俳優チョ・ジェヒョンが主催する、「スヒョンジェシアター」が『Speaking in Tongues(スピーキング・イン・タンズ)』をアジア初上演決定。豪華キャストが発表された。
本作はオーストラリア出身の劇作家アンドリュー・ボーヴェルが1996年に発表。シドニーで初演され、翌年には豪州作家協会賞も受賞している。
その後、作家自らが脚色、制作して『Lantana』(2001年・日本未公開)という作品に映画化もされている。オーストラリア国外では、2001年にオフブロードウェイで初演されたのを機にイギリス、カナダでも継続的に再演されてきた作品だ。
物語はピートとジェイン、レオンとソーニャという2組の夫婦が、偶発的に互いのパートナーと不倫に陥るところから始まる。2幕では別れた恋人に未練があるニールと、その元恋人サラ、さらにサラがセラピーを受けているバレリーが登場……といくつかのカップルと彼らに関わる人物が複雑に絡み合う。
日常的な生活のなかに潜む、人間の欲望や感情によって次第に崩壊していく男女たちの関係を描く本作は、全9人のキャラクターが登場するが、これを4人ずつ各Wキャストで演じることになる。
刑事であるレオン役と、ピート夫妻の隣人ニック役は、ドラマ『ミセン(未生)』『ぶっ飛び!ヨンエさん』の出演でも知られるイ・スンジュンと、ミュージカル『ドクトル・ジバゴ』『バンジージャンプする』『アガサ』や演劇『RED』のカン・ピルソクが演じる。
レオンの妻と不倫するピート、別れた恋人に未練があるニール、そしてセラピスト、バレリーの夫ジョンと3役を演じるのは、現在ミュージカル『ロ・ギス』に出演中のキム・ジョングと、演劇『ドキドキ私の人生』に出演中のチョン・ムンソン。
レオンの妻ソーニャとセラピストのバレリー役には、ドラマ『恍惚な隣人』『サイン』『魔王』のチョン・イクリョンと、ミュージカル『兄弟は勇敢だった』や演劇『アンコール』『海辺のカフカ』などに出演したカン・ジウォンが演じる。
ピートの妻ジェイン、ニールの元恋人サラ役は、ミュージカル『あの日々』『ラブレター』のキム・ジヒョンと、演劇『ガラスの動物園』『家族という名の部族 TRIBES』のチョン・ウンソンが演じる。
一人多役、それぞれに一癖あるキャラクターを各キャストがどう演じ分けるのかも本作の見どころとなりそうだ。
演出は、『幻想童話』『Pride』『深夜食堂』『小人たち』などの話題作を手掛けてきた、劇団「詩人と武士」代表のキム・ドンヨンが担当する。
大学路の劇場街で観客に厚い支持を得ている経験豊富な俳優たちと演出家が集結した『Speaking in Tongues』は5月1日よりスヒョンジェシアターで開幕する。
【公演情報】
『Speaking in Tongues(スピーキング・イン・タンズ)』
2015年5月1日~7月19日 スヒョンジェシアター(DCFデミョン文化工場3F)
出演:イ・スンジュン、カン・ピルソク、キム・ジョング、チョン・ムンソン、チョン・イクリョン、カン・ジウォン、キム・ジヒョン、チョン・ウンソン
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