イ・ウン

[PLAY]劇団メンシアター新作『デビル・インサイド』7月上演!

[PLAY]劇団メンシアター新作『デビル・インサイド』7月上演!

 

davilinside2

(写真上段左から)キム・テフン、ウ・ヒョンジュ、パク・ホサン (同中段左から)チョン・スヨン、イ・チャンフン、グ・ドギュン (同下段)イ・ウン

『ディナー』『SOME GIRL(S)』『隠密な喜び』など、優れた海外戯曲を韓国に初めて紹介し、『ターミナル』『フフフ、ヒヒヒ』などオリジナル作品でも洗練された舞台を披露して、常に観劇ファンに厚い支持を得ている劇団メンシアターが、新作『デビル・インサイド』を7月に上演する。

『デビル・インサイド』の原作者、アメリカの劇作家デヴィッド・リンゼイ=アベアーは、ブロードウェイでいま注目を浴びる劇作家の一人。2006年発表の『ラビット・ホール』でピューリッツァー賞を受賞しており、同戯曲は『ヘドウィグ』で知られるジョン・キャメロン・ミッチェルが監督し、ニコール・キッドマン主演で2010年に映画化されている。

アベアーが1997年に発表した処女作である『デビル・インサイド』は、母子家庭で育ったジンが主人公。誕生日を迎え、成人となった朝に、母親から突然14年前に登山中に心臓麻痺で死んだと聞かされていた父が、実は他殺だったと明かされる。さらに犯人を捜して復讐しろと命じられ、困ってしまうジン。彼は復讐よりも大学でロシア文学の講義を一緒に受けているケイトリンに夢中。しかし、ケイトリンは講義をするカール教授が好きで……と、ジンから派生した奇妙な人間関係のなかで、ある日予期せぬ事故が起こり、復讐の連鎖となっていく。サブタイトルに“誰もが心の奥底に悪魔のひとつくらいは持っている”とついているように、人間の心の闇をユニークな方式で暴き出すブラックコメディだ。

青年ジン役には、独特の間合いととぼけたキャラクターで『ターミナル』『フフフ、ヒヒヒ』など、近年のメンシアター作品には欠かせない存在となりつつあるイ・チャンフン。そしてジンに復讐をけしかける母スレイター夫人役には劇団代表のウ・ヒョンジュ。ジンが片思いするケイトリン役には、『ターミナル』などで、イ・チャンフンとの絶妙な相性を見せてきたイ・ウン。ケイトリンが執着するカール教授役は、『桜の園』『14人(in)チェーホフ』『ターミナル』などのメンシアター作品に客演してきたキム・テフンと、ミュージカル『イン・ザ・ハイツ』『ラブレター』『氷』『デストラップ』と舞台シーンで精力的に活動し、メンシアター作品にも多数出演しているパク・ホサンがWキャストで演じる。
そのほか、彼らの複雑な人間関係に絡んでくるキャラクターとして、ミステリアスなアーティスト、リリー役に『M.Butterfly』に出演していたチョン・スヨン、常に「違う何か」を求めている平凡な男、ブラック役は『望ましい青少年』や鄭義信演出『歌うシャイロック』などで、抜群のコメディセンスを見せていたグ・ドギュンが演じる。

演出は、韓国演劇界で由緒ある「イ・へラン演劇賞』を今年受賞したキム・グァンポ。彼は2015年にメンシアターが上演した『フローズン』の演出も手掛け、全公演が完売する大ヒット作に導いている。

韓国の舞台シーンでは一目置かれている演出家と俳優たちが揃い、期待がふくらむ『デビル・インサイド』は7月8日から、大学路アートワンシアター2館で開幕する。


davilinsideposter【公演情報】
演劇『デビル・インサイド』(데블 인사이드/A Devil Inside)
2016年7月8日(金)~7月31日(日) 大学路アートワンシアター2館

<出演>
キム・テフン、パク・ホサン、ウ・ヒョンジュ、チョン・スヨン、グ・ドギュン、イ・チャンフン、イ・ウン

原作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー(David Lindsay-abaire) 演出:キム・グァンポ

写真提供:劇団メンシアター ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PLAY]イ・ソクジュン初演出「サム・ガール(ズ)」男女2バージョンで上演!

[PLAY]イ・ソクジュン初演出「サム・ガール(ズ)」男女2バージョンで上演!

sgposter今年は「共同警備区域JSA」や「M.Butterfly」などに主演している俳優イ・ソクジュンが本格的に演出家に初挑戦する演劇「サム・ガール(ズ)」(Some Girl(S))が開幕する。

この作品は映画『ウィッカーマン』『ベティ・サイズモア』などの監督や、脚本家・劇作家としても活躍するニール・ラビュートが2005年に発表した戯曲。若く美しい婚約者との結婚を控えた人気作家が、見た目も性格も違う別れた4人の元カノを一人ずつホテルに呼び出し、作家と女たちの関係が明らかになっていくブラック・ラブコメディだ。

韓国では2007年に初演。当時、主人公ヨンミン役はイ・ソクジュンと劇団チャイムのチェ・ドンムンが務めたが、ユニークな設定と本音満載のトークがアラサーの女性観客にウケて大ヒットし、キャストを変えながら再演を繰り返すロングラン公演を行っていた人気作だった。

썸걸즈今回4年ぶりとなる再演では、イ・ソクジュンが演出家としてデビュー。主人公ヨンミン役にはともにミュージカルを中心に活動してきたチョン・サンユンとチェ・ソンウォン。また、ヨンミンをめぐる4人の女たちをテ・グッキ、キム・ナミ、イ・ウン、ノス・サンナという個性豊かな女優陣が務め、面白い舞台になるのは必至の顔ぶれが揃った。

140407 썸보이즈19712

 

また、今回は女性が主人公となる逆「サム・ガール(ズ)」も上演。こちらはタイトルを英語表記すると「Some Girl’s」で、彼女「の」(男たち)となるわけだ。主人公の作家役に、大作ミュージカルから小劇場演劇まで縦横無尽の活躍を続けるチョン・ミド。4人の元カレには劇団メン・シアター所属のキム・テグン、イ・チャンフン、パク・ギドク、グ・ドンギュンが出演し、こちらも期待せずにはいられない面々だ。

個性豊かな俳優たちと、作品の魅力を十分に知っているイ・ソクジュンならではの演出手腕が期待される「サム・ガール(ズ)」は5月6日~7月20日まで トンスンアートセンター小劇場で上演。