[PLAY]流浪の父、5年ぶりの帰還! 演劇『キョンスク、キョンスクのお父さん』プレスリハーサル

 

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キョンスクの父役 キム・ヨンピル

『青春礼賛』『そんなに驚くな』など、数々の名作を世に送り出している劇団コルモッキルを主催する、パク・グニョン作・演出による『キョンスク、キョンスクのお父さん』が、約5年ぶりに再演。3月6日、開幕を直前に控え、プレスリハーサルが行われた。

2006年に初演した本作は、東亜演劇賞で作品賞、戯曲賞など4部門のほか、同年の主要な演劇賞を総なめ。翌年、演劇シリーズ「演劇列伝2」で再演された際には、今回本作を上演しているスヒョンジェカンパニーの代表でもある、俳優チョ・ジェヒョンも出演して連日売り切れの大ヒットとなった。また2009年には、KBS2でチョン・ボソクとシム・ウンギョン主演による短編ドラマとしても制作されるなど、シナリオの面白さは映像界でも注目された作品だ。

物語は主人公キョンスクの出産シーンから、過去への回想に入っていく。キョンスクの父は、朝鮮戦争のさなかに母と幼い彼女を置いて自分だけ避難するため、突然の家出! その後も、父はフラリと戻ってきては家族をかき回し、また去っていく……。そんな自分勝手で豪放な父を恨みながらも慕い続ける、キョンスク母娘の姿に胸がじんとする人情喜劇だ。

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(写真左から)ソ・ドンガプ、キム・サンギュ、チュ・イニョン、コ・スヒ、ファン・ヨンヒ

今回は、スヒョンジェシアターの開館1周年記念作として、代表チョ・ジェヒョンの肝入りで約5年ぶりとなる再演が決まったという。父役キム・ヨンピル、母役コ・スヒ、キョンスク役チュ・イニョン、父の愛人ジャヤ役ファン・ヨンヒと、初演から同役を務める劇団コルモッキルの看板俳優が再集結。さらにソ・ドンガプ、イ・シフンなどベテランから若手まで、演技力はお墨付きの実力派俳優が見事に揃い、チョ・ジェヒョンが目指す老若男女誰もが楽しめる作品になっている。
“路地(골목길)”という意味の劇団を率いるパク・グニョン作品ならではの、庶民の姿を丁寧に切り取った名作中の名作を、俳優たちが渾身の演技で見せる『キョンスク、キョンスクのお父さん』は4月26日まで上演される。

2015kyonsugi【公演情報】
演劇『キョンスク、キョンスクのお父さん』(경숙이, 경숙 아버지)
3月6日~4月26日 スヒョンジェシアター

出演:キム・ヨンピル、コ・スヒ、クォン・ジスク、チュ・イニョン、ファン・ヨンヒ、カン・マルグム、キム・サンギュ、ソ・ドンガプ、イ・ホヨル、イ・シフン、シン・サラン
作・演出:パク・グニョン、助演出:イ・ウンジュン、音楽デザイン:パク・ミンス、照明デザイン:イ・ソニョン、方言指導:イ・ボンリョン

 


 

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