[MUSICAL]OD シン代表がブロードウェイで新作プロデュース

 

Holler Poster「ジキル&ハイド」「ラ・マンチャの男」をはじめ、数々の人気作を制作してきたODミュージカルカンパニーのシン・チュンス代表が、韓国初のリードプロデューサーとして参加する新作ミュージカル「Hollar If Ya Hear Me(俺の声が聞こえるか)」が本場ブロードウェイで5月上演される。

「Hollar If Ya Hear Me」は90年代、HIPHOPシーンを席巻したギャングスタラップの最先鋒として人気を博したラッパー、2PAC(トゥーパック)シャクールの曲のタイトル。絶頂期の96年に射殺され、まさにヒップホップ界の伝説となった彼は現在も多くのアーティストやファンにリスペクトされている。本作は、2PACの音楽にインスパイアされた楽曲で構成し、アメリカ中西部の産業都市“マイブロック”を舞台に、問題児ジョンとベルトスの友情と家族愛を描くストーリーになるそうだ。

この作品でのシン代表の肩書は“リード・プロデューサー”で、作品の全権を背負う人物になるとのこと。また共同リード・プロデューサーを務めるのは映画「スケアリー・ムービー」シリーズのエリック・L・ゴールド(Eric L. Gold)、演出は演劇「A Raisin in the Sun」でデンゼル・ワシントンとともにトニー賞にノミネートされ、脚本は最近トニー賞を受賞した演劇「Fences」に参加していたトッド・クレイドラー(Todd Kraidler)。そして、ミュージカル「ウィキッド」でトニー賞にノミネートされた振付家ウェイン・シレント(Wayne Cilento)、舞台デザイナーのエドワード・ピアース(Edward Pierce)が参加する。ほかにも、照明デザイナーのマイク・バルダサリ(Mike Baldassari)、音響デザイナーのジョン・シーヴァース(John Shivers)などが参加予定だ。

夭折した天才ラッパーの半生を描いたようなストーリーで世界中のヒップホップファンからも注目を集める「Hollar If Ya Hear Me」は、1913年開館という歴史ある「パレス・シアター」⇒公式サイト で5月29日より開幕。

「Hollar If Ya Hear Me」 ⇒公式サイト(英語)