ソン・ウォングン

[MUSICAL]歴代豪華キャストを揃えて『スリル・ミー』韓国10周年記念公演開催

[MUSICAL]歴代豪華キャストを揃えて『スリル・ミー』韓国10周年記念公演開催

 

韓国小劇場ミュージカルに変革をもたらし、再演するたびにミュージカルマニアたちに熱狂的な支持を受けてきた『スリル・ミー』が、韓国初演から10年を迎えて記念公演を実施する。

ミュージカル『スリル・ミー』は1920年代に米国で起こった誘拐殺人事件、通称「レオポルド&ローブ事件」を題材に、2003年に原作者ステファン・ドルギノフによりニューヨークで初演された二人芝居の小劇場ミュージカルだ。

2007年の韓国初演時には、韓国ミュージカル界の皇帝と呼ばれるリュ・ジョンハンをはじめ、実力派を揃えたキャストと同性愛の男性二人が主人公という作品性、中毒性の高い楽曲などが話題を呼び、韓国の観客たちに大きな衝撃を与えた。その後も繰り返し再演されながら、出演したキャストすべてを人気俳優として成長させるという不動の興業作となっている。2011年には、韓国版をベースにした日本版が栗山民也の演出によって上演され、翌2012年にはチェ・ジェウンとキム・ムヨルという韓国トップ俳優も交えた上演で、日本の多くの観劇ファンにも韓国版の魅力を知られることとなった。

今回の10周年記念公演には、2007年初演に出演したチェ・ジェウン、キム・ムヨル、カン・ピルソク、イ・ユルを筆頭に、歴代の人気キャストをズラリと揃えたアニバーサリーにふさわしい顔ぶれとなっている。

私:チェ・ジェウン(左)と彼:キム・ムヨル

近年の再演では、私(ネイサン)と彼(リチャード)のキャストをシャッフルして共演させることが多かったが、今回はペアを固定して上演される。
元祖「彼」役として知られるキム・ムヨル(07、08、10年出演)と、相手役の「私」役チェ・ジェウンは、韓国では2010年以来7年ぶりの出演となる。二人は2012年の日本公演で限定復活し、韓国から多くのファンが海を渡って観劇をしたほど、完璧な相性を見せると評判のペアだ。

私:カン・ピルソク(左)、彼:イ・ユル

そして『スリル・ミー』初演に出演して大ブレイクを果たしたイ・ユルが、「彼」役で10年ぶりにカムバックする。相手役の「私」は初演以降、3度(07、09、15年)にわたり出演してきたカン・ピルソクが務める。07年のアンコール公演ですでにペアを組んでいた二人が10年ぶりに復活を果たすという大きな意味ある公演となりそうだ。

私:イ・チャンヨン(左)、彼:ソン・ウォングン

2008年に「私」を演じたイ・チャンヨンもイ・ユル同様、出演当時は新人でありながら本作に出演したことでブレイクした俳優だ。9年ぶりに出演する彼が、2013~2015年まで絶えず「彼」を演じ、そのキャラクターのハマり具合が高く評価されてきたソン・ウォングンとペアを組む。過去に他の作品でも共演歴がないという二人が、この初共演でどんな相性を見せるのか、期待されている。

私:チョン・サンユン(左)、彼:エノク

『スリル・ミー』最多出演俳優であり、「私」と「彼」の両方を演じた貴重なキャストであるチョン・サンユン(09、11、13、14年出演)は、今回も上演期間中、相手役を変えて両役を演じる。序盤はエノク(14、15、16年出演)演じる「彼」を相手に「私」役を。後半ではチョン・サンユンとともに両役の経験を持つキム・ジェボム(10、11、15年出演)が演じる「私」を相手に、「彼」を演じる。

私:キム・ジェボム(左)、彼:チョン・サンユン

私:チョン・ウクジン(左)、彼:チョン・ドンファ

最後に、最も若いペアとなるのは「彼」チョン・ドンファ(14、15、16年出演)と「私」チョン・ウクジン(14、16年出演)の二人。すでに2016年公演でペアを組んだ経験があり、抜群の呼吸を見せて観客に愛されていた彼らを再び見ることができるのは朗報だ。

そして、『スリル・ミー』には欠かせない「第3のキャスト」と呼ばれるピアニストにも注目だ。2010、2014―2015年公演で聴かせた卓越した演奏で評判を呼んだオ・ソンミンが戻ってくる。さらに、昨年はミュージカル『ラフマニノフ』やオペラ『リタ』などで、演奏とともにそのルックスも注目を浴びていたイケメンピアニスト、イ・ボムジェが初参加する。

演出には2008年に助演出として本作に参加し、2014年以降は演出を務めるパク・ジへ。総合プロデューサーには、『スリル・ミー』韓国上演を実現させた元MUSICAL HEAVEN代表のパク・ヨンホが、初演からともに活動してきたカン・ヒョジンプロデューサーとともに制作する。

