アイーダ

映像で出会う韓国の舞台!無料配信を続々実施

映像で出会う韓国の舞台!無料配信を続々実施

 

他国に先駆けて新型コロナウイルス感染症の防疫対策を徹底して行ってきた韓国。その手法が世界的に評価される一方で、密閉した空間に多数の観客が集う舞台シーンにおいては、日に日に規制の厳しさが増している。上演中作品の中断や、2~4月に上演予定だった多くの作品が、中止や延期を余儀なくされている状態だ。
そんななか、現在すべての作品が上演休止されている国立劇場をはじめ、公的機関が運営する劇場を中心に、過去のアーカイブなどを期間限定で無料公開する動きが始まっている。

以下に各団体と、映像公開スケジュール、映像へのリンクを紹介する。
(作品題名のリンクは、すべて映像への直接アクセスが可能)

【国立劇場】
国立劇場は、韓国の民俗芸能パンソリと芝居を融合した歌劇「唱劇(チャングク)」を上演する国立唱劇団と、韓国伝統舞踊を基盤とする国立舞踊団が過去に上演したアーカイブ映像を公式YouTubeチャンネルで期間限定無料公開中。

●国立唱劇団『覇王別姫』(2019年作)
公開日:公開中~4月8日(水)まで

●国立舞踊団『墨香』(2017年作)
公開日:公開中~4月10日(金)まで

◆「国立劇場」公式YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/user/ntong2/featured
「国立劇場」公式サイト⇒ https://www.ntok.go.kr


【国立劇団】
国立劇団は、4月6日(月)~17日(金)の2週間、近年上演され好評を得ていた演劇4作品を公式YouTubeチャンネルで公開する。
すべての映像は公開日の午前10時から、24時間限定で公開される。

●『ペスト』(2018年)
公開日:4月6日(月)、13日(月)
原作:アルベール・カミュ 脚色・演出:パク・グニョン(劇団コルモッキル主宰)
出演:イ・チャンウ、カン・ジウン、チョ・ヨンギュ、パク・ヒョンジュン、キム・ハン他

●『ロクサーヌのためのバラード』(2017年)
公開日:4月8日(水)、15日(水)
原作:エドモン・ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』
脚色:キム・テヒョン 演出:ソ・チュンソク
出演:キム・ジフン、アン・ビョンチャン、アン・チャンファン、ハ・ユンギョン他

●『1945』(2017年)
公開日:4月9日(木)、16日(木)
原作:ぺ・サムシク 演出:リュ・ジュヨン
出演:チュ・イニョン、キム・ジョンウン、パク・ユニ、イ・ボンリョン、キム・ジョンミン他

●『ミス連発』(2016年)※邦題:『間違いの喜劇』
公開日:4月10日(金)、17日(金)
原作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:ソ・チュンシク、ナム・グンホ
出演:アン・ビョンチャン、イム・ヨンジュン、イ・ギヒョン、ペク・ソックァン他

このほかにも、公式YouTubeチャンネルでは「短い演劇朗読会(짧은 연극 낭독회)」と題し、国立劇団で2020年に上演予定の作品『趙氏孤児、復讐の種』『満船』『ヨンジ』の朗読映像も先行公開している。

◆「国立劇団」公式YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/user/ntckmaster
「国立劇団」公式サイト http://www.ntck.or.kr


(写真左から)ソウル芸術団の無料公開作品『早い春、遅い冬』『金襴房』『七庶』『青い目のパク・ヨン』©ソウル芸術団

【ソウル芸術団】
ソウル芸術団は「チャンネルSPAC」と題して4月6日(月)~15日(水)に全4作品をNAVER TV「公演チャンネル」とV LIVEの「V MUSICALチャンネル」を通じて公開する。
※公開時間は各日午後7時半から、すべて1回限りの公開となる。

●『早い春、遅い冬』(2015年作)
公開日:4月6日(月)午後7時30分~9時
出演:コ・ミギョン、キム・ドビン、キム・ベッキョン、キム・ソンヨン、パク・ヨンス、チョ・プンレ他

●『金襴房(クムランバン)』(2018年作)
公開日:4月8日(水)午後7時30分~9時20分
出演:キム・ゴネ、チェ・ジョンス、ソン・ムンソン、キム・ヨンハン、カン・サンジュンほか

