イ・ゴンミョン

[MUSICAL]韓国舞台をオンライン視聴!① 陸軍ミュージカル『帰還』

[MUSICAL]韓国舞台をオンライン視聴!① 陸軍ミュージカル『帰還』

 

韓国では6.25戦争と呼ばれる朝鮮戦争勃発から70年を迎え制作された陸軍ミュージカル『帰還』が、9月24日~26日の3日間、全4公演のオンライン生中継有料配信を行う。

『帰還』オンライン生中継予告映像(制作会社公式YouTubeより)

以前から軍や国史に関する節目の年に、兵役中の人気俳優や歌手を起用して軍隊ミュージカルを制作してきた韓国。近年では2018年に軍創設70周年記念作としてチ・チャンウク、カン・ハヌルらが出演した『新興武官学校』を上演した。この好評を受け、同一制作陣を再び起用し2019年10月に『帰還』を初演。その後全国ツアーも行われた。今年6月にはソウルでアンコール公演を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の防疫措置のため無期限延期となっていた。

『帰還』オンライン生中継キャスト挨拶映像① 過去のスンホ役ド・ギョンス&現在のスンホ役イ・ゴンミョン(制作会社公式YouTubeより)

朝鮮戦争で南北国境地帯に現在も多数残存している戦死者の遺骨発掘事業を広く知らしめるために企画された『帰還』は、戦争当時兵士として参戦し、辛うじて生き延びた老紳士スンホが主人公だ。戦友の遺骨発掘事業に老後の人生を捧げるスンホの姿を見て、孫のヒョンミンが発掘鑑識団の特技兵として参加することになる。
発掘事業の現状を見せつつ、兵役に就いたヒョンミンらスンホの孫世代の物語と、スンホが回想する戦争当時の状況や戦友たちとの友情物語を交錯させ、時空を超えた軍隊青春ストーリーに仕上げている。ミュージカル『あの日々』を手掛ける制作会社の作品だけに、同作のファンならば、全編に流れる同様の空気感を随所で感じ取ることが出来るだろう。

『帰還』オンライン生中継キャスト挨拶映像② 現在のスンホ役イ・ジョンヨル&孫ヒョンミン役イ・ホンギ(制作会社公式YouTubeより)

昨年の初演ではオンユ(SHINee)やシウミン(EXO)などが主演していたが、今回のアンコール公演でもド・ギョンス(EXO)、ユン・ジソン(ex WannaOne)、イ・ホンギ(FTISLAND)など軍服務中の人気アイドルが多数起用されている。

『帰還』オンライン生中継キャスト挨拶映像③ ヒョンミン役シウミン&過去のスンホ役ユン・ジソン(制作会社公式YouTubeより)

今回の有料配信は全編英語字幕つき。劇場に10台のカメラを設置し、あらゆる角度から臨場感溢れる映像を堪能できるという。また、収録ではなく公演の生中継で配信されるため、1幕と2幕の間には20分のインターミッションが設けられている。この間には特別に用意された俳優たちのプライベート映像が放送される予定だ。
観覧チケットは公演チケット販売サイト、インターパークのグローバル(海外観客用)サイトで発売中。当日のチケットは配信開始1分前まで購入可能だが、視聴専用サイトでの事前ID認証などが必要なため、観覧時には早めの準備が望ましいだろう。

『帰還』オンライン生中継映像④ 開演前「ファイティン」コール(制作会社公式YouTubeより)


【公演情報】
ミュージカル『帰還』(귀환)オンライン生中継
2020年9月24日(木)~9月26日(土)3日間4公演

●視聴チケット購入サイト⇒インターパークグローバル
■視聴のみ http://www.globalinterpark.com/detail/edetail?prdNo=20007338
■視聴+MDグッズセット http://www.globalinterpark.com/detail/edetail?prdNo=20007339
※視聴チケットは、公演開始1分前まで購入可能。購入後のキャンセルは不可。

<日程別キャスト・視聴サイト>
①9月24日(木)午後8時
●視聴サイト⇒https://liveconnect.co.kr/thepromiseoftheday_jp/1
スンホ(過去)役:ド・ギョンス
スンホ(現在)役:イ・ゴンミョン
へイル役:イ・チャンドン
へスン役:キム・セジョン
チング役:イ・ジェジン
ヒョンミン役:イ・ホンギ
ウジュ役:イ・ソンヨル
将校役:キソム

②9月25日(金)午後8時
●視聴サイト⇒https://liveconnect.co.kr/thepromiseoftheday_jp/2
スンホ(過去)役:ユン・ジソン
スンホ(現在)役:イ・ジョンヨル
へイル役:イ・チャンドン
へソン役:イ・ジヘ
チング役:ペク・ドンヒョン
ヒョンミン役:キム・ミンソク(シウミン)
ウジュ役:イ・ソンヨル
将校役:キム・ウヒョク

③9月26日(土)午後2時
●視聴サイト⇒https://liveconnect.co.kr/thepromiseoftheday_jp/3

スンホ(過去)役:ド・ギョンス
スンホ(現在)役:イ・ジョンヨル
へイル役:ヒョン・ソクジュン
へソン役:イ・ジスク
チング役:ペク・ドンヒョン
ヒョンミン役:キム・ミンソク(シウミン)
ウジュ役:イ・ソンヨル
将校役:キム・ウヒョク

④9月26日(土)午後7時
●視聴サイト⇒https://liveconnect.co.kr/thepromiseoftheday_jp/4
スンホ(過去)役:ユン・ジソン
スンホ(現在)役:イ・ゴンミョン
へイル役:ヒョン・ソクジュン
へソン役:イ・ジスク
チング役:イ・ジェジン
ヒョンミン役:イ・ホンギ
ウジュ役:イ・ソンヨル
将校役:キム・ウヒョク

