今年で4回目の再演を迎える名作ミュージカル『女神様が見ている』。6月20日の開幕を控えて、熱気のこもった稽古場の雰囲気が伝わってくる写真が公開された。
韓国ではタイトルを略して「ヨボショ」と呼ばれ愛されている本作、2015年版は新キャストを多数起用してリフレッシュを図っている。その一方で、物語をけん引する韓国軍兵士ハン・ヨンボム役には、すでに出演経験のあるキム・ジョング、チェ・ホジュン、イ・ジュニョク、チョ・ヒョンギュンが起用されるなど、要所要所では実力派をきっちりと配している印象だ。
観客にもっとも愛される純粋なキャラクター、スンホ役には昨年同役に初挑戦し、好評を得たSUPER JUNIORのリョウクと2013年公演に出演していたパク・ジョンウォン。そして新キャストにシン・ジェボムとコ・ウンソンが出演する。
シン・ジェボムは2012年に『ビリー・エリオット』などに出演した子役を集めて上演したミュージカル『13(Thirteen)』に主演経験のあるニューカマー。そしてコ・ウンソンは長年『グリース』で主人公デニー役を演じてきた二枚目俳優だ。
そのほか、今回初参加となったのは『キンキーブーツ』の靴工場工員ドン役や、『ブラッド・ブラザーズ』『壁抜け男』などの大型ミュージカルで存在感を見せていたシム・ジェヒョンが北朝鮮の兵長チャンソプ役に。ヨンボムの部下ソック役には『死の賛美(グルーミーデイ)』『ビースティ・ボーイズ』のイ・ギュヒョンと、『飛べ!パクさん』などに出演した新鋭ソン・ユテク。そして、女神様とのダンスシーンが印象的なジュハ役には『TRACE U』『マイ・バケット・リスト』のイ・ジホと『スペシャル・レター』『洗濯(パルレ)』などに出演してきたユ・ジェユン。寡黙で上官チャンソプの命令に忠実なドンヒョン役に『マン・オブ・ラ・マンチャ』でラバ追いの男や国軍ミュージカル『プロミス』に出演したユン・ドンヒョンが初起用された。これまで多数の人気俳優を輩出してきた本作だけに、無限の可能性を秘めた新キャストの活躍に注目したい。
さらに、『キム・ジョンウク探し』『若きウェルテルの悩み』など多数の人気ミュージカルでヒロインを務めてきたチェ・ジュリが女神様として加わったことで、韓国の観劇ファンも実力を認める新たな女神様の誕生に期待が寄せられている。
今年は劇場を大学路のユニプレクスに移し、セットのリニューアルや、演出にも変化を加えるとのことで、より一層新鮮な印象になることが予想される。これまで韓国で観劇済みの人や、昨年の日本公演を見た人も新たに楽しむことができる『ヨボショ』になりそうだ。
韓劇.comでは、日本の観客限定の割引価格で購入できる、スペシャルコラボチケットも発売中(⇒詳細)。屈指の名作創作ミュージカルを、今年も韓国の劇場で堪能してほしい。
【公演情報】
ミュージカル『女神様が見ている』(여신님이 보고 계셔)
2015年6月20日~10月11日 大学路ユニプレクス1館
出演:ハン・ヨンボム役:キム・ジョング、チェ・ホジュン、イ・ジュニョク、チョ・ヒョンギュン
リュ・スンホ役:リョウク、パク・ジョンウォン、コ・ウンソン、シン・ジェボム
イ・チャンソプ役:チェ・デフン、シム・ジェヒョン
シン・ソック役:イ・ギュヒョン、ソン・ユテク
チョ・ドンヒョン役:ユン・ソッキョン、ユン・ドンヒョン
ピョン・ジュハ役:イ・ジホ、ユ・ジェユン
女神様役:ソン・ミヨン、チェ・ジュリ
プロデューサー:ユ・インス/演出:パク・ソヨン/脚本・作詞:ハン・ジョンソク/作曲:イ・ソンヨン/音楽監督:ヤン・ジュイン/アクション監督:クァク・ゴウン
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