韓国とブロードウェイの共同プロダクションで制作される『ジキル&ハイド』ワールドツアーの韓国公演に出演する、メインキャスト3人が公開された。
ODミュージカルカンパニーが2004年に韓国版を初演し、リュ・ジョンハンとチョ・スンウという不動の2大トップスターを生んだ『ジキル&ハイド』。“国民的ミュージカル”と呼んでも過言ではないほど、多くの人々に浸透している作品だけに、ワールドツアーキャストは今年3月~7月まで、5カ月にわたりブロードウェイで入念なオーディションが実施されたという。
善と悪の対照的なキャラクターを一人で演じこなす演技力と歌唱力が要求されるジキル博士/ハイド役はブラッドリー・ディーン。『ドクトル・ジバゴ』『ラ・マンチャの男』『ストーリー・オブ・マイライフ』『スパマロット』など、韓国版も上演された著名な作品に出演歴をもつベテラン俳優だ。
ひとりの女性として接してくれたジキル博士に思いを寄せながらも、ハイドの暴力に苦しむ悲劇のヒロイン、ルーシー役にはダイアナ・デガーモ。世界にオーディション番組ブームを生んだ「アメリカン・アイドル」出身で、シーズン3で準優勝を果たした女優兼シンガーだ。デビュー後、抜群の歌唱力を生かし、ミュージカル俳優としてキャリアをスタート。『ヘアスプレー』『ヨセフ・アメージング(ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート)』などに出演したほか、テレビドラマ、映画にも活動の幅を広げている。
そして、婚約者ジキル博士を信じ、純愛を貫くエマ役はリンジー・ブリベン。大学でミュージカルを専攻後、女優デビューした彼女は『オズの魔法使い』『メリー・ポピンズ』『コーラス・ライン』(来日公演)などで米国内や海外ツアーを経験している新進女優だ。
「時が来た(This is the Moment 韓国語題は지금 이 순간)」をはじめ、劇中で歌われる名曲の数々を原語歌詞で堪能できる貴重な機会だけに、日本から韓国まで駆け付ける価値アリの公演になりそうだ。
『ジキル&ハイド』ワールドツアーは、12月1日から毎年「大邱ミュージカルフェスティバル」が行われているミュージカルの街、大邱(テグ)市で約1カ月上演したあと、2017年3月からソウル公演が実施される。大邱公演のチケットは、9月27日(火)より発売開始される。
【公演情報】
ミュージカル『ジキル&ハイド』ワールドツアー(지킬 앤 하이드 월드 투어)
●大邱(テグ)公演:2016年12月1日~25日 ケミョンアートセンター
●ソウル公演:2017年3月10日~5月21日 ブルースクエア サムソン電子ホール
<出演>
●ジキル/ハイド役:ブラッドリー・ディーン (Bradley Dean)
●ルーシー役:ダイアナ・デガーモ (Diana Degarmo)
●エマ役:リンジー・ブリベン(Lindsey Bliven)
写真提供:ODミュージカルカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。
<キャスト発表映像>
<キャストインタビュー映像>