演出:キム・ドンヨン/脚本・作詞:イ・ヒジュン/作曲:パク・ジョンア/音楽監督:チェ・ハンウル/振付:シン・ソンホ/舞台:ソ・スクジン/照明:ペク・シウォン/小道具:ユン・ミヒョン/衣装:アン・ヒョンジュ/ヘアメイク:チョン・ソジン/映像:パク・ジュン

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[MUSICAL]第4回韓国ミュージカルアワーズ ノミネート発表

[MUSICAL]第4回韓国ミュージカルアワーズ ノミネート発表

 

韓国芸術文化委員会と、韓国ミュージカル協会の共同主催で2016年から開催されている「韓国ミュージカルアワーズ」が今年4回目を迎え、1月6日、候補作品/俳優の発表会が行われた。

記者発表会は進行役をイ・ジフンとチャン・ウナが努め、主催者側からイ・ユリ共同組織委員長、キム・ジョンホン候補推薦委員長、そして執行委員長を務める俳優チョン・ヨンジュが出席した。

司会進行を務めたイ・ジフン(左)とチャン・ウナ

「第4回韓国ミュージカルアワーズ」は2018年12月1日~2019年11月30日まで韓国で開幕した作品のなかから7日間以上、または14回以上有料公演を実施した作品がエントリー対象となっている。
候補作品/候補者は、俳優、制作者、評論家などで構成される専門家100名と、事前に一般観客から募集したマニア投票団100名による投票により選定された。

(写真左から)イ・ユリ共同組織委員長、チョン・ヨンジュ執行委員長、キム・ジョンホン候補推薦委員長

今回は「作品賞」を上演した劇場の座席数400席を基準に大劇場と小劇場に区分して候補作を選定。また「音楽賞」を作曲と編曲・音楽監督とに分けて表彰し、「舞台芸術賞」は美術、衣装など多くのパートがあるため上位2名を表彰するなど、賞の設定が再編成されていることが、昨年とは異なる点だ。

イ・ユリ委員長は「(映画やドラマなどと異なり)報道機関が主催しておらず、収益や興行を目的としていない公共的な授賞式」と説明し、授賞式の前に、海外進出、活動へ向けたトークイベントやカンファレンスも行い、ミュージカル俳優や制作者を夢見る次世代に向けた韓国ミュージカルの祭典にしようと努力している面もアピールしていた。

今年のノミネート作品/俳優は以下の通り。
『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』が最多12ノミネート。次点に『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』が11ノミネートと、中劇場サイズの創作ミュージカルが威力を見せている。

2019年の韓国ミュージカル界最高の栄誉となるアワードの授賞式は1月20日(月)夜7時よりブルースクエアインターパークホールで俳優イ・ゴンミョンの司会進行により開催。授賞式の模様は、KAKAO TVの「メロンチケット公演実況」チャンネルで生中継予定だ。

(写真左から)大賞候補作『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』(©PLエンターテインメント)、『エクスカリバー』(©EMKミュージカルカンパニー)、『黎明の瞳』(©SUKI COMPANY)、『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』(©R&D Works)

【作品部門】

●大賞(400席以上/初演作品)
『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
『エクスカリバー』
『黎明の瞳』
『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

●作品賞(400席以上/創作、ライセンス/初演・再演不問)
『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
『スウィーニー・トッド』
『シラノ』
『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

(写真上段左から)作品賞(400席以上)候補作『ダーウィン・ヤングの悪の起源』(©ソウル芸術団)、(『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』(©PLエンターテインメント)、『スウィーニー・トッド』(©ODカンパニー)、(下段左から)『シラノ』(©CJ ENM) 『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

●作品賞(400席以下/創作、ライセンス/初演・再演不問)
『君のための文字』
『ランボー』
『シデレウス』
『阿娘歌(アランガ)』
『伝説のリトルバスケットボール団』

(写真上段左から)作品賞(400席以下)候補『君のための文字』(©Double K Film and Theater)、『ランボー』(©LIVE)、『シデレウス』(©RANG)、(下段左から)『阿娘歌(アランガ)』(©インサイトエンターテインメント)、『伝説のリトルバスケットボール団』(©IM CULTURE)

【俳優部門】

●主演賞(女優)
キム・ソニョン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
シン・ヨンスク『エクスカリバー』
オク・ジュヒョン『スウィーニー・トッド』
ユン・ゴンジュ『アイーダ』
チョン・ソナ『アイーダ』
チャ・ジヨン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』

●主演賞(男優)
オ・ジョンヒョク『あの日々』
イ・フィジョン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
チョ・スンウ『スウィーニー・トッド』
チョ・ヒョンギュン『シラノ』
KAI『エクスカリバー』
ホン・グァンホ『スウィーニー・トッド』

●助演賞(女優)
キム・グッキ『口腔内科病院』
キム・ソヒャン『エクスカリバー』
キム・ヒオラ『ファンレター』
イ・イェウン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
チャン・ウナ『マリー・アントワネット』

●助演賞(男優)
パク・ガンヒョン『エクスカリバー』
ソ・ヨンジュ『スウィーニー・トッド』
ユク・ヒョンウク『シラノ』
イ・チャンヨン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
チョ・プンレ『尹東柱:月を射る』

●新人賞(女優)
キム・スハ『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
キム・ヨンジ『マリー・アントワネット』
イ・ユハ『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ハン・ジェア『グリース』

