イム・チョルス

[PLAY]韓国の名優を集め、土田英生原作『少しはみ出て殴られた』開幕!

[PLAY]韓国の名優を集め、土田英生原作『少しはみ出て殴られた』開幕!

 

sukosi13 韓国演劇界の演技派俳優を集めて上演される『少しはみ出て殴られた』のプレスコールが開幕を控えた11月5日、LGアートセンターで行われた。
『少しはみ出て殴られた』は、京都を活動拠点にしている劇団MONOの代表を務める、劇作家・演出家、俳優の土田英生(つちだひでお)が2012年に発表した戯曲が原作。物語の舞台は、軽犯罪の常習犯を収監している刑務所「第45更生施設」。6人の囚人と2人の看守が、ある日お遊びで刑務所内に一本の線を引いて国境をつくったところ、それまで平和的に刑務所生活を送っていた彼らが、この線のために不自由を強いられ始めるというシニカルなブラック・コメディだ。
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演出家キム・グァンポ(左)と原作者の土田英生

演出のキム・グァンポは昨年、同劇場でノルウェーの劇作家イプセン原作の『社会の柱』を上演し、今回でLGアートセンターとコラボレーションした新作上演は2回目となる。本作については「決して重くない作品です。原作と大きく変えたところはなくて、観客が分かりやすいように人名や地名などを変えただけ。線を引いたことで派閥ができる、人間の隠された本性を逆説的に面白く表現しようと思いました」と紹介した。

試演後の記者会見には、日本から駆け付けた原作者土田英生も参加した。「この作品は数年前に書いたものですが、日本は韓国ともいろんな問題がありましたけども、当時中国との領土問題があった時でした。その頃に仕事で中国に行って、現地の演劇人と人間的な素晴らしい交流をしたのですが、日本に帰ってきたら、国内がとても保守化している感じがしました。僕たちは(作品を通じて)表現をしている人間ですので、それを政治的ではなく、人間対人間の言葉を使って、それをどうにか表現できないかなと思いました」と、作品を生み出したきっかけを語った。また、「役者ひとりひとりがとても魅力的で、そうすると自分が目立とう、誰が目立とう、みたいなことになりがちなんですが、チームワークがとても良いと思いました」と、小劇場から大劇場作品へと大きく飛躍した韓国版に好印象を持っているようだった。

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(写真左から)キム・ヨンミン、イ・ソクジュン、ユ・ビョンフン、ユ・ソンジュ

本作に登場するのは、それぞれが一人でも十分に芝居を牽引できる実力派の人気俳優ばかり。劇中で血の気の多い肉体派キャラのジャンチャンを演じているイ・ソクジュンは、「“キム・グァンポ社団”と呼ばれる俳優が集まっただけに、アンサンブルがどうなるか僕も心配でした。しかし先輩方から後輩まですべての俳優が(自身のエゴを)置いて作業したようです。キム演出家からは稽古の最初から“配慮”という言葉をずっと聞きました」と言えば、キム演出家も「主役級の俳優が揃っているだけに、アンサンブルをどううまく合わせるかが一番の課題でした」と裏話を披露した。

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(写真左から)イム・チョルス、イ・スンジュ、ハ・ドンギュ、ユ・ヨンス

キム演出家は、各キャストを俳優陣の性格も考慮して起用したという。途中から入所してくる新人スチョルを演じたキム・ヨンミンは「人間の稚拙さが僕たちのなかにも潜んでいることを演出家に見抜かれたようです」と言えば、イ・ソクジュンは「演出家は俳優を起用するときに、本来見せていない姿を引き出されますが、僕はこんな愚かなキャラクターではないです。ミスキャストだと思います(笑)」と語り、どっちつかずの気弱なキャラクター、イグを演じているイ・スンジュも「自分の中にもあるかもしれないバカバカしい部分を引き出されたようで、それをうまく表現しようと努力しています」と言って笑わせた。

「イケメン俳優がバカっぽい演技を見せたらより面白いでしょう?」と最後に語ったキム演出家の言葉のように、俳優たちがこれまで見せていなかった姿を披露している新鮮さも見どころのひとつだ。本作は11月18日まで、LGアートセンターで上演される。


sukoshiposter【公演情報】
演劇『少しはみ出て殴られた』(살짝 넘어갔다가 얻어맞았다)
2015年 11月5日~18日 LGアートセンター

<出演>
●ギョンボ役:ユ・ヨンス
●スチョル役:キム・ヨンミン
●ヤンガプ役:ユ・ビョンフン
●ジャンチャン役:イ・ソクジュン
●グンジョン役:ユ・ソンジュ
●テギ役:ハン・ドンギュ
●イグ役:イ・スンジュ
●ジャス役:イム・チョルス
原作:土田英生/演出:キム・グァンポ/翻訳:イ・ホンイ/脚色:キム・ウンソン/舞台:ファン・スヨン/照明:キム・チャンギ/衣装:ホン・ムンギ/小道具:チャン・ユンジョン/ヘアメイク:イ・ドンミン/音楽:チャン・ハンソル

ポスター写真提供:LGアートセンター ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


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[PLAY]土田英生 原作『少しはみ出て殴られた』韓国版 11月上演!

