[PLAY]演劇『デストラップ』新キャストを迎えて再演!

 

deathtrapposter昨年夏に初演し、客席占有率85%という大学路の小劇場演劇としては、記録的な大ヒットとなった、キム・スロプロジェクト第9弾となる演劇『デストラップ』が、多数の新キャストを迎えて早くも再演を果たす。

原作は映画『死の接吻』や『ローズマリーの赤ちゃん』などの原作者としても知られるアメリカの作家、アイラ・レヴィンが1978年に発表した同名戯曲。ブロードウェイで1800回超の公演を行い、トニー賞最優秀作品賞にノミネートされるほどの評価を得た作品だ。その後、名匠シドニー・ルメット監督によりマイケル・ケイン、クリストファー・リーヴ主演で1982年に『デストラップ・死の罠』として映画化もされている。

大学で教鞭をとる作家シドニーが、受講生クリフォードが執筆した「デストラップ」という小説を草稿からすべて盗もうと企てる神経戦をスリリングに描く物語。昨年の初演では“コミック・スリラー”と題して、コミカルな部分を強調し、俳優たちの絶妙なアドリブ合戦も見どころのひとつとなっていた。

deathtrap1
シドニー役のカン・ソンジン(左)とイム・チョリョン

かつては人気作家だったが、現在は故郷に戻り、妻と2人静かな余生を送る主人公シドニー・ブリュール役には、「朝鮮ガンマン」「神の贈り物:49日」などのドラマにも出演しながら、『イ・ギドン体育館』『ヨーロッパブログ』に続きキム・スロプロジェクト作品に出演するカン・ソンジンと、ミュージカル『壁抜け男』『美女はつらいの』では演出のみならず俳優としても出演していたイム・チョリョンが久々に舞台にお目見えする。

deathtrap2
(写真左から)クリフォード役のイム・ビョングン、イ・チュンジュ、ユン・ソホ

対して、才能のみならず魅力的な外貌も兼ね備えた作家志望性クリフォード・アンダーソン役には、初演で圧倒的な人気を誇った『キンキーブーツ』のユン・ソホに加え、『スリル・ミー』『ブラック メリー・ポピンズ』のイム・ビョングンと、『ザ・デビル』『ママ、ドント・クライ』のイ・チュンジュが新キャストに加わった。

deathtrap3
マリア役のソ・ジユン(左)とイム・セッピョル

心臓病を患いながらも夫を支えようとするシドニーの妻マリア役にはキム・スロプロジェクト作品『不埒なロマンス』に出演経験のあるソ・ジユとイム・セッピョルが、本作に初挑戦する。

ほか、劇中に笑いをもたらす怪しい隣人ヘルガ役には映画『サッカー王』や演劇『恋愛時代』に出演したファン・ミヨンと、『パルレ(洗濯)』『おお!あなたが寝ている間に』のキム・グッキに加え、キム・スロが新人育成のために行っている「キム・スロワークショップ」で発掘された新鋭キム・ミヨンが抜擢されたほか、シドニーの友人である弁護士ポーター役のチョン・ジェウォン、チョン・ジェヒョクもやはりキム・スロに才能を見出された新人だ。

演出は昨年、新人ながら高い完成度に仕上げて一躍若手演出家のホープとなり、現在上演中のミュージカル『アガサ』の演出にも大抜擢されたキム・ジホが務める。新キャストを迎え、一段とアップグレードした作品を見せられるか、ここが正念場の再演となりそうだ。

4月26日から開幕する演劇『デストラップ』のチケットはインターパークで発売予定。


 【公演情報】
演劇『デストラップ』
4月25日~6月28日 DCFデミョン文化工場2館

出演:カン・ソンジン、イム・チョリョン、イム・ビョングン、イ・チュンジュ、ユン・ソホ、ソ・ジユ、イム・セッピョル、ファン・ミヨン、キム・グッキ、キム・ミヨン、チョン・ジェウォン、チョン・ジェヒョク
プロデューサー:キム・スロ、チェ・ジン、演出・翻訳:キム・ジホ

写真提供:ASIA BRIDGE CONTENTS ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。