●新人賞(男優)
ドギョム『エクスカリバー』
ヤン・ヒジュン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
イム・ギュヒョン『阿娘歌(アランガ)』
ファン・ミンヒョン『マリー・アントワネット』
ファン・スンジョン『伝説のリトルバスケットボール団』

●アンサンブル賞
『ベン・ハー』
『ボディーガード』
『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
『アイーダ』
『エクスカリバー』

(写真上段左から)アンサンブル賞候補作品『ベン・ハー』(©NEW CONTENTS COMPANY)、『ボディーガード』(©CJ ENM)、『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』(©PLエンターテインメント)、(下段左から)『アイーダ』(©シンシカンパニー)、『エクスカリバー』(©EMKミュージカルカンパニー)

【創作部門】

●プロデューサー賞
CJ ENM
カン・ビョンウォン(LIVE)
シン・チュンス(ODカンパニー)
オ・フンシク(R&D Works)
ハン・スンウォン(HJ Culture)

●演出賞
キム・ドンヨン『シラノ』
エリック・シェーファー『スウィーニー・トッド』
オ・ギョンテク『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
オ・ルピナ『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ウ・ジンハ『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』

●脚本賞
カン・ナム『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
パク・チャンミン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
パク・へリム『伝説のリトルバスケットボール団』
イ・ヒジュン『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
チョン・ヨン『影を売る男』

●音楽賞(作曲)
キム・ヒョウン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ミン・チャンホン『ランボー』
パク・チョンフィ『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
イ・ジョンヨン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
イ・ハンミル『阿娘歌(アランガ)』
フランク・ワイルドホーン『エクスカリバー』

●音楽賞(編曲/音楽監督)
キム・ギリョ『ダーウィン・ヤングの悪の起源』
キム・ソンス『光化門恋歌』
シン・ウンギョン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』
ヤン・ジュイン『伝説のリトルバスケットボール団』
ウォン・ミソル『スウィーニー・トッド』

●振付賞
キム・ウンチョン『スワッグエイジ:叫べ、朝鮮!』
ムン・ソンウ『ベン・ハー』
シン・ソンホ『あの日々』
イ・ヒョンジョン『神と共に:現世編』
チョン・ドヨン『シラノ』

●舞台芸術賞
クォン・ドギョン『スウィーニー・トッド』音響
キム・スッキ『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』ヘアメイク
パク・ジュン『シティ・オブ・エンジェル』映像
オ・ピリョン『HOPE:読まれていない本と、読まれていない人生』美術
チョン・スンホ『エクスカリバー』美術

●特別賞
功労賞(ミュージカルへの功績を讃え、候補選定委員会により選定)


【公演情報】
「第4回韓国ミュージカルアワーズ」
2020年1月20日(月)ブルースクエア一帯
●グローバルミュージカル人材育成のためのトークコンサート;13時~14時半 カオスホール
●Kミュージカル グローバル ネットワーク カンファレンス:15時~17時 カオスホール●授賞式レッドカーペット:17時~18時半 ブルースクエア屋外
●授賞式:19時~22時 インターパークホール
●ネットワーキング パーティー:22時~23時 カオスホール

※公式サイト⇒https://awards.kmusical.kr/

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[MUSICAL]イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、ぺ・ヘソン20周年記念『チック・チック…ブーン!』上演

[MUSICAL]イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、ぺ・ヘソン20周年記念『チック・チック…ブーン!』上演

 

ジョン役のイ・ソクジュン

ジョン役のイ・ゴンミョン

韓国の舞台シーンを長年トップ俳優として牽引してきたイ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、ぺ・ヘソンが俳優生活20周年を迎え、かつてともに主演した『チック・チック…ブーン!』への出演を決定。初演メンバーの一人であるソン・ギユンや、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョク、チョン・ヨンら親しい後輩たちとともに意味深い記念公演を行う。

『チック・チック…ブーン!』は、『RENT』の原作者として知られるジョナサン・ラーソンが遺したもう一つの戯曲。成功を前に夭折した彼の自伝的エピソードが盛り込まれており、アルバイトを続けながら作曲を続ける青年ジョンとルームメイトのマイケル。そして常にジョンを支えてきた恋人スーザンと、3人の姿を通して、夢を追う者が突き当たる壁や現実を躍動感あふれるサウンドとともにストレートに描き出すロックミュージカルだ。2001年の韓国初演時には、3つの劇場で3チームに分けて上演されるほどの人気を博したという。

スーザン役のぺ・ヘソン(左)とチョン・ヨン

今回7年ぶりとなる上演では、主人公ジョン役にはミュージカル『ストーリー・オブ・マイライフ』や演劇『キル・ミー・ナウ』『フローズン』など、多彩な作品で誠実にキャラクターを演じこなすイ・ソクジュン。そして『フランケンシュタイン』『あの日々』『インタビュー』など常にカリスマ性溢れる歌と演技を披露してきたイ・ゴンミョンが務める。同い年の親友として知られる二人が記念公演で顔を揃えることは多くの観客が期待する最大のポイントとなっている。

ジョンの夢や情熱を支持してきたが、現実に疲れていく恋人スーザン役には、初演メンバーだったぺ・ヘソンが16年ぶりに挑む。『モーツァルト!』の姉ナンネールが当たり役として知られる彼女は、どんな作品でも穏やかながらも存在感を見せられる演技力を買われ、近年は『ヨンパリ』などドラマにも多数起用されている。一方チョン・ヨンは演劇『柔道少年』『カポネトリロジー』や『スモーク』『マーダー・バラッド』などのミュージカルまで、小劇場作品に多数出演して頭角を現してきた女優。全く違う個性をもつ二人のスーザンを堪能できそうだ。

