城南アートセンター

[MUSICAL]キム・ジュンス&パク・ウンテ主演!『ドリアン・グレイ』9月上演

[MUSICAL]キム・ジュンス&パク・ウンテ主演!『ドリアン・グレイ』9月上演

 

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ドリアン・グレイ役のキム・ジュンス(左)とヘンリー・ウォットン役のパク・ウンテ

JYJなどが所属するCJeSカルチャーが、初の創作ミュージカル制作に挑むミュージカル『ドリアン・グレイ』の主人公を発表。キム・ジュンスとパク・ウンテの主演が発表された。

19世紀末に活躍した詩人、劇作家、作家であるオスカー・ワイルド唯一の長編小説「ドリアン・グレイの肖像」を原作にした創作ミュージカル『ドリアン・グレイ』は、若く美しい貴族の青年ドリアンが、自身の肖像画と魂を入れ替えて、永遠の若さを得ることで巻き起こる物語を退廃的かつ劇的につづる。日本では宝塚や、男優がすべての配役を演じる劇団Studio Lifeで上演歴があり、昨年、ジャニーズ事務所所属の中山優馬主演舞台も上演されている。

CJeSカルチャーが初めて創作ミュージカルを手掛けるとあって、そのキャストに注目が集まっていたが、ファンの期待通り主人公のドリアン・グレイ役にはキム・ジュンスが確定した。また、ドリアンと共に物語の主軸となるヘンリー・ウォットン役は『フランケンシュタイン』『ジーザス・クライスト・スーパースター』などでトップミュージカル俳優の地位を確立したパク・ウンテが引き受けた。2010年『モーツァルト!』にともに主演し、ミュージカル俳優として着実な歩みを続けてきた二人が、それぞれの役柄を単独で演じるとあって、観客には悩ましいほどの豪華すぎる公演となりそうだ。

2016doriangraykjs2キム・ジュンスが演じるドリアンは、究極の美しさをもちながら善と悪が共存するキャラクターで、原作小説よりも立体的かつ強烈な存在として描かれるとのこと。演出のイ・ジナは「美しさの象徴であるドリアンは、快楽と本能を追及しつつも、人生に対する情熱をもち探求を続け、常に話題の中心にいる人物。キム・ジュンスを除いては他の適役を思いつかない」と絶賛している。キム・ジュンスは『ドラキュラ』終了後もコンサートツアーをこなし、5月にはニューアルバムの発売も控えるなど殺人的なスケジュールをこなしながらも、ドリアンのキャラクターに魅了され、出演を決めたという。

2016doriangraypet2そして、パク・ウンテはヘンリー卿役で大胆なイメージチェンジをはかる予定だ。ドリアンの肖像画を描いた画家バジルの友人で、ドリアンを背徳の世界に誘うヘンリーは、鋭い観察力とスキのない知性をもったキャラクターとのこと。今回初めてCJeSカルチャー制作作品に参加することになったパク・ウンテは「一緒に素晴らしい作品を作れることになり光栄です。肖像画を通してドリアンの内面を見つめるというのが斬新で魅力を感じました。ヘンリー役を通して観客の皆さんに新しい姿をお見せしたいです」と所感を伝えている。

ミュージカル『ドリアン・グレイ』は、演出に『ジーザス・クライスト・スーパースター』『光化門恋歌』のイ・ジナ、脚本は『モビーディック』や演劇『地球を守れ!』を手掛けた舞台プロデューサーのチョ・ヨンシン、作曲は『私の心のオルガン』で韓国ミュージカル大賞作曲賞を受賞し、多数の大型ライセンスミュージカルで音楽監督を務めてきたキム・ムンジョンと、韓国最高の制作陣を集結させた。さらに、近年はミュージカル『ディセンバー』や演劇『オールド・ウィキッド・ソング』などの舞台制作にも乗り出している映画制作会社NEWが投資に参加し、一層スケールの大きな舞台を披露することになりそうだ。

ミュージカル『ドリアン・グレイ』は、京畿道城南(ソンナム)市に位置する、城南アートセンター・オペラハウスで9月開幕予定だ。


2016doriangrayposter【公演情報】
ミュージカル『ドリアン・グレイ』(도리안 그레이)
2016年9月 城南アートセンター オペラハウス(京畿道・城南市)

<出演>
●ドリアン・グレイ役:キム・ジュンス
●ヘンリー・ウォットン役:パク・ウンテ

演出:イ・ジナ/脚本:チョ・ヨンシン/作曲・音楽監督:キム・ムンジョン

写真提供:CJeSカルチャー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

 

イ・ホンイの「ソウルde演劇めぐり」Vol.4

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韓国版『デスノート』、ついに幕が上がる!

