現在韓国で、ケーブルテレビ発ながら高視聴率を更新中の大ヒットドラマ『未生(ミセン)』でチャン・ベッキ役を好演して注目を浴びているカン・ハヌルが、演劇『ハロルド&モード』で約2年ぶりに舞台復帰、しかもストレートプレイには今回が初挑戦となる。
1971年のアメリカ映画『ハロルドとモード~少年は虹を渡る』を原作にしたこの舞台作品は、裕福だが狂言自殺を演じることや、他人の葬式に参加するのが趣味という孤独な青年ハロルドが、同じ趣味をもつ老女モードに出会い、60歳の年の差を超えて恋に落ちるというラブファンタジーだ。
ハロルドの相手役、モードを演じるのは今年で女優生活52年、演劇界のゴッドマザー、リビングレジェンドと呼ばれているパク・チョンジャ。今年だけでも『ママをお願い』『ダンテの神曲』『私はお前だ』に出演するなど、現在も精力的に舞台に立ち続けている彼女が、舞台上でカン・ハヌルと一風変わった歳の差ロマンスを展開するのも注目ポイント。
プロデューサーは、俳優ファン・ジョンミン夫人でもあるキム・ミへ。演出は劇団旅行者創立メンバーで、『ハムレット』『真夏の夜の夢』『ドン・キホーテ』など古典劇を大胆に演出し、韓国内外で評価されているヤン・ジョンウンが挑む。
カン・ハヌルは2007年にKBSの青少年ドラマで俳優デビュー後、2009年に『スリル・ミー』で舞台初出演。以降『スプリング・アウェイクニング(春の目覚め)』『ブラックメリー・ポピンズ』『皇太子失踪事件』『アサシンズ』などの話題作に出演。近年はドラマ『モンスター』『相続者たち』への出演で一気に注目度を上げ、『少女階段』で映画初主演するなど映像界でも活躍を期待されているなかでの舞台復帰だけに、より多くの観客を集めそうだ。チケットは11月27日(木)午後2時から発売される。
【公演情報】
演劇『ハロルドとモード』
2015年1月9日~2月28日 国立劇場タルオルム劇場
出演:パク・チョンジャ、カン・ハヌル、ウ・ヒョンジュ、ホン・ウォンギ、キム・デジン、イ・ファジョン
チケットはインターパークほかで11月27日(木)より発売