[MUSICAL]ホン・グァンホ出演日は即完売!2016『洗濯(パルレ)』がいよいよ開幕!

 

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7年ぶりにソロンゴを演じるホン・グァンホ 写真提供:CHスバク

2005年に初演し、それから10年を超えて、いまだロングラン公演を続けている劇場街大学路を代表するミュージカル『洗濯(パルレ)』。ソウルのある“タルトンネ(달동네=月の街 ※高台にある、古い町並みを残した貧民街)を舞台に、地方から上京し、書店で契約社員として働くヒロインのナヨンの日常を描くヒューマンストーリーだ。隣家に暮らすモンゴル人青年のソロンゴとの素朴で微笑ましいロマンスもありながら、作品の根底にある若年層の就職難、外国人不法労働者問題など、韓国社会が抱える暗部をつぶさに見せながら、見れば必ず温かな涙が流れる人情劇となっている。

2016年3月10日から、新キャストを迎えて第18次公演が始まるが、何といっても注目は、7年ぶりに男性主人公ソロンゴとして同作に復帰したホン・グァンホだ。
一昨年には韓国俳優初となった英・ウエストエンド『ミス・サイゴン』へ出演し、昨年は日本の同名コミックを舞台化した『デスノート』に出演。大劇場俳優として確固たる地位を築いてきた彼が、250席にも満たない小劇場作品への出演は、多くの舞台ファンを驚かせた。
「舞台の上で、客席で、この十数年間大きな慰めを得た作品です。作品の規模は小さいけれど、大きな力があるこの作品を通じて観客の皆さんの暮らしの中の小さな力になりたいという願いがあります。異邦人として海外に長期滞在しながらソロンゴの困難さや寂しさを直接理解することができたことで、もっと率直かつ真摯なソロンゴを演じてみたいです」
出演発表時にこのようなコメントを公開し、表紙を飾った雑誌「ザ・ミュージカル」3月号のインタビューでも、ずっとまた出演したかった作品と述べている。劇中でソロンゴが歌う「참 예뻐요(きれいだね)」「안녕(アンニョン)」は、現在もホン・グァンホバージョンが本作のOSTに収録されており、作品を象徴する曲となっているほどだ。

2月に発売された、ホン・グァンホの3月出演分のチケットは、わずか数分で完売して話題を呼んだが、去る3月7日に発売された4月分も2分で完売! チケット発売開始と同時にチケット販売サイトで前売りランキング1位となり、圧倒的なチケットパワーをまたもや見せつけた。全体の90%近くを女性が、うち80%近くを20~30代がチケットを購入し、若い世代から支持されているのは、ホン・グァンホのみならず、実力派の新キャストが投入されているのも要因のひとつだろう。

さらに、今回の18次キャスト公演は音楽をアコースティックギターやパーカッション、チェロなどによる生演奏で、5月1日公演まで堪能することができる。劇中では、ソロンゴがハーモニカを演奏するシーンも追加されて観客を楽しませる予定だという。

ホン・グァンホが、世界的なミュージカル俳優となってもなお、作品への深い愛着を見せて観客に感動を与えているミュージカル『洗濯(パルレ)』の第18次公演は、3月10日~2017年2月26日まで、大学路の東洋芸術劇場1館で上演される。


parureposter【公演情報】
ミュージカル『洗濯(パルレ)』(빨래)
3月10日(木)~2017年2月26日(日) 東洋芸術劇場1館

<出演>
●ナヨン役:カン・ヨンジョン、ホン・ジニ
●ソロンゴ役:ホン・グァンホ、イ・ジュニョク、ペ・ドゥフン、ノ・ヒチャン
●大家のおばあさん役:イ・ジョンウン、チョ・ミンジョン、キム・グッキ
●ヒジョンママ役:ユン・サボン、ヤン・ミギョン
●クさん役:チョン・ジホ、チョン・ジェウォン
●パンさん役:イ・ソファン、キム・ジフン、チェ・ヨンドン
●マイケル役:ハン・サンウク、シム・ギュヒョン
●女性店員役:イ・イェジ、キム・ユジョン
※キャストは公演期間中に変更の可能性あり。

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