イ・ヒョンフン

[PLAY]『報道指針』フォトギャラリー

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【公演情報】
演劇『報道指針』<보도지침>
2019年4月26日(金)~7月7日(日) 大学路TOM2館

<出演>
●キム・ジュヒョク(社会部記者)役:パク・ジョンボク、イ・ヒョンフン
●キム・ジョンべ(編集長)役:チョ・プンレ、カン・ギドゥン、キ・セジュン
●ファン・スンウク(弁護士)役:オ・ジョンテク、ソン・ユドン
●チェ・ドンギョル(検事)役:クォン・ドンホ、アン・ジェヨン
●ソン・ウォンダル(判事)役:チャン・ヨンチョル、ユン・サンファ
●男役:チャン・ギョクス、チェ・ヨンウ
●女役:イ・ファジョン、キム・ヒオラ

プロデューサー:チャン・サンヨン/責任プロデューサー:チェ・ギョンファ/作・演出:オ・セヒョク/音楽:イ・ジヌク/振付:イ・ヒョンジョン/舞台:キム・デハン/音響:キム・ソンイク/照明:イ・ジュウォン/衣装:ドヨン/ヘアメイク:チョン・ソジン/舞台監督:イ・ジョンウ/制作プロデューサー:イ・イェジ

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[PLAY]米・気鋭の劇作家が描く社会の縮図『グロリア』再演が開幕

[PLAY]米・気鋭の劇作家が描く社会の縮図『グロリア』再演が開幕

 

ニューヨークの雑誌出版社を舞台に、社会の縮図のような人間模様を描いたNONAME THEATER COMPANY制作の『グロリア』が昨年に続き再演されている。

同僚にグロリアの引っ越しパーティーの話をするディン(イ・ヒョンフン)

本作はアメリカの新進劇作家ブレンダン・ジェイコブス・ジェンキンスが2015年に発表し、2016年度のピューリッツァー賞ドラマ部門の最終選考まで残って注目を浴びた作品だ。

グロリア役のクァク・ジスク

 

タイトルにもなっている“グロリア”はニューヨーク、ミッドタウンにある雑誌編集部で働く最も社歴が長い女性社員の名前。会社と会社の人間関係がすべてだったグロリアは、長年貯金してようやく購入した自宅の引っ越しパーティーに同僚を招待するが、参加したのは男性社員のディン1人だけだった。パーティーの翌日、こわばった表情でオフィスに現れ、無言でたたずむグロリアをケンドゥラ、エニーら女性社員たちは無視同然の対応をする。やがて、再びオフィスに現れたグロリアが予想もできないような衝撃的な事件を起こし、同僚たちの人生を一変させるのだ。

グロリアを忌み嫌うケンドゥラ(ソン・ジユン)とエニー(コン・イェジ)

劇中グロリアの登場シーンは少ないが、同僚たちの会話から人物像を浮かび上がらせていく。地味だが真面目に働いているグロリアをあざ笑うような同僚たちの会話や態度は、学生時代には「いじめ」と称される特定の個人への迫害が一般社会においても同様に行われていることをまざまざと見せつける。

事件後、出版社を辞めて堕落した生活をおくるディン

2幕では舞台をコーヒーショップに移し、以前は社内で“勝ち組”的存在だったディンやケンドゥラがグロリアが起こした事件の後、堕落した“負け組”の人生を送っているさまが描かれる。そしてグロリアを唯一理解していたローリンは出版社を退社後、契約社員として入ったLAの出版社でグロリアの事件の当事者であることを明かすと、社員たちはその逸話を出版しようと躍起になるのだ。

契約社員のローリン(チョン・ウォンジョ)を出版社社員らは利用しようとする

本作はNYの出版社-コーヒーショップ-LAの出版社と3場で構成されている。1場ではグロリアを演じていたクァク・ジスクが、3場ではLAの出版社の編集長ナン役と対照的なキャラクターを演じて、社会の無常さをアイロニカルに際立たせている。

グロリア役から“勝ち組”の編集長ナン役に変身するクァク・ジスク

出版社というメディアの宿命とその中における人々の姿に、観客は自分の身の回りでも起きうる(起きている)ストーリーに共感しつつも何とも言えない葛藤が心に残るだろう。
NONAME THEATER COMPANY作品の常連である実力派俳優たちによる好演も光る『グロリア』は8月13日まで、大学路のアートワンシアター3館で上演される。

