『サリエリ』『ファリネッリ』など、歴史に名を残す人物を主人公にしたクラシカルな作品を次々と生み出し、注目を浴びているカンパニー、HJカルチャーが、韓国ミュージカルシーンにその名を知らしめることになったミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』の再演を発表、キャストが公開された。
『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』は、2013年末に「コンサート・フォー・ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』」というお披露目コンサートを実施し、2014年2月に初演した。炎の画家ゴッホを支え続けた弟テオと交わした700通におよぶ書簡をベースに、数々の名画にまつわるエピソードも交えて2人劇の小劇場ミュージカルに創り上げた作品だ。舞台セットは至ってシンプルだが、プロジェクションマッピングを駆使して、まるでゴッホの絵の世界に飛び込んだような臨場感を味わえる、斬新な演出が話題となっていた。
今回の再演ではゴッホ役を初演から引き続き出演するキム・ボガンと、『グルーミーデイ(死の賛美)』『スルー・ザ・ドア』など、人気ミュージカルへの出演が続くキム・ギョンス。そして昨年『サリエリ』で魅惑的なジェラス役が話題となり、人気沸騰中のチョ・ヒョンギュンが演じる。
一方、弟テオ役には初演から同役を演じているキム・テフンを筆頭に、『マイ・バケット・リスト』の好演が話題となっているパク・ユドク、『RENT』『ゴースト』『皇太子ルドルフ』『三銃士』などの大型ミュージカルに多数出演してきたソ・スンウォンが挑む。
新キャストが増え、初演キャストと新たなケミストリーを生み出しそうな『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』は、6月6日から忠武アートホール中劇場ブラックで上演される。
【公演情報】
ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』
2015年6月6日~8月2日 忠武アートホール 中劇場ブラック
出演:ゴッホ役=キム・ボガン、キム・ギョンス、チョ・ヒョンギュン
テオ役=キム・テフン、パク・ユドク、ソ・スンウォン
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