●『七庶(チルソ)』(2017年作)
公開日:4月13日(月)午後7時半~10時
出演:パク・ヨンス、チョン・ウォニョン、パク・ガンヒョン、チェ・ジョンス他

●『青い目のパク・ヨン』(2013年作)
公開日:4月15日(水)午後7時半~9時50分
出演:イ・シフ、キム・へウォン、パク・ヨンス、チェ・ジョンス、キム・ドビン、チョ・プンレ他

◆NAVER TV 公演チャンネル⇒ https://tv.naver.com/theater
◆V MUSICALチャンネル⇒ https://channels.vlive.tv/EDE229/home
「ソウル芸術団」公式サイト⇒ http://www.spac.or.kr/


【貞洞劇場】
ソウル市庁舎近くに位置し、海外からの観光客も気軽に楽しめる韓国の伝統芸能をベースにした作品を上演している常設劇場「貞洞(チョンドン)劇場」。2月から開幕延期していた『赤壁』は正式に公演中止が発表されたが、上演を準備していた本作を公式YouTubeチャンネルで無観客上演の生中継が行われる。

●『赤壁』
4月8日(水)午後8時より
◆貞洞劇場公式YouTubeチャンネル⇒ https://www.youtube.com/jeongdongtheater
「貞洞劇場」公式サイト⇒ https://www.jeongdong.or.kr

貞洞劇場『赤壁』©貞洞劇場


【南山芸術センター】※4月7日情報追加

1960年代に開館し、韓国現代演劇のメッカとして社会問題を積極的に取り上げた新作演劇を継続的に上演。また日韓演劇交流の場としても活用されてきた南山(ナムサン)芸術センターでは、4月9日~30日まで「NAMSAN FLIX」と題し、6作品のアーカイブがソウル文化財団のNAVER TVチャンネルとYouTubeチャンネルで公開される。

4月13日(月)~15日(水)公開『全ての軍人は可哀そう』(日本公演時タイトル『哀れ、兵士』)広報映像

●『大晦日、またはあなたが世界を記憶する方式』
公開日:4月9日(木)~12日(日)
原作:チャン・ガンミョン 脚色:チョン・ジンセ 演出:カン・リャンウォン(劇団ドン)
出演:キム・ソクジュ、キム・ムニ、ユ・ウンスク、チェ・テヨン、シン・ソヨン
※「韓国が嫌いで」などで注目される若手作家チャン・ガンミョンの同名小説を舞台化。
2018年東亜演劇賞作品賞ほか、主要演劇賞を総なめした作品。

●『全ての軍人は可哀そう』(日本公演時タイトル『哀れ、兵士』)
公開日:4月13日(月)~15日(水)
作・演出:パク・グニョン(劇団コルモッキル)
出演:チャン・ヨニク、ソン・ジンファン、カン・ジウン、ソ・ドンガプ、コ・スヒ他
※芸術人ブラックリスト問題が明るみになったさなかに被害の当事者であったパク・グニョンが「国家とは何か」を問題提起した作品。を2016年に「フェスティバル/トーキョー」でも上演。

●『彼女を言います』
公開日:4月16日(木)~19日(日)
構成・演出:イ・ギョンソン(クリエイティブVaQi)
出演:チェ・ヨハン、ナ・ギョンミン、チャン・スジン、ウ・ボムジン、ソン・スヨン
※セウォル号事件で娘を失った母親にインタビューする形式で進行。クリエイティブVaQiのイ・ギョンソンはノンフィクションをベースに俳優と共同制作するスタイルの作品を多数発表している。

●『7番国道』
公開日:4月20日(月)~22日(水)
作:ペ・ヘリュル 演出:ク・ジャヘ(ここは当然、劇場)
出演:クォン・ウネ、パク・スジン、イ・リ、チョン・バクチャン、チェ・ヨハン
※サムスン半導体工場白血病事件と軍疑問死という、大きな社会問題となった事件の被害者遺族たちの闘いを取り上げた作品。

●『妻の感覚』
公開日:4月23日(木)~26日(日)
作:コ・ヨノク 演出:キム・ジョン(プロジェクト・ホワイル)
出演:ユン・ガヨン、ペク・ソックァン、イ・スミ、チェ・フェジン、ファン・スンミ他
※新作が常に話題となる女性劇作家コ・ヨノクが「三国遺事」で檀君を生んだとされるオンニョ(熊)の神話をモチーフにした創作劇。

