ミュージカル、演劇と精力的にプロデュースしている俳優キム・スロによる「キム・スロプロジェクト」作品第9弾となる演劇「デストラップ」のキャストが発表された。
原作は映画『死の接吻』や『ローズマリーの赤ちゃん』などの原作者としても知られるアメリカの作家、アイラ・レヴィンが1978年に発表した同名戯曲。ブロードウェイで1800回超の公演を行った大ヒットスリラー演劇だ。これを受けて、名匠シドニー・ルメット監督によりマイケル・ケイン、クリストファー・リーヴ主演で1982年に『デストラップ・死の罠』として映画化もされている。
韓国初演となる「デストラップ」では著名な劇作家シドニー・ブリュールが、彼の講義を受講している学生クリフォードが書いた「デストラップ」という戯曲を横取りしようと企んだことで巻き起こる出来事がスリリングかつコミカルに描かれるとのこと。そして、キム・スロプロジェクトでおなじみの人気俳優がキャスティングされている。
映画ではマイケル・ケインが演じた劇作家シドニー役は、「ディセンバー」「光化門恋歌」などの大型ミュージカルから小劇場演劇まで多彩な活動を続けるパク・ホサン。そして演劇「私の妻のすべて」にカサノバ役で出演中のキム・ドヒョン、演劇「どん底」に出演していたユン・ギョンホが務める。
そしてシドニーに戯曲「デストラップ」を持ち込む学生(映画ではクリストファー・リーヴが扮した)クリフォード役にはキム・ジェボム、チョン・ソンウ、ユン・ソホと大学路の若手人気俳優3人が揃った。
シドニーの妻マイラ役は演劇「どん底」で熱演していたオ・ミランとイ・スジン。そのほか、シドニー夫妻に近づく霊感を持つヘルガ役には「アガサ」「パルレ(洗濯)」などに出演してきたハン・セラと、「シャーロック・ホームズ」1、2と出演した新鋭チョン・ダヒ。シドニーの弁護士ポーター役をこれまた「どん底」に出演していたチョン・ユンミンとユ・ビョンジョが演じる。
映画版ではミステリー・スリラー作品として有名だったが、韓国版演劇ではよりコミカルな部分が強調されていて楽しめそうな「デストラップ」は7月9日からDCFデミョン文化工場2館で開幕する。
■公演情報■
演劇「デストラップ」
7月9日~9月28日 DCFデミョン文化工場2館
出演:パク・ホサン、キム・ドヒョン、ユン・ギョンホ、キム・ジェボム、チョン・ソンウ、ユン・ソホ、オ・ミラン、イ・スジン、ハン・セラ、チョン・ダヒ、チョン・ユンミン、ユ・ビョンジョ