ソン・スク

『笑う男』、BTS…「第14回ゴールデンチケットアワーズ」2019結果発表

『笑う男』、BTS…「第14回ゴールデンチケットアワーズ」2019結果発表

 

韓国のチケット販売サイト、インターパークが2005年から開催し、今年で14年目を迎えた「ゴールデンチケットアワーズ」の投票結果が発表された。

今年のノミネート作品は、2018年3月1日~2019年2月28日までに上演された舞台、コンサート、フェスティバルなど14,760本から、韓国では“チケットパワー”と表現される興行力があった上位公演から候補が抽出された。

栄えある大賞は、昨年のミュージカル界で最高のヒット作となった『笑う男』が受賞した。同作は「ミュージカル」部門でも受賞し、さらに主演したパク・ヒョシンとシン・ヨンスクが「ミュージカル俳優」部門でともに1位となるなど、『笑う男』は圧倒的な支持を得た作品となった。

演劇の作品部門は、チョ・ジョンソク、キム・ジェウク、ソンギュなど豪華キャスティングが話題となった『アマデウス』が受賞。俳優では『あなたを愛しています』『チャンス商会』などで共演した韓国演劇界の至宝、イ・スンジェとソン・スクが受賞し、世代を超えた支持を集めた。

また舞台部門の「シーンスティーラー賞」は『ラ・マンチャの男』『光化門恋歌』で観客を惹きつけ、最近はマルチタレントとしても活躍しているキム・ホヨンが。「中小劇場ミュージカル俳優賞」では『ランボー』『ストーリー・オブ・マイライフ』などに出演し、どんな作品でも安定した演技と歌唱力を見せているチョン・ドンファが栄誉を手にした。

そのほか「人気賞」は全体の26.4%と圧倒的な投票数を獲得した防弾少年団(BTS)、「国内コンサート部門」ではPSY(サイ)が受賞し、ワールドスターと呼ばれる彼らの面目躍如となった。

「ゴールデンチケットアワーズ」は、投票期間11日間で、過去最高の83,094人が投票に参加。純粋な観客投票のみで決められるとあって、受賞はもちろん、ノミネートだけでも意義ある賞と言えるだろう。

各部門の受賞結果は以下の通り。

「第14回ゴールデンチケットアワーズ」

⇒インターパーク受賞結果公開公式ページ

<公演部門>
●ゴールデンチケット大賞 ミュージカル『笑う男』<웃는 남자>
●ミュージカル 『笑う男』<웃는 남자>
●演劇 『アマデウス』<아마데우스>
●クラシック/舞踊/伝統芸術 国立バレエ団『くるみ割り人形』<호두까기인형>
●フェスティバル 「第12回ソウルジャズフェスティバル2018」<제12회 서울재즈페스티벌 2018>

<俳優部門>
●ミュージカル男優 パク・ヒョシン(박효신) 『笑う男』<웃는 남자>
●ミュージカル女優 シン・ヨンスク(신영숙) 『エリザベート』<엘리자벳>、『笑う男』<웃는 남자>
●演劇男優 イ・スンジェ(이순재) 『あなたを愛しています』<그대를 사랑합니다>、『チャンス商会』<장수상회>ほか
●演劇女優 ソン・スク(손숙) 『あなたを愛しています』<그대를 사랑합니다>、『チャンス商会』<장수상회>ほか
●韓国コンサートミュージシャン PSY(싸이)
●来韓コンサートミュージシャン MAROON5(마룬파이브)
●クラシック/舞踊/伝統芸術 グム・ナンセ(금난새)
●人気賞 防弾少年団(방탄소년단/BTS)
●最高のインディーズミュージシャン賞 ポール・キム(폴킴)
●中小劇場ミュージカル俳優賞 チョン・ドンファ(정동화) 『ランボー』<랭보>、『ストーリー・オブ・マイライフ』<스토리 오브 마이 라이프>ほか
●シーンスティーラー賞 キム・ホヨン(김호영) 『ラ・マンチャの男』<
맨 오브 라만차>、『光化門恋歌』<광화문연가>

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[PLAY]故イ・へラン生誕100年記念公演『ハムレット』を7月上演

[PLAY]故イ・へラン生誕100年記念公演『ハムレット』を7月上演

 

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(写真前列左より)ソン・ジンチェク(演出家)、クォン・ソンドク、パク・チョンジャ、チョン・ムソン (写真後列左より)パク・ドンウ(舞台美術作家)、キム・ソンニョ、チョン・ドンファン、ユ・インチョン、ソン・スク、ユン・ソクファ、ソン・ボンスク、パク・ミョンソン(シンシカンパニー代表)

シンシカンパニーと韓国国立劇場が、韓国演劇史に大きな足跡を遺した、故イ・へラン氏の生誕100周年を記念して演劇『ハムレット』を共同制作する。

イ・へラン(李海浪 1916-1989)は、戦前戦後の韓国演劇界を牽引した人物。祖父は朝鮮王朝末期の王室に勤務、父は大病院の医師という由緒ある家庭に生まれ、若くして日本に渡り日本の神奈川県中学を卒業。中国留学を経て日本大学芸術学部に入学し、在学中の留学生とともに「東京学生芸術座」というアマチュア劇団を旗揚げして演劇活動を始めたという。日大を卒業後、韓国に帰国してすぐに韓国でも劇団で俳優活動をしていたが、当時は大学で演劇を学んだ者はまだ少なかったこともあり日本植民地からの解放後は劇芸術協会を組織するなど、演劇界を率いる指導者としての活動を強めていった。1950年には国立劇場の立ち上げにも尽力。朝鮮戦争中にも演劇活動を止めることはなく、30代で芸術院会員となり、1959年には東国大学演劇映画科教授に就任している。現在、東国大学には彼の名を冠した「イ・へラン芸術劇場」があり、劇場には数々の資料も展示するスペースを設け、その偉業を称えている。

今回の生誕100周年記念公演に参加するのは、イ・へランの没後、1991年から設立された「イ・へラン演劇賞」を受賞経験のある俳優、制作陣たち。演出家のソン・ジンチェク、舞台デザイナーのパク・ドンウ、プロデューサーのパク・ミョンソンはもちろん、俳優たちも全員が受賞歴がある大御所ばかりだ。韓国演劇の半世紀を導いたと言っても過言ではない俳優たちが、一堂に会するのは今回が初めてとあって、俳優たちも感激しているという。

記念公演の演目を『ハムレット』にした理由は、1951年にイ・へランが韓国で初めて上演し、また生前最後に精魂傾けた作品が『ハムレット』だったため。加えて、今年はシェイクスピアの没後400年という節目の年でもあり、タイミング的にも作品的にもこれ以上の演目はないといえるだろう。

いまだに一線で活躍する大御所俳優たちの豪華な顔合わせが見られる『ハムレット』は7月12日から国立劇場へオルム劇場で上演される。


【公演情報】
故イ・へラン先生誕生100周年記念公演 演劇『ハムレット』(햄릿)
2016年7月12日~8月7日 国立劇場へオルム劇場

<出演>
クォン・ソンドク、チョン・ムソン、パク・チョンジャ、ソン・スク、チョン・ドンファン、キム・ソンニョ、ユ・インチョン、ユン・ソクファ、ソン・ボンスク

原作:ウィリアム・シェイクスピア/演出:ソン・ジンチェク/脚本:ぺ・サムシク/舞台:パク・ドンウ

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