●『青の国』
公開日:4月27日(月)~30日(木)
作・演出:キム・スジョン(劇団新世界)
出演:カン・ジヨン、クォン・ミナ、クォン・ジュヨン、キム・ドゥジン、キム・ボギョン他
※1967年アメリカで、ある高校の歴史の授業で行われた実験を基に制作。韓国社会における根本主義、他者への暴力と憎悪を取り上げた作品。

◆「ソウル文化財団」公式YouTubeチャンネル⇒ http://www.youtube.com/user/sfacmovie
◆「ソウル文化財団」NAVER TVチャンネル⇒ http://tv.naver.com/sfacmovie
「南山芸術センター」公式サイト http://www.nsac.or.kr


このほか、平素から韓国ミュージカル、演劇のオンラインストリーミングを実施しているポータルサイト運営のNAVER TVKAKAO TVでは、プレスコールの全編公開や生中継のダイジェストなど公開中の映像を見ることができる。

【NAVER】
◆NAVER TV 公演チャンネル⇒ https://tv.naver.com/theater
◆V MUSICALチャンネル⇒ https://channels.vlive.tv/EDE229/home

●ミュージカル『ドラキュラ』シッツプローブ(2020年2月14日放送分)

●ミュージカル『マリー・キュリー』プレスコールハイライト(2020年3月20日放送分)
●ミュージカル『英雄本色』プレスコール(2020年1月16日放送分)
●演劇『幻想童話』プレスコールハイライト(2019年12月26日放送分)
●ミュージカル『アイーダ』ショーケース(2019年10月28日放送分)


【KAKAO】
◆「メロンチケット公演実演チャンネル」⇒ https://tv.kakao.com/channel/3307050/video

●「第4回韓国ミュージカルアワード授賞式」(2020年1月20日放送分)

●ミュージカル『笑う男』プレスコール(2020年1月14日放送分)
●ミュージカル『マリー・アントワネット』プレスコール(2019年8月29日放送分)
●ミュージカル『シティ・オブ・エンジェル』コメンタリーライブ(2019年8月19日放送分)
●ミュージカル『エクスカリバー』プレスコール(2019年6月18日放送分)

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『アイーダ』『RED』…シンシカンパニー2016年公演ラインナップを発表

『アイーダ』『RED』…シンシカンパニー2016年公演ラインナップを発表

 

 

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2016年11月開幕『アイーダ』

常に舞台ファンを満足させる作品のセレクトと高いクオリティで、観客の信頼を得ているシンシカンパニーが、2016年の上演ラインナップを発表した。ミュージカル、演劇と新旧作品を織り交ぜた6作品で来年1年間、観客と出会う。

【ミュージカル】

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2016年2月開幕『マンマ・ミーア!』

娘ソフィ役のソヒョン(少女時代)と母ドナ役のチェ・ジョンウォン

●『マンマ・ミーア!』 2月24日~6月4日 シャーロッテシアター

70年代に数多くの大ヒット曲を世に送り出したスウェーデンのポップミュージック・グループABBA(アバ)の代表曲でつづるジューク・ボックス・ミュージカル『マンマ・ミーア!』。韓国初演から11年目を迎え、ソウル公演は約4年ぶりに再演を果たす。
物語の舞台はギリシャ・エーゲ海に浮かぶある島のホテル。このホテルを営むシングルマザーのドナと、結婚式を間近に控えた娘ソフィの絆を描く感動作は、同名映画も大ヒットし世界中で知られている人気ミュージカルのひとつだ。今回の目玉キャストは、結婚式を控えた娘ソフィ役に初挑戦する少女時代のソヒョン。そして、初演から出演を続けるチェ・ジョンウォンらベテラン俳優と、シン・ヨンスク、ホン・ジミンら、今回この作品に初出演する実力派ミュージカル俳優たちの競演だ。
⇒作品・キャスト紹介詳細記事


2016seenseeAIRPORT●『エアポート・ベイビー』 2月23日~3月6日 大学路アートワンシアター1館

大型ライセンスミュージカルの上演が多いシンシカンパニーが、今年は創作ミュージカルの小品を準備中だ。『エアポート・ベイビー』は、韓国で生まれ、海外で養子となって成長した青年が自らのルーツをさがすため母国を訪れる、という物語。韓国では社会問題にもなっている海外養子を背景にしたこの作品は、脚本家チョン・スヤンと作曲家チョン・ヒソンという新人作家が生み出した。2013年に若手クリエイターを育成する支援作に選ばれ、2014年には忠武アートホールが創作ミュージカルの育成プロジェクト『MUSICAL HOUSE BLACK & BLUE』でショーケース上演も行われている。今回の本公演では演出家・音楽監督、女優としても活躍中のパク・カリンが演出を担当。そしてショーケースから出演していた『ジーザス・クライスト・スーパースター』『ネクスト・トゥ・ノーマル』やオペラ『リタ』などの出演で注目を浴びるチェ・ジェリムが再び主演する。

