2019「第55回百想芸術大賞」受賞結果
2019年5月1日(水) COEX Dホール(江南区)
【映画部門】
●大賞『証人』チョン・ウソン
●作品賞『工作』ユン・ジョンビン監督
●監督賞『スイングキッズ』カン・ヒョンチョル
●最優秀演技賞
男優『工作』イ・ソンミン
女優『ミス・ペク』ハン・ジミン
●助演賞
男優『毒戦』キム・ジュヒョク
女優『ミス・ペク』クォン・ソヒョン
●新人演技賞
男優『君の結婚式』キム・ヨングァン
女優『娑婆訶(サバハ)』イ・ジェイン
●新人監督賞『ミス・ペク』イ・ジウォン
●シナリオ賞『暗数殺人』クァク・キョンテクほか1名
●芸術賞『バーニング』ホン・ギョンピョ
映画部門の大賞は『証人』のチョン・ウソンが受賞しました。彼は出演作も多く、受賞歴もありますが最高賞に当たる大賞受賞は意外にも初めてではないでしょうか?
そして、これはあくまで個人的な意見ですが、映画部門の監督賞に『スイングキッズ』とは、なぜ? と思いました(笑)。(いや、EXOのト・ギョンスをはじめ、出演陣は頑張っていたんですよ)。ちなみに『スイングキッズ』は2015、16年に大学路で上演されたミュージカル『ロ・ギス』をベースに映画化した作品です。そろそろ再演を! と思っているミュージカルファンも多いはず。
【TV部門】
●大賞『眩しくて』キム・へジャ(JTBC)
●作品賞(ドラマ)『私のおじさん』(tvN)
●作品賞(芸能)『全知的おせっかい視点』(MBC)
●作品賞(教養)『チャネリズムトークショーJ』(KBS1)
●演出賞『SKYキャッスル』チョ・ヒョンタク(JTBC)
●最優秀演技賞
男優『ミスター・サンシャイン』イ・ビョンホン(tvN)
女優『SKYキャッスル』ヨム・ジョンア(JTBC)
●助演賞
男優『SKYキャッスル』キム・ビョンチョル(JTBC)
女優『眩しくて』イ・ジョンウン(JTBC)
●新人賞
男優『ここに来て抱きしめて』チャン・ギヨン(MBC)
女優『SKYキャッスル』キム・へユン(JTBC)
●芸能賞
男性『私は一人で暮らす(シングル男のハッピーライフ)』チョン・ヒョンム(MBC)
女性『全知的おせっかい視点』イ・ヨンジャ(MBC)
●脚本賞『私のおじさん』パク・ヘヨン(tvN)
●演出賞『アルハンブラ宮殿の思い出』パク・ソンジン(tvN)
●若い演劇賞『アクトレスワン:国民ロボット俳優1号』ソン・スヨン
●人気賞『私のおじさん』IU(tvN)、『100日の朗君様』ト・ギョンス(tvN)
●BAZAARアイコン賞 キム・ヘス
TV部門の大賞はドラマ『眩しくて』のキム・へジャでした。
このドラマ、何といってもハン・ジミンと同一人物を演じるへジャ先生の乙女っぷりが見どころ。ナム・ジュヒョクファンの方々へももちろんおすすめですが、気が付けばへジャ先生にハマっていること必至です(笑)
(KNTVで5月18日から放送開始)
作品賞など4冠を獲得した『SKYキャッスル』は今年上半期最高の話題作だっただけに余裕の結果でしょう。熾烈なお受験戦争を背景に、親たちの入り組んだドロドロ人間模様が加わった、帯ドラマがお好きな方なら必ずハマると思います。本作の出演者は放送終了後バラエティ番組やCMにひっぱりだこで、一時社会現象的なブームにもなっていたほどです。
(衛星劇場で4月から放送中です)
そして今回18年ぶりに復活したという唯一の演劇賞「若い演劇賞」を受賞したソン・スヨン(⇒PlayDBプロフィール)は、劇団Creative VaQiを率いるイ・ギョンソン演出家の作品で、評価を高めてきた個性派女優です。2015年には東亜演劇賞の新人賞も受賞していて、彼女はいきなりビッグタイトルを2つも受賞したことになります。『アクトレスワン:国民ロボット俳優1号』は女優もスタッフもすべて女性によって作られた作品。⇒公式Facebookで上演時の写真などを見ることができます。
この授賞式は近年ケーブルテレビ局JTBCで生中継されるのですが、特にドラマは自社もしくはtvNなど、ケーブル局偏重ぎみの受賞結果になるのが毎年気になるところです。しかし最近は地上波よりもケーブル作品のほうが高視聴率を上げるケースが多いので、致し方ない、とも言えますが。
【関連リンク集】
●NAVER公式チャンネル受賞者別全映像 ※日本からは直接見られないようです。
●主催社中央日報(スポーツ朝鮮)の受賞結果総括記事(韓国語)
文:さいきいずみ(韓劇.com)
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