[PLAY]土田英生 原作『少しはみ出て殴られた』韓国版 11月上演!

 

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(写真上段左から)ユ・ヨンス、キム・ヨンミン、ユ・ビョンフン、イ・ソクジュン (写真下段左から)ユ・ソンジュ、ハン・ドンギュ、イ・スンジュ、イム・チョルス

韓国で、いま一番忙しい演出家とも言われているキム・グァンポが、昨年LGアートセンターと初コラボした『社会の柱』に続き、第2弾となる演劇『少しはみ出て殴られた』を11月に上演決定。バラエティに富んだ出演者が発表された。

『少しはみ出て殴られた』は、京都を活動拠点にしている劇団MONOの代表を務める、劇作家・演出家、俳優の土田英生(つちだひでお)が2012年に発表した戯曲が原作。土田は数々の演劇のみならず、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」「斉藤さん」など、多数のドラマ脚本も手掛けている人気作家だ。今回の公演で、土田作品が初めて韓国に上陸することになる。

物語の舞台は、軽犯罪の常習犯を収監しているある刑務所。6人の囚人と2人の看守が、ある日お遊びで刑務所内に一本の線を引いて国境をつくったところ、それまで平和的に刑務所生活を送っていた彼らが、この線のために不自由を強いられ始めるというシニカルなブラック・コメディだ。「政治的、社会的システムについて語るまえに、人間自体に興味を持ちたい」という土田の言葉どおり、たった一本の線により変わっていく人間関係をコミカルかつ辛辣に描いている作品だ。

このシュールな作品を韓国で舞台化するにあたり、キム・グァンポ作品ではおなじみの男優を中心に、8人が集結した。
ユ・ヨンス、ユ・ソンジュ、ハン・ドンギュ、イ・ソクジュン、キム・ヨンミン、イ・スンジュは昨年、LGアートセンターが制作・上演した『社会の柱』や、ドゥサンアートセンターで上演していた演劇列伝作品『M.Butterfly』にも出演していた、“キム・グァンポ組”とも呼べる常連俳優たちだ。加えて、今回キム・グァンポ作品に初参加するユ・ビョンフンは、『青い日に』『ホンド』や、ミュージカル『アリラン』など話題作を次々と世に送り出している劇作家・演出家のコ・ソンウンが代表を務める劇工作所「魔方陣(マバンジン)」の作品や、劇団ドリームプレイを率いるキム・ジェヨプが東亜演劇賞を受賞した『アリバイ年代記』など、近年の話題作に出演してきた俳優だ。そして、イム・チョルスはミュージカル『女神さまが見ている』『共同警備区域JSA』と、北朝鮮兵役を好演して一躍人気を集めた、いま注目の若手俳優だ。

国やジャンルを問わず、バラエティに富んだ戯曲を観客に分かりやすく分析、演出し、手掛けた作品は軒並みヒットさせているキム・グァンポ。勝手知ったる実力派俳優たちとともに、土田作品の世界を韓国の観客にどう見せていくのか、その手腕が期待される。

韓国版『少しはみ出て怒られた』は、11月5日~18日にLGアートセンターで上演される。


【公演情報】
演劇『少しはみ出て怒られた』(살짝 넘어갔다가 얻어맞았다)
2015年 11月5日~18日 LGアートセンター

出演:ユ・ヨンス、キム・ヨンミン、ユ・ビョンフン、イ・ソクジュン、ユ・ソンジュ、ハン・ドンギュ、イ・スンジュ、イム・チョルス
原作:土田英生/演出:キム・グァンポ/翻訳:イ・ホンイ/脚色:キム・ウンソン

チケットは、インターパーク、YES24、LGアートセンターホームページなどで発売中。

写真提供:LGアートセンター ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PHOTO]演劇『柔道少年』プレスコール②会見編

[PHOTO]演劇『柔道少年』プレスコール②会見編

 

演劇『柔道少年』プレスコール
2015年2月12日(木) 大学路 アートワンシアター 3館
出演:ホン・ウジン、パク・フン、パク・ヘス、ウ・サンウク、キム・ヒョジン、
イ・ソク、ヤン・ギョンウォン、パク・ボギョン、チョン・ヨン、パク・ミンジョン、
チャ・ヨンハク、オ・ウィシク、チョ・ヒョンシク、パク・ソンフン、
パク・ジョンミン、イム・チョルス、シン・チャンジュ
作・演出:イ・ジェジュン 脚本:パク・キョンチャン

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[PHOTO]演劇『柔道少年』プレスコール①試演編

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演劇『柔道少年』プレスコール
2015年2月12日(木) 大学路 アートワンシアター 3館
出演:ホン・ウジン、パク・フン、パク・ヘス、ウ・サンウク、キム・ヒョジン、
イ・ソク、ヤン・ギョンウォン、パク・ボギョン、チョン・ヨン、パク・ミンジョン、
チャ・ヨンハク、オ・ウィシク、チョ・ヒョンシク、パク・ソンフン、
パク・ジョンミン、イム・チョルス、シン・チャンジュ
作・演出:イ・ジェジュン 脚本:パク・キョンチャン

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