ローリン(チョン・ウォンジョ)の存在が、皮肉な物語を浮き彫りにする


【公演情報】
演劇『グロリア』(글로리아)
2017年7月14日~8月13日 大学路アートワンシアター3館

<出演>
●ローリン役:チョ・ウォンジョ
●グロリア/ナン役:クァク・ジスク
●ケンドゥラ/ジェンナ役:ソン・ジユン
●ディン/デヴィン役:イ・ヒョンフン
●マイルズ/ショーン/ラシャード役:オ・ジョンテク
●エニー/サーシャ/キャリー役:コン・イェジ

プロデューサー:ハン・へヨン/原作:ブレンダン・ジェイコブス=ジェンキンス/翻訳:イ・ジヒョン/演出:キム・テヒョン/脚色・ドラマターグ:イ・インス/舞台:シン・スンリョル/照明:イ・ドンジン/音響:ユン・ミンチョル/衣装:ホン・ムンギ

取材協力:NONAME THEATER COMPANY

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[PLAY]名作『ピローマン』完全新キャストで8月再演!

[PLAY]名作『ピローマン』完全新キャストで8月再演!

 

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2014年に上演した『雄鶏たちの闘い』『家族という名の部族』や4月に上演した『変身物語:Metamorphoses』など、韓国で未発表の海外戯曲を斬新な手法で上演し、演劇ファンに支持されているNONAME THEATER COMPANYの代表作ともいえる『ピローマン(필로우맨)』が8月に再演。注目のキャストが発表された。

『ピローマン』は、21世紀演劇界の天才作家、ポストシェイクスピアと呼ばれている劇作家マーティン・マクドナーが2003年に発表し、ロンドン国立劇場で初演、同年のローレンス・オリヴィエ賞新作最優秀賞を受賞した作品だ。日本では2004年パルコプロデュースにより長塚圭史演出、高橋克実主演で上演されている。
韓国ではLGアートセンターの制作で2007年に初演。チェ・ミンシク、ユン・ジェムン、イ・デヨン、チェ・ジョンウという名優をズラリと揃え、演出には今年『ヒッキー・ソトニデテミターノ』の演出を務めたパク・グニョンが担当するなど、韓国演劇界の粋を集めた舞台は大きな話題を呼んだ。その後、2012年にNONAME THEATER COMPANYが小劇場演劇として再構成。主人公にはいまや同カンパニー作品の看板俳優となったキム・ジュンウォン、昨年ドラマ『ミセン』の極悪上司マ部長役で大人気となったソン・ジョンハクらが出演して連日完売の大ヒットを記録し、翌2013年もキャストの熱演により好評を得ていた。

『ピローマン』は若手作家カトゥリアンを語り部に、幼児虐待がもとで起きる殺人事件の謎解きをしていくミステリースリラーだ。
グロテスクな作品ばかりを発表するカトゥリアンの周囲で、彼が書いた小説に似た幼児殺人事件が続発。中年刑事トゥポルスキとその部下アリエルは、カトゥリアンを容疑者と睨んで連行し、取り調べを進めていく。上演時間は170分という長編ながら、息つく暇を与えないほどの緊迫感が魅力。反面、狂言回しとなるカトゥリアン役をはじめ、出演者はかなりの長ぜりふもこなさねばならないため、役者の技量が如実に現れる作品でもある。

約2年ぶりの再演では、登場人物4人を全員刷新。それぞれが韓国演劇界で主演をこなす名優を揃えた見事なキャスティングとなっている。

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主人公カトゥリアン役のチョン・ウォンジョ(左)と兄マイケル役のイ・ヒョンフン

主人公の作家カトゥリアン役には東亜演劇賞を受賞した主演作『アリバイ年代記(알리바이 연대기)』や『なぜ私は小さなことにのみ憤慨するのか(왜 나는 조그마한 일에만 분개하는가)』など、劇作家・演出家のキム・ジェヨプ作品で注目を集めたチョ・ウォンジョが演じる。そして知的障害をもつ兄マイケル役には野田秀樹作・演出の『半神(반신)』への出演や、NONAME THEATER COMPANYの『変身物語(변신이야기)』でも熱演していたイ・ヒョンフンが演じる。

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刑事トゥポルスキ役のユン・サンファ(左)と部下アリエル役のキム・スヒョン

一方、カトゥリアンと丁々発止の会話を展開する刑事トゥポルスキ役には、昨年東亜演劇賞作品賞を受賞した『ジュリアス・シーザー』への出演や、『ヒッキー・ソトニデテミターノ』韓国版ではリストラされてしまう父親を好演していたユン・サンファが。その部下で、口よりも手が先に出る熱血刑事アリエル役には、映画監督リュ・スンワン作品の常連俳優としても知られるキム・スヒョンが演じる。昨年12月に国立劇場で上演された『リチャード二世(리차드 2세)』で主演して注目を集めていた2人だ。