理想的なキャストと制作陣を揃え、チケット争奪戦は必至の『スリル・ミー』10周年記念公演は2月14日から三成(サムソン)駅近くのぺガムアートホールで上演、1次チケットは1月16日午後2時から発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『スリル・ミー』(쓰릴 미)韓国10周年記念公演
2017年2月14日~5月28日 ぺガムアートホール

<出演>
●私(ネイサン)役:カン・ピルソク、チェ・ジェウン、キム・ジェボム、チョン・サンユン、イ・チャンヨン、チョン・ウクジン
●彼(リチャード)役:エノク、キム・ムヨル、チョン・サンユン、ソン・ウォングン、チョン・ドンファ、イ・ユル
●ピアニスト:オ・ソンミン、イ・ボムジェ

原作:ステファン・ドルギノフ(Stephen Dolginoff)/総合プロデューサー:パク・ヨンホ/プロデューサー:カン・ヒョジン/演出:パク・ジへ

写真提供:DALカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]シン・ソンロク、ソン・ウォングンらが出演『あしながおじさん』開幕!

[MUSICAL]シン・ソンロク、ソン・ウォングンらが出演『あしながおじさん』開幕!

 

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3年ぶりの小劇場作品出演、ジャーヴィス役のシン・ソンロク

ジーン・ウェブスターの同名小説を原作にしたミュージカル『あしながおじさん』が7月19日、いよいよ開幕する。

2009年に米・カリフォルニアで初演された『あしながおじさん』は、『レ・ミゼラブル』のオリジナル演出家ジョン・ケアードが脚本と演出を担当。日本では井上芳雄と坂本真綾の主演により『ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~』というタイトルで2012年に初演され、ミュージカルファンにはすでにおなじみの作品だが、韓国では今回が初演となる。演出は、米国オリジナルプロダクションで協力演出だったネル・バラバンが務め、協力演出として『女神さまが見ている』『思春期』のパク・ソヨン、音楽監督は『バンジージャンプする』『キム・ジョンウク探し』のチュ・ソヨンと、ミュージカルマニア期待の制作陣がそろった。

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2014年の『スリル・ミー』以来、2年ぶりの舞台出演 ソン・ウォングン

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兵役から除隊後、前作『スリル・ミー』で本格的に舞台復帰したカン・ドンホ

ヒロイン、ジルーシャと文通しながら影で支援し、彼女が未来ある人生を送ることができるよう助ける富豪のジャーヴィス役には、シン・ソンロク、ソン・ウォングン、カン・ドンホと、スーツ姿が似合う長身のイケメン俳優がトリプルキャストで出演する。なかでもドラマ『星から来たあなた』で注目されたシン・ソンロクが大学路の小劇場作品に出演するのは3年ぶりとあって、大きな期待を集めている。

孤児院で育ち、作家を夢みて大学生活を送っているヒロイン、ジルーシャ役には『女神さまが見ている』『洗濯(パルレ)』などで透明感あふれる歌声を披露してきたイ・ジスクと、圧倒的な歌唱力をもち、本格デビューから2年余りで『風と共に去りぬ』『スルー・ザ・ドア』などの話題作に主演してきたユ・リアが務める。

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歌唱力はお墨付き!ジルーシャ役のユ・リア(左)とイ・ジスク

7月4日には、「P.S.コンサート」と題し、シン・ソンロクを除く全キャストと、演出家のネル・バラバンも参加したショーケースも開催。原作小説「あしながおじさん」の朗読や劇中歌の披露、トークコーナーも交えたミニコンサート形式で実施された。演出家のネル・バラバンは「ジルーシャは“現代の哲学者”のようなキャラクターです。彼女の人生について、持がっているアイデアや洞察力が多くの影響を与え、彼女が一人の女性として成長していく過程がとても感動的なんです」と作品の魅力を紹介していた。

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(写真左から)カン・ドンホ、イ・ジスク、ネル・バラバン演出家、ユ・リア、ソン・ウォングン

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ショーケースでは、「幸せのひみつ」など劇中歌8曲を初披露した

原作小説のクラシックかつ心温まるストーリーと美しいメロディーの楽曲の数々。そしてミュージカルとしては珍しく、男女の二人芝居形式で上演されることも話題を呼んでいる『あしながおじさん』は、10月3日まで、大学路のデミョン文化工場 1館 ビバルディパークホールで上演される。


kidariposter【公演情報】
ミュージカル『あしながおじさん』(키다리 아저씨/Daddy Long Legs)
2016年7月19日~10月3日 デミョン文化工場 1館 ビバルディパークホール

<出演>
●ジャーヴィス・ペンドルトン役:シン・ソンロク、ソン・ウォングン、カン・ドンホ
●ジルーシャ・アボット役:イ・ジスク、ユ・リア

脚本:ジョン・ケアード(John Caird)/音楽:ポール・ゴードン(Paul Gordon)/翻訳・歌詞:イ・ヒジュン/演出:ネル・バラバン/協力演出:パク・ソヨン/音楽監督:チョ・ソヨン

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<プロフィール撮影&インタビュー映像>