出演:チェ・ジェリム、カン・ユンソク、イ・ミラ、ファン・ソンホン、オ・ジョンフン、キム・パダ、チ・セロム


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2016年11月開幕『アイーダ』

●『アイーダ』 11月3日~2017年2月26日 シャーロッテシアター

2016年下半期の注目作となるのは必至の『アイーダ』は約4年ぶりの再演。古代エジプトの将軍ラダメスと、捕虜となったヌビア(現在のエチオピア)の王女アイーダの運命的な愛を描いた本作は、韓国では2005年に初演後、この10年の間に3回しか上演されていないものの、韓国の大劇場ミュージカルを代表する作品のひとつとなっている。過去オク・ジュヒョン、チャ・ジヨン、ソーニャ、ペ・ヘソン、チョン・ソナ、イ・ソクジュン、イ・ゴンミョン、キム・ウヒョン、キム・ジュンヒョン、キム・ホヨンなどが出演。本作への出演はスター俳優の証とも言われ、韓国ではミュージカル俳優の多くが出演を熱望する作品だけに、今回も大きな期待が寄せられている。


【演劇】

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2016年1月開幕『レット・ミー・イン』 パク・ソダムとアン・スンギュン

●『レット・ミー・イン』 1月21日~2月28日 芸術の殿堂CJトウォル劇場

スコットランド国立劇団が制作した『レット・ミー・イン』は、2010年に公開されたクロエ・モレッツ主演映画『モールス』の原作小説「Let the Right One In」をベースにした舞台作品。この作品は2008年に『ぼくのエリ 200歳の少女』というタイトルで『モールス』に先駆け、スウェーデンで映画化されカルト的人気を博している。何といっても注目は、『ベテラン』『思悼(サド)』『黒い司祭たち』など、今年大ヒットした映画に出演し、韓国映画界の超大型新人女優として注目を浴びているパク・ソダムの演劇初挑戦。主人公のイーライ、オスカーを演じる新人俳優と、チュ・ジンモらベテラン俳優たちとの競演に注目だ。
⇒作品・キャスト紹介詳細記事


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2016年4月上演 『父と私と紅梅と』 主演のシン・グ(右)とソン・スク

●『父と私と紅梅(ホンメ)と』 4月9日~4月24日 国立劇場 タルオルム劇場

シン・グと、ソン・スクという演劇界の重鎮二人の共演で、2013年の初演では客席シェア98%を記録したヒット作。韓国を代表する劇作家チャ・ボムソクの名を冠した「チャ・ボムソク戯曲賞」を受賞している本作が、チャ・ボムソクの没後10年を迎える2016年に意味ある再演を行う。若いころ、長男ばかりをかわいがる父に反発し、家を飛び出して演劇俳優となった次男が、末期がんで父が余命わずかだと知り、実家に戻ってくる……。久々に再会した父子が、長年の葛藤の裏にある秘話を繊細に紐解いていく感動の物語を、シン・グ、ソン・スク、チョン・スンギルほか、初演からの全メンバー出演で上演される。


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2016年6月開幕 『RED』

●『RED』 6月5日~7月10日 芸術の殿堂 自由小劇場

カン・シニル、チョン・ボソク、カン・ピルソク、ハン・チサン、パク・ウンソクなど人気俳優の出演で多くの観客に愛された『RED』が1年ぶりに戻ってくる。NYで40~70年代に活躍した抽象表現主義の画家、マーク・ロスコとその助手、ケンの姿を通して、芸術家の孤独と悲哀、そして師弟の絆を描く2人芝居だ。ベテラン俳優と若手俳優二人が丁々発止の会話を繰り広げ、俳優自身がまるでロスコとケンのように演技の師弟関係を築くさまが客席で堪能できる。今回の再演ではどんな顔合わせとなるのか要注目だ。

写真提供:シンシカンパニー ©韓劇.com All rights reserved. 記事・写真の無断使用・転載を禁止します。