演出は本作の翻訳、ドラマターグも務めるイ・インス。作品世界とストーリーの醍醐味を最も良く知る人物が、演出を手掛けるとあって、キャスト、スタッフと総入れ替えで新しい『ピローマン』が見られそうだ。

チケットは6月23日(火) より発売。公演は8月1日~30日までの1カ月のみ。同劇場で2012年に上演した際は完売日続出となっただけに、良席の確保はお早目に。


【公演情報】
演劇『ピローマン』(필로우맨)
2015年8月1日~30日 ドゥサンアートセンター Space111

出演:チョン・ウォンジョ、ユン・サンファ、キム・スヒョン、イ・ヒョンフン
演出・翻訳・ドラマターグ:イ・インス

写真提供:NONAME THEATER COMPANY ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PLAY]水を媒介に本能的な人間の根源をさぐる―『変身物語:Metamorphoses』開幕

[PLAY]水を媒介に本能的な人間の根源をさぐる―『変身物語:Metamorphoses』開幕

 

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meta18『ヒストリーボーイズ』『ピローマン』など、優れた海外戯曲を韓国に紹介してきたNO NAME THEATER COMPANYの6番目の作品となる『変身物語:Metamorphoses』のプレスコールが、4月27日に行われた。

古代ローマの詩人オウィディウスが、ギリシャ・ローマ神話に登場する神々がさまざまな生き物などに変身していくエピソードを集めた名作古典を原作に、米・演劇界の重要人物、メアリー・ジンマーマンが現代的な戯曲に仕上げた作品だ。

15のエピソードから成る『変身物語』の原作から、「1:天地創造」「2:マイダス」「3:アルキオーネとケイクス」「4:エリュシクトン」…など、10のショートストーリーを抜粋し、9人の俳優がさまざまなキャラクターに“変身”して物語が進んでいく。
原作戯曲には“水”が本作の重要なファクターだと記されているそうで、本作でもひざ上まで漬かるほどの木枠でできたプールが舞台の中心を占めている。俳優たちが身につけている白い衣装は、撥水性の高い素材を使っているが、水に動きを取られながらも、各エピソードごとに登場するキャラクターに次々と変身していく様は、観客が想像する以上に過酷であろう。今回、制作費を捻出するにあたり、クラウドファンディングが実施されたが、広いプールに張った水は、観客の投資のおかげで毎公演新しい水を入れ替えることができたそうだ。
また俳優たちの芝居のみならず、エピソードによっては現代舞踏的な振付や、ステージ後方に侍う韓国の伝統音楽、国学をベースにしたフュージョンバンド「ゴレヤ」が奏でる無国籍的サウンドが彩りを添える。水を使った舞台、というだけでも十分に破格だが、ギリシャ神話と韓国的要素のコラボレーションも楽しめる斬新な作品だ。欲望と愛憎、エロスなど、人間が本来もつ本能を具現化したような俗物的なキャラクターたちの姿から、古代ローマ時代に創作された原作が、時間と空間を超越して現代でも有効だということを思い知らされる。
meta26 5月17日まで芸術の殿堂 自由小劇場で公演後、6月19日、20日には京畿道安山(アンサン)市にある、安山芸術の殿堂でも上演される。


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【公演情報】
演劇『変身物語:Metamorphoses』(변신 이야기:Metamorphoses)
2015年4月28日~5月17日 芸術の殿堂 自由小劇場
2015年6月19日、20日 安山(アンサン)安山芸術の殿堂 月見劇場(京畿道安山市)

出演:キム・ジュンウォン、チョン・テミン、ソン・ジユン、オ・ジョンテク、イ・ヒョンフン、チョン・ソンミン、イ・ヒョリム、ユ・ジュへ、キョン・ジウンほか

原作:メアリー・ジンマーマン(Mary Zimmerman)/演出:ピョン・チョンジュ/音楽:コ・レヤ/振付:クォン・リョンウン/舞台デザイン:ヨ・シンドン/照明デザイン:イ・ドンジン/衣装デザイン:ホン・ムンギ/扮装&小道具デザイン:チャン・ギョンスク

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[PLAY]NO NAME THEATER COMPANYの新作は『変身物語』をアジア初演!

[PLAY]NO NAME THEATER COMPANYの新作は『変身物語』をアジア初演!

