[独占]待望の初来日!『マイ・バケットリスト』パク・シファン、キム・ナムホ、チュ・ミンジン スペシャルインタビュー①

ロックミュージシャンを夢見ていたものの、少年院から出たばかりで自暴自棄になり自殺までも考えるカング。一方、重病で余命僅かなヘギは、死ぬ前までにやっておきたいリスト=バケットリストを作り「プラシーボ・プロジェクト」と名付けて半ば強引にカングを引き込み、一緒にリストを遂行する旅に出ようと提案する……
性格も嗜好も正反対なデコボココンビの二人が、ぶつかり合いながらも互いを理解しはじめ、友情を育む温かなストーリー。軽やかなメロディーの楽曲も好評を得て、2014年の初演から大ヒットしたのが、ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』です。
韓国ではすでに3度も再演されている人気作がついに、2月25日~3月12日まで東京シーサイドフェスティバルホールBで初来日公演を実施します。
日本公演に出演するキャストのなかから、初演からカングを演じているチュ・ミンジンさん、昨年ヘギ役に初挑戦した歌手のパク・シファンさん、そして日本でも精力的に活動中で、今回カング役として初出演するキム・ナムホさんの3人を直撃!
3人はカングとヘギを彷彿とさせる親友のような雰囲気で和気あいあい! 取材は終始和やかに楽しく進行しました。


●まずはそれぞれに『マイ・バケットリスト』日本公演に出演することが決まったときの感想を教えてください。
チュ・ミンジン(以下ミンジン) 「制作会社の方から、“日本公演だから(過去出演経験がある)君が無条件に出なくてはいけないね”とお話しをいただいたんです。他の出演予定もあったんですけど、僕はこれまで3年間、年に1回は日本公演に行っているので快く引き受けました。今から日本に行くのをワクワクしながら稽古しています」
キム・ナムホ(以下ナムホ) 「僕はしょっちゅう日本に行ってますけど、それくらい日本が好きですし、日本で上演する韓国ミュージカルには、キム・ナムホがまた出演するね、と思ってもらえたらうれしいです。いつも日本は“第二の故郷に行くみたい”と言ってるんですけど、僕の田舎(江原道だそうです)では公演できなくても、日本で舞台に立てるのが有難いし、いつも“(日本語で)たのしみ”なので期待してるんです」
パク・シファン(以下シファン) 「日本に行くことも、公演自体も初めてだし……気になっているのは、日本にも僕のファンがいると聞いたんですけど、本当にいらっしゃるのか…(笑)。日本に来てくださいと言ってくれた方もいて、“機会があれば行きますね”と応えていたんですけど、ついにそのチャンスが来た、という感じです。公演以外でも日本で楽しみにしていることがたくさんありますね」

●チュ・ミンジンさんは2014年の初演からカングを演じていますね。最初にこの作品に出演オファーされたときはどんな印象でしたか?
ミンジン 「話をもらったときは、まだ脚本も完成していないような状態だったんです。キャラクターもまだ出来上がってはいなかったのに、脚本をちょっと読んだだけでも、ヘギがとてもかわいそうで涙が出たんです。実は最初にオファーされたのはヘギ役だったんですよ。で、ナムホ兄さんがカング役で。だけどその時は一緒に出演できなくなって、その後僕がカング役に決まったんです。ストーリーも面白いけれど、これからも繰り返し再演できるような良い作品にしたいというチャレンジ精神で初演に参加しました」

カングを初演から作り上げたチュ・ミンジン

●ヘギとカングは全く逆のキャラクターですよね? 役が変わっても大丈夫でしたか?
ミンジン 「ええ。ヘギもカングも魅力的な役ですからね。その頃は純粋なキャラを演じる作品が続いていたので、カングみたいに荒い役柄を演ってみたい気持ちもあったし、ちょうどキャスティングの状況的にもカングを演じることになったんです」

●初演はどんな感じで作品を創り上げていったのでしょうか?
ミンジン 「演出家も俳優もスタッフも、みんなで知恵を絞り合って、どうやったら良い作品にできるかな? という感じの作業でした。セリフや歌詞を僕たち俳優が作ったシーンも多いし、そうやって一緒に悩みながら、初演を完成させていきました」

●初演でミンジンさんが苦労して創り上げたカング役ですが、ナムホさんは今回どう演じたいと思っていますか?
ナムホ 「カングが抱えている痛みや、渇望している愛情の部分に集中しようと努力しています。すでにキャラクターは出来上がっているので、僕ならではの特別なカングを見せるというよりも、(日本公演に出演する)5人みんなでできる限り心を込めて演じられるよう全力を尽くしています」

●そういえば、ナムホさんは昨年からまた本格的に韓国で活動を始められましたよね。日本に行く前と比べて、再び韓国の舞台に立った気分はどうですか?
ナムホ 「日本に行った時点で俳優としてのキャリアが13年くらいあったんですけど、帰ってきてからは21歳で舞台を始めたときの気持ちに戻ったようでした。韓国から離れただけで大変なことも多かったし、いつも果たして自分がこれほど初心にかえったように頑張ったことがあったか? と考えたりもしました。だけど、帰ってきてからはすべてのことが有難くて、また韓国でやっていけるエネルギーを日本でもらってきたみたいです。歳はだいぶ取りましたけどね(笑)」

【インタビュー②を読む】


<プロフィール>
チュ・ミンジン(주민진)
1984年8月11日生まれ。06年にミュージカル『一日(하루)』で俳優デビュー。13年に初演した『女神様が見ている』の北朝鮮兵ジュファ役で注目を浴び、同作は14年に日本公演も実施した。以降も『太陽を抱く月』『ビースティボーイズ』『ベア:ザ・ミュージカル』などのミュージカルや演劇に多数出演。劇場街大学路の話題作には欠かせない俳優の一人。
<公式ツイッター>https://twitter.com/jUmINjIN


【公演情報】
ミュージカル『マイ・バケットリスト』日本公演
2017年2月25日(土)~3月12日(日)東京シーサイドフェスティバルホールB
前売り料金:10,800円(税込/指定席) 当日券料金:11,800円(税込/指定席)
リピーター割引:半券提示の上当日券を購入者に限り30%割引8,316円(税込/指定席)
<チケット発売>イープラス http://eplus.jp/mybl/
<出演>
●カング役:キム・ナムホ、チュ・ミンジン、ドンヒョン(BOYFRIEND)
●ヘギ役:パク・シファン、チョンジ(TEENTOP)

プロデューサー:カン・ビョンウォン/原案:ホ・ジンウォン/作曲:キム・ヘソン/作家:チェ・ウニ/作詞:ホ・ジンウォン、チェ・ウニ、キム・ヒョヌ/演出:キム・ヒョヌ/音楽監督:チョン・ミョンジン/振付:シン・ソンホ

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