[PLAY]若手イケメン俳優集結!『アナザー・カントリー』5月開幕

 

2019年上半期の注目作、演劇『アナザー・カントリー』の全キャラクターイメージ写真が公開された。

『アナザー・カントリー』は、1981年にイギリスで発表されたジュリアン・ミッチェルの同名戯曲が原作。舞台版に主演していたルパート・エヴェレット主演で1984年に映画化され、日本でも大ヒット。当時、英国パブリックスクールものや美形俳優ブームを巻き起こすきっかけを作った。近年また世界的に英国俳優ブームが再燃しているが、『英国王のスピーチ』『キングスマン』で人気のコリン・ファースが俳優デビューした作品としても広く知られている。

英国舞台版当時のポスター(コリン・ファース)

 

 

 

物語の舞台は1930年代の英国、良家の子息たちが集う名門パブリックスクール。自由奔放なガイと、共産主義に傾倒するトミー……伝統や規律を重んじる寮生活のなかでは“はみ出し者”の2人を中心にストーリーが展開する。生まれながらにして社会的地位を保証されているはずの学生たちが、校内の人間関係によりその後の人生までも左右されてしまうという悲哀を描いて話題を呼んだ作品が、2019年、韓国で初めて舞台化される。

注目のキャストは、韓国舞台シーンですでにキャリアをもつ6名に加え、750分の1という驚異的な倍率でオーディションを勝ち抜いた若手俳優13名が出演する。

(写真左から)ガイ役のイ・ドンハ、パク・ウンソク、ヨン・ジュンソク

本作の主人公となる自由を求める同性愛者のガイ・ベネット役は、イ・ドンハ、パク・ウンソク、ヨン・ジュンソクと近年ドラマで活躍している3人が演じる。『憎くても愛してる』『シグナル』などに出演していたイ・ドンハは、2年ぶりの舞台復帰。そして現在出演ドラマ『ドクター・プリズナー』が放送中のパク・ウンソクは、演劇『ヒストリー・ボーイズ』以来の“制服モノ”主演となる。

今回舞台初挑戦となるヨン・ジュンソクは『華麗なる遺産』(09年)、『サメ~愛の黙示録~』(13年)などで子役俳優として活躍。その後も『応答せよ1984』などさまざまなドラマ、映画に出演してきた逸材だ。演劇の名門、中央大学演劇映画科で演技を学んだという彼が舞台でこれまでの活動をどう昇華させてくれるのか期待される。

トミー役のイ・チュンジュ(左)とムン・ユガン

ガイの親友トミー・ジャッド役は昨年演劇『アマデウス』でサリエリを好演していたイ・チュンジュと、新人ムン・ユガンが演じる。ガイとは思想も性格も正反対ながら、彼を常に尊重しつつも影響を与えていく盟友トミーを2人がどのように演じるのか注目だ。

そのほか、ガイとトミーを取り巻く寮生たちを演じる新人俳優たちは、熾烈なオーディションを経て選ばれただけに、いずれもヴィジュアルと演技力を兼ね備えた実力派だという。

(写真左から)バークレイ役のイ・ジヒョン、デヴィニッシュ役のカン・ヨンソクとぺ・フン

学生自治会のメンバーで、ガイの行動に頭を悩ませる学生寮の寮長バークレイ役は、映画やウェブドラマなどで経験を積んできたイ・ジヒョン。ガイとトミーの同級生デヴィニッシュ役は、現在出演中のミュージカル『あの日々』をはじめ『地球を守れ!』『スリル・ミー』『ママ、ドント・クライ』など小劇場では常に主役級俳優として活躍するカン・ヨンソクと本作で俳優デビューとなるぺ・フンが演じる。

