ブロードウェイ

[MUSICAL]マイケル・リー『アレジアンス』でブロードウェイ復帰

[MUSICAL]マイケル・リー『アレジアンス』でブロードウェイ復帰

 

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『アレジアンス』出演のマイケル・リー(左)とレア・サロンガ

『ジーザス・クライスト・スーパースター』再演の開幕を控えたマイケル・リーが、ジョージ・タケイ、レア・サロンガ主演のミュージカル『アレジアンス(Allegiance)』で母国・米ブロードウェイの舞台に復帰することが発表された。

michaellee忠誠、義務という意味をもつ『アレジアンス』は、『スタートレック』のヒカル・スールー役をはじめとする数々の映画、ドラマにも出演した日系人俳優の第一人者ジョージ・タケイの幼少時の実体験をもとにしている。
第2次大戦中、日系アメリカ人収容所で偏見と抑圧に満ちた苦難の日々を送るキムラ一家を中心に、深い家族の絆や愛を描くヒューマンストーリーだ。2012年にカリフォルニア州サンディエゴのオールドグローブ劇場で初演され、劇場の興行記録を塗り替えるほどの好評を得ていた作品が待望のブロードウェイ進出を果たすことになる。

マイケル・リーが演じるのは、正義感に溢れ、優れたリーダーシップを発揮して自由を得るための反乱を導く大学院生のフランキー・スズキ役。彼は作品の企画段階から参加し、2009年に最初のリーディング公演を経て、2012年の初演から出演。2013年にはオールドグローブ劇場のプロデューサーが創設した「クレイグ・ノエル・アワード」で主演男優賞を受賞している。その後、韓国で『ジーザス・クライスト・スーパースター』に主演して韓国に拠点を移し精力的に活動していた彼が、満を持してブロードウェイ作品にカムバックとなる。

マイケルは「すでにブロードウェイでいくつかの作品に出演しましたが、ブロードウェイはいつも夢の舞台。このような機会を得られてとても感謝しています。初期段階からキャラクターを作っていったのは初めてでしたが、とてもエキサイティングな仕事でした。子供のころ、アジア系アメリカ人として自分も“アメリカ人”ではあるが、常に“外国人”と感じられた。だからこそ、この作品をより深く理解することができたようです。美しい音楽と物語、そして、ブロードウェイ最高の俳優たちと一緒に出演できて光栄です」語っている。
また、「ブロードウェイに戻ることを決めるのは容易ではなかった。韓国で過ごした2年間は本当に幸せで、ここが私の家だと思います。ブロードウェイに戻りますが、必ずまた帰ってきて韓国の作品に出演したい」と韓国のファンに変わらぬ愛情も表している。

演出はオリビエ賞ノミネートの経験もあるスタフォード・アリマ、作詞・作曲には『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『アメリカン・イディオット』の共同プロデュースも務めたジェイ・クオなど日系アメリカ人スタッフが揃った『アレジアンス』は10月6日からプレビュー公演で幕を開ける。

各界の知識人や著名人、スペシャリストが特別講義を行う「TED」において、ジョージ・タケイが『アレジアンス』について語る動画が公開されている(日本語字幕付き)。マイケル・リーが日ごろから限りないリスペクトを贈るジョージの講義から作品世界を感じてみてほしい。

「My Broadway Debut at Age 75: George Takei at TEDxBroadway」(TED公式YouTubeチャンネルより)


allegianceposter【公演情報】
ミュージカル『アレジアンス(Allegiance)』
2015年10月6日~(プレビュー)、11月8日~(本公演) Longacre Theatre(NY)

出演:サム・キムラ/おじいさん役:ジョージ・タケイ(George Takei)
ケイ・キムラ役:レア・サロンガ(Lea Salonga)
サミー・キムラ役:テリー・レオン(Telly Leung)
フランキー・スズキ役:マイケル・リー(Michael K. Lee)
タツオ・キムラ役:クリストフェレン・ノムラ(Christpheren Nomura)
ハンナ・キャンベル役:ケイティ・ローズ・クラーク(Katie Rose Clarke)
マイク・マサオカ役:グレッグ・ワタナベ(Greg Watanabe)ほか

演出:スタフォード・アリマ(Stafford Arima)/作詞・作曲:ジェイ・クオ(Jay Kuo)/脚本:マーク・アクティオ(Mark Actio)、ジェイ・クオ、ロレンツォ・ティオーネ(Lorenzo Thione)

●公式サイト⇒ http://allegiancemusical.com/

写真提供:Blue Stage ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

<2013年LA初演ハイライト映像>

<マイケル・リー出演 2013年LA初演稽古場(音声+写真)>

<KPBS 2013年LA初演ニュース映像>

[MUSICAL]OD シン代表がブロードウェイで新作プロデュース

[MUSICAL]OD シン代表がブロードウェイで新作プロデュース

 

Holler Poster「ジキル&ハイド」「ラ・マンチャの男」をはじめ、数々の人気作を制作してきたODミュージカルカンパニーのシン・チュンス代表が、韓国初のリードプロデューサーとして参加する新作ミュージカル「Hollar If Ya Hear Me(俺の声が聞こえるか)」が本場ブロードウェイで5月上演される。

「Hollar If Ya Hear Me」は90年代、HIPHOPシーンを席巻したギャングスタラップの最先鋒として人気を博したラッパー、2PAC(トゥーパック)シャクールの曲のタイトル。絶頂期の96年に射殺され、まさにヒップホップ界の伝説となった彼は現在も多くのアーティストやファンにリスペクトされている。本作は、2PACの音楽にインスパイアされた楽曲で構成し、アメリカ中西部の産業都市“マイブロック”を舞台に、問題児ジョンとベルトスの友情と家族愛を描くストーリーになるそうだ。

この作品でのシン代表の肩書は“リード・プロデューサー”で、作品の全権を背負う人物になるとのこと。また共同リード・プロデューサーを務めるのは映画「スケアリー・ムービー」シリーズのエリック・L・ゴールド(Eric L. Gold)、演出は演劇「A Raisin in the Sun」でデンゼル・ワシントンとともにトニー賞にノミネートされ、脚本は最近トニー賞を受賞した演劇「Fences」に参加していたトッド・クレイドラー(Todd Kraidler)。そして、ミュージカル「ウィキッド」でトニー賞にノミネートされた振付家ウェイン・シレント(Wayne Cilento)、舞台デザイナーのエドワード・ピアース(Edward Pierce)が参加する。ほかにも、照明デザイナーのマイク・バルダサリ(Mike Baldassari)、音響デザイナーのジョン・シーヴァース(John Shivers)などが参加予定だ。

夭折した天才ラッパーの半生を描いたようなストーリーで世界中のヒップホップファンからも注目を集める「Hollar If Ya Hear Me」は、1913年開館という歴史ある「パレス・シアター」⇒公式サイト で5月29日より開幕。

「Hollar If Ya Hear Me」 ⇒公式サイト(英語)