今年で初演から20周年を迎えた演劇『私に会いに来て』が、1月に行われた特別公演に続き、20周年記念プロジェクトの第2弾を発表し、キャストを公開した。
『私に会いに来て』は、劇作家・演出家のキム・グァンリムが、韓国で有名な迷宮入り事件のひとつとして知られる「華城(ファソン)連続殺人事件」をモチーフにシナリオを執筆し、1996年に初演された。本作をもとにポン・ジュノ監督が2003年に発表したが、ソン・ガンホ、キム・サンギョン、パク・ヘイルらが出演した大ヒット映画『殺人の追憶』だ。
今回の記念公演第2弾は、20周年プロジェクトを立ち上げた当初から企画されていたもの。“過去20年に近づく新たな20年”と銘打ち、全キャストが本作に初参加する俳優ばかりという大胆な試み。真っさらな俳優たちが作品の魅力を最も知る原作者のキム・グァンリム演出によって、どのように変貌していくのか期待される。
主にミュージカルに出演してきたカン・ジョンウ(『共同警備区域JSA』『小人たち』)、イ・ギュヒョン(『ビースティ』『隠密に偉大に』)は、劇中で複数のキャラクターを演じ分ける容疑者役。パク・ジョンボク(『カーサ・バレンティナ』『RED』)とイ・チュンジュ(『ママ、ドント・クライ』『ノートルダム・ド・パリ』)はソウル大学卒の若きエリート、キム刑事役にと、この4人は早々に出演を確定したという。
さらにソン・ジュンギ主演の大ヒットドラマ『太陽の末裔』に出演して注目を集めたパク・フンとキム・ビョンチョルも出演。パク・フンは血の気の多い若手、チョ刑事役。キム・ビョンチョルは、捜査チームを率いるキム班長役で出演する。
そのほか、お調子者のパク刑事役にキム・デゴン、1シーンのみの登場ながら強烈な印象を残すナム氏夫人役に『洗濯(パルレ)』のキム・グッキなど、大学路の舞台作品には欠かせない実力派が多数参加している。
また、エリートのキム刑事に惚れ込む出前コーヒー店の店員、ミスキム役のチョン・ソンヒら、新人も起用されており、多彩な個性を楽しめる公演となりそうだ。
キャスト総入れ替えで、新たな20年に向かう演劇『私に会いに来て』は9月21日から大学路のDCFデミョン文化工場2館で上演される。
【公演情報】
演劇『私に会いに来て』(날 보러와요)
2016年9月21日~12月11日 DCFデミョン文化工場2館
<出演>
●パク刑事役:パク・ジョンボク、イ・チュンジュ、キム・ムンシク
●キム班長役:キム・ビョンチョル、キム・ワングン
●容疑者役:カン・ジョンウ、イ・ギュヒョン
●チョ刑事役:パク・フン、ぺ・ユンボム
●パク刑事役:キム・デゴン
●パク記者役:チョン・ジユン
●ミスキム役:チョン・ソンヒ
●ナム氏夫人:キム・グッキ、チャ・チョンファ
●キム・ウチョル/男役:キム・ジョンジュ
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