(写真左から)マイケル役のソン・ギユン、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョク

そして、ジョンとともに夢を追っていたものの、転身後はビジネスマンとして成功したマイケルをソン・ギユン、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョクの3人が演じる。01年初演時の元祖マイケル役だったソン・ギユンは韓国版『アイーダ』『CHICAGO』『マンマ・ミーア!』などの大劇場ミュージカルには欠かせないベテランだが、今年は『彼と彼女の木曜日』『大虐殺の神』などの小劇場演劇やドラマ『推理の女王』への出演など多彩な活動を展開している。加えて、今回初出演となる『モンテクリスト』『三銃士』などで知られるチョ・スンチャンと、『あの日々』『プライド』などに出演したオ・ジョンヒョクは、イ・ソクジュンやイ・ゴンミョンとの共演作も多く、親しい先輩俳優への“義理”や“リスペクト”を感じさせる出演となっている。

楽しい作品性のなかにある深いメッセージに共感が溢れる青春群像劇を、すでにキャリアをもつ俳優たちが、どのように演じるのか注目される『チック・チック…ブーン!』は8月29日から上演。プレビュー公演のチケットは7月26日(水)午後3時から、1次チケットは8月2日(火)午後3時から発売開始される。


【公演情報】
ミュージカル『チック・チック…ブーン!』
2017年8月29日~10月15日 大学路TOM1館

<出演>
●ジョン役:イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン
●スーザン役:ぺ・ヘソン、チョン・ヨン
●マイケル役:ソン・ギユン、チョ・スンチャン、オ・ジョンヒョク

写真提供:IM CULTURE
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[MUSICAL]『共同警備区域JSA』イ・ジョンヨル&チョン・サンユン 追加キャスティング!

[MUSICAL]『共同警備区域JSA』イ・ジョンヨル&チョン・サンユン 追加キャスティング!

 

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追加発表されたジグ・ベルサミ役のイ・ジョンヨル(左)とキム・スヒョク役のチョン・サンユン

2015年も実力派キャストを揃えて再演に臨むミュージカル『共同警備区域JSA』に、昨年の本公演に出演していたイ・ジョンヨルとチョン・サンユンの追加キャストが発表された。

『共同警備区域JSA』は、イ・ビョンホン、ソン・ガンホらが主演したパク・チャヌク監督の映画『JSA』(2000年)の原作にもなった小説家パク・サンヨンのベストセラー「DMZ」をもとに舞台化したもの。現在も冷戦状態が続く南北朝鮮半島分断の象徴でもある板門店を中心に、この一帯は共同警備区域(JSA=Joint Securiry Area)とされている。このJSAで起きた北朝鮮人民軍の兵士が射殺される事件の謎を紐解きながら、その背景にある南北5人の兵士たちの秘めた友情物語が描かれる。

今回追加キャストとして発表されたイ・ジョンヨルは、殺人事件を捜査するために中立国停戦監視委員会の参加国であるスイスから派遣された韓国系将校のジグ・ベルサミ役。そしてチョン・サンユンは、事件のカギを握り、ベルサミから事情聴取を受ける韓国軍の兵士キム・スヒョクを演じる。チョン・サンユンは2013年のショーケース公演から、イ・ジョンヨルは昨年の本公演から同役を演じており、ともに観客に高い支持を受けていた二人の参加が作品のクオリティを一層高めると期待されている。

また『共同警備区域JSA』は開幕に先立ち、2015年版の魅力を観客に体感してもらうための特別な舞台を用意している。観客を 「広報兵 」に任命して、普段は見て楽しむだけだった公演の様子を直接撮影もできる「JSA広報兵の日」だ。司会には昨年の本公演で北朝鮮兵のオ・ギョンピル役を演じたイ・ソクジュンが担当する。このイベントの参加権を含むパッケージチケットは、先ごろ発売され、開始1分で全席完売するほど、作品への関心の高さを証明した。ちなみに 「JSA広報兵の日」は、9月21日(月)午後8時に実施される予定だ。

万全のキャストを揃った2015年版『共同警備区域JSA』は9月18日にDCFデミョン文化工場1館で開幕する。


JSA2015poster【公演情報】
ミュージカル『共同警備区域JSA』(공동경비구역 JSA)
2015年9月18日~12月6日 DCFデミョン文化工場1館 ビバルディホール

<出演>
●ジグ・ベルサミ役:イ・ゴンミョン、イム・ヒョンス
●キム・スヒョク三兵役:キム・スンデ、カン・ジョンウ、ヒョンソン(BOYFRIEND)
●オ・ギョンピル三等兵役:チェ・ミョンギョン、ホン・ウジン
●ナム・ソンシク一兵役:イ・ギソプ、ペ・スンギル
●チョン・ウジン戦士:チョン・スンウォン、チュ・ジンハ

原作:パク・サンヨン(小説「DMZ」)/脚本:イ・ヒジュン/作曲:メン・ソンヨン/プロデューサー・演出:チェ・ソンシン/制作:キム・ミヨン/音楽監督:イ・ナヨン/編曲:ピ・ジョンフン/振付:キム・ジュンテ/舞台:シム・ジェウク/照明:キム・ヨンビン/音響:クォン・ジフィ/衣装:キム・ドヨン/小道具:カン・ミンスク/ヘアメイク:チョ・ミヨン/舞台監督:グ・ボングァン

写真提供:ミュージカルJSAプロダクション ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[MUSICAL]イ・ゴンミョンら新キャストを迎え『共同警備区域JSA』帰還!