 

metamorphoses『ヒストリーボーイズ』『ピローマン』『ステディ・レイン』『雄鶏たちの闘い-COCK』『家族という名の部族―TRIBES』と、韓国未発表の優れた海外戯曲を卓越した演技力をもつ俳優たちとともに紹介してきたNO NAME THEATER COMPANY。6番目の作品となる『変身物語:Metamorphoses』のポスターとキャストが公開された。

原作の『変身物語』は、古代ローマの詩人オウィディウスが、ギリシャ・ローマ神話に登場する神々がさまざまな生き物などに変身していくエピソードを集めた古典文学。この作品をメトロポリタンオペラの演出なども手掛けた米・演劇界の重要人物、メアリー・ジンマーマン(Mary Zimmerman)が再構成して現代的な戯曲に仕上げた。最初はメアリーが席を置いていた学校でのトライアル公演として上演。舞台の真ん中に大きなプールを設置して、水を変身の媒介にするという驚きの演出が話題を集め、2001年にはオフブロードウェイに、翌年にはブロードウェイに進出し、トニー賞演出賞をはじめ、多数の演劇賞を受賞している。

原作では15あったエピソードのなかから10個を抜粋して、人間が元来持っている、愛と欲望によって登場人物たちが変身していく様がつづられる。今回初となる韓国公演でもステージには大きなプールがあり、俳優たちはその中に膝の深さまで浸かって演技するという。女性が水に沈められるようなポスターのイメージは、この作品世界を予告しているようだ。

劇中には、なんと75ものキャラクターが登場し、一人あたり7~8つの役をこなさねばならないそうだが、多様なキャラクターも着実に消化できそうな、本カンパニー作品にはおなじみの出演陣が揃った。

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(写真左から)キム・ジュンウォン、ソン・ジユン、チョン・テミン

キム・ジュンウォンは、NO NAME THEATER COMPANYの評価を高め、彼の代表作にもなった『ピローマン』を筆頭に3作に主演し、もはや看板俳優と呼んでも過言ではない実力派俳優だ。チョン・テミンは2012年にキム・ジュンウォンと共に『ピローマン』に出演経験あり。これまで、多くの作品で主演を張ってきたソン・ジユンは昨年『雄鶏たちの戦い-COCK』で、キム・ジュンウォンと共演済みだ。

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(写真左から)イ・ヒョンフン、チョン・ソンミン、オ・ジョンテク

イ・ヒョンフンとオ・ジョンテクは『ヒストリーボーイズ』で昨年共演済み。また、イ・ヒョンフンとチョン・ソンミンは昨年、野田秀樹の『半神』日韓公演に出演していたため、日本で2人の演技を見たという人も多いだろう。そして 『バンジージャンプする』のイ・ヒョリム、『ラブレター』のユ・ジュへら3人は、当カンパニーおよび演出家が手掛けた作品で頭角を現してきた新人たちだ。

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(写真左から)イ・ヒョリム、ユ・ジュへ、キョン・ジウン

演出は『ピローマン』『私に会いに来て』『盗まれた本』やミュージカル『ラブレター』のビョン・チョンジュ。加えて、舞台デザインのヨ・シンドン、照明デザインのイ・ドンジンとともに当カンパニー作品を多数手がけてきたスタッフだ。また、今回は音楽が重要な位置を占めるそうで、韓国の伝統楽器と現代の楽器をモダンなスタイルでミックスしているグループ「Coreyah」が、劇中ライブで演奏するそうだ。

韓国には「信じて見る」という表現があるが、本作には俳優も制作陣もまさに観客が「信じて見る」面々が揃い、期待が膨らむ『変身物語』は、4月28日から芸術の殿堂 自由小劇場で開幕する。


 

【公演情報】
演劇『変身物語:Metamorphoses』(변신 이야기:Metamorphoses)
2015年4月28日~5月17日 芸術の殿堂 自由小劇場

出演:キム・ジュンウォン、チョン・テミン、ソン・ジユン、オ・ジョンテク、イ・ヒョンフン、チョン・ソンミン、イ・ヒョリム、ユ・ジュへ、キョン・ジウンほか

原作:メアリー・ジンマーマン(Mary Zimmerman)、演出:ピョン・チョンジュ、音楽:コ・レヤ、振付:クォン・リョンウン、舞台デザイン:ヨ・シンドン、照明デザイン:イ・ドンジン、衣装デザイン:ホン・ムンギ、扮装&小道具デザイン:チャン・ギョンスク

写真提供:NO NAME THEATER COMPANY ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。