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制作発表での2ショット ホン・グァンホ(左)とキム・ジュンス ©CJeS Culture

いよいよ明日のプレビューからミュージカル『デスノート』が開幕します! 本公演は、6月20日から8月9日まで、約1800席の座席数を誇る、京義道・城南(ソンナム)市にある、城南アートセンターのオペラハウスにて上演されますが、チケット発売日にあっという間に全席完売を記録し、すでに韓国では上半期最高の話題作になっています。栗山民也演出、フランク・ワイルドホーン作曲、ジャック・マーフィー歌詞、アイヴァン・メンチェル脚本といった豪華なクリエイターたちとともに、夜神月(ヤガミライト、以下ライト)役にホン・グァンホ、L(エル)役にはキム・ジュンスがキャスティングされ、いま城南アートセンターには、まさにアメリカ、日本、韓国のミュージカル界のスターたちが集結しているのです。

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夜神月(ヤガミライト)役のホン・グァンホ ©CJeS Culture

作品のクオリティは4月に東京・日生劇場で上演された日本版ですでに証明されましたが、韓国版を制作するにあたり、少々変更された部分もあります。音楽の面ではキーが変わったり、弦楽器がさらに追加されたりしましたし、振付も俳優の役作りに合わせて修正したところがあります。この細かな変化を加えるために、日本版に参加していたスタッフたちがブロードウェイや東京から、ソウルに来ていたのです。そのため、今回私は久しぶりに通訳スタッフに変身して制作に参加しました。これまでコラムでは私が翻訳した作品を紹介してきましたが、それに負けないくらいの愛情を込めて本作品をお勧めします!

何より本作品はミュージカル化されることで、ストーリーはシンプルに、その代わりキャラクターはより鮮明になったと思います。まるでキャラクターの力でドラマが展開されるかのような気までしています。韓国版では登場人物を演じる俳優それぞれの個性によって作品の印象も大きく変わるでしょう。

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L(エル)役のキム・ジュンス ©CJeS Culture

例えば、少年のような明るさと集中する時の鋭さを両方持っているホン・グァンホさんは、「そこまで自分の信念に確信を持てるか」と思わせるライトの性格を、観客が納得できる方向に作り上げています。加えて、ライトの衣装は韓国にいるごくふつうの男子学生とそれほど変わらないため、普遍的な“目の前にいるひとりの人間”としても、リアリティのある人物像を感じさせます。一方、日本語がとても上手で日本の演出部とも自由に意見を交わしていたキム・ジュンスさんは、実存しないようなキャラクターをとても繊細に描いています。Lに感情が入っていくことで、彼の純粋さと狂気は客席の隅から隅まで届くことでしょう。この二人が自分の中の確かな何かを信じながら「我こそ正義(ネガジョンイダ/내가 정의다)」と歌い出すとき、それぞれの違う音色はパワフルな争いを連想させ、劇的な効果を生みだすはずです。

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爆発的なエネルギーに期待! 死神リューク役のカン・ホンソク ©CJeS Culture

ほかにも、死神リュークを演じるカン・ホンソクさんは、彼特有のはつらつとした愉快な人柄を生かし、ライトのパートナーになります。それからアイドル・スター、弥 美砂(アマネミサ)役のチョン・ソナさんと彼女を守るもう一人の死神レム役のパク・へナさんのケミストリー(化学反応)も絶対逃してはいけない見どころです!

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韓国版ミサミサはかなり大人っぽいキャラに? 弥美砂役のチョン・ソナ ©CJeS Culture

最高のエンターテインメントを見せてくれるはずの韓国版『デスノート』。しかしこの作品は「このような腐った世界を作った神」と「世の中の腐っている人たちを審判するキラ」のうち、どちらが正しいのか? という質問を投げかけ、今まで護られていた「正義」と「信念」という言葉に疑いを持たせます。現キャストの組み合わせでは今後見たくても見られない幻の舞台になるかもしれない韓国版『デスノート』ですが、超満席になっている客席を想像しながら、「ハラハラ、ドキドキ!」幕が上がることを楽しみにしております。

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韓国のイディナ・メンゼルの異名を持つ歌唱力に期待 死神レム役のパク・ヘナ ©CJeS Culture


【公演情報】
ミュージカル『デスノート』(데스노트)韓国版
2015年6月19日(プレビュー公演)、6月20日~8月9日(本公演)
城南アートセンター(⇒会場までのアクセス、劇場紹介)

出演:ホン・グァンホ、キム・ジュンス、チョン・ソナ、カン・ホンソク、パク・ヘナ、イ・ジョンムン、イ・スビンほか
演出:栗山民也/作曲:フランク・ワイルドホーン/作詞:ジャック・マーフィー/脚本:アイヴァン・メンチェル/音楽監督:キム・ムンジョン

写真提供:CJeS Culture ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。


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