[MUSICAL]イ・ゴンミョンら新キャストを迎え『共同警備区域JSA』帰還!

 

JSA2015poster2013年に初演し、観客から熱い支持を得た創作ミュージカル『共同警備区域JSA』が9月から再演が決定。新旧の顔ぶれが揃う2015年版キャストが公開された。

ミュージカル『共同警備区域JSA』は、イ・ビョンホン、ソン・ガンホらが主演したパク・チャヌク監督の映画『JSA』(2000年)の原作にもなった小説家パク・サンヨンの小説「DMZ」をもとに舞台化したもの。2013年のショーケース公演では、この作品に企画段階から関わってきたヤン・ジュンモらが主演。完成度の高さと俳優たちの名演が評判となり、連日完売を記録するほどの人気となっていた作品だ。

朝鮮戦争以降、現在も冷戦状態が続く南北分断の象徴でもある板門店を中心にこの一帯は共同警備区域(JSA=Joint Securiry Area)とされている。このJSAで北朝鮮人民軍の兵士が、韓国軍の兵士に射殺される事件が起き、そのビハインドストーリーを紐解いていくという、ミステリアスなフィクションになっている。事件の裏には、ひょんなことから交流をもつことになった5人の兵士たちの秘めた友情物語があり、南北統一へのメッセージも込められた感動のストーリーが見事に作品化されているのだ。骨太かつ人間味あふれるストーリーが評価され、昨年の「第8回ザ・ミュージカルアワード」では脚本賞など2部門受賞の快挙を成し遂げている。

今年の再演では、一部シーンや楽曲が再構成され、よりスケール感のある内容にグレードアップされているそうだが、それに劣らぬ豪華なキャストが揃い、期待を膨らませている。

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ジグ・ベルサミ役のイ・ゴンミョン(左)とイム・ヒョンス

JSAで起きた殺人事件を捜査するため、中立国停戦監視委員会の参加国であるスイスから派遣されてきた将校、ジグ・ベルサミを演じるのは、今回初出演となるイ・ゴンミョンと、初演から同役で重厚な存在感を見せてきたイム・ヒョンス。映画版ではイ・ヨンエが演じていたため女性のイメージが強いが、舞台版では原作に忠実に男性キャラクターが登場するため、一段とリアリティを感じられるはずだ。

JSA2015B

キム・スヒョク役のキム・スンデ(左)、カン・ジョンウ(中)、ヒョンソン(BOYFRIEND)

そして映画版ではイ・ビョンホンが演じていた韓国軍兵士キム・スヒョク三兵役を昨年の本公演から演じているカン・ジョンウに加え、新キャストにキム・スンデと、ミュージカル初挑戦となるBOYFRIENDのヒョンソンが出演する。なかでもヒョンソンは昨年、オーディションを受けてこの役を勝ち取ってからは、演技や歌の個人レッスンも受け、稽古にも熱心に臨んでミュージカルデビューに備えているそうだ。

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オ・ギョンピル役のチェ・ミョンギョン(左)とホン・ウジン

映画版ではソン・ガンホが演じていた朝鮮人民軍のオ・ギョンピル三等兵役は、初演から味のある演技で見事にキャラクターを消化したと評判になっていたチェ・ミョンギョンと、今年は『ロ・ギス』に続くミュージカル出演となるホン・ウジンが同役に初挑戦する。

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ナム・ソンシク役のイ・ギソプ(左)とペ・スンギル

映画版ではキム・テウが演じていた韓国軍兵士ナム・ソンシク一兵役は、純朴なキャラクターを初演から体現しているイ・ギソプと、2013年に国軍が制作したミュージカル『プロミス』にも出演していたペ・スンギルが初めて参加する。

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チョン・ウジン役のチョン・スンウォン(左)とチュ・ジンハ

最後に、映画版ではシン・ハギュンが演じていたオ・ギョンピルの部下チョン・ウジン戦士役は、ともに初出演となる『ロ・ギス』で好演していたチョン・スンウォンと前作『望ましい青少年』に主演して注目を浴びた新星チュ・ジンハが挑む。

今秋の開幕作のなかでも、要注目の創作ミュージカルである『共同警備区域JSA』は、9月18日に大学路(テハンノ)のDCFデミョン文化工場で開幕。1次スケジュールのチケットは8月20日より発売される。


JSA2015poster【公演情報】
ミュージカル『共同警備区域JSA』(공동경비구역 JSA)
2015年9月18日~12月6日 DCFデミョン文化工場1館 ビバルディホール

<出演>
●ジグ・ベルサミ役:イ・ゴンミョン、イム・ヒョンス
●キム・スヒョク三兵役:キム・スンデ、カン・ジョンウ、ヒョンソン(BOYFRIEND)
●オ・ギョンピル三等兵役:チェ・ミョンギョン、ホン・ウジン
●ナム・ソンシク一兵役:イ・ギソプ、ペ・スンギル
●チョン・ウジン戦士:チョン・スンウォン、チュ・ジンハ

原作:パク・サンヨン(小説「DMZ」)/脚本:イ・ヒジュン/作曲:メン・ソンヨン/プロデューサー・演出:チェ・ソンシン/制作:キム・ミヨン/音楽監督:イ・ナヨン/編曲:ピ・ジョンフン/振付:キム・ジュンテ/舞台:シム・ジェウク/照明:キム・ヨンビン/音響:クォン・ジフィ/衣装:キム・ドヨン/小道具:カン・ミンスク/ヘアメイク:チョ・ミヨン/舞台監督:グ・ボングァン

