チョ・ジョンソク、ソン・チャンウィをはじめとする豪華キャストを揃え、ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」が6月開幕する。
本作はロンドン・ウエストエンドで1983年に初演。英国のエミー賞と呼ばれるローレンス・オリヴィエ賞作品賞を受賞し、2012年まで24年にわたりロングラン上演を続けた作品(⇒英・公式サイト)で、「リタと大学教授」「シャーリー・バレンタイン」などで知られるイギリスの劇作家ウィリー・ラッセルの代表作だ。日本では2009年に武田真治、岡田浩暉、藤岡正明、田代万里生らの出演で上演歴がある。
舞台は英・リバプール。ジョンストン夫人は貧しさのために生まれたばかりの双子の息子の一人を、子供を切望していた裕福なライオンズ家に引き取ってもらう。ジョンストン家の息子はミッキー、ライオンズ家の息子はエディと名付けられたが、やがて運命に引き寄せられるように2人は出会い、互いの出生の秘密を知らないまま固い友情を育んでいく。物語の背景にあるのはイギリスならではの“クラス(階級)”。まさに血を分けた兄弟でありながら、社会的にも経済的にも対照的な人生を歩むことになった2人の悲哀がドラマチックに描かれる。
ミッキー役を演じるのはチョ・ジョンソクとソン・チャンウィ。なかでも映画『建築学概論』やドラマ「キング~Two Heats」で大ブレイクしたチョ・ジョンソクが3年ぶりに舞台にカムバックすることが最大のトピックだ。
一方のエディ役にはオ・ジョンヒョクとチャン・スンジョ(旧名チャン・ヒョンドク)。ともに中・小劇場作品では数々の主役を張ってきた実力ある2人だけに、見ごたえある演技を見せてくれるに違いない。
そのほかのキャストは、ジョンストン夫人役:チン・アラ(旧名チン・ボクチャ)、グ・ウォニョン/ナレーター役:ムン・ジョンウォン/ライオンズ夫人役:キム・ギスン/ライオンズ氏役:ペ・ジュンソン/サミー役:シム・ジェヒョン/リンダ役:チェ・ユハ /チェ・ゴウン、キム・ギチャン、キム・ソヨン、パク・ジョングム、カン・ミヌク、メン・ウォンテ、カン・ウネが出演する。
同作は2004年にイ・ゴンミョン、イ・ソクジュンらの出演で上演歴があり、韓国では約10年ぶりの上演となる。豪華キャストが揃い、この夏必見のミュージカルのひとつになりそうな「ブラッド・ブラザーズ」は6月27日より開幕。
■公演情報■
ミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」
6月27日(金)~9月14日(日) 弘益大学 大学路アートセンター大劇場
チケットは5月12日(月)午前11時より インターパーク、YES24、クリップサービスで発売。
<英国オリジナル版ダイジェスト映像>