(写真左から)メンジーズ役イ・テビン、ファウラー役イ・ジュビンとチェ・ジョンウ

次期学生代表の座を狙うメンジーズ役は、グループMYTEENの元メンバーで、日本のドラマ『リッチマン、プアウーマン』の韓国リメイクドラマ『リッチメン』にも出演していたというイ・テビン。規律からはみ出す行動を繰り返すガイを目の敵にするファウラー役はイ・ジュビンとチェ・ジョンウが演じる。『君に光の速度で行く』などに出演していたイ・ジュビン。一方、同名映画が原作の『二十歳』、ドラマ原作の『恋愛プレイリスト』に出演していたチェ・ジョンウ、と舞台経験豊富な2人が冷酷なファウラーに変身する。

(写真左から)デラヘイ役キム・ウィダム、サンダーソン役キム・ギテクとファン・スンジョン

寮長バークレイの側近的存在だが、ガイにある弱みを握られているデラヘイ役は昨年演劇『アマデウス』で舞台でビューしたキム・ウィダム。常にメンジーズやファウラーに同調するサンダーソン役は新人キム・ギテクとファン・スンジョンが演じる。キム・ギテクは昨年「第16回オフ大学路フェスティバル」というイベントで上演された演劇『妖精の歌』という作品で注目された新鋭だという。

(写真左から)ハーコート役イ・ゴニ、ウォートン役のチェジン(MYNAME)とチョン・ビョンヒョン

ガイが一目ぼれしてしまう美少年ハーコート役は本作でデビューとなるイ・ゴニ。上級生たちの命令に付き従う下級生ウォートンは、日本でも活躍中のMYNAMEメンバー、チェジンとチョン・ビョンヒョンが演じる。

本作の演出も務めるキム・テハン(左)とユン・ソグォンはミスターカニンガム役

最後に、デヴィニッシュの叔父であり文学者のミスターカニンガム役は本作の制作会社Page1作品ではおなじみのキム・テハンとユン・ソグォンが演じる。
なかでも今回演出家デビューを果たすキム・テハンは『ジーザス・クライスト・スーパースター』『ドリアン・グレイ』『アマデウス』など本作の芸術監督であるイ・ジナ演出作品の常連俳優として知られるベテラン俳優。イ・ジナの描く世界観を最もよく理解しているであろう彼が演出家としてどのような手腕を見せてくれるのか注目だ。

未来のスター俳優候補たちが一堂に会した『アナザー・カントリー』は5月21日から8月11日まで大学路ユニプレクス1館で上演。5月21日~26日のプレビュー公演のチケットは、全席50%OFFで3月26日(火)午前11時よりインターパークとメロンチケットで発売される。プレビュー期間は、ガイ役ヨン・ジュンソク、トミー役ムン・ユガンを中心に、新人俳優のみで上演される予定だ。



【公演情報】
演劇『アナザー・カントリー」(어나더 컨트리)

2019年5月21日~8月11日 大学路ユニプレクス1館

<出演>
●ガイ・ベネット役:イ・ドンハ、パク・ウンソク、ヨン・ジュンソク
●トミー・ジャッド役:イ・チュンジュ、ムン・ユガン
●バークレイ役:イ・ジヒョン
●デヴィニッシュ役:カン・ヨンソク、ぺ・フン
●メンジーズ役:イ・テビン
●ファウラー役:イ・ジュビン、チェ・ジョンウ
●デラヘイ役:キム・ウィダム
●サンダーソン役:キム・ギテク、ファン・スンジョン
●ハーコート役:イ・ゴニ
●ウォートン役:チェ・ジン、チョン・ビョンヒョン
●ミスター カニンガム役:キム・テハン、ユン・ソグォン

プロデューサー:イ・ソンイル/芸術監督:イ・ジナ/演出:キム・テハン/協力演出:イ・スイン/助演出:チョン・ユジョン/振付:シム・セイン/音楽監督:シン・ウンギョン/舞台:イ・オムジ/衣装:ドヨン/照明:ウォン・ユソプ/音響:キム・ピルス/小道具:キム・リナ/ヘアメイク:キム・ナムソン/舞台監督:ノ・ジェミン

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