写真提供:ミュージカルJSAプロダクション ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。

[PHOTO]ミュージカル『チェス』プレスコール

[PHOTO]ミュージカル『チェス』プレスコール

 

ミュージカル『チェス』(체스)プレスコール
2015年6月23日(火) 世宗文化会館 大劇場

出演:チョ・グォン(2AM)、Key(SHINee)、シヌゥ(B1A4)、ケン(VIXX)、
シン・ソンウ、イ・ゴンミョン、アン・シハ、イ・ジョンファ、
キム・ジャンソプ、キム・ボムレ、キム・グムナ、パク・ソヌ、
パク・ソンホ、ホン・ギョンス、ユ・ソンヒョンほか

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[PHOTO]ミュージカル『ロビン・フッド』プレスコール

[PHOTO]ミュージカル『ロビン・フッド』プレスコール

 

ミュージカル『ロビン・フッド』プレスコール
1月30日(金) D-CUBEアートセンター

出演:イ・ゴンミョン、オム・ギジュン、パク・ソンファン、キュヒョン、
ヤン・ヨソプ、ソ・ヨンジュ、ホン・ギョンス、チョ・スンチャン、
パク・ジヌ、ソ・ジヨン、キム・アソン、キム・ヨジン、ダナ

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[MUSICAL]ミュージカル『ロビン・フッド』稽古場写真を公開!

[MUSICAL]ミュージカル『ロビン・フッド』稽古場写真を公開!

 

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フィリップ皇太子を演じるキュヒョン(SUPER JUNIOR )

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ロビン・フッド役のオム・ギジュン

いよいよ1月23日に開幕する新作ミュージカル『ロビン・フッド』が開幕を控えて、最後の追い込み稽古中の出演者の熱気が伝わる稽古場写真を公開した。

演出:ワン・ヨンボム、音楽監督:イ・ソンジュン、振付:ソ・ビョング……と昨年、創作ミュージカルでは最高のヒット作となった『フランケンシュタイン』のクリエイターが再結集して注目を浴びる『ロビン・フッド』は、2005年に初演したドイツミュージカルが原作。だが、『三銃士』や『ジャック・ザ・リッパー』などと同様に、大胆に再構成して韓国版に創り上げたそうだ。

『ロビン・フッド』はもともと中世イングランドの伝承から生まれたキャラクター。このミュージカル版では、イングランドの青年ロビン・ロクスレイが、リチャード王について十字軍遠征に出た際に、かつての盟友だったギルバートの裏切りに遭い、王殺害の濡れ衣を着せられて逃亡の身となる。さらに恋人マリアンも奪われたロビンは逃げ込んだシャーウッドの森で多くの仲間を得て、義賊ロビン・フッドとなっていく。のちにロビンはリチャード王の息子であるフィリップ皇太子と出会い、同志たちと共にギルバートらの圧政に対抗し始める…というストーリーだ。

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フィリップ皇太子役のヤン・ヨソプ(BEAST )

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ロビン・フッド役のユ・ジュンサン

『モンテ・クリスト』のごとく、仲間の裏切りに遭い、恋人まで奪われ義賊となるロビン役にはユ・ジュンサン、イ・ゴンミョン、オム・ギジュン。ロビンと手を組み、革命を起こそうとするフィリップ皇太子を、キュヒョン(SUPER JUNIOR)、ヤン・ヨソプ(BEAST)、パク・ソンファンが演じる。ロビンとフィリップの2トップを中心に、巨悪に挑む義賊たちの『三銃士』ばりの活躍が期待されている。
ほか、悪役となるギルバート役のチョ・スンチャンとパク・ジヌ、恋人マリアン役のソ・ジヨンとキム・アソンなど、Mミュージカルカンパニー作品ではおなじみの面々が揃っているだけに、日本の観客へのアピール度も高い作品となりそうだ。
本作はD-CUBEアートセンターで3月まで上演後、4月からは京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市の城南アートセンターでも上演される。


 

robinukj【公演情報】
ミュージカル『ロビン・フッド』
1月23日~3月29日 D-CUBEアートセンター
出演:ユ・ジュンサン、イ・ゴンミョン、オム・ギジュン、パク・ソンファン、キュヒョン、ヤン・ヨソプ、ソ・ヨンジュ、ホン・ギョンス、チョ・スンチャン、パク・ジヌ、ソ・ジヨン、キム・アソン、キム・ヨジン、ダナ

プロデューサー:キム・ソンミ(Mミュージカルカンパニー)/演出:ワン・ヨンボム/音楽監督:イ・ソンジュン/振付:ソ・ビョング/舞台デザイン:ソ・スクジン/照明デザイン:ミン・ギョンス/音響デザイン:クォン・ドギョン

●公式サイト:http://www.musicalrobinhood.co.kr/
●チケットはインターパークほかで発売中。

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[PHOTO]ミュージカル『あの日々』稽古場公開

[PHOTO]ミュージカル『あの日々』稽古場公開

 

ミュージカル『あの日々』稽古場公開

10月6日(月) ソウル市内某所

出演:ユ・ジュンサン、イ・ゴンミョン、カン・テウル、チェ・ジェウン、キュヒョン、チ・チャンウク、オ・ジョンヒョク、キム・スンデ、キム・ジヒョン、シン・ダウン、イ・ジョンヨル、ソ・ヒョンチョル、パク・ジョンピョ、チェ・ジホほか

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[SPECIAL INTERVIEW]イ・ソクジュン<前編>

[SPECIAL INTERVIEW]イ・ソクジュン<前編>

 

