーザス再び!『ジーザス・クライスト・スーパースター』キャスト発表!

[MUSICAL]マイケル×ウンテ ジーザス再び!『ジーザス・クライスト・スーパースター』キャスト発表!

 

jcs1

ジーザス役のパク・ウンテ(左)とマイケル・リー

『オペラ座の怪人』『キャッツ』のアンドリュー・ロイド・ウェバーと『アイーダ』『ライオン・キング』のティム・ライスという説明不要の巨匠たちが70年代に生み出したロック・ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』。2013年、韓国ミュージカル界に旋風を巻き起こし、次世代スターを生んだ作品が2年ぶりに再演。豪華キャストが公開された。

民に崇められながらも、一人の人間として葛藤するジーザス役は2013年に同役を演じたマイケル・リーとパク・ウンテが務める。
マイケル・リーは、母国アメリカでは本作に400回以上出演してきただけあって、2013年公演で見せたパワフルな歌唱力と神々しいまでのカリスマ性は観客に衝撃を与えた。以降、現在に至るまで彼が韓国に拠点を移し、精力的に活動するきっかけとなった作品だけに、一段とグレードアップした姿を見せてくれそうだ。
対するパク・ウンテも俳優としてエポックメイキングとなった作品に再降臨する。彼曰く「作品に向かう意識が変わった」という本作では、繊細で悩めるジーザスの姿を体現して喝采を浴びていた。2013年公演以降『モーツァルト!』『フランケンシュタイン』そして『ジキル&ハイド』まで、1作ごとに逞しさを身に着けている彼が、改めてどんなジーザスを見せてくれるのか楽しみだ。

jcs3

(写真左から)ユダ役のハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリム

一方、ジーザスを尊敬しながらも、その存在に失望し、破滅の道に突き進むユダ役にはハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリムの3人が起用された。
前回の公演で、ジーザス役と両翼を担う人気を博したユダ役のなかでも、圧倒的な歌唱力で観客を沸かせたハン・チサンは約1年ぶりの舞台出演となる。ドラマ『バラ色の恋人たち』へのレギュラー出演など、近年は活動の幅を広げているなかで、満を持して再びユダ役を演じるとあって、さらなる注目を集めそうだ。
次に新ユダ役の一人となったユン・ヒョンリョルは『マリー・アントワネット』『アガサ』など、近年話題作にこの人アリ、と言えるほど、多彩な活躍を続けている。ヒールが上手い彼がどんなユダを見せてくれるのか期待が膨らむ。そして注目はもう一人の新ユダ役、チェ・ジェリム。日本版『レ・ミゼラブル』に出演するヤン・ジュンモが昨年初演出したオペラ『リタ』で、オペラ歌手顔負けの歌唱力が話題となっていた。過去には『ネクスト・トゥ・ノーマル』『スプリング・アウェイクニング』などに出演してきた彼が、新たな挑戦となるユダ役でどう化けるか注目したい。

jcs2

(写真左から)マリア役のイ・ヨンミ、チャン・ウナ、ハム・ヨンジ

ジーザスを慕い、苦悩する彼にひとときの安らぎを与えるマリア役には前回の公演でも同役を演じたチャン・ウナと、初挑戦となるイ・ヨンミ、ハム・ヨンジが挑む。なかでも『ラ・マンチャの男』『ヘドウィグ』など多数のミュージカルに出演してきたハスキーな声が魅力のイ・ヨンミは、元々はロックボーカリスト。昨年結婚、出産したことでマリアの豊かな母性を体現してくれそうだ。また、ハム・ヨンジはかつてYouTubeに投稿した映像がきっかけで天才ミュージカル少女と呼ばれていた逸材。『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラ役のオルタネートとしてデビューを果たした彼女が本格的にマリア役のキャストの一人として名を連ねることになる。

jcs4

(写真左から)ピラート将軍役のキム・テハンとチ・ヒョンジュンと、 ヘロデ役のキム・ヨンジュ

そのほか、ジーザスに引導を渡すピラート総督役にはキム・テハンとチ・ヒョンジュンが引き続き出演。また、2013年公演では男優が演じていたヘロデ王役を『ウィキッド』のマダム・モリブル、『マリー・アントワネット』のローズ・ベルタン役などで知られるベテラン女優、キム・ヨンジュが挑むというサプライズキャスティングも。煌びやかで突き抜けたキャラクターが上手い彼女だけに新しいヘロデを見せてくれそうだ。

演出はイ・ジナ、音楽スーパーバイザーにはミュージシャンのチョン・ジェイルと、前回の制作陣がそのまま再登板してさらなるグレードアップが期待される。6月公演分の第1次チケットは4月9日(木)午後2時より発売。4月30日までの購入で、韓国BCカードの決済限定だが30%OFFの初期購入割引が適用される。

jcsp【公演情報】
ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』
2015年6月12日~9月13日 シャーロッテシアター
出演:マイケル・リー、パク・ウンテ、ハン・チサン、ユン・ヒョンリョル、チェ・ジェリム、イ・ヨンミ、チャン・ウナ、ハム・ヨンジ、キム・テハン、チ・ヒョンジュン、キム・ヨンジュ

演出:イ・ジナ、音楽スーパーバイザー:チョン・ジェイル、舞台デザイン:オ・ピリョン、衣装デザイン:ハン・ジョンイム