[PLAY]ヒョンビン&タン・ウェイ主演の名作映画を舞台化『晩秋』10月上演

 

lateautumnposterミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』『サリエリ』『ファリネッリ』など、新作創作ミュージカルを次々と発表して韓国公演界を席巻しているHJカルチャーが初めて演劇の制作に挑む『晩秋』が10月に上演決定し、キャストが公開された。

1960~70年代に活躍したイ・マニ監督の同名原作映画は、当時の人気俳優シン・ソンイルとムン・ジョンスク主演で1966年に公開された。その後、韓国や日本で過去6回もリメイクされている名作だ。なかでも2011年にヒョンビンと、中国人女優タン・ウェイが共演したキム・テヨン監督作品が映画では最も新しい作品となるが、演劇として上演されるのは今回が初めてとなる。

物語は、夫殺しの罪で服役中の模範囚エナが、母の葬儀のため3日間のみの仮釈放を許されるところから始まる。エナは故郷へ向かうバスのなかで、乗車賃を貸してほしいと頼む男、フンと出会う。フンは何者かに追われているようだったが、長年の刑務所生活で他者との交流がうまくできなくなっていたエナは、満足に会話もせずフンと別れるが、のちに運命的な再会を果たし、二人は互いに惹かれはじめる。
この古典の名作『晩秋』の世界を舞台に再現するにあたり、いま韓国公演界で旬の魅力的なキャストが揃った。

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(写真左から)フン役のイ・ミョンヘン、パク・ソングォンとエナ役のキム・ソジン、キム・ジヒョン

過去を背負った孤独なヒロイン、エナ役にはキム・ソジンとキム・ジヒョンのWキャスト。ともに若くして柔軟な演技力をもち、ミュージカル、演劇と幅広く活躍中。二人は、昨年ミュージカル『あの日々』や演劇『プライド』に出演して注目を浴びていた実力派女優だ。
そしてエナと運命的な出会いをする謎多き男フン役は、イ・ミョンヘンとパク・ソングォン。イ・ミョンヘンは、『ヒストリーボーイズ』の教師アーウィン役や、『青い日に』『プライド』『ステディ・レイン』『熱い夜(熱海殺人事件)』など、近年演劇界ではひっぱりだこの名優だ。一方のパク・ソングォンは『風と共に去りぬ』の奴隷長、『明成皇后』のホン・ゲフン役や『英雄』『ヴォイツェック』などの大型ミュージカルに多数出演してきた彼が、演劇に本格初挑戦となる。
また、エナが服役するきっかけを作る夫ワンジン役は、ミュージカル『思春期』やソウル芸術団の『失った顔1895』などに出演し、近年頭角を現しはじめているコ・フンジョンがシングルキャストで演じる。
そのほか、HJカルチャー作品『サリエリ』に出演していたイ・ミナとキム・ジョンギョムが、一人多役のマルチキャストとして出演する。

韓国舞台シーンで観客に固く支持されている俳優を見事に揃えたHJカルチャーの代表ハン・スンウォン氏は「今年はイ・マニ監督の没後40年で、原作者キム・ジホンさんが他界された節目の年。通常よりも特別な初演舞台を準備して、“信じて観る”俳優たちと、若い創作陣が情熱を尽くして準備している」と意気込んでいるそうだ。

名優たちとともに秋にふさわしい正統派メロドラマを見せてくれそうな『晩秋』は10月10日より大学路のアートワンシアター1館で開幕。チケットは9月1日(火)午後2時よりインターパーク、YES24で発売開始される。


lateautumnposter【公演情報】
演劇『晩秋』
2015年10月10日~11月8日 大学路アートワンシアター1館

<出演>
●フン役:イ・ミョンヘン、パク・ソングォン
●エナ役:キム・ソジン、キム・ジヒョン
●ワンジン役:コ・フンジョン
ほか、イ・ミナ、キム・ジョンギョム

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