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いま目覚ましい急成長を遂げている韓国ミュージカル界を俳優としてのみならず“トークショーのMC(司会)”として長年支えている人がいます。その名はイ・ソクジュン。彼は常に舞台の第一線で活躍する俳優でありながら、ミュージカル俳優や制作陣をゲストに迎えるトークショー「ミュージカル イヤギショー イ・ソクジュンと共に」⇒公式サイト(以下、「イヤギショー」)で2004年から司会を務めています。どんなゲストを迎えても俳優の魅力を引き出せる抜群の話術で毎回楽しいショーに仕上げ、観客を楽しませてくれているソクジュンさん。もはやライフワークになっている「イヤギショー」の10周年記念公演を前に、10年間の裏話を伺いました。

 ※イヤギ(이야기)とは、韓国語でお話、物語のこと。イヤギショー=トークショーの意。

*      *      *

●「イヤギショー」はいま2011年から再開したシーズン2を現在公演中ですが、2004年にシーズン1を始めた当初はこうして10年も続くと思っていらっしゃいましたか?
「いいえ。シーズン1のときはただ100回やろうと言って始めたんです。当時はミュージカル俳優が100人くらいにはなるだろうと、そして彼らを好きなファンたちが100人はいるだろうと考えたんです。1回当たり100人ずつ参加した観客が、1人の俳優につき100人ずつファンになっていけば100回は行けるだろうと。しかも毎週やってたから、1年で50回公演なので2年目に終わると思ったんです。でもシーズン1を100回やるのは容易ではなかったですね。僕がちょっと勘違いしていたのは、ファンの方たちはいろんな俳優を好きだろうと、そして仕事がある月曜日の夜でも俳優を見に来る人が100名を超える、と。でもミュージカル俳優のトークショーを100人以上の観客が見に来るには、普段の公演で1000人以上の観客を呼べるくらいの影響力を持っていれば可能なことだったんです。だけどそんな俳優はあまりいなかった。もっとたくさんいるかと思ってたけど、それで赤字になってしまって、あ~(考え方を)間違ってたようだ、と」

●最初に劇場はどこで?
「僕がワイフ(女優チュ・サンミ)とよくデートしてた建物があって(笑)。弘大(ホンデ)にお義父さん(演劇俳優・故チュ・ソンウン)の名前をつけた“テアトル チュ”という100席くらいの劇場があったんです。トークショーをやるにはちょうど良い環境で、こういうトークショーをやってみたらどうか? という話がどこからともなく出てきたときに、あ、ここでやりたい、と思ったんです。正直、自分の利益よりも僕が好きな人たちを紹介したいという気持ちのほうが強かったんですよ。僕はファンの子たちも好きだし、(俳優とファンに)格差をつけるのは好きじゃないから、区別なく俳優たちと話をしたいのに難しいって言ってるのを聞いて、じゃぁ僕が代わりに訊けるじゃん、くらいの感じで始めたんです」

lsj3●とはいえ、それまでMCというのはやったことがあったんですか?
「1回だけ。『若きウェルテルの悩み』をクリスマスのときに公演ではなく、コンサートをやったんですよ。企画するときに僕がいちばん年上だったから『俺がMCやるよ』って感じで司会をしたんだけど、す~ごく反応が良かったんです。自分が芝居で拍手されるのは照れ臭いのに、誰かを注目させて拍手をもらうのはすごく気分が良かったんですよね」

●今でこそミュージカル俳優のトークショーは増えましたけど、当時は全くなかったですよね?
「全世界。世界初ですよ。でも僕はよく分からなかったんだけど、ある評論家の先生が世界でもこんなミュージカルのトークショーはないよって言われて、『あ、そうか』って。なぜなら他の国のミュージカルは作品が中心になるけど、韓国は俳優のインフラがすごく良い国だから俳優の力がいつも中心になる――それで他の国ではやろうとしてなかった俳優たちとファンが一緒に過ごす時間を作りたかったんです」

●初回はどうやって準備されたんでしょうか? 韓国ではファンクラブの会員がファンミーティングやイベントを本格的に実施したりしますが、そんな感じですか?
「アマチュアリズムでしたよ。最初はそういうファンミーティングみたいな感じもあったのは確かです。でもファンミーティングは俳優が話したいことを話して歌を歌って、質疑応答があって、みたいな感じだけど、それとは違ってミュージカル俳優は自分の話をする機会があまりないから、生まれた時から今までの話をしよう、と。子供の時の写真を持ってきてもらって観客に写真を見せながら、なぜ、どうやってミュージカルを始めたのか? 失敗したことあるか、など観客たちが知りたいエピソードを訊いたんです。ほとんど全部公開するレベルで(笑)。もともと僕の同僚たちだし、僕が知ってることも多いからお互いけなし合いながら話したりしてましたね」

●シーズン1の第1回ゲストはやはり、「イヤギショー」で毎回名前が登場するお友達のイ・ゴンミョンさんたちだったんですね。
「1回目は最初だし、どうやってやったらいいか分からなかったから、僕が一番信頼のおける人たちに頼んだんです。ゲストの3人はソウル芸術大学91学番の同期で、ゴンミョンさんは知ってると思うけど、いまファン・ヒョンジョンさんはシンシカンパニーで振付家やってるし、アン・ソンジンさんは劇作家です。でも当時は有名な俳優だったんですよ。大学時代からいつも4人でつるんでたから、学生時代の話やアンサンブルの話だけでも充分面白かったから子供のころの話なんかは全部飛ばしたほどでした」

