[MUSICAL]授賞式新設!「第1回韓国ミュージカルアワード」1月16日開催

 

韓国の“ミュージカル人”主導によるミュージカルの授賞式「韓国ミュージカルアワード」が新設された。授賞式は韓国ミュージカル協会が主幹し、韓国文化芸術委員会の主催で来年1月に開催される。

韓国では、過去に「韓国ミュージカル大賞」「ザ・ミュージカルアワード」と、毎年2大授賞式が開催されていたが、これらは民間資本を基に、企業と公共機関が共同で主催していたものだった。しかし、セウォル号事件が起きた2014年には授賞式や祝賀行事などの自粛が相次ぎ、以降もそのまま暫定的に停止しているものや、アワード自体が廃止されたものもあり、大型のミュージカル授賞式が行われない事態となっていた。その状況を打開しようと、11月には創作ミュージカルを中心とした「イェグリンミュージカルアワード」が規模を拡大して開始し、ミュージカル界の盛り上げに一役買っていた。
そんななか、今回ミュージカル関係者による非営利団体である「韓国ミュージカル協会」主催による授賞式が新たに設立されることになり、より公正な審査結果が期待され、ファンのみならず業界からの注目度も高いアワードとなりそうだ。

第1回のアワードは、2015年12月~2016年11月までに14回以上有料上演された作品と、その出演者が候補作/者となる。結果、インターパーク、Yes24、オークション、チケットリンク、ハナツアー、クリップサービスと、6つのチケットサイトを通じて販売された作品から、54制作会社・77作品が対象作品として抽出された。

アワードは、全4部門、17の賞で構成される。団体部門に「韓国ミュージカルアワード大賞」「2016ミュージカル作品賞」。個人部門では、主演、助演、新人賞のほか、アンサンブル賞、スタッフ部門では脚本/作詞、作曲/音楽監督賞などが設定されている。
審査は、全部門を審査するミュージカル関係者・専門家で構成する投票団200名と、個人部門のみを審査できる一般観客の投票団100名(後日募集)による投票で、上位5作品/名を選出。その後本審査が実施される。
個人部門授賞式には最高500万ウォンの賞金が贈られるほか、新人演出賞の受賞者には、海外研修費として500万ウォンが支援される。

韓国で初めて創作した国産ミュージカル第1号と呼ばれている『サルチャギ・オプソイェ(살짜기 옵서예 ※済州島の方言で「こっそりいらして」の意)の初演から、今年2016年で50年の節目を迎えた。主催者は授賞式が行われる2017年を、韓国ミュージカル界の新たな50年へ向けた出発の年としたいと抱負を述べている。
「第1回韓国ミュージカルアワード」授賞式は、2017年1月16日にブルースクエアサムソン電子ホールで開催。授賞式観覧チケットは、12月末~1月初旬の間に発売開始される予定だ。

「第1回韓国ミュージカルアワード」受賞部門

【作品部門】
●韓国ミュージカルアワード大賞 ●2016ミュージカル作品賞

【俳優部門】
●主演賞(男女各1名) ●助演賞(男女各1名) ●新人賞(男女各1名) ●アンサンブル賞(1チーム)

【創作スタッフ部門】
●新人演出賞 ●脚本/作詞賞 ●作曲/音楽監督賞 ●振付賞 ●演出賞 ●舞台美術賞 ●プロデューサー賞

【功労賞】
●特別賞(功労賞)


【公演情報】
第1回「韓国ミュージカルアワード」(제1회 한국뮤지컬어워즈)
2017年1月16日(月)ブルースクエアサムソン電子ホール

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