ジーン・ウェブスターの同名名作小説を原作にしたミュージカル「あしながおじさん」が8月、韓国で初演される。
オリジナルは2009年に米・カリフォルニアで初演。「レ・ミゼラブル」の演出家として知られるジョン・ケアードが手掛けた最新作で、イギリス、カナダなど海外版も上演された。なかでも2012年に初演した日本版（「ダディ・ロング・レッグズ～足ながおじさんより～」）は井上芳雄と坂本真綾主演で好評を博し、同年のミュージカル・ベストテンで見事1位に輝き、今年3月にも再演されたばかりだ。
今回の韓国初演には、演出のジョン・ケアードや音楽・作詞のポール・ゴードンをはじめ舞台、衣装、照明、映像などオリジナルプロダクションのスタッフが直接制作を手掛けるとあって、韓国の観客たちは作品世界と感動をダイレクトに体感できるはずだ。
孤児院に暮らす少女ジルーシャに、毎月1回手紙を書くことを条件に大学進学の支援をする理事ジャーヴィス。2人の手紙を通じた心の交流と恋が温かく描かれる感動作。作品のタイプは違うが、小劇場での2人芝居ミュージカルということで「ストーリー・オブ・マイライフ」を好きなファンにはおすすめしたい作品だ。
キャスト発表が待ち遠しい「あしながおじさん」は8月22日～11月2日まで忠武アートホール 中劇場ブラックで上演される。
追記：6月に公演中止が発表されました。
＜2009年オリジナル版ハイライト映像＞
＜2014年日本版ハイライト映像＞