●お話を伺っていると内容はいまやっているスタイルとほとんど変わってないんですね。
「うん、変える必要もないでしょう。俳優が舞台に立って繰り広げる話は無尽蔵にありますよ。そこで、どんな話を組み合わせるかが、僕らにとっての肝でしょう。シーズン1では有名な俳優を呼んで人物にフォーカスしていたとしたら、シーズン2では作品と、作品に関わった俳優やスタッフ、新人俳優も含めて話を訊いています」

lsj5●それと毎回、公演の収益金は難病の子供たちを救うためのチャリティーにされているのが凄いなと思います。
「当初は制作費くらいを捻出できればいいなと思っていました。お金を儲けようなどとは思ってなかったけどシーズン1のときは50回くらいやったところで制作費が何千万ウォンかの赤字になりました。それで俳優に重きを置いてはダメだ、と考え直して、紹介したい作品の俳優たちが何人か出演すれば有名な俳優じゃなくても観客が飽きずに進行できるだろうと、毎週から隔週公演に変えて、回ごとに内容を企画・制作するスタイルに変えていったんです。すると「イヤギショー」が面白いと言われはじめ、固定ファンがついてきたんです。興収も上がっていって、100回に至るときには1000万ウォンくらい余った。本来は僕たちが自由に使っていいわけだけど、金儲けで始めたことじゃないからみんなで分けるかチャリティーにするか、と相談して『美しい財団』というところに寄付することにしたんです。それを観客も俳優もいいね、と言ってくれたのでシーズン1を終えるときに観客に約束したんです。実はすごくしんどかったからシーズン2をやる予定はなかったんだけど、万が一戻ってきたら観客の皆さんからいただいたお金を支援に使える環境を作ります、と。でもその後、シーズン2をやってほしいという話が3年を過ぎても聞こえてくるんです。最後に僕の心を動かしたのは、厳しい環境にいる人たちを俳優と観客が一緒になって助けたらどうか? と言われたこととか、『すごく出たかったのに終わってしまった』と恋しがる俳優たちもすごく多かったんだな、というのが分かって、もう一回やってみるかと」

●シーズン1から現在まで、忘れられないエピソードがあれば教えてください。
「すごくたくさんあるけど……チョン・スギョン先輩(シーズン1の第13回に出演)の双子のお子さんが当時1、2歳ぐらいで家に置いておけないから会場に連れていらしたんです。スタッフに預けて出演してたんだけど、ママに会いたがって舞台に上がってきたので、『大丈夫、みんな拍手して~』と舞台に上げたら、突然お漏らししちゃって一時中断したこととか(笑)。パク・カリン音楽監督(シーズン1の第20回に出演)のときは、観客にマフィンを食べさせたいと100個ぐらい焼いて持っていらして、みんなで食べながら公演したことがありました」

●シーズン1では何度か出演していたけど、いまでは「イヤギショー」でなかなかお目にかかれないチョ・スンウさんやオム・ギジュンさんなどはどうでしたか?
「彼らは出演しないというよりも、例えばチョ・スンウさんの場合はトークショーみたいなものに出るのが苦手な人なんですよ。元々苦手なのに、僕と仲が良いから、兄貴がやるものには出なきゃでしょ、と自分から進んで出てくれたんです。お願いするたびに申し訳ないなと思ってたけど、3回くらい出てくれたはずですよ」

●先月「ヒストリーボーイズ」の回に出ていたイ・ジェギュンさんみたいに(注:当日、ジェギュンさんはうまく話ができずソクジュンさんにいじられていました)、話すのがあまり得意じゃないゲストもいるじゃないですか。そういう時は進行が大変ではないですか?
「僕はむしろ、司会者の話を聞かず、自分のスタイルを押し付けるように話す人のほうがずっと大変です(笑)。ジェギュンさんみたいな人は愛らしいくらいで、話の上手い下手は問題じゃないんですよ。うまく説明できなくてもそれを僕がどう持っていくかが重要でしょう」

lsj7●ほかに、面白いエピソードを思い出す方はいらっしゃいますか?
「昨年イ・ゴンミョンさんがプロポーズした回(シーズン2の第44回に出演)があったでしょ? (はい、驚きました!)観客の方たちが戸惑うんじゃないかと緊張したんだけど、実は前の日に2人はケンカしてて、奥さんが来ないんじゃないかと心配だった(笑)。どうするんだよ全部準備終わってるのに! 奥さんには『見に行かないって言ってるのに何でしつこく見に来てって言うの?』って、言われるし(笑)。でも無事にプロポーズできたから、完全に仲直りできたでしょう」

●あの時はどれくらい前から準備してたんですか?
「1カ月くらい前かな? プロポーズしてないって言うから、『じゃぁ、イヤギショーでやる?』って言って。ゴンミョンさんは「イヤギショー」第1回のゲストで僕にとっては格別な人でもあるし」

●あの時ゴンミョンさんは日本で「三銃士」の公演を終えて「イヤギショー」に出演されましたよね。で、プロポーズされたことをツイートしたら、日本のファンの方たちから「失恋した」と残念がる反応が結構ありました(笑)
「ファンになった日本のファンの方には残念だったけど、僕からしたらずっと前から望んでいたことだったから。早く結婚すればいいのに何で結婚しないんだ? 長年付き合っている素敵な彼女がいるのに、わざとなのか? って(笑)」

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「イヤギショー」では“陰の主役”と言っても過言ではないほど毎回お名前が話題にのぼるソクジュンさんの親友、イ・ゴンミョンさんのお話がここでも登場しました(笑)。まさかあのロマンチックな電撃プロポーズの裏にはこんな秘話があったとは!

続いて<後編>では、「イヤギショー」10周年公演について、現在上演中の初演出作「サム・ガール(ズ)」などについて伺っています。

⇒インタビュー<後編>を読む

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